朝夕すっかり涼しくなり、日差しも秋めいてまいりました。
周りを見渡すと、何となく鼻をグズグズさせている人、多いように思います。「風邪気味なのかな。まだ夏用の肌掛け布団で寝ているせいね」と、お医者さんに掛かってみると、アレルギー性鼻炎だったりすることが多いのが、この時期だそうです。私は、ハウスダスト・ダニのアレルギーテストで☆5つ頂戴してしまったことがあるので、わりあい過敏な方かと思いますが、確かに、この時期、スギ花粉症にも似た「ムズ!…くしゃん!…タラっ…(←鼻水)」という感覚に襲われる機会が増えます。
梅雨から夏、気温が高い時期、生き生きと殖えまくり、喰いまくりフンをしまくったダニたちが、秋が始まる頃、一斉に寿命を終えます。ダニの死骸やフンは、ダニの発生ポイント周辺、たとえば、食材をしまってある戸棚やカーテン、床などに多く残ります。棚の中は整理処分して拭き掃除、カーテンはお洗濯すれば、かなり改善できます。
でも、床は、ちょっと厄介。ダニの死骸を含むハウスダストは軽くて細かいので、歩行や換気のたびに舞い上がっては、ゆっくり舞い降りてくるため、なかなかスッキリきません。「昨日、ダスターモップを掛けて、そのあと掃除機も掛けたのに、また今朝には、うっすらホコリが乗っかってる…」と、ガッカシ…。何となく、諸行無常な感じになりやすいです。そのうち諦めの境地に至り、部屋の隅にフワフワの綿ぼこりを発見してみたり。
ダニ問題もさることながら、夏の間は素足での歩行が増えるので、けっこうベタベタと黒ずんだり、ひんぱんに歩くところだけケモノ道のように汚れてしまったりしやすいです。特に、今年の夏は節電の取り組みで、窓を開け放たれていた方も多くいらっしゃるかと思います。ウォッシュテックの施工エリアである東京都北部や横浜市北部では、閑静な住宅地とあっても、やっぱり交通量が多いので、排気ガスや粉じんに覆われて、フローリングがズズ黒くベタついている床も多く拝見します。明るい時間に床を斜めから透かして見てみたり、床を実際に指や手のひらで触って、チェックされてみてください。これらの汚れ、床のお手入れのお悩みを修復するには、やはり、確実なクリーニングと堅牢なワックスが有効です!
そういうことから、この時期は特に、床をキッチリと洗浄されることをお勧めしています。お住まい中の状態で行う床のクリーニングは、水洗いをして拭き上げた後の乾燥や、樹脂ワックスの塗布後の乾燥が、作業時間に大きく影響します。カラッと晴れて、気温がほどよく高く、安定している気候である秋口頃は、作業が効率よく進みますので、ご依頼される方にとっても最もご負担が少ない時期と言えます。じめじめと湿った時期や、うんと冷え切った時期よりも、樹脂ワックスの特性を最大限に生かした丈夫で均一な保護膜が作れることから、仕上がりも美しくて良好。まさに秋は、フローリングのクリーニングと樹脂ワックスの塗布の「旬」!であります。
一般的にはカーペットだけがダニの温床のように言われていますが、フローリングも、けっこうダニがおります。夏の間に付着した汚れを一掃し、すべすべサラサラの床で、思う存分ゴロ寝の秋をお迎えください。高濃度の樹脂ワックスを均一に密着させ、フローリングの表面を保護しておけば、耐久性や耐水性が増します。水拭きや雑巾掛けもしやすくなりますし、乾いたモップを掛ける場合にもハウスダストの回収率がアップします。今、ベタベタ汚れを洗浄されておくと、春先の花粉症シーズンから始まる日々のお掃除も、ぐんと楽になりますよ。