キッチンの魚焼きグリルのお掃除ひとつ取っても、
Aさん:グリルは汚れたら嫌だから使わない。
Bさん:使うたび、トレイと網を入念に洗う。
Cさん:野菜やピザを焼いた場合は洗わない。魚や肉を焼いた場合は洗う。
Dさん:魚でも、子持ちシシャモや味醂干しくらいなら洗わない。
Eさん:グリルは使うけど、洗わない。
と、このくらいバリエーションがあります。
たとえばAさんとBさんとDさんが、その違いを知り合ったら、お互いに
「えーっ、信じられない!なんでそんなことしてるの?」
と、叫ぶかもしれません。まさにカルチャーショック。
トイレ掃除は何日に1回?フローリングの床は何で拭く?なども
実に沢山のバリエーションがあり、いっせーのせーで
「ウチは、こうやってるわよ」を正直に発表し合ったら、違いに驚かれると思います。
家事の中でも特にお掃除は、世帯によってルールが様々だと思います。
使う洗剤、道具、掃除に対する信念や流儀、動作、お掃除する周期、範囲…
それぞれを家族構成や住居形態、見てきたメディアなど色んな条件によって
住まう本人自身が決定して、お掃除マイルールを実践している…
お掃除ルールには必ず「言い分」と「いきさつ」があって、
そのどれもが「うーん、分かるなぁ」と思えるので、
他人の私が野暮を申し上げることは何もございませんが、
「私って、そこそこ掃除してる。普通に掃除できてる」というイメージは
実は自分だけのものであって、ホントのところ、つくづく頼んないなぁ、と思います。
「…え、じゃ、普通って何なの?どうするの?私、なんか違う気がする」と思われたら
もしかしたら、傷の付き方、劣化の具合、あらゆる世帯の汚れの付き方を見ている
ハウスクリーニング業者に、外注し時なのかもしれません。
ハウスクリーニングを頼んでみると、
一般のお掃除では絶対に成し得ないDさんEさん→Bさんへの大変動もあったりします。
目からウロコで、お掃除マイルールが変わる、そういうこともあったりします。面白いですよ。