ウォッシュテックの日常

我が家の空間洗浄 ヒドロキシル発生器で除菌・消臭してみる

当ブログのタイトルは「おかみの小部屋:別館」です。

本館はココログで2005年10月開設されましたが、うっかりミスでデータ消失(悲)。そのため現状、アネックスオンリーでブログ運用中。

おかみの小部屋:本館は、私の業務と日常生活の徒然が主体でした。手作り石けん、イチから勉強したハウスクリーニングについて新鮮と思った出来事、それを1コマ2コマにしたマンガ軟水生活導入からの体験談...。

今回は久々、「おかみの小部屋」らしい内容を。

みなさんのおうちに、空気清浄機や室内空間対策家電はありますか。

我が家は、ヒドロキシル発生器を設置しています。

Hydroxyl_hasseiki_jokin_washtech.jpg

ヒドロキシル空間洗浄機という言い方の方がスマートでしょうか。アメリカからやって来た業務用。しかしながらサイズはハンディで50W未満。日本の家庭で稼働しても一切問題なしです。

使用目的は、臭い・カビ・バクテリア・ウイルスなどを含む不浄な空気を洗浄することです。

そして、室内にある(いる?)ものの表面を清浄にすることです。

日本の家電にも、良いのがあります。ナノイー、ナノイーエックス、プラズマクラスター、などなど。オゾン系の製品もたくさん出てますね!

しかし、部屋全体が効用で満たされるかといえば難しいです。放出する物質が運よくターゲットに当たればいいけど、なにしろ出てくるタマが少ないです。タマの勢いも弱い。

空間洗浄を説明するうえで、私がよく例えるのが「塩味」です。

塩は、過ぎると塩辛くて食べられない。そして体にも悪い。

健康意識高めで塩味ミニマムにすると、美味しくない。

塩の効果を正しく得るには、相応の濃度が必要ということです。感じないほどの濃度では塩分を摂ってるとはいえません。

現状ある「おうちに置ける」除菌システムは、除菌・消臭の効果を得るには相応の濃度が必要だが、高濃度だと危険が生じる、ゆえにリスクが生じない程度のパワーに留める、という製品がほとんどです。

有名家電メーカーの製品は、たいてい除塵・エアコン・加湿など他の機能と併用なので、塩味は薄めだけど旨味や酸味で補ってバランスがいいお味になってます、ということかと思います。

しかし、目的が「不浄と思える室内空間を健康に保ちたい」それ一本とすれば、他の機能が付帯しているぶん高額といえます。既にエアコンや除塵の家電がある我が家では役割がダブってブレます。

長くなったので、続きます▼

空間除菌の家電はちょっと薄味すぎて足らない気がする。ならば、今メジャーな業務用の除菌はどうなんでしょう。

日時:2020年6月 1日 AM 08:39
ユニット浴室 水垢くもり汚れの撮り方

中古マンションご購入後、ご入居前の空室全体ハウスクリーニング。標準仕様の作業内容に含まれるユニットバスのクリーニング

「立地や管理が気に入って買ったマンションですが、なにぶん浴室が汚くて...」と、お客様。

壁面。白っぽくパサパサとして、元々の質感がまったく分かりません。縦にスジスジと、滴の垂れた跡が見えます。

yokushitsu-kabe-mizuaka-before.jpg

浴室は、ハウスクリーニングの中でも最も難しいところです。ハウスクリーニング業者においては、本来の質感を保ちながら的確に汚れだけを取り除くことなど「不可能。できない。」と考えられています。ほどほどでギブアップしなくちゃ採算が合わないでしょ、時間とお金があったらできるけどね~と強がってみるハウスクリーニング業者もおりますが、実際のところは方策が無いので絶対に仕上がらないのです。

そして、ビルダー、デベロッパー、デザイナー、メーカー...住宅にまつわるあらゆる専門業者が、「使用した浴室であれば、汚れていて当然である」考えています。なぜなら、新たなものを生産し販売することが彼らの商売であるので、今あるシビアな汚れを解決するためのノウハウは管轄外であり、不要なのです。ゆえに、彼らがハウスクリーニングに割く予算および評価は、とても低いです。

汚れに対しての意識が閉塞するなかにあって、いま流通している中古マンション・中古一戸建ての浴室、ほぼ全てが「薄汚れた浴室」「不潔感がある浴室」「行き過ぎた掃除でダメージがある浴室」です。何千件も見てきてますが、汚いものを汚くない、と言い切って売買されてます。

私は、ほんとにそう思ってるのかしら?見えてないのかしら?と不思議に思ってます。

そんな中、私と同じく、「汚いものは汚いよね」って叫びたい立場の方がいらっしゃいます。

買主さんです。

築10年以下でリフォームなんてイヤだ。でも、清潔感と不潔感がベットリはりついたものを使うなんてイヤだ。このままでは、気分が凹む。気持ち悪い。「数千万出費して買う・これからけっこう長く住む」当事者であれば、オンビジネスゆえの他人事ではいられませんよね。自分事ですから、ちゃんとされたいに決まってます。

汚れを正しく認識する。汚れを徹底的に除去する。気持ち良く美しく、長く使う。資産価値が守られる。そのシンプルかつ合理的な美意識が、いづれ日本の住宅業界のデフォルトになればいいな、と私は考えてます。

まずは、当事者である買主さんからなのかなぁ、と私は思ってます。

回復型ハウスクリーニング後のユニットバス。

yokushitsu-kabe-mizuaka-after.jpg

回復型ハウスクリーニングは、結果が全て。どうでしょう!?

樹脂パネルの石調パターンが見えるようになりました。本来の質感というのは、こういうことです。照明、浴室鏡、ポールがクッキリと映り込んで...右側に、誰かいるよ。それは私でございやすー。

こんな角度から撮ったビフォアアフターの写真、見たことないでしょう。だって、この角度から撮ると残っている汚れも擦って傷つけた跡も丸見えになってしまいますから。自分をわきまえているハウスクリーニング業者なら、撮りません。もし同じアングルの画像を見つけたら?それはもう、くもり、ムラ、傷がないか存分に目視してください。汚れが残ってる写真を載せている業者が少なからずおります。よく確認することです。

下から激しくあおるこの写真、どうやって撮影したかって?とりゃー!

yokushitsu-kabe-satsuei.jpg

ウォッシュテックのハウスクリーニングは、水分は全て拭き取ってドライな状況でお引渡しします。そうでなければ、「乾いたら、うっすら出てくる」汚れがチェックできないからです。チェックできなければ、対応もできない。そして、このようなポーズの撮影もできないのです。他の業者は、手で絞った湿ったウェス(雑巾)でザっと拭いておしまい。ウォッシュテックは、何もかもが違うのです。

「早めに予約していたのですが、実は予想外に出産の予定が早まって...とはいえクリーニングしないと住める状況ではないし...もう今日がギリギリの日程で...でも、いろいろあった甲斐がありました、大満足です!赤ちゃんとお風呂に入るのが楽しみです」と、お客様。

あわわわ、そうだったのですね。でも、間に合ってよかったよかった...すてきな新生活を!

