エアコン設置が間に合わないまま、当日を迎えることに。ワックス・フロアコーティングの塗布は、通常、エアコンで室内の湿度と温度を管理・調整するのですが、新築マンションでは「内覧→引渡し→ワックス、コーティングの施工→お引越し」の日取りがひじょうにタイトゆえ、ままあること。
真夏は、床の温度が著しく高くなるため、堅牢なウレタン樹脂高配合のワックスを塗布する場合、塗る先からワックスが乾いていって引き摺ってしまい、均一に美しく塗ることが非常に難しい季節。
しかしながら通常と同じ動作をしなければ、仕上がりの美しさと、フローリングを保護するワックス層の耐久性に影響してくるため、社長は3〜5倍速くらいで作業します。
素早い社長とワックスモップの動作をひと時も停めることなく、いかにスムーズに送っていくか。それが、脇に付く補助者の務めであります。
超高速で動く2人が、部屋をくまなく移動。なんだか、インクジェットプリンターのプリンタヘッドの動きとか、餅つきっぽい...。しかし、己の姿に笑う隙など一瞬もないのであります。
壁面や収納から舞い降りるホコリ、あるいは外から進入するゴミクズやホコリがワックスに乗っかるのを防ぐため、窓は全て閉め切っての作業です。その中で一心不乱に動きまくるため、いくら倍速で塗り終えることができても、疲れはガッツリです。
氷をガンガン詰めたスポドリ、4リットル飲みきりました。