石の浴室 タイル ガラス扉
黒い御影石の浴室 白く汚れた鏡面磨きを元に戻す
東京都目黒区のマンションにて、石の浴室クリーニングをさせて頂きました。
浴槽の立ち上がり部分です。
黒色の御影石ですが、白く濁ったように汚れています。
上から垂れたように水垢がこびり付いています。
「掃除してみたのですが、キレイになりませんでした。」 と、お客様。
浴室クリーニング後、御影石は、このように仕上がりました。
まるで鏡!社長・中島の手相からクロックスの穴ぼこまで、くっきり映り込むようになりました。
そうなのです。この石の加工は「鏡面」と呼ばれるものです。
鏡面磨き・鏡面仕上げ・鏡面研磨という、黒御影を最も美しく際立たせる加工です。
で、あるならば、「鏡のような」が健全なコンディションです。
汚れに覆われて、磨き方のバリエーションの対比がクッキリしていなければ
一目瞭然で 「天然の石ですよ!おしゃれな!高級な!勢いがある!」 と物語ることはできません。
見て一瞬で、オーナーさんのステイタスや価値を物語れることが 「石の役割」 です。
汚れがこびり付いて、色も質感もボンヤリ濁っている石の浴室だと、
「固い。冷たい。あーあ、ときめかないなー。ユニットバスの方がよかったよなー」
などと、気分もモヤーとシケシケになってくるのではないでしょうか。
スコーン!と汚れを除いて、光るところは光る 映るところは映る とコンディションを正常に整えられたならば、
気分一転 「うん。石、美しい。イケてる」 とご実感いただけると思います。
浴室は、心身のパフォーマンスを爆上げするパワースポットといえます。
ウォッシュテックの石材浴室メンテナンスで、石の浴室でしか得られない つよつよパワー を存分に享受されてみてください。
料金は、浴室の大きさとデザインによる従量制です。
浴室扉を含むなるべく全体像と、お悩みの箇所の接写を添えてご相談ください。詳細折り返します。
日時:2024年11月 5日 PM 04:17
黒御影石の浴室 固くて落ちない白い水垢を除去し本来の光沢に戻す
東京都世田谷区のマンションにて、石の浴室クリーニングをさせていただきました。
浴槽の縁は、黒御影石のタイルです。
新築時は光沢ある滑らかな黒い石だったはずですが、現在は白くマダラ模様の水垢が目立ちます。
ズームすると、このような。
石の表面に膜のような白い水垢が固着し、濁ってマットなくすみが生じています。
同じ汚れが、画像下部、白い浴槽のフチにも見られます。黒ずんだ縁取りのようなモヤモヤが見られ、浴槽縁も石材部分と同様、光沢が失われています。
この汚れは、水道水に含まれるカルシウム・シリカなどのミネラルが少しずつ少しずつ堆積したものです。
なぜ、ミネラル汚れは堆積してしまうのか?
それはですね、お風呂にザブー、掃除の仕上げにシャワーをサーッ→水が飛び散る&こぼれる→その場で乾く この工程を長期にわたり繰り返すからです。
石材の浴室は、全面樹脂製のユニットバスと異なり、ソリッドというか直線的な面で構成されています。
石は、プラスティックのような曲線で成形できません。ゆえの、水道水がこぼれた先のタイルは真っ平。長い時間その場に留まりやすいということです。
もし、御影石がくすんでいるのに気付いたとしたら。
たいていの方は 「擦れば、キレイに取れるさ。擦って取れなかったら、もっと懸命に擦ってみるさ。今度、ヒマな時にでも掃除してみるさ。」そしてヒマな時など来ない...となることでしょう。
そして、「あ、水で濡らしたら目立たなくなるじゃん。うん、目立たない。ということは無くなったも同然だな」と、なることでしょう。
乾いてしみじみ見たら、真っ白じゃん!?そこから懸命に必死に擦ってみても、全く元には戻らない。
それこそが、ガラスの原料であるミネラル「シリカ」水垢の手ごわさです。
ガラスを擦っても、固いですから変わりませんよね。それこそガラスを砕く勢いで擦ったとしても、滑らかに均一にツル―っと「汚れだけ剥がれる」って、ありません。
どうするどうする?この汚さをナシにするって、リフォーム工事しかない?
そこで ウォッシュテックの石材浴室クリーニング、出動!
今回のミッションは、本来の黒い御影石に回復せよ!です。
新築時に、確かにあったはずの 黒さ なめらかさ 光沢 が、専門的なメンテナンスで蘇りました。
クリーニング以前は、全く不在であったガラス窓、その窓から見える雲までも、鮮明に映り込むようになりました。
同じ箇所を切り抜いて、ズームで。
御影石に、マニキュア状のコーティング剤など、何も上塗りしていない。
汚れも残していない。
その事実、画像からハッキリお分かりになることと思います。
ついでに、浴槽のフチもチェックされてみてください。なめらかで、一点の黒ずみも無く、陶器本来の光沢が戻っています。
新築時のデザインとコンディションを再現する、それがウォッシュテックの石の浴室クリーニングです。
ぼんやり全体に黒ずんで、曇って薄暗くて、ちょっとヌルッとする...そんなバスルームでは、気分もテンションもショボショボしますでしょう。
白!黒!パキッとクッキリ!窓!御影石!陶器!ステンレス!ピカッ!キラッ!プリッ!キュッ!それが新築時の浴室です。
石のバスルームを若々しく、清潔で快適にキープしたい。したいけど現実は...できてない...
そんなふうにお悩みの方、頼み先が無い方は、あんがい多いです。
もちろんリフォームやリノベーションよりも圧倒的に低コスト、建物へのダメージやリスクはゼロです。
というか、高額課金でリフォームやリノベをしても、数年後にまた汚れてくるのです。
根本的な解決法は 「専門的な石材メンテナンス可能な業者と繋がること」 しかないと思います。
他の業者には不可能です。
ウォッシュテックにお気軽にお声掛けください。画像を添付していただくと、具体的な診断を折り返せます。
日時:2024年10月 4日 PM 03:23
中古マンション タイル浴室 鏡縁の金具の水垢除去
東京都港区のマンションにて、タイル 高級仕様の浴室クリーニングを承りました。
長らく賃貸物件として運用されていた分譲マンションをこのたびお子様にお譲りになるとのことで、浴室クリーニングをご依頼くださいました。
浴室の壁と床は、セラミックタイルです。
浴槽の足側(奥)の壁には、ワイドミラーが設置されています。
鏡を支える金具は、ぼんやりと濁って輝きはありません。金具上縁には白色・灰色・ベージュ色?のゴツゴツ石のように固い水垢がビッチリ乗っかっています。
どなたもが 「汚い」 と感じられることでしょう。
都心のマンションは、防犯や景観、あるいは大気汚染などの理由から、浴室換気乾燥機が標準装備であることが多いです。
そして、日本人は 「シャワーをシャーッと掛ければ、汚れは流れてゼロになる」 という思想が強いです。
なんででしょう...水が豊富な国土だから?お墓参りの動作?とにかく 「水を流せばキレイ!オシマイ!拭いたり水気を切ったりはしなくてOK!」と思いがちです。
入浴後は水シャワーで全体に濡らし、洗濯物を干して、浴室乾燥スイッチオン!これを日常的にされますと、
鏡表面から垂れてきた水滴が金具の上辺に溜まり、高温にさらされ、その場で焼き付く...をコツコツと繰り返し、
結果、こちらの画像のようにビチーっと固い塊状の水垢に至ります。
賃貸マンションなので、退去後ハウスクリーニングはあったそうですが、最後の借主さんは期間が長く、汚れも相応蓄積、汚れはほぼほぼ残った状態で引き渡されました。
それもそのはず、「陶製タイルの浴室×鏡と金具に強烈な水垢」という組み合わせはハウスクリーニング業者には難題なのです。
前々回のブログにも書かせていただきましたが、水垢はガラスに近い成分で、セラミックタイルもまたガラスに近しい性質を持っています。
水垢は溶かせた!しかし、タイルも溶けて凹凸に崩れて質感ムラムラに!というトラブルに繋がりやすい。
あるいは...鏡の表面の水垢はダイヤモンドパッドで削り取った!しかし、面として当たらない角っこや隙間はビッチリ残ったまま!という事例も多いです。
ここにくっついている汚れに対し、どうしたらよいのか分からない...ゆえの汚いまま仕上がってくるということです。
「いくら掃除してもキレイにできない状態で若い夫婦に引き渡すことなど...できません。
ウォッシュテックさん、今こんなになってますが、できうるかぎりキレイで気持ちよいコンディションに整えてください...!」 と、お客様。
イエッサ!こちら、浴室クリーニング後の鏡のフチです。
まばゆい!