日時:2017年9月29日 AM 10:49
作業着は道具

※この記事は2010年5月23日のブログを再編集したものです。

職人が着る作業着のこだわりは多様です。

社長の場合。

浴室のハウスクリーニングや床に這い蹲ってタイルやフローリングをブラッシングするときなど、裾に水が掛かって濡れたり、濡れた床に膝を付いて作業することもある。

すぐに乾いて、濡れても色が変わらず、ある程度伸縮する、ポリエステル生地が好ましい。

※残念ながら綿100%はダメなんだよね〜。

汚れが目立つと「自分の家の汚れのせいで服をダメにした」とお気遣いくださるお客様もいらっしゃるので、くすんだ薄緑色やベージュ色。

床にワックスを塗布する作業中に細かなホコリやゴミを見つけたら、その場でかがんですみやかにポケットに拾ったり、エアコンクリーニングや換気扇を外すときに出たビス(ねじ)を一時保管したり、工具をちょっとしまったりするためにポケットがたくさん付いている方が良いので、形はカーゴタイプ。

しゃがみ作業をしやすいように、オーバーサイズ気味を選ぶ。


水道関連の住宅設備を担当するIさんの場合。

ガス管を結ぶときもあり、また、最近の設備ユニットは半導体など精密機器が含まれるので、とにかく静電気で火花が飛んではいけない。とにかく生地は静電気防止のもの。

みんなオシャレできていいな〜と思う。


そのほか、クロス・カーペット・フロアタイル担当の内装屋さん、畳屋さん、大工さん、などなど各分野の職人さんに作業着へのこだわりをインタビューすると、作業内容、動作、こうしたい・こうしなければならないという「縛り」から作業着を選んでいるんだな〜と、よく分かります。

男子たるものオシャレかっちょいいのを着たいけど、体型に合っていて清潔であればいい。だって作業着は電動工具や材料に近いカテゴリの、いわば道具だから…。ってことらしいです。

実は私は、この仕事に就くまで、「職人って人たちはセンスがないなぁ、ダサい服を着ていて平気なんだもん」なんて冷たいことを考えていたのですが、本当は、自分をカッコ良く見せるよりも仕事の仕上がりや効率を最優先にする、真摯な姿勢のあらわれであったのだな〜と分かりました。今では彼らをカッチョイイと尊敬しています。

最後に、まだまだ小僧、へなちょこな私の作業着は…

短足ゴンぶとの体型をカバーし、楽にしゃがめる「短ニッカ(ショートニッカポッカー)」、水濡れと摩擦に強い綿混ポリエステル地、ライトグレーをヘビロテしてます。

短ニッカは、ロングニッカや長々ロングに押され、このところ選ぶ余地のないラインナップになってきています。短ニッカは股下65cm前後。ショートニッカ滅亡は、脚みじか族にとっては死活問題。嘆かわしい!

ショートニッカの場合、紅熊とか男闘呼鷹とかカッコイイネーミングのタグの下に、こんなふうにロコツに「短」って書いてあったりします(笑)。わーぉ、くつじょくてきー。

mijika.jpg

裾は、デフォルトでは金具で締めることになっていますが、私は金具を外して縫い合わせ、床・壁などを傷つけないようにカスタマイズしています。

日時:2016年6月 7日 PM 06:21
モテ?

2月。お客様から連日おしゃれチョコを頂戴し、モテ気分にひたる社長。

Valentine.gif

「家に入れる職人に、お茶やお菓子を出さないと手抜きされる」「何か供さないと見くびられる」と、どなかかから言われたことがあって、だから、「出さなければならないのだな(メンドクセ!)」と思われている方、多いんじゃないでしょうか。

結論としまして。そんなことはありません。(大工・内装・設備など職種問わず)

しかしながら、職人の多くは男子です。調子に乗せるのはたやすく、調子に乗せるとより一層頑張れる、そういう事実は否定しません。

「あなたがしてもらって嬉しいことは、わたしも嬉しい」。「あなたがされてイヤなことは私もイヤだ」。というシンプルな精神で、フレンドリーに接して頂くと、職人の能力はいつもより着実に増します。

チョコなど高級なお品を頂く…恐縮で嬉しい。でも、頂戴するときに添えられたお言葉やお気持ちは、チョコ以上に嬉しいもの。プライスレスな嬉しさに対し、お代以上のことをしてしまうのは、当然かもしれません。

男子を「ウフッ」とさせるに長けた方は、同じ料金を支払っていても、かなりお得なことになっているんだと思います。

日時:2014年2月 7日 PM 12:33
いい道具と洗剤 いち早く使いたい

ウォッシュテックにおいては、「在宅」ハウスクリーニングが最も高いパフォーマンスを求められる現場だと捉えています。

「在宅」とは、今ご生活をされているお住まいに上がらせて頂いての作業。

自分のお掃除では解決できない汚れもキレイにして欲しい。でも、とっとと帰って欲しい。

といったお気持ちが、お客様どなたにも必ずございます。応えてゆくためには、最上の洗剤や機器を惜しまず投入し、最も効率よい方法で行使せねばなりません。

現場で、「初めてこの洗剤使うんだよなぁー、どれどれパッケージを開けて...ん?この機械も初めてだけど、ちょっとコツが分んないぞ...。ま、いっか!」ってなことは、決してあってはならぬのです。そんなんでは現時点持てうる最高の結果を引き出すことができず、お客様のご満足に繋げられない。

そんなわけで、社長は最上の結果をもたらす新規投入すべきものを常にアンテナビンビンで探しています。成分表などのデータをチェックし、これはと思ったものを入手。

jikkenyarou.jpg

まず試すのは自宅。堪え切れない衝動を受け止めるのも、おかみの務めじゃよ...。

日時:2013年5月13日 AM 10:09
お疲れ様、ステンレスポット

サーモスのステンレスポットSTG。ピクニック的な、のどかな現場における必須アイテムです。

遠方の現場へ向かうときには、運転席と助手席の間のくぼみに。玄関タイルや外階段、アプローチなどの外構をクリーニングするときには、アスファルトやモルタルに直置き。中古マンションや中古戸建のご入居前の全体ハウスクリーニングのときには、殺伐と汚れた空間に。

ウォッシュテックの「人生、楽ありゃ、苦もあるさ♪」を、共に過ごしてきた保温ポット!

作業車から道具を出した拍子に、アスファルトにゴツーン…気づかなかった社長に蹴られてベコーン…屋外での使用時に引きずられて、メリメリ…。使い始めて8年、こんなんなりました(笑)。

themos-stainresspot-stg.jpg

ベコベコに凹んで傷ついても、保温性能は変わらず、定期的にパッキンを交換しながら使い続けていたのですが、先日、ついに、底と側面の継ぎ目から、うっすら「…っスー…」と何かが漏れ出る音が。こんなんなってようやく、保温力が落ちてきました。

汗が噴き出るうだるような暑さのときは、冷た〜いスポドリや水出し茶を。飲み切って足らなくなったら、コンビニで冷たいドリンクを買って注いで保冷しとけば、夏の一日現場も怖くない。骨から震えるような寒さのときはあたたか〜い番茶やホットコーヒーを。

自動販売機やコンビニが近くにない住宅地、エントランスまでが遠い大規模マンション、セキュリティロックが何重にも掛かっているタワーマンションなどでは、特に重宝。たいへんお世話になりました。

寒さが本格化する前に、急いで買い替え。冬の強行軍に備えます。今回のステンレスポットは、THS。ドシンとしたフォルムなので、STGより転がりにくそうです。また、良い働きをしておくれよ!

