横浜市青葉区、築20年戸建て。キッチン床、合板フローリングの汚れをクリーニング、ワックス塗布。
横浜市青葉区は、築15〜30年、40坪以上の分譲戸建がひしめく住宅地です。青葉区は少子化に反して年々子供が増え続けているエリアなので、お料理にお皿洗いに、お台所を毎日よくお使いになるのでしょう。シンクや換気扇を熱心にお掃除されていても、広いキッチンですから、自分の力だけじゃ追いつかない...とお悩みの方が多いように思います。
キッチンのシンク・コンロ・換気扇の他、意外に汚れているのは、床。フローリング全体に降り積もった油汚れ、マットやタイルカーペットを敷いた跡、ホットケーキの生地のようなものが垂れた跡とそのことによって剥がれ落ちた下地の樹脂ワックス、食器洗いの際に床にこぼれ落ちた水で樹脂ワックスがはげた跡。全体に光沢が無く、元々もフローリングの木の質感が失われています。触ると若干の段差を確認できます。表面はべたつき、ソックスで歩くと足の裏が黒くなり、鼻を床に近づけると酸化した油のような嫌な臭いがします。
フローリング床の表面に貼られている薄い木を傷めないよう、迅速にクリーニング。四つん這いになって床を間近に見ながら手作業で中性のエコ洗剤を塗布し、角や端まで洗い、その後すぐにウェットバキューム(水を吸い込む業務用掃除機です)してフローリング表面やフローリングの継ぎ目や溝にある汚水を回収します。その後、汚れの落ち具合を目で確かめながら5平米ごとに濯ぐことで常に真っ白な状態に保った清潔な布で拭きます。3回濯ぎ拭きを繰り返したら、フローリングをよく乾かして、樹脂ワックスを塗布。再度乾燥させて、更に重ねてワックスを塗布。以上のクリーニングとワックス作業を終えたフローリング床が、こちらです。
20年間休まず毎日使われてきたフローリングですから、やはり古い印象ではありますが、平滑で光沢感が均一になり、清潔感が出ました!
ハウスクリーニング前は、油汚れ、水、素足で歩くことが多い箇所の黒ずみ、マットの跡などが目立っていましたが、古い樹脂ワックスを取り去るとフローリングに深刻な劣化は見られず、やはり一般的な合板フローリングは樹脂ワックスでの管理がマストでありベストなのだ、と思い知ります。
ふだんは不織布やマイクロファイバー製のドライモップでハウスダストを払う、ごくたまに固絞りの雑巾で水拭き、1〜2年おきにフローリングの汚れをクリーニングし堅牢な樹脂ワックスを均一に塗布するメンテナンスを入れると、清潔で美しい床が保てます。床のリフォームは、住まう方にとってご負担が大きいもの。正しいケアで、大事に長くフローリングを使い続けてください!
→関連サイト:床フローリング、コルクタイルの汚れ。ハウスクリーニングとワックス塗布。洗浄からコーティングまで。