タイルは滑らかに輝き、鏡は鮮やかに反射し、ステンレスの金属質が直線的にピシッとアクセントに。光の相乗効果が見られます。
本来あったはずの色柄と質感のバランスが蘇り、清潔で美しい浴室に。
「これなら、あの子のパートナーさんも喜んでくれるはず...!」 と、お客様。
よかったよかった、ほっとしました。
高級仕様でデザイン性が高い浴室は、クリーニングの難易度は断トツ高くなります。
ハイリスクゆえのプレッシャーも、工程の多さ動きの多さからの体力的負荷も大きいものです。
マンション購入時の美しさやオシャレさは失われ、変わり果てた姿になってしまった。
しかし、ハウスクリーニングや家事代行業者では見違える結果にはならなかった。
そのように、かつて本来あったはずの機能やステイタスを回復したくとも、頼み先がなくてお困りの方はとても多いと思います。
ウォッシュテックでお役に立てれば幸いです。
清潔で美しい住宅にできれば、新しいご家族との信頼はグッとアップだと思います。
日時:2024年7月13日 PM 03:26
浴室 透明ガラスのドア 白いカサカサ汚れを除去
東京都江東区のマンションにて、浴室クリーニングを承りました。
こちらのマンションは、標準仕様で浴室扉が一枚物の透明ガラスです。
画像右下に、Cマークのシール。これは「強化ガラスですよ」のしるしです。
「強化ガラスは、硬くて強いわけではない」というブログに書かせていただきました通り、
浴室ドアのガラスは、なよ竹のように粘ってたわみながら衝撃をやわらげ、いざ砕ける時は危険を最小限にするため鈍く細かく...というテクノロジーで出来ています。
「硬く鋭く」の方向ではなく柔軟な脆さをパワーアップ、そういう「強さ」です。
そのような進化を遂げた強化ガラスの浴室扉をきれいにするには、旧式の 溶かしたり削ったり というようなクリーニング・テクニックは不適ということです。
アプローチがミスマッチであれば、結果、キレイになりませんし、ミスマッチであることを認めず強引にことを進めれば、細かな傷や曇りといった回復不能なダメージに直結します。
DIYで市販品や業務用品でチャレンジされる方も少なくありませんが、パンパンに腫れた眉間の出来物を指や縫い針で潰すくらいのチャレンジ、事後のリスクは高いと思われます。
ウォッシュテックの浴室クリーニングは、強化ガラスの扉の水垢除去、完全対応。
ダメージを与えるリスク無く、なめらかにクリアに、強化ガラス本来の機能を取り戻します。
クリーニング前の画像と比べてご覧いただきたいのですが、
白いボツボツうろ汚れがこびり付いたガラスは、スマホで撮影すると、自動的に汚れにピントが合ってきます。
なので、ガラスの向こうがボンヤリ写る。
浴室内と洗面脱衣室は、別の空間ですよ?と物語る写真になります。
しかし、クリーニング後は、養生シートの僅かな凹凸や洗面台の木目模様も鮮明に写ってきます。
汚れがきちんと除けているならば ガラス一枚、ここに隔たりとして在りますよ とスマホが認識しなくなる まったくの透明扱い の画像が撮れます。
実は、このような画像をネットに公開するのは、とてもリスキーです。
ウォッシュテックにご依頼くださるならば、このような状況であればこう変わりますよ、どなたでも。と宣言するわけですので、勇気がいります。
反対に、俺にできるかできないかわかんないし...俺が行くかもわかんないし...場合によるしお金と時間もアレだし...などとゴニョゴニョして、結局フワッとさせておけ、という姿勢であれば勇気は不要です。
しかし事実、ガラス扉に白いカサカサのツブツブがこびりついて、でも解決できなくて...と、お悩みの方はとても多いです。
だって、マンションの立地条件が気に入って買ったら、強制的に浴室がガラス扉で、掃除しても全然キレイにならない...、という方がほとんどなわけですから。
本当に迷って悩んでいるのに、ゴニョゴニョふんわりは失礼だと思います。
ですのでウォッシュテックは、勇気をもって具体例を公開です。
このようなガラス扉の水垢汚れは、ウォッシュテックのクリーニングであれば、このように決着しますよ、と。
きれいになるかならないのかイマイチわからんままのハウスクリーニング業者を入れるのか、
汚れた浴室を容認したいけど目につくたびモヤっとするわーという生活を続けるのか、
ウォッシュテックを入れるのか、
あとは、選ばれる方にお任せします。
日時:2024年6月14日 PM 12:28
石の浴室 鏡に固着した白い汚れ 水垢除去
東京都港区のマンションにて、石の浴室クリーニングを承りました。
壁面タイルに、直接に鏡が貼り付けられたデザインです。
手前のカウンターから鏡の下辺、ゼロ距離。
カウンターからの跳ね返り、降りかかるシャワー。
ゆえの鏡の下部は、ウロコ状の水垢が固着、白く曇って姿が見えなくなっています。
新築時は、温かみある光沢感の大理石と、無機質でクリアな鏡、その質感の対比がとても美しかったかと思うのですが、
数年の生活を経て、今は、美しくないし使いづらい。
あの頃はステキだったけどねぇ...そんなことでは勿体ないです。
浴室クリーニングで、デザインと利便性を回復してみます。
鏡がクリアに戻りました。
大理石の黒ずみカビも清潔に、本来のベージュのグラデーションがナチュラルです。
これはいつものことですが、 「鏡の汚れが取れました」 という画像を撮ると、クリーニング前は壁面と鏡表面ビッチリ覆った汚れにピントが合うのですが、
クリーニング後は鏡の向こう、映っているものにピントが合います。
スマホも 「この鏡、鮮明です」 と判断です。
なお、画像中央あたり、白いモヤモヤが見える部分がありますが、これは、社長・中島が着ているフリースに、鏡をキレイにするための材料が付いて汚れているためです。鏡の汚れではなく、服の汚れです。
おそらくこの浴室は、「金具とか樹脂とかは邪魔なんだ...シンプルに、石と鏡がパキッと切り替わる感じにしたいんだ...」 と、設計デザイン先生がプレゼンされ、それいいねと採用されたのでしょうけど、
浴室は、お湯がジャパジャバ、泡がブクブク、トリートメントはヌルッヌル、水と汚れの量がハンパないところです。
よ...っぽどの生活習慣的な努力が無い限り、新築当初のデザインを長く維持することは難しいといえます。
ホテルライクなデザインは、毎日ホテルライクな清掃をしなければ維持できません。
既にホテルライクではない汚れ方をしている場合は、ウォッシュテックで対応させて頂きます。
浴室クリーニングの料金は、サイズとデザインによる従量制です。
扉を含めたなるべく全体像と、お悩みの箇所の接写をお送り頂ければ、仕上がりの見通しや料金を具体的に折り返せます。
料金表サイトより、お気軽にお声掛け下さい。
日時:2024年3月 8日 PM 06:27
浴室 ガラス扉のウロコ・くもり水垢汚れを除去し透明に戻す
東京都大田区の戸建住宅にお住いのお客様からのご依頼で、浴室クリーニングをさせていただきました。
ユニットバスの扉は、浴室内の様子が見える「窓」部分がカーボネイト(樹脂)製であることが多いですが、
強化ガラスが採用されている現場も少なくありません。
強化ガラスの浴室扉は、真ったいらで完全に透明...であるがゆえ、モヤモヤと濁ったり、水滴の跡が白くムラになったりが目立ちます。
ガラスの向こう、現場に持ち込まれたブルーシートとお道具たちが、ボンヤリ見える感じ。
特にガラスの下側の縁あたり、水滴が受けて溜まるので水垢が白くカリカリに固まっています。
よくドラマに出てくるバーテンダーさんが、カウンター越しでグラスを布でキュッキュッと磨いているシーンを見かけますが、
バーの薄暗い照明の中でグラスがキラッと輝くためには、使うたび乾いた布で完全に水滴を拭き取るくらいの労力が必要ということです。
それに引き換え浴室のガラスは、お湯をジャバジャバ・泡やトリートメントや整髪料をビシャビシャ、と大量の水道水や化学物質を浴びておりながら、
その後のお手入れは換気くらいかなーという、同じガラスだのに過酷な使われ方です。
あれっ何だかみすぼらしいぞ!と気付いた段階でキュッキュッと磨いてみても、数週間や数か月にわたって固く蓄積しているので、きれいに除くことができません。
蓄積した水垢は、石のように硬いです。
首都圏の水道水はガラス成分(シリカ)がけっこうな量で溶け込んでますので、ガラスにガラスが密着しているような状態です。
当然ながら、ガラスはクエン酸やお酢ではビクともしない。このような水垢をクエン酸で中和するなど不可能です。
ガラスを傷つけることなく水垢だけを除きクリアに回復するテクニックはハイコストでハイリスクです。
つまり、失敗する確率が高く、必要となる材料・機材の値段も高い。
ゆえに、一般的なハウスクリーニング業者や家事代行業者では行えません。
レストレーション専門業者、ウォッシュテックならば、できる。キッパリ、これは強みです。
クリーニング後の浴室ガラス扉。
ガサガサとノイズのように覆っていた水垢がクリアに戻りました。
ブルーシートの繊維模様までクッキリ見える、透明です。
鏡のように浴室内も鮮明に映し込む、透明です。
もとより、浴室をガラス扉にされるのは、洗面室との境界を曖昧にして広く感じさせたり、プラスチッキーではない無機質な印象だったり、
高級感やデザイン性が目的だと思います。
つまり、透けて存在感を消しつつも、艶やかな輝きがあって欲しい...という思いからガラスが選ばれ、設置されている。
白く曇ったり汚れて見えたら、台無しです。
「ガラス扉の水垢、こんなに頑固とは知らなかった...自力でキレイに出来ないしろものとは」
と、ガッカリされる方も多いかもしれません。
しかし、ウォッシュテックの浴室クリーニングをされてガラスクリアリセット後のお客様は、
水道水が干上がった跡を作りにくくするため生活習慣を工夫されたり、
年1回ウォッシュテックに頼めば解決じゃーんとストレス解放されたり、
「そのうえで、今あるガラス扉の美しさをフルでエンジョイしちゃおう」と仰る方が多いです。
なぜだか「自分の家は全部自分でキレイに解決出来て当然だ」とお考えの方は少なくありませんが、
たとえば髪は?歯は?料理は?勉強は?どなたも、自分では解決できない分野、あらゆることを何かしろ専門業者にご依頼されていると思うのです。
家の汚れも同じ考え方で、どうぞお気軽にお声掛けください。
日時:2024年2月13日 PM 02:27
浴室 陶製タイルの水垢を除去 光沢と色を回復する
壁面がタイル張りの浴室クリーニングをさせて頂きました。
タイル全体を見ると、不透明でパサパサとした印象。照明に透かしてよく見ると、ツブツブしたムラや縦縞があります。
この濁り・くすみ汚れは、水道水が壁面に降り掛かり、その場で水が干上がった痕跡です。
日本の水道水の原料は、いったん地面をくぐった雨水です。地面をくぐると、地中にある岩・石・砂の成分が溶け込みます。
岩・石・砂って何だ?カルシウムやシリカなど、ミネラルウォーターのボトルのラベル裏側に記載されているような物質の塊です。
シリカって何だ?ガラスの原料です。
つまり、薄ーいガラスっぽい成分が、ランダムに積み重なりくっついているのが、この濁り・くすみ汚れの正体です。
この何でも濁らせくすませる「水垢」と呼ばれる汚れ、実は、ちょっと付いてもすぐ拭けば除けます。
のはずが、お掃除してもキレイにならない理由は、大きく3つです。
1)長期にわたって付着しているから
ガラス質の釉薬と、ガラスの性質がある水垢。くっついた状態で長く置くと、より強固に密着します。
夏休み明けに筆箱を開けたら 「消しゴムと定規が一体化してる!」 のような感じです。
2)量が多いから
放置期間が長くなるほど、汚れが分厚く強くなります。
3)乾燥を繰り返している&焼き付いているから
何度も濡れて乾くを繰り返している、浴室換気乾燥機を使って何度も高温になっている水垢は、強くなります。
ホットケーキのタネがコンロに飛び散った。すぐ拭いたらすぐ取れる。しかし、だいぶ気付かずカチカチに乾いていたら?さらに、焼け焦げていたら?メチャ固い!というような感じです。
たとえばホテルのバスルームのタイル壁がキレイなのは、どうして?
なぜなら、「ちょっと付いても都度すぐ拭く」をチェックアウトのたびに繰り返し、水垢をイージーモードにキープするからです。
でも、ご自身でホテルレベルの管理をされるのは難しいかもしれません。
浴室の壁面の面積はけっこう大きいです。背伸びとしゃがむを全面拭くまで繰り返すのは、おっくうですものね。
なので、気付いたときには、「え?ぜんぜんキレイにならない。掃除を頑張ってみても汚さが変わらない。」となりがちです。
掃除でキレイにならない段階まで来たハードモードの浴室は、ウォッシュテックでメンテナンスをされてください。
1年以上経過した濁り・くすみ・カサカサ・パサパサの水垢も、この通りです。
タイルの表面に施されたガラス質の釉薬が、プルッと艶やか。
カサカサに古びた印象が一転、瑞々しく若々しく回復しました。
壁面は、浴室の中で最も面積が大きい部分です。
ということは、壁面が清潔に輝けば、浴室全体の雰囲気は明るく変わります。
イメージではなく物理的に、です。
クリーニング以前は照明もステンレスの輝きも全てドンヨリ吸い込まれていましたが、合わせ鏡状に反射していますから、事実明るくなるのです。
ホテルのバスルームみたいなタイルの光沢、ウォッシュテックの浴室クリーニングで再び実装できます。
ぜひ!
日時:2023年12月 8日 AM 11:50
浴室 ガラス扉に固着した白い水垢を除去しガラス本来の透明感を回復
いよいよ12月、年末大掃除のハイシーズン到来。
「ウォッシュテックといえば浴室クリーニング。最優先でよろしく!」と、お声掛けくださるお客様の現場が連日続いてまいります。がんばります。
今回は横浜市のマンション、浴室のドアがガラスです。
白い!モヤモヤ!つぶつぶ!透けない!
水垢がガラスに固着。洗面室が曇って、よく見えません。
「もちろん、掃除をしてみました。
洗剤をスプレーしてスポンジでゴシゴシしたり、カビキラーやクエン酸も使いました。
それでもガラスは全く透明には程遠く、やり方が弱いのかな?と、固めのスポンジたわしでガッシガッシやっちゃったり...