日時:2012年11月16日 PM 06:43
浴室クリーニングのご感想&贈り物を頂く

マンガで読む 妊娠・出産の予習BOOK(大和書房)。

ninshinsyussan-yosyubook.jpg

妊娠出産にまつわる、体験談、助成金、お医者さん、保育園、赤ちゃんグッズなどの情報ぎっしり。かわゆく読みやすいイラスト(マンガ)でレポートされているナイスなご本です。

著者のフクチマミさんは、4年ほど前に弊社サイトをご覧になって、ハウスクリーニングとクロス張り替えをご依頼頂いてお会いして以来、その魅力たっぷりのお人柄から、「おっかけ」させて頂いているお客様です。

今回は、お二人目ご出産直前、お風呂掃除を...と思ったら、お腹がつっかえて思うようにお掃除できない...とのことで、浴室クリーニングにお伺いいたしました。

フクチさんの絵日記に、ハウスクリーニングのご感想を描いてくださっています!「8月10日(水)」をご覧ください♪

フクチ様から頂戴したメールでのご感想...「いや、でもすごい技ですよ〜。本当にあの金額でいいんすか?と思ってしまいます。夫も『ツルツルで水はけがよくなった!!』と感動してました。みんなにこの凄さ、知ってもらいたいです。」

ず〜ず〜しくも、読み込んで結構ヨレヨレになった「妊娠・出産の予習BOOK」を持参し、サインを頂きました。びっしり、丁寧に描いてくださいました。印刷物そのままのような美しさに感動!

fukuchimamisign.jpg

ありがたや、おもちゃボールまで頂戴してしまいました、うふふ(嬉)。

見て見て!これ、わたし!!きゃっほー!

fukuchisan-okami.gif

日時:2011年8月12日 PM 06:36
桜満開2011

いろいろあるけど、春爛漫。

今年も、作業車助手席からのお花見です。

sakura2011.jpg

中古物件ご購入後ご入居前の空室ハウスクリーニング、お納めからの帰り道。新百合ヶ丘から柿生に抜ける桜並木を、車道から眺めることができました。

戸建のハウスクリーニング、スタッフ総勢8名、3日間。一昨日は高速道路が止まるくらいに風がひどくて、昨日は小雨。空き室はお天気が悪いと人気が無いためシンと冷え切っているのですが、今日は一転、温かで明るい清掃お納め日和。よかったよかった。

お子様方の「わぁーきれい!すごい、ピカピカー!」の歓声と、お客様の「嬉しいです、本当に、ありがとうございました」と仰ってくださったお声が、桜のピンクと青空に、フンワリ溶けていくような気がします。労働って素晴らしい、明日も頑張るどー、と心から思えるひと時。

日時:2011年4月10日 PM 05:29
籠太さんとランチ

雑誌の特集で「日本10大居酒屋」と取り上げられたり、太田和彦さんの「居酒屋百名山」にも掲載されている、会津若松の「籠太」さん。

関連記事:「お掃除道具をお土産に、会津の籠太へ」、「会津「籠太」さん、掃除を変える

伺った翌日、マスターの鈴木さんからお誘い頂き、ランチをご馳走になりました。

雪が真珠のように輝いている田園を駆け抜けて、ウミガラスが飛来するというキレイな川沿いの、砂利道を進んだ先にある、知る人ぞ知るイタリアンのお店。街中や駅近な立地ではないのに、満席です!

パスタとトリッパのソースにパンをにじくって、夢中で(意地汚く?)跡形もなく平らげました。「旨そうに食べるねぇ〜」「はい、おいちーいから!」。「幸せそうだね〜」「はい、幸せだから!」。子供か!(笑)。

丹精込められて、やっと実った野菜やお肉の命を頂く。その命を最大限に活かそうと、努力とテクノロジーを駆使する、その人間の情熱を頂く。その全てが、私の血となり肉となる。「自分の力を全て使って人を喜ばせたい」と、祈るような思いが込められた一皿一皿に、打ち震えるような喜びを感じます。

マスターにも、その嬉しさが伝わったのか、「写真、撮っちゃおっかな」と、すぐにIphoneで撮影。後日ブログにアップしてくださいました。タイトルは「幸せな二人」(笑)。

仕事や人生について、若き日の思い出、などなど、たくさんマスターとお喋りできて、一層チャーミングな一面に触れさせて頂けて、とても嬉しかったです。イタリアンは、食欲の赴くままに口に入れ、しかし休むことなくベラベラ喋るのが、いちばん美味しい食べ方だと思います。あー楽しかった!

ブログに、「仕事に疲れたので、籠太にリフレッシュに行きます」と予約メールを入れたことが書かれています。

見えないところで汗をかいて報われないことも多い人生の、いったい何が楽しいのでしょう。そのような仕事を、これから何十年も貫いていけるのだろうか。体力的にも精神的にも疲れてくると、私たちも、焦ったりグラグラすることがあります。

その答え合わせをするために、私たちは「籠太」さんに行っています。

籠太さんでは、一般的な居酒屋が設定しているコストと利益から逆算すれば、「採算が合わない」料理がほとんどだと思います。下処理の方法から調味料の選定まで、隠すことなく教えてくださいますが、体力的にも経験的にも、どれ一つ私には真似できない取り組みです。

一点の曇りも無い清潔なグラスに常に一定の泡の層が乗っているビール、居酒屋のお皿とは思えない見事な器、もちろんお料理の美味しさ、美しさ...お店の清潔さ、床の温かさ、マスターとおかみさんの立ち居振る舞い。「働くこととは、生きることとは、人に喜んでもらうこと。他と同じことをやったって、喜ばれない」と、身を以って教えてくださいます。崩れず迷わず全力で突き進んだら、私たちもきっと、こうなれるんだ。ならせていただきたいんだ。

答え合わせを済ませて、焦りや不安がほどけると、安心してお酒を飲むことができます。あぁ、いいお酒だ。来て良かった。

籠太さんを始め、私たちには、「人生の師」が、たくさんいてくださいます。どの方も、思い起こせば、不思議なご縁です。

このような方になりたい、そのためには、こうやって頑張っていくのだ...。こうしていけば、きっとあの方は、よくやったねと喜んでくださるのだ...。

いつもそう思いながら自らの仕事に没頭し、今日もおいしく仲良くゴハンを食べていけることが、私たちの幸せです。

日時:2011年3月 8日 PM 06:26
会津「籠太」さん、掃除を変える

実は、11月中旬から全くホリディが無かった私たち。このたび何とか丸3日間の休みを死守することができ、久々に会津若松の籠太さんへ。

カウンター、一番端が特等席。冬の名物、球姫牡蠣(たまひめがき)が剥かれる様子も、串焼きの塩梅も、宴会用に盛られた大皿の内容も、伝票に付け忘れてるかどうか(笑)も、つぶさに見学できます。楽しい!

aizu-kagota.jpg

マスター・鈴木さんの向かうステンレスシンクの足元には、業務用洗剤のボトルがズラリ。毎日、換気扇、レンジフード、床、シンクなどをくまなくキッチリ洗浄するので、部屋の奥にしまいこまれていないのです。

前回、手土産に清掃グッズセットをお渡したのですが、棚の中に見慣れた洗剤が。「これ、良かったから、自分でネット通販して新しく買いましたよ〜」と、マスター。フットワーク軽い!

