横浜市青葉区の新築戸建、玄関たたきから玄関アプローチにかけて使用されている白色のノンスリップタイルに、汚れの固着を防ぎ、深刻な汚れから素材を守り劣化に繋げないことが目的の、コーティングを施工。
ノンスリップタイルは、セラミック製のタイルで、表面にザラザラ・ブツブツ・凹凸加工が施されています。ここ数年、歩行時に滑りにくく割かし安価であることウリに、住宅・店舗・マンション共有部の土足歩行ゾーンに多く用いられているようです。色は、テラコッタ、茶色、黒、グレー、ホワイトなど様々です。
特長であるノンスリップの凹凸に水や汚れが引っ掛りやすく、布での拭き掃除や、ワイパーで撫でて水分を除けるような掃除が難しいので、新築のような状況を保つことは、なかなかに難しいと思われるタイルです。弊社にも、よく「数ヶ月(〜数年)で、汚れてしまったのですが…」と、お掃除のお問い合わせを頂きます。苔、カビ、よく歩く箇所のヒールマークにお悩みの方が多いようですが、特に真っ白いタイルは、目立ちやすいようです。
前日にお引渡しを完了された青葉区のお客様のご新居へ。晴れて良かった…コーティング日和だ!と、到着。あれ〜〜〜昨夜の豪雨で、新築の真っ白のタイルに泥が〜〜〜。
まずは、泥や足跡など表面に付着した汚れを、丹念にクリーニング。高温多湿の梅雨時などに屋外で現場施工するコーティングの場合、全体にビチャビチャと水洗いをしてしまうと、目地などが湿って乾かずタイムロスが痛いので、小さな面積で拭き掃除を繰り返し、常に水分を回収しながら進めます。地べたをはいつくばって泥を拭き拭き、ノンスリップタイルの汚れが取り去りにくいことを痛感します。釉薬(陶器に焼き付けられているツヤッとしたガラス状のコーティング)が、あまり分厚くタフではないので、一晩泥水をかぶった部分が染みちゃって、洗浄して水分と汚れを回収して…の数回繰り返し。これ、普通の方だったら大変すぎじゃない?と、ちょっとブルーな気持ちに。
完全に乾かして、コーティング剤を塗布。今回お客様から、なるべく低コストにというオーダーがございましたので、浸透系フッ素シリコンのコーティング剤をセレクト。…遠目の写真では分からないですが、確かに塗布してます(汗)。塗布後48時間程度コーティング剤を乾燥、硬化させます。そのまま撤収したので「撥水してます」写真は撮れませんでしたが、また雨が降ったら道路からチェックしに伺おうと思います。青葉区to青葉区、アフターチェックが楽で助かります。
少しでも長く真っ白に、新築のスタイリッシュなデザインを保っていただければ嬉しいです。