東京都世田谷区のデザイナーズマンション、バスルームのハウスクリーニング。浴室と洗面スペースが、強化ガラスで仕切られています。
水道水に含まれるミネラル(カルシウムやマグネシウムなど)が、ガラスにこびり付いています。
新築の時はクリアだったガラスですが、びっしり鱗状の白い水垢で覆われ、向こう側が透けて見えません。ガラス特有の、ツルッと指先に滑らかでキュッと肌が引っかかって止まるような感触は既になく、パサパサと粉っぽく、ザラザラと表面に凹凸を感じます。
一部分だけ切り抜いてズームしてみます。
水滴の一粒一粒が壁面に取り付いて、その場で乾いた跡。それが何重にも積もって、白っぽい色に見えています。
クリーニング後。水垢が除去され、クリアなガラスに戻りました。バスルームから洗面台が透けて見えます。窓からの写りこみもシャープになりました。もちろん、指で撫でてみると、とても滑らかです。
上のズーム写真と同じ箇所を切り抜いてみました。
ボンヤリと「影?暗い?」と思えた場所に、浴室内のガス操作パネルが、うっすら!鏡のように映りこんでいます。
水垢除去後のガラスに、シャワーで水を掛けてみると、このように水滴ができず、水を弾かず、水分が、ひとりでにぺたんこになって、スルーッと滑らかに落ちていきます。
意外なようですが、表面に何も乗っかっていないガラスは、撥水せず、親水なのです。カビ、石鹸かす、湯垢、水垢、油分など、何らかの異物や汚れが付着していると、そこにつっかかるように水がポロポロ弾いて、その場で留まっていたりします。
あなたのおうちの浴室のガラスや鏡は、いかがですか?ニュートラルな状態でしょうか。何かが表面を覆って、くすんで曇っているガラスでしょうか。