「でしょーでしょー!手が荒れない、しかし良く落ちる、高価過ぎない。良い洗剤だと思います。医療やITが、これほど目覚しく進化しているのに、掃除は、いつまでも着物を着てた時代の方法を繰り返していたり、誰でもできることとしてきちんと勉強したり教わったりしないでしょう。でも、本当は、こんなふうに掃除も進化しているんですよ。私は、もっと、その文明の進化を間近に感じていただきたいのです。」と、お話させて頂くと、キラリ、マスターのお目々が輝きました。「そうですよね、掃除も進んでいる...方法が変わる...これは気が付かなかった!」

「そうそう、こないだ、失敗してしまって...ここ、見て」と、おかみさん。一枚ものの杉のカウンターの柿渋が、まだらに剥げ落ちていました。伺うと、強いアルカリ性の換気扇油汚れのための業務用洗剤をこぼしたら、あっという間に無残なことになってしまった、とのこと。

続いて、日常的な、白木の手垢や、焼き鳥の網の焼け焦げ油汚れのお掃除方法を伺うと、もっとダメージの危険性を低く、しかも清掃作業時間を短縮できそうです。そんな危険な目にあったりするかもしれない掃除や、知らないうちに物を傷めつけてしまうような掃除ををしなくとも、と思い、詳しく洗剤名と使い方をメモしてお渡ししたところ、翌日に即オーダーされました。籠太さんのお掃除が、アップデート...いや、もしかするとOSが変わっちゃうくらいに進化する瞬間に立ち会えて、本当に嬉しいわ!

kagota-aircon.jpg

籠太さんでは、エアコン一台一台に、エアコンクリーニングされた日付が貼付されています。「そこまでやらんでも」という飲食店の方も多いかと思います。しかし、「ここまでやるんだ」という信条を貫かれているからこそ、信頼でき、感動できる。遠方でも、なけなしの休みをはたいても、ぜったい行きたいお店なんだと思います。

「居酒屋百名山」、「日本十大居酒屋」の名店「籠太」さんの掃除方法を変えるきっかけを作った「お掃除セット」、ただいま頒布中でございます。

日時:2011年2月27日 PM 04:24
京都の居間

京都市中京区にある祖母宅ご案内、「京都の台所」、「京都の坪庭」に続いて、リビング。

kyonomachiya-tategu.jpg

お正月に撮影したので、ウサギの置物がチョコン。

7ミリ程度の細い木で精密に組まれた建具と、アンティークな電灯。現在の職人では作れない細工ゆえ、復元不可です。ほんの小さな子供の頃でも、作った方の時間と労力が惜しみなく注ぎ込まれたものに囲まれている…これは、ナンかすると鬼のように怒られそうだ…と何となく分かって、緊張していたのを思い出します。

この障子を開けると、縁側のように廊下になっていて、ガラス扉を透かして坪庭を見ることができます。通常は、閉めたまま。中学のとき、教科書に出てきた谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」を読んで、真っ先に思い浮かんだのが、ここから漏れてくる薄い陽の光の様子でした。

写真に写っているゾーンの手前は床の間でよく見られる書院造の棚があります。現在は輸入禁止となっている黒檀(部分的に紫檀)で出来ています。水に漬けると沈むほど、緻密で固くて重い木なんだそうです。そんな立派な棚ですが、雑誌とか手拭いとか人形とか…あんましカッコイイもんが飾られていなかったので、撮るのは、やめました(笑)。

日時:2011年2月 4日 PM 10:28
スギ花粉2011/レーザーで鼻を焼く

甜茶、鼻の穴にワセリン塗る、ヨーグルト、鼻うがい、肩甲骨トントン体操、只見産えごま油、アマゾングリーンナッツオイル、靴下重ね履き冷え取り健康法…そのときそのときマイブームになっている花粉症対策について書いて、今年で6年めです。

昨年のブログでは「体調を整える」ことが、けっきょく大事なんだなぁ〜なんて感じで結んでいたのですが、「今春は、猛暑の影響で花粉が多く飛散。地域によっては10倍の量」との報道に、「悠長なこと、してらんないんじゃないか」と、すっかり怖じ気づいて、過激に走りました。今回は、「鼻レーザー」に挑戦!

「鼻の奥をレーザーで焼けただらせて、鼻汁を出ないようにしようと思ってて…」と、お客様や仕事関連の方にお話すると、非・花粉症の方は「自らを傷つけるような手術なんて」と、顔をしかめられるのですが、花粉症仲間の方は、前のめりに興味津々のご様子。鼻の粘膜が、とつぜんキューッとなって、見る見るうちにジョワーと鼻水が湧いてくる…常に鼻汁を垂らし、時には完全に鼻が塞がり口を空けたまま…甘いくどき文句も、クールなプレゼンも、台無しであります。そんな悲しみを共有する同志達よ!どうぞ、ご参考になさってください。

現在、処置して1週間。状況が落ち着いてきています。なお、私が受診したのは、横浜市青葉区の耳鼻科です。

まず、1回目の受診で、鼻の様子をチェック。受診日から使う点鼻薬と、術前に飲む薬を貰い、レーザーする日を予約。

2回目の受診。レーザー前に、鼻の穴から、長さ6〜7センチくらいの細く切ったガーゼを3本詰めます。麻酔で湿してあります。熟練の技とはいえ、痛い!鼻から稲庭うどんを入れていく感じです。でも、麻酔しなければ、もっと痛いはず!と、思って耐えます。

kahunsyo-leaser01.gif

先生の背後にある、画面いっぱいに「鼻の穴!」モニターからは、詰められたガーゼが確認できませんでした。鼻呼吸も可能です。ということは、ずいぶん奥を焼くってこと?ガーゼを詰めたまま、待合室で15分ほど待機。麻酔をじゅうぶんに効かせます。なんだか、吐いている鼻息が当たるからか、「口ひげ」あたりがボヤーっと痺れたような感じになりました。鼻の感覚は既に無く、ガーゼが入っていることも分からない状況です。

診察室に戻り、ガーゼを抜いて、いよいよ処置。細い棒を、棒でめいっぱい拡げた鼻の穴に滑り込ませ、スライドさせるような動きで、焼いていきます。髪の毛が燃えるような臭いがします。5分ほどで処置、終了。

kahunsyo-leaser02.gif

レーザー手術後は、薬も、その後の受診もナシ。あっさりしたもんでした。2日目くらいまで花粉症のような鼻汁がほんの少し出て、5日目くらいで少し黄色い鼻汁が出ましたが、目立つような痛みや不快感はありません。料金は、初診料含めて総額6500円くらいでした。

このところ、寒いながらもスギ花粉の飛散があるようです。朝いちばん外に出ると、「お、花粉だな…」と、感じるものの、鼻が「つーん」とすることはありません。今までは、花粉を察知するやいなや「よし、鼻水を出せ!なるべく大量にな!」と、即座に動いていた部隊が、ぐーたら昼寝をしている感じです。よっしゃー!

