昨日のお客様の浴室クリーニング、お風呂の壁のタイル、清掃後。
作業終了後、タイルを手のひらや指で触られてのご感想。「わー!トゥルットゥル!」
「トゥルットゥル」って、本来、なめらか〜で、とろける〜な、水餃子や葛餅などの触感を表すホメ言葉。清掃後のタイルに使っていただけるとは、とても光栄であります。
続いて、「前回は、ここまで光沢が戻っていなかったのに!レベル上がって、お値段すえおきなんて、安い。安すぎですよ」と、仰ってくださいました。
そうなのです。前にお伺いした際にも、その当時、最先端と言われていた、電動工具、洗剤、ブラシなどの道具を使っていました。でも、ダウンライトの明かりに透かして舐めるように見ると、薄く薄く、水垢が残っていたんです。
たいていのハウスクリーニング業者は、水気ビチャビチャか、濡れ雑巾で軽く水分をぬぐうだけで、そのまま引き渡します。しかし、ウォッシュテックでは、クリーニング後は必ず、乾いた柔らかな布で、きっちりと水分を拭き取ります。表面に付着した汚れや水垢は、水分に覆われていると、見えにくくなります。アラが見えにくいと、残っている汚れや水垢に気付くことができません。見て触って気付けなければ、当然ながら手を施せないので、「よし!完了!これでOKでしょ」と、甘々な採点で作業を終了することになります。
創業以来変わらず、「水気をキッチリ拭き取る」取り組みをしているので、前回も今回も、すっかり乾いた状態で、お客様も水垢の残り具合をチェックされていたということです。清掃業者としては、それってとってもキビシーのですが、水垢除去技術の進化に気付いて頂けて良かった!
お掃除は、やっぱし家事のイメージが強いので、「誰にでもできる」「昔から同じことをしている」と考えられがちです。業者当人も、そのように考えることが多いです。しかし追求してゆくならば、その実際は、とってもケミカル、かなりシステマチック、めちゃんこ人類の文明というかテクノロジーが見られる分野だと思います。
今、最も進んだテクノロジーに常にしっかりとフィットして、一人一人の生活に反映させる。大きなビルやテナントでしか採用できないような大規模でハイレベルな技術も、工夫して、一つ一つの「家庭」に落とし込み、行きわたらせる。
私どもの目指すハウスクリーニングは、けっこう壮大。「たかだか掃除でしょ、アタシら、この程度でいいのさ」なんて、いっぺんも言ったことありません。