でも、キレイに透けるガラスには戻らず。
鏡やガラスのウロコ取り研磨にはダイヤモンドパッドと知って、しかし調べているうちにウォッシュテックさんのデメリットやリスクのブログに行き当たり、
傷ができて後々まずいことになったとしても今キレイにすることが正義 という勢いが急激に冷めて...
と同時にめんどくさくなって、お任せすることにしました。」 と、お客様。
そうなんですね。ウォッシュテックにお任せくださりありがとうございます。
浴室クリーニング後のガラス扉です。
ガラスがクリアになめらかに回復。洗面室がまっすぐ透けて見えます。
ドアと向かい合う浴室鏡もクリアになりましたので、合わせ鏡のように無限に照明が映り込んでいます。洗面室も浴室も、一段明るく感じます。
ちょっと頑張られた痕跡がありますので新品同様とはいきませんが、お客様がお考えの浴室ガラス扉の仕上がりイメージって、こうじゃないかなと思います。
同じ画像をズームでご覧ください。
この状態が、ご自身では透明に戻せないであろうレベルの水垢です。
水道水のしずくの跡が重なっていることがお分かりになるかと思います。
水道水中に溶け込んだミネラル カルシウムやシリカ がその場に留まり、蓄積したものが水垢です。
※水垢は人工的に添加されたカルキが原因ではありません。日本の水道水は100%ミネラルウォーターでできています。自然由来です。
何年もかけてできた汚れも、何日トライしても変わらない汚れも、ウォッシュテックに半日ほどくださいましたら、ガラス扉はこのように変わります。
画像下部、社長・中島の手(青いグローブ)がご覧いただける透明感です。
こと家の汚れをきれいにするにあたっては、ハードでパワフルな方向にエスカレートしがちです。
でも、汚れを除きたい衝動に突き動かされて強く激しくやってみても、思い描いていた理想には程遠く、あるいは後悔になることがほとんどではないでしょうか。
汚くて使いづらい状況にありながら、掃除だけではどうにも良くならないところ、家のあちこちにあると思います。
今回のように浴室扉が白くなって透けないとか、スイッチパネルの表示が見にくいとか、鏡がジワッと黒ずんでくるとか。
日々お掃除していても、どうしてもそうなってくると思うんですよね。
どうぞ皆さま、 いま支払っている家賃や住宅ローン分、毎日フルに家を使い切ってるナァ と実感していただけますよう ウォッシュテックのメンテナンスを取り入れられてみてください。
自分でもできる掃除を自分に代わってやってもらう家事代行やハウスクリーニングとは異次元の、メンテナンスの世界へお誘い申し上げます。
日時:2023年12月 1日 AM 11:44
御影石の浴室 白くて固い水垢汚れを除去 清潔に光沢・色柄を回復
横浜市の戸建住宅、御影石の浴室クリーニングを承りました。
浴槽付近のタイル、水栓の根元あたり。白い水垢が分厚く固着しています。
濡れた手で水栓を捻るのでお湯がジャバっとかかりやすい。しかし傾斜が無いため留まりやすい状況。
結果、水道水に含ミネラル(カルシウムやシリカ)が干上がって取り残され、長期にわたり少しずつ積み上げられ、鍾乳洞のように?石のように?ガッチガチに白く見えるようなりました。
「 たかが汚れ。掃除を頑張れば、取れるはず!
石の水垢落としクリーナーを買って、取説通りに...あれ?この汚れ、落ちないぞ?ゴシゴシ...どうしていいかワカラン。疲れちゃった。
掃除じゃムリか~。でも、こんなもんか?温泉の大浴場の石も、時々こんなふうに白くカサカサに汚れているじゃん?石ならではの味ってことでいいよね? 」
と、そこから更に1年ほど経過したある朝 「 いやいや、コレ、みすぼらしすぎる。不潔っぽすぎる。 」 と、急激にイヤになり、検索されてウォッシュテックに辿り着かれたとのことでした。
※水分が蒸発して完全にドライになる朝は、白い水垢が目立ちやすいのです。
仰る通り、ロマンティックな細工の水栓も陶製の浴槽もパサパサと薄汚れて、御影石のタイルは膜が張ったかのように白く濁って、何がどう設えられているのか...質感が迷子です。
質感や色柄の違いがデザインの決め手である石の浴室は、質感が迷子になるととたんに牢獄・廃墟のような雰囲気を醸してしまいます。
石の浴室クリーニング後。
どうでしょう!
石は石、金属は金属、陶器は陶器...材質それぞれの光沢がまぶしい!
どす黒く毒ッ気を発していた目地も、カビを除去して清潔に。
壁面の石材タイルには、鮮明に水栓と浴槽が映り込んでいます。
真っ白に水垢で隠蔽されていた部分には、真上からスマホを構える社長・中島の姿と照明がクッキリ。
ドヨンと薄暗く沈んだ浴室の印象が、それぞれの素材が照らし合って明るく、清潔に、そしてゴージャスに輝いています。
平成の強気を感じる高級仕様の石の浴室、クリーニングで現役復帰です。
何年もモヤモヤくよくよしていた汚れなのに、クリーニングはたった1日で完了します。
最短で現役感を回復できる。それがウォッシュテックのクリーニングならではの強みです。
令和の今、このように本物の天然石がふんだんに使われた浴室は珍しいといえます。
石は掃除ではキレイにならないし、汚れて古臭くてみすぼらしくて、だからリフォームで取り換えようって、だいぶ捨てられちゃってます。
リフォームで撤去となればバキバキに砕かれてコンクリ同等のがれきとなります。もったいないことです。
石は掃除ではキレイにならない...掃除で無理なら、専門的な石材メンテナンスの領域です。
ぜひご自宅の浴室で、ご体験されてみてください。
日時:2023年10月27日 PM 01:56
石の浴室 大理石の壁タイル ツヤを落とさずカビを除去する方法
東京都世田谷区のマンションにて、石の浴室クリーニングを承りました。
こちらの浴室は1年に1回、定期的にお伺いしています。
壁面タイルは大理石です。
黒いカビが目立ちます。
接写でご覧ください。
石って、カッチカチで何があっても変わらないというイメージがあるかと思うんですが、
天然石、特に大理石は、顕微鏡で見るとスポンジみたい。穴ぼこだらけなのです。
つまり、石と言うても脆くてスカスカです。
なので、水道水・お風呂掃除用洗剤に含まれる成分・カビ除去剤に含まれるアルカリ成分を、あっという間に吸い込んで影響されてしまいます。
しかも、いったん吸ったら、どんどん奥に染み込んじゃう。乾きにくい。つまり、とても汚れやすい。
東京や横浜の高級マンションでは、石のバスルームが標準仕様ということが少なくありませんが、
マンションは、購入契約後物件引渡しの瞬間を 「最高潮にイケてる」状態に持って来なくてはならない都合上、実際に何年も生活したらどうなるかはフワッと...多く語られません。
ゆえの石の浴室オーナーさんは、ご入居数年にわたるご生活、このような流れでお困りになられる方が多いように思います。
1)カビる。汚れる。
↓
2)洗剤で掃除する。 → 白く濁る。
↓
3)カビ取りする。 → カサカサ、パサパサになる。
↓
4)掃除してもキレイになってゆかないぞ?むしろ酷くなってゆくような?な...なぜ!ど...どうする???
↓
5)業者を入れてみた! → キレイにならなかったぞ?(あるいは)ツヤや色柄が変になったぞ?
↓
腑に落ちないまま、(1)に戻る...そして 監獄っぽい廃墟っぽい浴室 に近づいてゆく...
石の水まわり、特に浴室の美しさと清潔さは、何となくでは保てないハードモードです。
・適切な日常管理の具体的方法
・専門業者による定期的なメンテンナンス
その2点を押さえ、生活を回す必要があります。
どちらも手付かず、あるいは片方だけ、という場合は、日常的に感じる汚さ・不潔・めんどくささと手を切れず、回復不可能レベルの汚れを理由とする改修工事(とても高額で大掛かり)までのリミットが爆発的に早まります。
QOL、SDGs、タイパ、コスパ、どの切り口から考えても 定期的なメンテンナンスにして清潔で上質な浴室を長く使う方が、安いしイージーモードという事実を、もっと知っていただきたいなと思います。
そして、「 ウチは、年イチでウォッシュテックに頼んでるからオッケーだ 」 という気楽さに繋がっていただきたいなと思います。
浴室クリーニング後の石の壁面タイル。
黒カビが消え、大理石本来の色柄、ピンクベージュ・アイボリー・褐色のマーブル模様が回復しました。
石って、汚れがあると、なんとなく不穏で陰惨な雰囲気を帯びやすいです。
クリーニングして汚れが無くなると、本来の優しい可愛らしい雰囲気に戻ります。
同じく接写で。クリーニング前の画像と比較されてご覧ください。
石の質感には変化がありません。どなたもが「石らしい」とイメージされる通りの質感です。
汚れを除く際、石の光沢や色柄を損ねない。
そこも石のクリーニングに特化しているウォッシュテックの強みです。
一般的なハウスクリーニング業者は、「石のカビが気になるのよね」 と、相談されたら、カビ除去剤を使います。
石にできたカビは手ごわいですので、ふんだんに使うことでしょう。
カビ取り後、カビは漂白された。
しかし、その後、石が変になったような...。
「えっ。でも、カビ、キレイになりましたよ?」
そのようなトラブルで業者と延々交渉するというのは、骨が折れるし疲れるものです。
業者とすれば、今から光沢を戻す術は持ってないわけで、石を変質させた過失を認めれば、タイルの貼替という超高額の損害になる...と戦々恐々ですから、話は難航必至です。
ご自宅に似た汚れ・似たデザインの施工実績をバリエーション豊かに掲載している業者を選ぶことで、そのようなトラブルは避けられます。
「石の浴室...ナァ」 と、持て余し気味の方がおられましたら、定期メンテンナンス、この機会にご検討ください。
クリーニングの範疇を超えたコンディションで回復不能...あと数年でも早くお声掛け頂いておったなら...という石の浴室も少なくありません。
なるべくお早目にお声掛けください。
日時:2023年9月 8日 PM 01:25
浴室 ガラス扉が透けない!白い汚れ・くすみをクリーニング
都内マンションにて、浴室クリーニングを承りました。
強化ガラス製のドアが、ぼんやり白く曇っています。
寄って見ると、汚れの具合はこんな感じ。
シャワーに向かって背後に位置するガラス扉は、体に掛けたお湯が膝から下あたりに当たります。お湯や石鹸が床から跳ね返ったりもします。
使うたびどんどん汚れができますが、お風呂に入るたびに這いつくばって掃除...とか、しませんよね!
そういうわけで、とっても汚れやすいです。
こちらのガラス扉は、水垢が固着し、透けて見えるはずの床タイルが、白く濁って見えません。
汚れて白く曇ったガラスは、ガラスとしての機能を失っている...!
だって、向こうをクリアに見たいから、洗面室と浴室が一続きと感じたいから、わざわざ透明のガラスを選んでいるわけで、役割を果たしていないじゃあありませんか。
汚れの固着は、
「こうしたら使いやすいし理にかなってる。だから、この材質をここに使おう!」
「この色と質感の対比!エモい!」
というような知的で緻密に練られたコンセプトも、一目見ただけで 「ガッカリだな...」 に変える破壊力があります。
そういう汚れは、サクっと取っちゃえばよいのです。
浴室クリーニング後のガラス扉。
ガラスが透明に!