なお、鼻レーザーをしたとはいえ、花粉症が根治したわけではありませんから、マスクやツルツルした上着、部屋干し生活は例年通りの予定です。

日時:2011年2月 2日 PM 05:24
京都の坪庭

カーペットについての記事が続きました。「ウチ、カーペットの部屋なんて無いし」と、思われた方も多いのでは!と、今になって気づいたので、別の話題を(笑)。

京都の私の祖母の家、お台所に続いて、もう少し。今回は「坪庭」を、ご案内いたします。

もっとも大きな居室から、お庭を眺めてみます。写真右側は、廊下。壁の向こうは、浴室とお手洗いです。竹のパーテーションの向こうには、御影石をくり抜いて作られた手洗いがあります。用を足した後は、柄杓で水を取り、手を洗います。画面奥に見えるのが、プライベートゾーン。仏壇があります。かつては炭屋であったので、店舗+店舗運営ゾーンとは、庭を挟む形で分かれてたんです。

kyonomachiya-nakaniwa.jpg

手前ガラスの引き戸、根元あたりには「水琴窟」がしつらえられています。音色は、「キラキラキラ〜シャラシャラ〜、ポェ〜ン、ポィ〜ン…」のような感じです。活字にすると何だかバカっぽいですが、真夏に聴くと、ちょっと涼しい気持ちになる音です。

この坪庭のかっちょいい点は、大きく2つです。まずは、廊下側、画面右に置かれた石。地面に埋まっている分量が大きい方がイケてる、ということから、この石、まるで氷山のように深くまで埋まっているそうです。そんなことは何でもないよ、と言わんばかりに、岩の上には、鋳造のカニのオブジェが親子で遊んでます。そして、画面左にある灯篭。本物の鞍馬石を使っています。鞍馬石には、微量の鉄分が含まれており、何十年、何百年と長く置くことで赤く錆が出てきます。その赤い錆がビンテージ的にイケてる、ということです。

スゴさをモロに見せることはダサい、昔から今まで持ち続けるところがスゴい。そういった価値観が京都の人には根強くあるように思いますが、お庭にもこのようにガッツリ表現されているんですね。

日時:2011年1月27日 PM 02:20
京の町屋のキッチン

首都圏におけるハウスクリーニングで見ているキッチンは、多くの場合システムキッチン。シロッコファンの換気扇、ステンレスのシンクと水栓、吊り戸棚、カウンター…。しかし、私の帰省先の京都、中京区にある祖母(97歳)の家の台所は、こんなです。

kyonomachiya-daidokoro.jpg

一枚ものの御影石が天板とシンクになってます。あの固くて重〜い御影石の塊を、こんな風にくり抜いて使うとは、かなりのチカラワザです。昭和初期、新米の丁稚さんが毎朝タワシで磨かれたそうですが、現在は丁稚さんも女中さんもおりませんので、生活感たっぷしです。

画面右の木の蓋みたいなのは、昔は井戸。上水道の整備により、塞がれました。台所の左側には、おくどさん(煮炊きする竈)。今はガスコンロになってます。画面手前の白い四角いのは冷蔵庫です。

この写真は、一段高いところにある居間から、見下ろす感じで撮影しています。画面をもう少し右にずらすと、すりガラスの引き戸があって、隔てた向こうは土間になります。つまり、台所は低い位置、土足ゾーン(実際は、すのこ敷き)なのです。

換気扇は?上を見上げてみます。

kyonomachiya-daidokoro-tenjo.jpg

今の住居で換算すると3階くらいのところまでズトーンと高く抜けてます。ちょうど、おくどさんの真上に天窓が開いていて、換気扇は、ありません。当時の京の町屋は、「天窓までの高さ」がステイタス。建物の高低は、大黒柱の長さや強度と深く関わってくるため、高い方がイケてたのだそうです。

現代の首都圏において、大理石のキッチン御影石のキッチンの比率はそう多くないはずですが、ウォッシュテックでは、割合、石の現場が多いようです。

石の洗浄や研磨は、そのためだけに機材や材料を多く取り揃えねばならず、また石の組成や産地などによる特性をよく知っておかなければ非常にリスクが高くなります。そのため、ハウスクリーニング業者は敬遠する傾向があります。

しかし、私が幼い時から触れ合ってきた「石のキッチン」は、こんなふうに超イレギュラー。現在ある、どんなキッチンよりも珍しい「元祖・石」なタイプといえます。石の現場は色々ムツカシい、それでもウォッシュテックが頑張ってしまうのは、この「京の町屋の台所」が原点にあるからかもしれません。

日時:2011年1月14日 PM 09:00
さざれ石の巌となりて

さざれ〜い〜し〜の〜巌とな〜りて〜こ〜け〜の〜む〜す〜ま〜で〜♪国歌「君が代」は、もともと「年賀」のための歌だったそうですね。だそうなので、おとそ気分でアップしてみます。

鎌倉にある鶴岡八幡宮に行ったらば、

sazareisi-hatimansama.jpg

こんな石がありました。

sazareisi-long.jpg

岐阜県から来た、日本最大級の「細石(さざれ石)」。ズームで撮ると、こうです。

sazareisi-zoom.jpg

今は細かく小さな石であっても、長い時間掛けて結集し、やがて大きな一つの岩になる。それが「さざれ石」!私は「細石」を実際に見たことが無かったので、「このことだったのか!」と、新鮮な気持ち。

この細かな石をくっつけているものは、何でしょうか。松脂?石自体が熱か何かで溶けたの?

答えは、「石灰」。石灰岩が、雨水によって溶解し、炭酸カルシウムになって、コンクリートやセメントのように周りの小石をギュッと固めちゃったんですって。

日本は、水が軟らかい、水道水中のカルシウムなどのミネラルの含有量が少ない、というのが一般的なイメージかと思うのですが、なんのなんの。君が代が詠まれたのが平安時代ってことは、日本って元々ずっとカルシウムたっぷりの土壌だったんじゃないの。

だったら、水垢が、浴室の壁タイル強化ガラス浴槽のフチにビッチリ付くのも、仕方ないんじゃないの。

なお、このさざれ石は、雨水に晒される野外に展示されています。首都圏や海外から流れてくる雲が降らす酸性雨にもビクともせず、「巌」のまま。けっこう頑丈であります。

悠久の歴史の中で作られた細石の姿を前にすると、「日本の水は(地域差なくどこも全て)軟らかい」、「水垢は、クエン酸やお酢で(塗るだけで、きれいさっぱり)中和できる」といった説が、いかに雑で浅はかであるか、ようく分かる気がします。

