10日ぶりの更新です。ようやくガソリンスタンドから続く長蛇の列がほどけて、いつもの量、町に仕事グルマが走るようになりました。ウォッシュテックも、通常通り、節電・節水モードで稼動中です。
※生活排水の下水処理には多量の電力を費やすそうで、節水も大きな「節電」になるそうです!
横浜市港北区のマンションにて、浴室のハウスクリーニング。ユニットバスの、特に黒いカウンターに降り積もった石のように硬いカリカリが、白く目立っています。
マンション契約時にいくつかの候補からカラーを選ぶ際、あるいはリフォーム時の打ち合わせでは、「モノトーンのバスルーム、アーバンテイストでクール。この黒いカウンターに、白いシャンプーボトルや、バスグッズを並べて置いたら、うーん、かっこよく締まる!」と思って、黒を多用したデザインを選んでしまいがち。
だいたいの場合、半年から2年後くらいまでには、こうなります。
私と社長は公私にわたり、「黒い色の、きっちり水平の、ちょっとザラザラした表面のカウンターを、新築そのままの色ツヤに保っている家」って、いまだ見たことがありません…。
この白い固いザラザラは、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが、水分だけ干上がって残って、積もった跡です。カルシウムやマグネシウムは金属なので、とても固い。実は、カウンター本体よりも、ずっと固いです。
そんな組成なので、水滴が付着する至るところ、この固い曇りは表れます。カウンター上に配置された鏡にもご注目。白く濁ったように曇っていて、映るバスルームの様子も、ボヤけています。カウンターに付着している「白い固い汚れ」が、同じように鏡の表面にも覆っているのです。水栓も、同じく白っぽい膜が張ったように見えます。写真には見えていませんが、浴槽、床、壁にも同様に、「白いカリカリ」、「パサパサとした曇り」は、覆っています。
浴室クリーニング後。
パサパサと粉っぽく、白く濁っていたカウンターが、艶やかな黒に戻りました!ステンレスの蛇口も、キラリと光沢が戻っています。バスミラーも、鮮明に周りを映し込んでいます。
「実は、ネットで掃除方法を色々調べたり、通販で洗剤を取り寄せたりしたんです。でも、自分のお掃除では全然取れなくて。却ってキズがついちゃって。さらに恥ずかしい事態になってしまって」と、お客様。
「恥ずかしがられることはございません。どなたも同じように思い悩まれていらっしゃいますよ!きっと、ご近所のオシャレな奥様んちも、同じマンションの同じ仕様ですから、こうなっていると思いますよ。ナンも言わないだけです。この白い汚れが、なぜ付くのか、正体が何なのか、お分かりになったかと思います。ハウスクリーニングでリセットされた、これからは、『付けた水垢が、どのように頑張れば落とせるか』ではなく『水垢を付けない』を追求されてください。」と、ご説明して、お納めいたしました。