床タイルもクッキリ見えるようになりました。
そして 「実は、壁面は白地に黒いマーブル模様の大理石タイルだった!」 と、見えるようになりました。
クリーニング以前は、汚れで隠され、何が何やらだったのでした。
ビフォア同様にズーム画像でご覧ください。
ウォッシュテックのガラスクリーニングは、ガラスより硬い研磨剤やダイヤモンドは一切使用しません。
なので、引き渡し時はキレイ、だけど実はミクロな傷が無数に付けられていて凹凸に引っ掛かる形で更にパワーアップした水垢が固着してしまう、というようなリスクは一切ありません。
なお、この画像は完全に乾燥した後の状態で撮影しています。
濡れた状態で引き渡され、そのときは目立たなかったが、ハウスクリーニング業者が撤収して数時間後、乾いた状態で見ると、やっぱりある...残ってる...そのようなウロコ汚れ・白い斑点・ぼんやり水垢、ございません。
そういや先日、知人が顔のシミをレーザーで取ったと教えてくれました。
「どうなることかとドキドキしたけど、全然あっけなかった。
今まで美白化粧品やメイクで頑張ってたのに、何年もくよくよ悩んでたのに、あっという間だった。
今、とっても自分の顔を気に入ってる。
ちょっと勇気とお金と時間は要ったけど、テクノロジーで解決できるって実感した!」
と、ピッカピカの笑顔でした。
そんなふうに、住宅も 「気に入ってる」 コンディションに回復できるテクノロジーがあることを、実感していただきたいなと思わせていただきました。
「この汚れが取れたら、いいのになぁ...」 そんな浴室でお悩みならば、お気軽にお声掛けください。
日時:2023年8月17日 PM 01:56
石の浴室 白い固い汚れを除去し本来の光沢に直す
横浜市青葉区の中古戸建にて、浴室クリーニングを承りました。
御影石がふんだんに使われ、とてもゴージャスなバスルーム!
しかし、浴槽の縁の石材が汚れ、真っ白に濁っています。
カサカサと白く水垢が、膜状に覆っています。
固い汚れです。洗剤をスプレーしてスポンジで擦ってみても、全く変化ありません。
画像をズームすると、長期にわたり蓄積した汚れなんだなーとお分かりいただけるでしょうか。
中古物件ですので、売却前に不動産仲介業者経由でハウスクリーニングが入っています。しかし、汚れは残っています。
設備として不具合や故障は無く、十分に使える。
だが、汚い。不潔そう。使いまくって傷んでる感じ。
ここで頭によぎるのは 「 リフォームする?」 ではないでしょうか。
しかし、石の浴室をユニットバスにリフォームするとなると、それはそれは大変なんです。
浴室全体に張られている石材を全て、ドリルで砕いて除いて棄てねばなりません。
御影石はとても固くて重い石ですので、壊して捨てるところまでだけでも費用は相当のもの。プラス新しいユニットバスを入れる費用です。
住宅で浴室をリフォームするというのは、歯で言えば親知らずを抜くようなもの。うるさい。ゆれる。ストレス。さらに石の浴室なら、斜めに生えてる親知らずを抜くようなもの。大掛かりな手術です。
さらに。築15~25年の住宅に使われているのは、好景気時代に世界中から強気で買い付けた石材です。今これから、同じクオリティの石は入手困難といえます。
そんな高価で希少な石であっても、砕いて棄てればガラ・産業廃棄物・建設廃材の扱いです。二束三文でリサイクルです。
ともすると汚れが原因でリフォームされがちな石の浴室ですが、実際にするとなると、いろいろ体力がいることと思うんです。
その点、クリーニングは1日です。しかもリフォーム工事費用と比べるまでも無い安価。砕いて棄てて新しく作り変えるとは比べ物にならないイージーモードです。
もちろん 「 もし、クリーニングで石本来の清潔さや美しさが戻せるなら 」 という前提でのお話ですけども。
ウォッシュテックの御影石の浴室クリーニングの仕上がりは、この画像の通りです。
御影石本来の光沢と清潔感が回復。
窓や照明が鮮明に映り込んで明るさを真っすぐ跳ね返すようになり、浴室が明るい印象です。
黒・茶・赤・白の色柄が美しく、指で触ると瑞々しさと滑らかさを感じます。
もちろん、人工的な塗装など上塗りしていません。まあもし、汚れが残ったまま塗っても、このような画像にはなりませんけども。
同じくちょっと寄ってみます。ビフォア画像と比較してご覧ください。
今、ちょっと年季の入った豪邸が手放され、中古住宅の市場に出てきています。
スケルトンリフォームとか大型改修とか色々やり方はあると思うんですけど、
もう手に入らない良質なものが壊れてなくて在る場合 「汚れてるから全部ぶっこわして捨てる 」 というのは、ご自身にも地球環境にもたいへん厳しいことと思います。
クリーニングをして、設備として使えなくなるその日まで、気持ちよく大事にする。
そういう新しいやり方、「 石の浴室をきれいにできる 」 ウォッシュテックなら可能です。SDGs!
浴室の大きさ・デザインが分かる画像と汚れの画像を添えて、お気軽にお声掛けください。
もちろん、ご入居前の中古物件を全体クリーニングさせて頂くことも可能です。難しい石の浴室もワンストップで承ります。
日時:2023年7月18日 AM 11:18
浴室 黒色カウンター・鏡・金属の水栓の汚れを全除去
東京都港区のマンションにて、浴室クリーニングを承りました。
浴室クリーニングは1つの場所としてオーダーされるのですが、実はとても複雑です。
御影石、釉薬を施されていないセラミックタイル、釉薬は施されているけれどあえてマットな艶消しにされている陶製タイル、天然石を人工的に加工したクォーツストーン、強化ガラス、鏡、陶器。
と、こんだけ多様な材質がギュッとひしめき合っているのです。
でも、お風呂場です。水をザンザカ、石けんやシャンプーをブクブク、体をキレイにするところですから、汚れは分け隔てなく付きます。
全体が白くくすんで膜が張ったよう。材質の質感や色の違いがよくわからない。それは、汚れの固着が進んでいるということです。
同じ画像をズームで切り取ってみます。
クエン酸や重曹のお掃除法で 「酸性の汚れにはアルカリ性、アルカリ性の汚れには酸性を使って、汚れを中和する」 と説明されることが多いと思います。
しかしそのとき必ず、小さーい字で注意書きが記載されているはずです。
「 ※材質によります。変になってもワタシは責を負いませんよ。 」 と!!
事実、
ステンレスメッキが施された水栓にクエン酸の溶液を浸したキッチンペーパーで数時間パックしてメッキが腐食、色と質感を完全に失った事例や、
鏡をクリアにしたくてクエン酸パックをしたが成果を得られずトイレ用の酸性洗剤を使ったところ、鏡の裏側が腐食、鉛色の腐食跡が生じた事例など、
「アルカリ性の汚れには酸性ね!アイアイサー!」でやってしまい、ウォッシュテックにお寄せいただくトラブルは少なくありません。
つまり、「材質とケミカル(洗剤)のマッチング」を正確に見極めなければ、「今、ここに付いている汚れ」ツルっとそれだけを除けないということです。
プラスティックには問題なく使えるが、石材に触れれば瞬時にショワッと溶けて光沢が即死するので使っちゃダメ。
しかし、ショワッとさせずに、プラスティックに付いているのと同じ汚れを除くなら?
そういう計算を超スピードでできるかどうか。その計算をスムーズな動作で落とし込めるか。
確かに、しかし迅速に、求める結果に到達する。そこが「技術」であり、お金を投じるべき他社との差だと思います。
浴室クリーニング後のカウンター、鏡、水栓。
鏡は鏡、石は石、タイルはタイル、金属は金属。一目で分かるようになりました。
社長・中島の髪の毛のボサボサ感までつぶさに見て取れるようにツルっと。
色と質感が健全なコンディションに回復。これが本来の美しさです。
同じく、クリーニング後の画像をズームで。
このデザインの水栓は、平らな面積が大きく、金属光沢が正常なときは照明を真上に反射させて美しいのですが、形状上、水垢で曇りやすいというデメリットもあります。
なので、ゴシゴシ掃除をされる方も多いのです。でも水栓に施されたメッキは柔らかくて薄いです。ゴシゴシ傷は、くすみ汚れを除いてみますと、この画像のように目立ってきますので、くれぐれも深追い厳禁でお願いします。
さまざまな色合いと質感が入り組んだ浴室は、掃除が難しいです。
難しい それはつまり、科学的見地がなければ 復旧不可能な失敗やトラブルが起こりやすい&求めている成果が表れにくい ということです。
ご自身で管理されるにしても、家事代行業者やハウスクリーニング業者に頼んでみてもスッキリしないのは、「難しいから」です。
科学的見地が安定しているから、どんな材質でも美しく洗える それがウォッシュテックの強みです。
浴室の、拭いきれない汚さと生活感でお悩みの方は、浴室全体の画像とお困りの箇所の接写を添えて、お気軽にご相談ください。
日時:2023年7月 9日 PM 03:19
浴室の御影石 くすみ汚れを除去し石本来の光沢に回復
東京都目黒区のマンション、石の浴室をクリーニングさせて頂きました。
浴槽の縁は、御影石です。
湯船に入る時にまたぐところですので、水道水が滴りやすく、角度も無いため排水されず、
その場で水滴が乾燥し、水道水に含まれるカルシウムやシリカだけが留まり、毎日ちょっとずつ蓄積して、
白い膜で全体が覆われたかのように、あるいは雫の縁取りだけ残したマダラ模様が重なったかのように見えてきます。
「新築の頃はツルツルピカピカの鏡面だったのに、汚れて濁ってしまって...」 と、お客様。
高級仕様のデザイン性が高いマンションでは、バスルームに 天然石がふんだんに使われていることが多いです。
特に御影石は、色は淡い灰色から漆黒までのモノトーン、質感はツルツルに磨き上げた鏡面やハンマーで叩いた凹凸状...と微妙な組み合わせを表現できるためか、多いように思います。
ウォッシュテックに浴室クリーニングをご依頼くださるほぼほぼのお客様は、このように仰います。
「石の浴室を望んだわけではないのですが...強制的に石だったのですよね...」
「石は、掃除の難易度が高いと頭ではわかっていたのですが、実際に住んでみるとやはり大変で...」
「いよいよ汚れが自分では手に負えない状況になって、業者を入れると決断、マンション提携のハウスクリーニングを頼んだのですが、さほどキレイになったという実感を得られず...」
「ネットで調べて調べて、ウォッシュテックさんを見つけました」
お困りが長期にわたって何段階も重なっていらっしゃるのです。
今回のお客様もです。お役に立てれば幸いです。
かくして、浴室クリーニング後の浴槽縁、鏡面仕上げの御影石の画像です。
鏡面に固着した水垢の白い曇りを除去し、ツルリと滑らかなテクスチャに回復。
本来の色柄が鮮明に見えるようになり、鏡面に天井照明が真っすぐ反射!明るくなりました。
石の浴室は、どなたもお察しの通り掃除が難しいといえます。
石は、水や洗剤や汚れを吸い込んでしまいます。それゆえ、汚れが染み込む形で蓄積しやすいです。
そして、市販のお風呂掃除用洗剤の裏面ラベルを見ると 「石の浴室には使用禁止」 と記載されています。
「...え?じゃあ、どうすれば?」 と、なりがちです。
なので、「もう、いくとこまでいって、ユニットバスにリフォームするさ」 と目をつぶりがちなのですが、
石の浴室をユニットバスにリフォームするとなると、貼られた石をガンガン割って砕いて運び出して産廃処分する工程が初めに来ます。
管理組合への申請は必須・費用はとても高額・工期は長め・工事作業中のストレスは大きい ...おそらくイメージされているよりハードモードなのですね。
なるべくリフォームの工事は、やりたくないものです。できればリフォーム無し・かつ好条件で売却されたいことでしょう。
そして、「いくとこまでいく」というのは、おそらく 監獄 荒れ墓 的な雰囲気を放つ状態にあると思うのですが、
はたして、そんなお風呂に入りたいだろうか?そんな浴室を目指していいのだろうか?この私に、その状態がしっくり来ていいわけがないじゃない?