日時:2011年1月 4日 PM 01:10
食物を洗う

「おかみの小部屋:別館」にもツブ貝について書いたのですが、このところ「ツブ貝」フィーバー。行きつけの魚屋さんで、まとめてゲット(←ディスカウントしてくださるのですよ)してきます。

社長が、ハンマーでブッ叩いて殻を割り、毒のある部分を除いて、洗って、削いで、きれいな刺身にしてくれます。

以前、塩水や水洗いだけでは心もとないと思える食材(山椒の実や二枚貝)をバイオクリーン「ディッシュウォッシュ」で洗うという記事を書きましたが、ツブ貝調理においても、大活躍しています。

つぶ貝は、身のニュルニュルが極めて強く、塩水でなく粗塩をもみこむようにして洗います。それでもなお何となくゴミっぽい細かな汚れが気になる...。そこで、ダメ押しで、ディッシュウォッシュを少し入れたお水で振り洗い。

tubu-sasimi.jpg

ふんわり洗ってるだけなのに、取れてる、取れてる。流水だけだと、本体にくっついて離れてくれなかった汚れが、すばやく浮いてきてます。

再度すすぎ洗いをして、お皿に並べて、頂きます。生臭くなくて、ヌルヌルっぽい食感もなく、とてもおいしいのであります。社長、お疲れのところ、毎回、面倒な巻貝を捌いてくれてありがとう!

刺身にしきれなかったツブ貝は、殻ごと塩茹でにして、楊枝でほじくりながら頂くのですが、その場合も、殻の汚れた部分をディッシュウォッシュとブラシで擦り、全体に振り洗ってから茹でてます。熱いうちに茹で汁と共に大き目の瓶に入れて冷蔵保存。ちょっと面倒なのですが、こうしておくと、通常の洗い方よりも、美味しさが長持ちするように思います。翌日、翌々日の酒の肴にできるので、頑張る(笑)。茹で汁も澄んでいるので、麺類や鍋物のベースに。ごっつあんです!

日時:2010年12月22日 AM 11:55
東京都世田谷区にて浴室クリーニングとコーティング

世田谷区マンションにて、お風呂のハウスクリーニングとコーティング

お納め後、お客様のご親戚から昨朝に収穫され直送された「巨峰」を頂戴しました。

巨峰って、自分ではなかなか手が出ない高級な果物!しかもパンパンに実が張って、いかにも新鮮そう〜。ありがとうございます!(嬉)

社長と私、お風呂上りに贅沢に一房ずつ。が終わって、ぶどう。秋が来るのね。

budou.jpg

日時:2010年8月30日 PM 09:19
まどか、箱買い

ここはハズレの桃がないよ!と紹介していただいて以来、毎年リピート購入している福島の果樹園から、白桃が届きました。いつもは「川中島」ですが、今年は「まどか」にチャレンジ。皮を剥くと、果肉がほんのりピンク色、肉質はネットリ系です。

madoka.jpg

ヒートアイランドな東京や横浜は、ただいま猛暑を超える激暑。エアコンクリーニング(当然ながらエアコン洗浄中は電源オフ。作業中の室内は暑いです)や、屋外での作業が続くと、スポドリをガブ飲みしても、帰宅後シャワーに直行しても、とても疲れます。

カンカン照りの中エアコンのカバーを洗っていても、「仕事が終わったら、冷やした桃を丸かじり、じゅるじゅる果汁を垂らしながら丸かじり…ふわっと箱いっぱいの桃から漂う香り…」と、妄想すると、しばし暑さを忘れることができるのであります…。朝食べたら「よーし、やるぞ!」って元気が出るし、夜食べたら「今日もおつかれさん!」とホッとします。桃の力は偉大なり。

日時:2010年8月22日 PM 08:59
ハウスクリーニングの制服ニッカ改造 お裁縫

一般的にブーツっぽい長地下足袋に合わせてコーディネートすべき股下64cmのショートニッカ(短ニッカポッカ)を、ばっちし足首までのジャストサイズで履いている私。(←かわいそう)

nikka-kantoutobi.jpg

脚まわりがゆったりしているので、立つ・しゃがむがラク。気に入っていたのですが、作業着のトレンド傾向移行により、どんどん品薄に。ということで、作業着屋さんに在庫を調べてもらって、関東唐獅子牡丹、買いだめしました。

ニッカといえば、足首が締まったデザインなのですが、たいてい金具で締め具合を調節できるようになっています。私は、ニッカを購入すると、必ず金具を外し、縫い止めます。

nikka-suso.jpg

作業着に金具が付属していると、何気なく座ったときにフローリングを傷つけたり、壁紙(クロス)に引っ掛けたり、思わぬトラブルが起こるリスクが高まるからです。私は、ものすごドンくさく、後からクヨクヨ悩む性格なので、心配の種・リスクは可能な限り事前に潰しておきたい!そして、ハウスクリーニングの精度を高く保ちたい!のであります。

今回は計5本、改造終了。夏スカート用にゲットした花柄の綿ローンたちは、今日もお預け。暑いうちに縫いたいなぁ。

summer-nuno.jpg

我がミシンよ、トーションレースとかリネンとかの上を華麗に走りたかったろうに、ニッカとか腰袋(作業用の道具類を入れ、腰から下げるバッグ)ばかり...お前には苦労かけるねぇ...(笑)。

日時:2010年8月17日 PM 06:11
あひる雲

ハウスクリーニングをお納めした後、お客様宅マンション廊下を歩いていたら、水鳥っぽい雲と飛ぶ鳥っぽい雲が見えました。

ahiru-kumo.jpg

5分後には、すっかり形が溶けちゃって、何か判らない雲に戻ってました。あっついあっつい真夏、天からの粋なプレゼント!

日時:2010年7月31日 PM 09:49
バイオクリーン「ディッシュウォッシュ」で洗おう!その2

前回ブログの続き。バイオクリーンの台所用洗剤で、食品を洗ってみましょう!

まずは、山椒の実!京都出身の私は、ちりめん山椒大好き。

旬のうちにまとめ買いして下処理して冷凍保存、一年通して小分けに使います。

山椒の実って、よーく見ると、表面が凸凹で薄っすら黒ずんでいて、アクでベトベトしています。

でも、水だけでは弾いてしまって、でもなんせ細かくてチマチマ洗えません。例年「うーん?」と思っていたのです。

今回は、ボウルの水に、ディッシュ・ウォッシュ・リキッドを数滴。かき回すように洗ってみました。

写真ではちょっと分かりづらいですが、ちょっと水が黒く濁っています。

おーすごい。山椒はピリリと辛いので気にならなかったけど、実はエグい雑味の原因は汚れにもあったのかも。

3回くらい濯いで、一丁出来!水の弾きがなくなって、山椒の表面がマットな質感になっています。

biokleen-sansyo.jpg

次は、蛤(ハマグリ)!

