水まわりを見るときは、姿勢を低く。これジャングルの掟。(←年、バレる?)
洋便器に頭を突っ込んでフチの裏やウォッシュレットのノズルの収納部分、
かがんで手洗いボウルの蛇口の裏や天板とボウルの継ぎ目、
下を向いたシャワーヘッドの吹き出し口、浴室の水栓(カラン)、カウンターの裏や下部、
見てみてください。
小さなお子様がいらっしゃる場合は、汚れを見つけて〜と頼んでみると良いです。
ちびっ子のチェックはキビシくてナイスです(笑)。
ローアングルにならなければ見えない箇所、
また、そういった部分にあるパーツの継ぎ目や根元は、
常に水が切れず、汚れが流れ落ちず、いろいろ溜まりやすい。
カビ、諸々の雑菌、水道水中のカルシウム、
手垢や洗剤・石鹸の残りカス、
かなりイイ感じに汚れが育ち上がって、
黒く厚く湧いて、グロテスクになっているものです。
実は、共働きで時間が無いからと仰る方も
専業主婦だからソコソコ頑張ってると仰る方も、
そういう箇所の汚れは同等レベルであることが多い気がします。
それって何故?と考えてみると、
自分の立ち位置から見て、「うん、キレイ。お掃除完了」と
済ましがちだから、だと思います。
低い視線でしか汚れを確認できない箇所ほど、
頻繁に手が触れたり、裸で触る部分だったり、
粘膜に直に触れる水がそこから出てたり、
炊事用、飲用の水がそこから出てたり、
無防備に受け入れたくない状況なのが、困るところ。
梅雨時から夏のカビや雑菌の繁殖力たるやザワワっと音がしそうなくらい、早くて強いです。
奴らの良からぬ不穏な働きも、底知れず恐ろしいものです。
梅雨時、ここをキチンとやっておかねば、
食中毒や感染症のリスクが高まります。体調不良の原因は潰すべし!です。
また、見えない箇所から見える箇所に
汚れが殖えて散らばって広がってくるので、
お風呂全体、キッチン全体、トイレ全体、日々のお掃除が大変になってしまいます。
「掃除せねばならない苦労」の「種」になってしまいます。
たまに、「汚すぎて、見るの怖いから見ない」と、仰る方がいらっしゃるのですが、
ハウスクリーニングとして外注されるにしても、
ご自分でお掃除されるにしても、
じっさい見てギャッと叫ばねば、ハラ決まりません。
イケズなお姑さんになった気持ちで、ぜひ!かがんで見上げて汚れを目視っす。