否(いな)!今こそ何とかせないかん!と思い直していただきたいです。
ネバーギブアップ おしゃれな石のバスルーム!
汚れでお困りの石の浴室オーナー&ユーザーの方々に情報がスムーズに届きますよう、今後もブログを重ねてまいります。
日時:2023年7月 1日 AM 10:39
浴室 床タイルに固着した白い水垢 ハウスクリーニングでは取れない汚れを除去
東京都品川区のマンションにて、浴室クリーニングをご依頼いただきました。
ウォッシュテックの浴室クリーニング料金表で割増対象となっている 「ユニットバスだが、床だけ目地のあるタイル」 は、この画像のような浴室です。
築2000年あたりのマンションで、比較的多く拝見します。
まだら状に、モヤモヤっと白い汚れがこびり付いています。
不潔感あり。古さ感あり。そういやこの家、全体にそんな感じするかも?急にネガティブな印象にひっくり返るキッカケとなるような汚れです。
実はこの浴室、ハウスクリーニング直後の状態なのです。つまり、床タイルの白い水垢は、ハウスクリーニングでは解決しない汚れということです。
ご依頼までの経緯は、下記の通りです。
自ら住むのをやめて賃貸にチェンジするに際し、ハウスクリーニングを実施したが、汚れが残った。
→ リフォームも視野に入る築年数だが、浴室としての使用には当座不具合は無い。初期投資を抑えて家賃を低く提示し、客付けを有利にしたい。
→ リフォームはイヤ。ハウスクリーニングではキレイにならない。って、なんじゃそりゃ。
→ この汚れを取り除ける業者、いるかね?みーつけた!
かくして、ウォッシュテックの出番となりました。
浴室クリーニング後の床タイル。
ちょっと古いけど、清潔でキレイ。この賃貸マンション、いい感じかも。という印象に持ってこれる浴室にできましたでしょうか。
接写で、タイルの画像です。
タイル本来のマットな質感、微細な凹凸に戻りました。
画像からお分かりいただけると存じます。マニキュア状の塗料を上塗りするでなく、固いブラシなどでタイルの表面もろとも削り落とすでもない、もちろん汚れは残っていない 「何も付着していない」状態です。
「表面に何も付いてない、材質本来の姿に回復する」 それが、もっとも自然にストレートに説得力を増す方法だと思います。
なお画像右下、目地に脱落が生じています。これはクリーニングの範疇ではありません。とはいえ補修すればOK、もちろん防水上の問題は全くございません。
「完璧っ!」 と、お立会いくださったマンションのオーナー様。
お役に立てて幸いです。
● ハウスクリーニングではキレイにならない。
● リフォームは高額すぎる。したくない。
● でも、いい感じに見せないと損する。どうする?
そんなとき、ウォッシュテックがお役に立ちます。
お気軽にお声掛けください。
日時:2023年6月 9日 PM 01:56
浴室 ガラス扉の白い汚れを除去 洗面室が透けて見えるよう回復
東京都港区のマンションにて、浴室クリーニングを承りました。
高級仕様、都心のマンションでのバスルームは、 「強化ガラスの一枚扉」 一択であることが少なくありません。
洗面台・洗面室・浴室が、区切られない一つの空間として、色柄・質感とも完璧にコーディネートされているので、
浴室扉は必要だが目立ってはいけない。「存在感」は無用。ゆえのスケスケをチョイスされやすいようです。
しかし、浴室は、お湯をザブザブ浴びて体や髪の汚れを洗い流すところです。
住宅としてそこで数年生活するなら、汚れないはずはありません。
白いツブツブ汚れが固着、ムラ状に濁ることにより「洗面室との境界、ここにあり」という存在感があらわれています。
汚れていることによる自己主張こそが、生活感と言えましょう。
新築当初はツルツル透明なガラス。しかし、半年後、1年後、2年後...と経過するほどに固着汚れの凹凸が引っ掛かりやすくなり、加速度的に汚れが付きやすくなってゆきます。
ウォッシュテックでは、ガラス扉に固着した白い汚れに対し、下記のような頑張りを経て、ご依頼くださるお客様が多いです。
1)お風呂掃除用洗剤とスポンジでクルクル洗い...変化なし。
2)カビキラーやハイターを使ってみる...変化なし。
3)動画やSNSで調べて、クエン酸パック...ちょっと薄くなった?いや、完全に乾いたら、やっぱ白い汚れ、全然あるわ...!
4)ホームセンターで入手したダイヤモンドのウロコ落とし...ゴシゴシ...ツルッ...あ、引っ掛かりが無くなってキレイになったかも?でも、このゴシゴシをドア全面に?何日かかる?気が遠くなる!
※
ご注意:ダイヤのウロコ落としは、強化ガラスに対し粗く鋭いので、水垢を削り取る際ガラスに新たな傷を作ります。しばらく後、更に汚れの固着度合いが急激になり掃除がより大変になりますので、当ブログをお読みの方は、避けられてください。
※
もちろん、ご自身で行き詰るところまでトライされてから、「ちっきしょぉー、結局、業者を呼ばんと埒が明かんのかッ」とお声掛けいただくのも一案。しかし、「体力・時間のロス+リスク」は勿体ないようにも思います。
ウォッシュテックの事例ブログに掲載されている画像をご覧になって 「あ、もう、こうなっちゃったら、自分では成果が出ない段階なのね」 と、即時ギブアップをされるなら、ロスとリスクはゴッソリ削減できます。
ロスとリスクを早い段階でスルーできれば、「向こうが透けて見えるクリアなガラス扉」を失うか、「クリーニング代と半日くらいウォッシュテックの滞在時間」を失うか...どっちにするかの?天秤タイムにじっくり集中できるかと思います。
ウォッシュテックの浴室ガラス扉のクリーニングは、水垢を独自技術でやわくやわ~くほどいてのち、水垢のみを除去します。
キレイになった!でも、以前より汚れるまでが早くなって維持管理コストが高くなった!というダイヤで水垢研磨あるあるリスク、一切ございません。
浴室クリーニング後のガラス扉。
黒色主体の洗面台が透けて、鏡のように鮮明に映ります。浴室内から撮影、社長・中島のいいね!サインもクッキリ。
浴室天井のダウンライト、洗面室天井のダウンライト、鏡、ガラス扉、とそれぞれが反射し合って光量が増幅。上半分、キラキラと明るい印象に。
ここはツルツルに透けたガラス。ここはピカピカに輝くステンレス。ここはマットなノンスリップタイル。ここはザラザラの御影石。ここはツヤツヤに磨かれた御影石。
浴室内それぞれの素材が主張するテクスチャと色の組み合わせ、その高いデザイン性を回復、若々しく洗練された印象に。
汚れが全体を覆って、何が何だかボヤけちゃって、買った当時は確かに感じたデザインの意図が読み取れない。
もし、そのような浴室になってしまっているならば。汚れをツルンと除くという方法がございます。
浴室クリーニングの料金は、浴室全体のサイズ・材質による従量制です。
扉内側を含むなるべく全体のお写真と、お悩みの箇所の接写を問い合わせフォームからお送りください。
詳細、折り返しご案内いたします。
日時:2023年5月24日 PM 02:11
在来浴室 壁タイル 水垢くすみ汚れを除去、本来の光沢に回復
戸建住宅、在来浴室のクリーニングを承りました。
壁面と床面は、陶製タイルです。
特に壁のタイルは、白く膜が張ったかのように濁っています。カサカサとくすんで、光沢がありません。
国土交通省 住宅局 令和3年度 住宅市場動向調査報告書によりますと、
リフォームの動機は?という質問に対し、42.5%が、「住宅がいたんだり汚れたりしていたから」と答えています。
42.5%は、リフォームの動機の第一位です。耐震や介護と比べ、断トツのパーセンテージです。
日本人は、「汚れを理由とする」 リフォームをします。で、
リフォーム実施世帯の世帯主は、「60 歳以上」が 54.9%。
世帯主の勤続年数は、「30年以上」が 33.3%。平均勤続年数は 23.3年。
30年超の住宅ローンで新築を購入し、退職に合わせる形でリフォームする。理由は、汚いから。そんな日本人のスタンダードが統計から浮かび上がります。
ここで私がハテナなのは、
「家の汚れは、築3年ごろから感じられるようになるはずだが、汚れへの対策がずいぶん先だな。」
ということです。
「いたんだり汚れたり」とツラっと並んでいますが、傷みと汚れの間には、実は大きな時の流れがあります。
汚れの破壊力はすさまじいものです。
材質に汚れが長期間密着すると、金属・石・木・樹脂...なにもかもが脆く崩れてゆきます。
したがって、汚れは傷みに直結すると言えます。
しかし、汚れは傷みよりもだいぶん前段階にあります。
もし、「掃除では対処できない汚れがあるな。キレイにならないな。不潔だな。」と、気付いた時点で、適切に住宅クリーニング・メンテナンスをするならば、
「汚れ」はそこで解決できます。
なのに、だいぶん先まで「汚れ」を持ち越すんだな、と。
固着した汚れを大事に持ち越し、傷みに至るまでノーメンテナンスを貫き、リフォーム(廃棄し新品に交換)というゴールに向かう。
数十年間、汚いと思いながら?あるいは私がいけないからこんなことになっているのだと言い聞かせながら?
そんな生活は心身ともにストレスだと思うんです。
ここで、浴室クリーニング後のタイルです。ストレス、つるん!どっか行っちゃうがいいです。
カサカサとした白いくすみが除去され、本来のえんじ色に回復。ガラス質の釉薬が滑らかな光沢です。
窓の外にある植栽の緑も鮮やかに写り込み、向かいの壁面を互いに映し合います。バスルームが明るく気持ちよい空間になりました。
・・・汚れは、適切なタイミングで、その都度、解決されてゆくことと思います。
適切なタイミングは、日々掃除をする当事者にしか判断できません。
汚れや質感の変化、違ってきているという肌感覚を大事にされてください。
「汚れなど、大したことではない。」
「自宅の美観や清潔に対してコストを割くなど、贅沢である。」
「掃除は家庭内で無償で全うすべき。」
と、腰を折ってくる人もおるでしょう。その人は、現在掃除を継続して実践しておらず、今ある汚れに気付いていないんじゃないでしょうか。気づかず分からないのですから、現状維持(時間・体力・お金を新たに供出する必要は無い)を提言してくるのは道理です。
「汚いと思う。」その、ご自身の感覚を信じて、勇気を出してメンテナンスにチャレンジされてみてください。
何十年も欠かさず住宅ローンを支払い続ける、その重圧に対するモチベーションは 「我が家は、気持ちいい素敵な家だ」 という気持ちひとつです。
これはウォッシュテックで10年以上リピートくださっている方のお言葉なのですが、
「歯を食いしばって働く、ローンを払う。いつでも気持ちいい家じゃなかったら、しんどいだけ。クリーニングは、そのモチベーションを数年に一度、数万円で買うということだ。」
傷みに至る前に、新しい考え方を、ぜひ!