同様に、数滴。いつも塩水でやっているような感じで、ガチャガチャと擦り合わせるように洗います。

ガサツに動かしたので、ちょっと泡立っちゃった。

写真に撮りきれてませんが、水が全体に白く濁って、モヤッツブツブッと黒い汚れが出てきました。

これ、貝の殻のギザギザに入ってた汚れ?

biokleen-kai.jpg

洗い終わった蛤。

何とも艶やかで、こんなにハマグリの貝殻って美しかったろうか...としばしウットリ。

biokleen-kaiwoarau.jpg

ハマグリはお吸い物にしたのですが、いつも黒い筋っぽい汚れが浮いていたのですが、今回はとてもキレイなおつゆに仕上がりました。

実験で、いつも最後に入れていた長ネギのみじん切りをパスして、そのまま賞味。

おっ!生臭くない。薬味なしで飲めるとは、なんてステキ...。

食べ物は、何でもかんでも洗わなくてもいいと思いますが、汚れが気になったとき安心に洗えるキッチン洗剤を持っていたら、たいへん心強いです。

汚れが味にめっちゃ影響していると思い知る実験でした。

日時:2010年7月17日 PM 10:56
バイオクリーン「ディッシュウォッシュ」で洗おう!その1

以前、現場で使っているエコ洗剤で我が家の食器を洗いはじめたら、手肌の荒れがなくなったという記事を書きました。実は、同じブランドで、食器洗い・キッチン用の洗剤もちゃんとありまして、今はそのキッチン洗剤「バイオクリーン・ディッシュウォッシュ/Biokleen/DISH WASH LIQUID」を使用しています。

ユーザー友と、あの洗剤はイイよね〜と大盛り上がり。

「俺なんか、髭もアレで剃ってますよ」

「俺は、バスバブルにしたことある」

「私は、あれでプチトマト洗うわよ。いや〜な薬っぽさがなくなるの。あと、アサリを洗ってみたらね、こんなに汚かったのかーって引くぐらい汚れが取れたわよ。生臭くなくて本当に美味しくなるのよ」「えっそうだったの?知らずに食べてたよ〜」

出るわ出るわ、武勇伝。おもしろ〜い。

正直なところ、キッチン用洗剤で自分の肌や食品を洗うのにはちょっと抵抗があったのですが、既にバイオクリーンシリーズ・ヘビーユーザーの私。公私共に、どんだけお世話になっていることか。そう思うと、グッと試してみたくなりました。

確かに、「塩水で洗う」「流水で洗う」だけでは頼りないなぁ...全然スッキリしないけど、加熱するからまぁいっか...と諦めていた食品は少なくありません美味しい食べ物の奴隷ならば、やってみるべし(笑)。次回へ続きます

日時:2010年7月16日 PM 11:36
無添加純石鹸も進化中

ウォッシュテックでは、あらゆるハウスクリーニングメニューで、幅広く環境や生命に安心な安全性が高いエコ洗剤を使用しています。成分の一部だけ・洗浄力が低い、というような生半可なエコ商品ではなく、たとえば主原料となる植物の栽培管理から界面活性剤など添加物の成分まで、世界トップクラスの化学技術を反映した洗剤であります。

一方、私は髪も体も無添加純石鹸ひとつで洗う、ナチュラル石けんユーザーです。ただし、軟水器を使っています。カルシウムとマグネシウムの含有量を全く含まない「硬度0」に調整した超軟水(ソフトウォーター)との併用で、より快適に(ベトベトの膜みたいな石けんカスと決別、石鹸の使用量1/2〜1/3で泡たっぷり1、洗浄力MAX♪)石けんをエンジョイする軟水生活者です。

軟水器導入以降、より石けんについての愛が増幅、一説によると5000年前からあったとされているウルトラ・クラシックな石けんも、最新ハイテクエコ洗剤の動向と平行して、常に注目しています。

石鹸は、必ず油脂からできています。油脂は脂肪酸とグリセリンからできていて、脂肪酸とアルカリが化合したのが、脂肪酸ナトリウムだったり脂肪酸カリウムだったりの「石けん」です。その石けんの他に何も足してない石けんが「無添加純石鹸」。香料も炭酸塩も添加していないシンプルな石けん。私は、その無添加純石鹸で衣類を洗濯しています。絹も毛も綿も化繊も、なんでもござれの洗濯石鹸です。

先日、衣類を洗濯する石鹸を「針状」に切り替えました。洗濯用粉石鹸って、粒子が細かくて舞い上がったのを吸い込むと「ケホッ」となって辛いんですよね。洗濯の時、ベトッと糊みたいに固まりやすいし。この針状洗濯石鹸は、チョコスプレーを細く長くしたみたいな、爪で押すとホロッと折れる...こんな感じです。

harijo-sekken.jpg

先ほどお話いたしました「脂肪酸」は、原料となる油脂によって種類も含まれる割合もさまざま。たとえばオリーブオイルに多く含まれるオレイン酸だったら、石けんカスを作りにくく水に溶けやすく酸化しにくい(お肌に使うと毛穴が広がりやすい)性質の石鹸になるし、たとえばココナッツオイルに多く含まれるラウリン酸だったら、固く水に溶けにくくて石鹸カスができやすいけど泡がモコモコに立つ石鹸になる...そんなふうに、どんな油(脂肪酸)から石鹸をこさえるかが、使用感の鍵になってきます。

洗濯石鹸は、溶けやすさと洗浄力重視で油脂の配合や炊き上げの方法についてどんどんカスタマイズされてきましたが、ここまで形状を変えた製品は今まで無かった!針状無添加石鹸は、スプーンですくって洗濯物の上に振り入れても咳込まないし、水にもスムーズに溶けます。ナイス!

クラシックでオーソドックスな石けんだって、だんだん進化しているのであります。人類の叡智バンザイ!

日時:2010年7月15日 PM 06:52
白いクマが来た!

ちょっと前にサイトをイラスト盛り気味にして以来、お客様から「あの…すごくマンガに似てますね」と、ご感想をいただきます。サイトには写真も載ってて確かに本人なんだけど、例のマンガのシロクマが来たって感じがするそうです。

「そうでしょうとも!本人が描いてますから(笑)」とお答えしますと必ず驚かれます。ウォッシュテックのサイトは、テキスト・イラスト・ロゴ・ハウスクリーニング施工写真、すべて私の手作りです。外注一切ありません。経費削減!

独自ドメイン取得以前の2004年、初回サイトの立ち上げで登場させて以来、ちょっとずつリニューアルしながらずっと白熊キャラを続けていますが、今回、力みというかカッコつけた感じをやめて、自分なりにオモロイ動きや表情を追求してみたところ、ぐっと実際の私に近づいたようです。

実際の私がシロクマ同様の変ポーズで熱弁するさまを、ぜひライブでご覧ください。ご依頼いただいたお客様のみの限定です…ナチュラルに三頭身マンガキャラである私って(笑)とほー

日時:2010年7月 8日 PM 11:00
東京アメッシュで、雨チェック

数年前、野球少年のママであるお客様から教えていただいた「東京アメッシュ」。


雨量を把握することで雨水が流れ込むポンプ所や水再生センターの機能を円滑に保つために
東京都下水道局が運営しているサイトで、レーダーで雨の動きがバッチシ見れます。

東京都のみならず隣接する県(神奈川・埼玉・千葉・山梨)もチェック可能。

ウォッシュテックでは、外階段、駐車場、玄関アプローチ、外構、外壁など
家やショップの外まわりやマンション共有部の特殊クリーニングを承っております。

陶タイル、テラコッタタイル、ノンスリップタイル、コンクリート、モルタルなどの
クリーニングは小雨決行なのですが、コーティングまで施工の場合は
硬化や定着の都合から晴天が好ましいので、雨雲の動きがメチャ気になります。

今年の梅雨は、まるで真夏のように夕立にゲリラ豪雨に、難しいです。
携帯アメッシュ、お役立ち!

