自作の腰袋

「腰袋」とは、ベルトに通してズボンの腰から下げる、職人用の道具バッグです。

通常、ハウスクリーニング業者は、電気設備業者さんや大工さんのような、大きな腰袋を下げません。固くて分厚い道具入れを身に着けていると、何かの拍子にうっかり床や壁に引きずって傷つけてしまうこともありますし、狭いところで小さくなる姿勢になった時に引っかかります。

そういうことから、ハウスクリーニング業者の腰袋は、細かな道具を一まとめに持ち運ぶ袋、というイメージ。道具の基地として床に置かれていることが多いようです。

複数の扉や窓を清掃しなければならず、あちこちウロウロする場合は、「竹べら」など、頻繁に使うであろう道具をポケットに忍ばしたいとこですが、私が作業着として愛用しているショートニッカは、通常のカーゴタイプ作業服よりも、ポケットの数と容量少ないので、自作の腰袋を下げて、フォローしています。

キャンバス地で、マチは少な目。使い途中のスポンジたわしや拭き布、作業中に破けちゃったニトリル手袋など、濡れたものをちょっと入れるために、撥水ナイロン生地製のポッケをくっつけました。撥水生地ポッケはブサイクですが、いちいち置いたり拭いたりせず、すぐに手に取れるので、思いのほか便利でした。

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私はハードに使うので8号帆布とゴツい縁取りテープ(マチ部分は、計7枚重ね。愛機ジャノメDP-310には、いつも苦労をさせています…笑)で縫いましたが、かわゆい柄のラミネート生地にトーションレース、のような腰袋であれば、「ガーデニング」のようなオシャレ感が出るのかもしれません。

ご家庭でのお掃除でも、雑巾や古ハブラシが欲しいときにサッと出し入れできる腰袋があると、だいぶん手早く作業できるかと思います。

使った道具や雑巾を、その辺にポンと置いて、移動して「あっ、もう!」と取りに戻る。久しぶりに大掃除しようとしたら、便利だと思って使ってたアレが見つからない。そういう小さなイライラで、体力・ヤル気・時間を吸い取られてしまう方に、腰袋、オススメします。

日時:2011年1月 7日 PM 06:03
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