日時:2023年4月29日 PM 01:38
浴室の扉 乳白色フィルム貼の強化ガラス 固着した水垢を除去し生活感を払拭
強化ガラス製の浴室ドア。
乳白色のフィルムが貼られています。
ウォッシュテックにご依頼くださるお客様のマンションでは、透明クリアな強化ガラス扉が圧倒的に多いですが、
まれに、建築家やデザイナーのコンセプトから、新築時からフィルムが貼られているドアも拝見します。
浴室クリーニング前の乳白色強化ガラスの扉。
透明ガラス同様、汚れが目立ちます。
同じ画像を拡大してみます。
絵の具の筆で点々と描いたみたいな...この質感のムラが生活感というものかと思います。
水道水のしずくがガラス面にくっつき、その場に留まって乾き、水道水に溶け込んだミネラル(金属)だけが残ったものが、この「水垢」です。
数回シャワーの水が掛かって乾いた...それなら、目にも見えません。
もし目に見えたとしても、マイクロファイバーでキュキュッと拭けば除けます。
拭いたら取れるのね。シャワーを掛けたら、見えなくなるのね。なーんだ、水垢なんてチョロい。と、思われがちです。
しかし、そのまま数週間、数か月、数年...と、濡れては乾きを繰り返すならば。
なおかつ、頻繁に浴室乾燥機の熱風が加わり焼き付く状況ならば。
もう、にっちもさっちもガッチガチです。
指で撫でると、僅かに凹凸や触りごこちの違いを感じられるようになります。
浴室クリーニング後の乳白色の強化ガラス扉。
なめらか!質感が均一!
そして、品よくミルキーな色合いが回復しています。
透明ガラスではないので、鏡のようにこちら(浴室内側)を跳ね返します。
タイルの目地、ステンレス製のバー、社長・中島の髪の毛1本までクッキリ見えるようになりました。
強化ガラスは、柔らかいです。
ガンガンやったり広範囲にやったりすると傷がつき、何かの拍子で大きな破損に繋がるリスクもあるガラスです。
柔らかいと知っている、そのうえで的確にアプローチできる業者に頼むことが安全です。
強化ガラスにフィルムを貼る理由は、やわらかく透かすという目的もあるでしょうけども、
「ガラスは白く汚れるから、白っぽいフィルムをあらかじめ貼っておけば、目立たない」 で、あることも多いようです。
しかし実際の汚れ方をご覧いただくとお分かりのように、「白色ベースにしておけば、白色っぽい水垢が見えない」のようなマスキング効果は、ひじょうに薄いです。
ここでちょっと私の打ち明け話。
実はウォッシュテック、開業間もない2003年当時、現在のように強化ガラスの浴室扉の水垢を除くことができませんでした。
技術が至らず、白い汚れを僅かに残しました。
お客様にその旨お伝えし、お客様はOKをくださいましたが、
「今後も水垢は付く、しかし少し残って取り切れないとなれば、年々蓄積しますよね。何か対策はありますか?」と、お訊ねになりました。
そこで私は 「フィルムを貼るという方法もあります。」と答えたのでした。
2000年頃は、細かなモザイク模様やグラデーションなど、今までに無かった印刷技術のガラス用フィルムが出てきた頃でした。
でも、お客様が求められているのは、スッキリ向こうが見えたり、ステンレスの金物がキラリと反射したりするような、透明のガラス扉なんだよな...と、
自分の無力が情けなく、うつむいて小石を蹴りながらおうちに帰ったのでした。
そして2023年の今。
ウォッシュテックは、浴室の強化ガラス扉に固着した水垢も、安定した仕上がりでお納めできるようになりました。
取り繕ったりあてがったりしながら、ちょっとしたダサさや不便さをガマンする。
そのガマンは、的確に汚れを除く技術さえあれば、無用。
クリーニングの技術があれば、本来そのまま、何も付加することなく、そもそものデザインや考え方を愉しみ続けることが出来ます。
光っているはずのものが光らない。透けるはずのものが透けない。
それは確実に「その中でプライベートな時間を過ごす」住宅として、機能をフル活用できていない状態です。
せっかく全て備わっているのに、汚れの固着でスペックが低くなっている。もったいないです。
ウォッシュテックのクリーニングは、そのスペックを回復できます。
今は、そのようにきっぱりお伝えすることが出来ます。
他には無い、そして出来ない考え方です。
例えば。今回のような透けない・なめらかな質感ではない、そんな浴室のガラス扉がございましたら、お気軽にお声掛けください。
日時:2023年3月14日 PM 06:09
石の浴室 大理石タイル壁 くすみ汚れが発生する原因・理由
石の浴室。
壁面タイルが大理石です。
新築から数年は、艶やかな光沢、繊細なグラデーション...とても美しかった...
しかし現在は、このように。
カサカサした膜のような汚れが、石タイルをブツブツまだらに覆っています。
白くくすんで、大理石本来の色柄と模様を見ることができません。
大理石の浴室は、タワーマンションや高級仕様のマンションで多く拝見します。
「石のバスルームに憧れて、この物件を選んだわけではないんです。
希望するマンションの標準仕様が石で、このデザインしか選べなくて...
どのようにメンテナンスや管理をすればよいのか、わけが分からないうちに数年経って...
掃除も自分なりにやってますが、ふと、新築時のイメージとずいぶん違うぞ?と気付いて。
調べに調べてウォッシュテックさんにご相談しました。」 と、お客様。
見つかりにくいところを見つけて下さって、ありがとうございます。
大理石浴室のタイル壁で、画像のような状況になる理由、第一位は...!
「市販のお風呂掃除用洗剤の使用」です。
ユニットバスにスプレーしてお風呂掃除するTVCM。
いかにも便利で楽そう。さっそく買って試そう!
壁に、洗剤をシュッシュとスプレー。
ゴシゴシとスポンジで擦る。シャワーで流す。
ユニットバスと同じく週1~2回くらいくらい。
あれっ?なんだか、だんだん光沢が無くなってきてる?むしろ、キレイじゃなくなってる?
ここで、洗剤スプレーのボトル裏、説明書きを熟読、確認。
「え?大理石は使用禁止...って小さい字で書いてあるじゃん(ガーン)!」
そうなのです。
実は、石の浴室には、ユニットバス用の洗剤は使用禁止なのです。
洗剤を効かせるために有効として添加した成分が、カルシウム豊富な大理石に出くわすと、瞬時に急激にピッタンコ!
微細な凹凸に!表面に崩れが!ゆえの肉眼では 「カサカサ」 「白っぽく、くすんでる」 と、見えてきます。
もちろん、お掃除1回程度では、その微細な化学変化は目視できません。
でも、10回、20回、数か月、数年...相応のダメージとして見えてきます。
ダメージということは、表面に付着した汚れを除去するクリーニングでは対処できません。
新たに健全なところまで繰り出し、滑らかに研ぎ直すという作業しか方策ございません。
これが、浴室クリーニングと石材研磨を誰よりも数多く納めた結果ゴリラ的背筋を得た 社長・中島しかできない強み、石の浴室クリーニングです。
クリーニング後の大理石タイルの壁面。
一目瞭然。カサカサ層が消えて、周囲が映り込むようになりました。
大理石本来の上品な色柄と、象牙のような柔らかな光沢、ほんとうにゴージャスで美しいです。
高級感、清潔感、回復!
新築時のデザインイメージも、回復!
石の浴室で市販の洗剤を使うとトラブルになる問題は、ほとんど周知されていないかと思います。
具体的に、どのようなトラブルなのか?
もしトラブルになったら、解決策はあるのか?
解決策はあるとして、実際の頼み先は?
数多くトラブルを解決してきた者でなければ語れないため、どうしても情報量は少なくなります。
なので、石の浴室ユーザーでお困りの方、さぞや孤独なんじゃないかなと思うんです。
お悩みの方にアクセスして頂けるよう、ウォッシュテックのブログで書いておきます。
大理石の浴室を、美しく健康な状態で管理し、長く快適に使い続けることは、洗剤一つからしてイレギュラーなわけですから、けっしてイージーモードではありません。
しかし、そこをクリアできるならば、設計段階で完璧に組み上げられたデザインコンセプトを日々愉しみ、巨額となる石材浴室の改修工事を先送りに、いつの日か売却する際にも有利になるという利益を得られます。
どの段階で異変に気付くか、気付いた段階でメンテナンスに踏み切れるか、そこが運命の分かれ道といえます。
石の浴室に適切なメンテナンスで、長く楽しいバスタイムを!
日時:2023年3月 7日 AM 11:30
御影石の浴室 カウンターの白いくすみ汚れ 除去
都内タワーマンション・高級仕様マンションでは、標準仕様であることが少なくない 「御影石の浴室」。
バーナー仕上げと呼ばれる凹凸ザラザラと、鏡面と呼ばれる滑らか光沢ツヤツヤ、その質感の対比。
そして、白っぽいグレーと、黒色に近いグレーといった色の対比。
御影石の浴室は、質感と色柄、その二方向の組み合わせが、ハイデザイン&ハイクラスな印象を決定づけます。
しかし、新築時の印象をそのままキープすることは、生活している以上、なかなかに難しい。
たとえば、このように。御影石のカウンターです。
何磨きなのか?何色なのか?新築時、精緻に設定されたデザインですが、今はボンヤリ崩れています。
水栓のステンレスも、白い膜が張り付いたように汚れ、くすんでいます。
浴室は、住宅の中で最も過酷な扱いを受けるところです。
お水じゃばじゃば、洗剤アワアワ、トリートメント・整髪料・体から出た老廃物がボタボタ、それを毎日、家族の人数分、受け止めているのです。
中でもカウンターは、石けん皿やシャンプーボトルを置かれたり、壁から流されてきた水がそのまま留まったり、特に汚れやすいところ。
とても汚れやすいが、浴室の真正面...デザイン的に重要だからでしょうか...御影石の浴室カウンターは、たいてい思いっきり鏡面ツヤツヤ仕上げです。
鏡面ツヤツヤを維持する方策は、上に物を置かず、濡れるたび拭き取ること...って、そんなんできるわけあるかーい。
そんなわけで、リアルな生活で、デザインのキープは至難の業です。
石の浴室、クリーニング後のカウンター。
クリーニング以前の画像と比べてご覧ください。
御影石本来の光沢、なめらかな質感。
うっすらまだらな灰色のカウンター、実は、黒色・濃い灰色・明るい灰色・茶系の濃い灰色...様々な色合いがモザイク状の美しい天然石であったのでした。
と、同時に、天井のダウンライトの形そのまま、明るく真っすぐ反射。こんなに照明器具がついてたのね、と分かるように。
そしてカウンターに接する水栓のステンレス。
白くカサカサのパサパサに曇っておりましが、クリーニング後は、ぬらぬらギラギラ...とってもメタリックです。
高級仕様の浴室は、ぼんやり濁って「何者か不明」な見た目であると、本来のスタイリッシュな高級さが完全に無効化されると思います。
せっかく高額で希少な天然石の浴室を所有されているのであれば、クリーニングで新築当初からのデザインイメージをキープ、毎日、高級感を実感していただきたいなと思います。
俺は御影石さ!こんな色で、こんな質感さ!
俺はステンレスの水栓さ!なめらかなフォルムさ!