雲が動く様子が見られるので、「雨があと10分位で来るな」などと予測できます。
ワンコのお散歩前や畑仕事の時にも便利だと思います。

日時:2010年7月 5日 PM 10:29
Tシャツグルメ

もっぱら夏はTシャツ一枚。


あっ!このメッシュT、乳首透けちゃってるぅ。イヤン!


T-shirt1.gif


あっ!パワークールT、ホントに着た瞬間から涼しいっ!


T-shirt2.gif

 

今年も、機能性Tシャツに翻弄されています。

日時:2010年6月29日 PM 01:51
ハウスクリーニング講習会〜♪

アメリカ発プロフェッショナル級クリーニング講習会へ。

東京、横浜を中心とする清掃業者が集まって内容充実、とっても分かりやすくて、楽しかった!

技術的な工法、ハウスクリーニングのテクニックの他でちょっと印象深かったのは、

「何度こうだよと言っても信じて聞いてもらえず正しく伝わらず、どんなに苦労してきたか」

という言葉が、主催者の方々、参加したハウスクリーニング業者からポロポロ出たことです。

私ももちろん、そういうことを幾つも抱えてます。

ハウスクリーニングやコーティングの方法や価格設定は当然のこと、日常的なお掃除やエコのこと、リフォームや内装について、軟水、...たくさんある!

手を尽くし、相手の方に合わせ「言う口」を工夫すれども「聞く耳」まで上手にフィットしないこと、ままあります。

日本のビルメン業界およびハウスクリーニング業界の工法の遅れ、問題点を改めない旧い気質、右から左に流すだけで間を抜く仲介ブローカー中間業者、価格しか見ない発注者、そこに追従する清掃施工業者、安直に参入しては数年で倒産するクリーニング業者、

いっこうに意識が高まらない市場、顧客、ユーザーに常に新たなアプローチで伝えようと努力すれども報われず、むしろ煮え湯を飲まされる、引き倒される、

そんな「それをやったらオシマイだろう」なことを平気のへーにやってのけ、「今だけ。自分だけ」がまかり通っている有様を目の当たりにする中にあっても、

自分の愛している仕事を長く続けたい。そのことでどなたかを喜ばせ、役に立っていきたい。

という信念を貫こうと、くじけず染まらずへこたれない奴ら、ここにあり。

「そんなことじゃ、いけないんだ」と続けてきた人が結集して声を上げていく予感が、確かにあった。

なにか新しい面白いことが起こりそう。わくわく!

日時:2010年5月26日 PM 01:47
お掃除道具をお土産に、会津の籠太へ

福島県会津若松市にある居酒屋「籠太」さん。蒲生氏郷フリークであったことが縁となり、もう5年くらい、なけなしの休みをはたいて通っているお店です。

お土産はいつもお菓子だったのですが、今回は「ウォッシュテック特選・お掃除セット」にしてみました。そしたら、おかみさん「お饅頭もらうより百倍うれしい!」と大喜び。目まぐるしい働きの合間にガラスやステンレスを拭き拭き。そんな喜んでいただけるのなら、毎回そうしておけばよかった!まずは、お宝のお酒がギッチリ詰まった専用冷蔵庫のガラス扉がキランと輝きました。

KAGOTAsakecase.jpg

日本100名居酒屋、の更に10本の指に入る名店「籠太」の名店たる所以の一つは、ものすごくクリーンメンテナンスが行き届いていることです。他店より高頻度でビールサーバーの完全分解洗浄を行われ、カビやバクテリアが繁殖していないノズルから一点の曇りもないジョッキに注がれるビールは、鮮烈で美味しい。もちろん、床、換気扇、トイレ、厨房の清掃も徹底管理されています。清潔な気持ちよさが料理の美味しさに直結しています。

注目すべきは、それら多岐に亘る清掃をすべて自らの仕事として貫いていること。料理の仕込みと同等にスケジュールに組み込み、コストを割いていること。

会津若松周辺には、私たちのようなクリーンメンテナンス業者はいない、とのこと。外注先が無いから、自分達でやらねば。とのこと。大型チェーン店ならば中央本部から専門部隊が送られたりビルメンテナンス業者が入るかもしれないが、中小の飲食店の場合、店の経営者に衛生管理が委ねられている。

多くの店が、ちょっと残念なことになっている。トイレが臭う、グリストが臭う、床に足跡がある、カウンターがべたつく、グラスが曇ってる。「古い」と「汚い」を混同している。ガラスもステンレスも陶器も、全て元からの質感を失っている。キレイで清潔でなければ、充実した飲み食いができない。せっかくの魅力が途端にしょぼんとして、くすんで見える。

不況と言われるようになって以来、地方にも首都圏にも清掃が行き届いてない店は増えているように思います。徹底的なクリーンメンテナンスは「有り余っているコストでする贅沢」「一番に削減すべき圧縮可能な経費」「お客様が来るならテンション上げてやれるけど、お客様減ったからやる気わかない」「面倒でお金かかるからやらない」ということなのだと思います。清掃や衛生管理の徹底が、非常に不確かな位置づけにある。

そんななか、「それじゃダメだ」と経営者自ら誰よりも動き、懸命に掃除をシステム化し、変わることなく実行している籠太さんは「スゴイ」のです。だからとびきり快適で、比類なく美味しい。その誠実さに、全国から、通いたい、また行きたい店と信頼される。

さて。厨房と客席を休みなく駆け巡っていたマスターとおかみさんも、ラストオーダー後には、比較的ゆったりモードに。マスターはマイクロクロスを手に取るやいなや、そこいらへんを拭き始めた!!マイクロクロスの精に憑かれたように!歓声を上げつつ!

KAGOTAsouji01.jpg

KAGOTAsouji02.jpg

通常から清掃が習慣化し、所作が鍛えられているので、厳しい汚れが焼け付いたり固着しておらず、良い道具さえあれば、すぐにキレイにできてしまうのです。

そして、ステンレスのシンクを磨き方をレクチャーする社長。

KAGOTAwashtech.jpg

掃除道具をお店へのお土産なんかにしたら、ふつうイヤミよね?もしくは「ありがとー」と受け取るも、そのままどこかに放置よね?と思ったんですが、籠太さんにおいては、まったくそうでなかった!また世間では売ってなくて素敵な清掃用品があったら持って伺いまっす。

KAGOTAmaster.jpg

籠太のマスターと社長、記念撮影☆

日時:2010年4月20日 PM 06:26

新着ブログ記事

過去のブログ

Page top icon