そんなキャラ強めプライド高めな材質、それぞれの迫力や強さが絶妙なバランスで成立しているのが 「石の浴室の魅力」。
お掃除やハウスクリーニングは、魅力を回復するという目的には足らないです。
どうぞウォッシュテックにお申し付けください。
日時:2023年2月28日 PM 02:24
浴室の床 タイルの白くて固いモヤモヤ汚れを除去
タイルの浴室をクリーニング。
都心のマンションでは、床が陶製タイルという浴室、少なくありません。
しかし、タイルの浴室は、このような白い汚れが付きやすいです。付くやすいくせに、固くて取れにくい~。
特に床!
モヤリモヤリと、白いマダラ状になっています。
マダラを超えているのは画像左上、水栓カウンター下部あたり。白い汚れがベトーッと均一に。薄い殻のようにタイルを覆っています。
ちょっとした水はけの悪さから、溜まった水がその場で干上がり、水道水に溶け込んだミネラルだけが残され、そのわずかな凹凸を足掛かりにして積もり、やがて白くてカチカチの模様として見えてきます。
ズームで見ると、より分かりやすいかと思います。
浴室の床に貼られる陶製タイルの多くは、ガラス質のコーティング(釉薬)が焼き付けられています。
対して、固着する水垢も無機的な物質です。なかでもシリカは、ガラスの原料となるミネラル。似たものどうし、相性ぴったんこ!くっつきやすく、離れにくいというのは道理です。
加えて浴室の床タイルには、スリップ事故を防止する目的の僅かな凹凸が施されています。汚れが引っ掛かりやすく、お風呂掃除用ブラシの毛先が上手くフィットせず。ここにも、汚れがつきやすく取れにくい理由があります。
と、このようにメカニズムを紐解いたとて、ウチの浴室がキレイになるわけではナシ。
ウォッシュテックがお伺いできますと、床の水垢は、こうなります!
照明は変えておりません。別方向から当てるとか、ワット数を上げるとか、してません。
スマホに標準搭載のカメラモードで撮影ボタンを雑に一発押しただけです。
どんより曇ってくすんでいたタイルから、本来の質感と色あいに戻ったことで、天井とカウンター上の光を跳ね返すようになった「レフ板効果」でしょうか。とても明るく撮れています。
同じく、ズームで。
クリーニングで汚れが除去されたことでタイルの凹凸一つ一つがハッキリし、さざ波のように上からの光を反射、結果、明るく見えるとお分かりになるかと思います。
ウォッシュテックの領域は、家事における掃除では対処できない汚れです。
今回のブログ タイルに固着した水垢は、「お掃除では対処できない汚れ」 に該当します。
ウォッシュテックに初めてご相談くださる方、
いろいろ調べたり頑張ったけど...キレイになりませんでした!無理でした!失敗しました!
と仰る方が、ほとんどです。
おそらく、メディアやネットで拾える お掃除情報は、ウォッシュテックの実務とかけ離れているのだと思います。
材質も汚れも、多種多様です。自宅の現状にバッチシ嵌るハウツーが公開できるはずは無し。
と、いうことは...実際にご自宅に呼んでくださらないと、ご自宅はきれいになりません。
エイヤっと勇気を出して、ウォッシュテックを召喚してみてください。
日時:2022年12月19日 PM 01:40
浴室ガラス扉 掃除しても落ちない汚れ こびり付いた白い水垢をクリアに回復
マンションの浴室、強化ガラス製の扉。
新築時は透明なガラスでしたが、現在は白い汚れに覆われ、洗面室側が曇って見えません。
都心のマンションでは、標準的なデザインの仕様で 「バスルームの扉が一枚もののガラス」 という物件が少なくありません。
そして、都心のマンションでは、 「安全上の理由から、洗濯物の外干し禁止」 という管理規約があることが少なくありません。
となると、夜お風呂に入ったのち、洗濯が終わった衣類を浴室に干し、浴室換気乾燥機をON、朝には乾燥して着用OKに仕上がる のようなルーティンの世帯が多くなります。
お風呂に入った後、洗濯物を干して、浴室乾燥機を使い、乾かす。
すると、入浴時に浴びた水道水が、扉・床・壁に水滴として留まったまま、急激な温度上昇、残留したミネラルがその場に高温で焼き付くという現象が生じます。
毎日毎日繰り返し、焼き付き、重なって積もる。固着したミネラルが凸となり足場のように引っ掛かり、より水滴が留まりやすい状態になり、加速度的に積もる。
それが、 「白く濁って、向こうが見えないガラス扉」 が出来てゆく経緯です。
同じ画像をズームで。
間近でご覧になると、均一に白くなっているわけではなく、水の雫が乾いた跡が何重にも重なり、厚く濃くなっていることがお分かりになるかと思います。
この白い汚れは、カビ取り剤やお風呂掃除用の洗剤では取れません。そのような洗剤がターゲットとするカビや石けんカスではないからです。
クエン酸やお酢でも、このような 「焼け付き蓄積した」 状態となると全く変化しません。ちょっと薄くなった?いや!完全に乾いてからもう一度見てみたら、ぜんぜん変わってないやん!っとなります。
このザラザラしている水垢を、こそげ落としてやる...!と、刃物のような道具を当てられる方がおられるかもしれません。
強化ガラスに刃物を当てることは、ひじょうにハイリスクな試みなので、避けられるのが宜しいです。
あまり知られていませんが、強化ガラスの表面は、とても柔らかいです。
え?強化ってことは、カッチカチに固くて強いのではないの?
いえいえ。強化ガラスを英語で訳すと tempered glass 。「強さ」というよりも、錬成して鍛えたガラスという 「製法」 を表しているイメージです。
バキバキに固い系の強いガラスでは、衝撃を受けた時、大きく鋭く割れます。浴室内、万が一の事故で割れて素っ裸の体に降り注げば、ひとたまりもない。
固いガラスだと、とても危険。なので、強化ガラスは、しなるように衝撃を受け止め、いざ亀裂が入った場合は潔く割れる、割れる時は細かく鈍い角度になるように...と作られています。
強化ガラスの表面はヒビや傷が入りやすく、いったん傷ができたら、何かの拍子でバーンとドラマチックに割れて粉々になるかもしれない。そのように認識されるのが宜しいです。
ウォッシュテックの浴室クリーニング後のガラス扉。
浴室の向こう側、洗面室がクリアに透けて見えるようになりました。
浴室の照明や浴室換気乾燥機も鏡のように鮮明に映り込むようになり、浴室と洗面が明るく一体化されたような印象に。
新築時当初のデザイン・コンセプトを回復すると、あの頃のときめきも回復できます。リフォームや住み替えでは得られない体験かと思います。
強化ガラスは、どういう材質なのか。今ここに付いている白い水垢は、何がどうやって出来ているのか。
そこが分からないと、刃物を当ててこそぎ取ろうとしたり、固いタワシで力一杯こすったりしてしまいます。
適切なアプローチを辿らなければ、強化ガラスに固着した白い汚れは、滑らかに除くことはできません。それだけならまだしも、突然粉々になる危ないドアになってしまうリスクを作ることもある。
ウォッシュテックは、高級仕様のバスルームに多く見られるガラス扉の実績多数ございます。
実際の施工数からしますとブログに挙げられるのは一部のみですが、下記のリンクより画像ご参照ください。
ダイヤを使わない
フィルムを上貼りするのは抵抗ある方へ
不潔な印象を一新する
強化ガラスの水垢を除去するシステムが確立してます
本来の質感を回復することで、デザインの美しさを回復する
湯気でも雫でもない!落ちない水垢に悩む方へ
美しいものを長く楽しむ!コスパ上げる!クリーニング
定期的にクリーニングすれば、築年数が経過した難しい浴室も美しい佇まいのままキープ
ポリッシャーのグルグル回転跡など残しません
もちろん、強烈な酸でガラスを変質させることもありません
浴室については、取扱が難しい汚れが多いですので、実績豊富で仕上がり安定の業者に一任されるのがご安心かと存じます。
清潔で美しいバスタイムをお楽しみいただくことはもちろん、高額な改修を繰り返すこともなく、売却の際に有利となる利点も付いてきます。
ぜひご検討ください。
日時:2022年11月23日 PM 03:01
浴室 ガラス扉の水垢・落ちない白い汚れ 均一な透明感を回復
都心に建つ高級仕様マンションの浴室で、よく拝見する 「ガラス扉」 。
洗面室と浴室の空間を区切らず、広々と開放的に感じられるよう、ガラスが採用されています。
そういう目的なのであれば、扉と間仕切りはクリアでなければいけません。
とはいえ、ザブザブ水が降りかかる箇所ですし、拭いたり水気を切ったりするのは大きな面積だから大変。
生活しながらドアのガラスをクリアにキープし続けるというのは...けっこう難しい!
このように、縦方向に白いツブツブが垂れ、曇ってモヤモヤしたガラス扉になりがちです。
もともと水でしょ?拭けばキレイになるさ!と、思いきや。
雑巾で拭いても、ビクともしない。お風呂掃除用洗剤をシュッシュしてスポンジで擦ってみても、変化なし。
シャワーを掛けると、「おっ?白い水垢、無くなった?取れたぜ~やった~」と喜んだのも束の間、完全に乾いてから見たら、うそー...白い汚れがビッシリ残ってますやんか...。
その白い汚れは、カルシウム・マグネシウム・シリカなど、水道水に溶け込んでいるミネラルが残って固まって積もった物質です。
ガラスよりも固いです。
なので、「削り取ってやる!」と、渾身の力で擦られるのは、いけません。手の動きそのままの形でキズキズになるリスクがございます。
あるいは、「溶かしてやる!」と、通販サイトから業務用酸性洗剤を求められ使われるのも、いけません。ガラスごと溶けてムラムラのモヤモヤになるリスクがございます。
トラブルとなれば、策は、ガラスの交換か、白い模様入りのフィルムを上貼りするかに絞られます。
しかし、扉とパーテーションの交換工事は高額で大掛かり。フィルムを貼るとなると模様がいかにも胡麻化した感じでダサい...そして、新築当初のバスルームの一体感・広々した印象を手放すことになる。
うわーどっちもヤダー。そんなふうに詰む前に!ウォッシュテックという方策、ございます。
浴室クリーニング後のガラス扉&パーテーション。
ガサガサの白い汚れが消えて、きれいに洗面室が透けて見えるようになりました。
ガラス下方にあったガサガサ水垢になる以前のモヤモヤ感も、ツルリ。ガラス全体が均一な質感に。
補足解説:洗面室床の状況について。ビフォアは、道具を運び入れ浴室内のものを移動させ、これからクリーニングの仕事に入ります状態。そして、アフターは、仕事完了、これから作業車に戻ります状態です。
水垢のような、ボヤっとした曇りやくすみ、ツブツブとしたノイズ状の薄くて細かい汚れは、「無いものと補正」して見ようとすると、脳に負荷がかかるんだそうです。だから、汚れていると何となく気分がイラっとしたりモヤッとしたりするんでしょうかね。
たしかに、クリアなガラスがクリアであれば、ノーストレス。こころ穏やかです。
浴室のガラス扉に、白いポツポツ汚れ。掃除をしてみてもビクとも変わらないようであれば、ウォッシュテックをお呼びください。
クリアなガラスをクリアにされると、とても気持ち良いですよ。
日時:2022年10月25日 PM 02:57
御影石の浴室 濁り・汚れを除去 石本来の光沢に回復
石の浴室クリーニング。
黒っぽい御影石のカウンターが、白い膜に覆われたようにくすみ、汚れています。
同じ白い膜は、もちろん床タイルや水栓にもピターっと張り付いています。
全体に濁って、何の素材か、どんな質感か、ぼんやり。色も、全体にグレー?のような、ぼんやり。
その「ぼんやり」こそが、生活感・陳腐感・不潔感であります。
本来、スタイリッシュ・ハイセンス・ハイステイタス・インテリジェンス・アーバンな日常を表現する石のはずが、いったん汚れてしまうと 「コンセプトとは真逆な印象」 に一転。
その無慈悲さが、高級仕様の浴室の特徴だと思います。
新築時に 「なるべくそうならないように頑張ろう」 と、どなたも思われるはずですが、現実的に数年でこのような状況になる石の浴室、少なくありません。少なくないを超えて、大半が「イメージが損なわれた」状況にあると思われます。
掃除やハウスクリーニングでは、損なったイメージを回復するには役不足です。
「ハウスクリーニング業者に頼んでみたものの、さほど変化が無くて...もう、打つ手はないのでしょうか...?」 と、回り道の末にお問い合わせくださる方が多いです。
ウォッシュテック、出動。
クリーニング後の石の浴室。
ピース!クッキリ映り込む社長・中島。
もちろん、クリーニング前にも同じ位置にしゃがんで撮影しています。なのに、クリーニング前の画像のカウンターには、社長・中島の全く姿は見えませんでした。蛇口の先に、ポチっと見えるだけでした。
それほど汚れてくすんでいたということです。
カウンターの黒っぽい御影石の光沢が、本来の滑らかさに回復。
鏡面だけあって、耳の赤みや手の肌の色も、逆光ながらちょっと分かるくらいになりました。
カウンター上の照明も、本来の質感であればそのままの形で映り込むのですよね。カウンターに照明が映り込むことで、浴室鏡が下側からもフワッと明るく。女優鏡のようにね!
もちろん、ウォッシュテックの仕上がり画像、石にマニキュア状の塗膜をヌリヌリ...のような、膜を作るタイプのコーティングはしていません。
御影石はタフな部類の天然石ですので、的確に汚れを除去できるならば、塗って光沢を演出する必要はございません。
数年後、塗ったマニキュアが黒ずんだり白くひび割れたりするトラブル、拝見しております。
「私は、的確にメンテナンスする技量がございません」 の恥の上塗りのような結果です。どのように汚れを除去するかよりも先に「固い膜で保護しましょう」と提案する業者は避けられるのが得策です。
ここで再び、クリーニング前の画像に戻ってご確認ください。
床タイルに滲んでいた白いモヤモヤも、金属質の水栓の白いムラ汚れも、除去されています。
タイルはバーナー仕上げの微細な凹凸による濃淡が見えるようになりました。
ステンレスメッキ、銀色キラッ!シャープな光沢が鏡のよう。周囲が鮮明に映り込み、浴室を明るくするのに一役買っています。
御影石の浴室は、いくつかの磨き方(加工)による色や質感の違いで構成されていることが多いです。同じ黒っぽいグレーでも、見え方が違う。光の跳ね返り方が違う。そこがオシャレ。
表面に汚れが付いて、全体がペタ―っとした色と質感に見えたなら。
キラッとすべきところが白く曇って、もとよりマットな質感のところがカサカサのまだら模様になって、浴室鏡に映る自分が暗く見えたなら。
ウォッシュテックを召喚されてください。
他業者では持ち合わせていない 「石の浴室だけが有するステイタス」を回復する方策 、ございます。
何度も他でお金と時間を投じて試したが、さほど結果を得られず...そのような回り道、もったいない話です。ウォッシュテックに直行なら、そのコストは全カットです。
日時:2022年10月 7日 AM 10:33
浴室の壁 陶製タイル くすみ汚れを除去し光沢・清潔さを回復
壁がタイルの浴室。
陶製タイル表面全体が曇り、膜が張ったようにくすみ、光の跳ね返りがボンヤリして薄暗い。
浴室で最も面積が大きいのは壁面。壁面が汚れていると、生活感や古臭さがバーンと目に入り、不潔な印象に直結します。
浴室クリーニング後の壁面タイル。
陶製タイル本来のプルッとガラス質!瑞々しさを回復。
タイルの浴室は、他の材質では表現できない清潔さ・堅牢さが特長かと思います。
その特徴から、一旦くすんで汚れれば、たちまち不潔に感じ 「もう、古いんだから汚くても仕方ないな」 とあきらめムードになりがちです。
汚れが見えないツルッツル、ツヤッツヤなコンディションを保てば、築年数を経過していても若々しく感じることができます。
浴室窓もクッキリ、屋外の陽光を真っすぐ浴室内に取り込めるようになりました。
向かい側壁面に設置の操作パネル、白い浴槽も映り込んでいます。
多方向からの映り込みが明るさを増幅させ、浴室全体が明るく。
浴室全てのものの質感が本来の状態になり、清潔になれば、ワット数を変えずとも、このくらいまで明るく。
一部分だけでは、ちょっとやそっとキレイになった程度では、クリーニング後の印象を大きく違えることはできません。
もちろん、目地に黒く点在して不潔を醸すカビも、殺しておきました!
ウチのお風呂場、どことなく古臭くてキレイじゃない。でも実際に古くなってきてるし、仕方ないんだよな。こんなもんだよな。と、自らを納得させつつ日々ご入浴の方がおられましたら。
リフォームされるその日まで 「汚いような。でも古いし。どうにもならないのだし。」 と何年も唱えながらのご生活は、もったいないことです。
日本の住宅の仕様に特化した 「住宅レストレーション」 という新しい方策ございます。
清潔さ、気持ち良さ、その機能が回復するという喜びは、実際にお呼び頂いてご体感いただかねば決して得られないことです。
ウォッシュテックの他には、やって無い業務です。
掃除で落ちない汚れやくすみも、キレイに出来るんだ。頼み先はウォッシュテックだ。そのような確信を一度得られれば、グッとこころ安らかです。
実績豊富ゆえ対応スムーズ。お気軽にお声掛けください。
日時:2022年8月18日 AM 10:32
バスルーム 床タイルの掃除では落ちない黒ずみ汚れを除去
高級仕様、デザイン性が高い浴室のクリーニング。
床のタイルが、まだら模様に黒く汚れて、不潔な印象です。
清潔なタイルの姿、今は見る影もない...なぜ、こんなに汚れてしまうのか?お悩みの方、多いと思います。
実は、浴室の床って、とても過酷な環境にあるのです。
浴室の床タイル、土足歩行で風雨に晒される外構(玄関ドアを出たところや外階段)以上に厳しいところで頑張ってます。
生活中で使う水道水には、カルシウム、シリカなどのミネラルが溶け込んでいます。
プラス、洗剤(シャンプーやボディソープ)+人間にくっついていた油分(油脂や化粧品・整髪料)。
そういう色んな物質が溶け込んだ液体が、毎日(毎晩?)数百リットル単位でザバザバかかって、流れてゆく。そして乾く。で、また翌日も翌々日も繰り返す。
なので、汚れが付くスピードが速く、付く分量もすごく多いです。
しかし、人は掃除をするために生きているのではありません。いつだって掃除のための時間は無いし、体力的にツライもの。
しだいに汚れが付く勢いの方が強くなり、追い付かなくなって残る、そこに新たな汚れが付いて留まる、そこで掃除するけど残る、積もる、溜まる...と繰り返し、数年経過すると、汚れが肉眼で見えてレベルになります。
長期に亘りさまざまな物質が絡み合ってカチカチに積みあがっている汚れなので、「黒カビ?それとも石けんカス?」と単純な1つに特定できる汚れではなくなっています。
ゆえの、さまざまな掃除をトライしてもビクともしない、スッキリしない、ホワイ?ギブアップ!ということになるのかなと思います。
浴室クリーニング後の床タイル。
全体を覆っていた固い黒ずみ汚れが除去され、均一な質感、淡いグレー色に回復。
浴室は、身体をきれいに戻して、リラックスして、1日の疲れを切り替えるところ。
キレイになるところは、清潔でありたいもの。そして、せっかく美しいデザインなのですから、ほわっと眺めながら温まりたいもの。
浴室の床は、濡れて歩いても滑らないよう、微細なザラザラが施されている 「ノンスリップタイル」 が多いです。
このザラザラがまた。どうすりゃいいの?スポンジがすり下ろされるし、ブラシも当たってるのか分からないし。と、掃除する気力を奪ってゆきがちです。
汚れが追いかけてくる、そのスピード、その質量に飲み込まれて、「キタナイ。もうヤダ」ってなってきたら、ウォッシュテックにお早目にお声掛けください。
汚さを我慢しながら過ごされるより、お掃除で何とかしなければとあれやこれや調べたり買ったりされるより、サクっとウォッシュテックで手を打って清潔で健康的なバスタイムに早々移行される方が、おそらくコスパ宜しいかと思うのです。
日時:2022年4月14日 AM 09:59
中古マンションの浴室 汚いイメージを払拭、好条件で有利な売却を
中古マンション売却に向けてのクリーニングのご依頼、ジワリと増えています。
中古物件を選ぶうえでのファーストコンタクトとして、仲介サイトがあるかと思います。
物件の詳細な画像が豊富で検索しやすく、便利ですね!
最近では、CGでインテリアやグリーンを配置し、居室やキッチンをバーチャルにホームステージングされた画像も多く見られます。
動画やVRなどテクノロジーの進化から、物件にある雰囲気が伝わりやすくなっていると思います。
そのようなリビングやキッチンの資料と比較して、圧倒的に少ないのは、浴室です。
バスルームは、照明が少なく狭い空間なので、演出は効かず、ただただ現実的な画像になることが理由かと思います。
つまり、浴室に蓄積した 「生活感 使用感 汚さ」 が、如実に写ってしまいます。
売却の条件が不利になるなら、掲載しないのは当然。と、思います。
「と、いうことは、映える浴室に回復して情報開示できたら、競合の物件との差を付けやすい。マンション内の他の世帯より有利にできる。」と、お客様。
なるほど!仰る通りと膝を打つ思いです。
なぜなら、数々の統計やアンケート結果で、住宅で最も汚れが気になる箇所 & 中古物件購入時のリノベーション・リフォームした箇所 の、ベストスリー内に常駐するのが 「浴室」 だからです。
中古住宅を検討する方にとって、浴室はメッチャ気になる注目ポイントです。衛生的に許せない汚れは無いか(使いたくないなぁ)、リフォームするくらい汚いかどうか(工事は高いし、なるべくやりたくないなぁ)、ということで、真っ先に知りたい・見たいところです。
新築マンションでは、浴室のデザインが 「そのマンションのコンセプトやステイタス」 を雄弁に語っていることが常です。
高級マンションでは希少な材質がふんだんに、ファミリータイプならば子育てにジャストな浴室、プラス、立地のステイタスに見合う形になるよう設計されています。
ということは、新築時そのままの仕様を(改変なしに)キープし、次のオーナーに引き継げるかどうかは、とても重要です。
新築当時のデザインを生かしつつ清潔で美しいイメージのまま売却に臨めば、作為的な演出や隠蔽をすることなく、コストパフォーマンスに優れた物件として優位な交渉ができるということかと思います。
タイルの浴室、おそらく皆さんこうなっているでしょう。その壁面のくすみ汚れも、
このように!
もう少し壁から離れた目線だと、こう見えます。
プライバシーの理由から、浴室全体の画像はブログには掲載できかねますが、部分的に撮影しただけでも、ウォッシュテックのクリーニングは、これだけの差が見えてきます。
当然ながら、マンション売却の際の資料として浴室全体を撮影されるとすれば、他には無い強気の画像になります。
一般的なハウスクリーニングでは決して到達しないレベルということです。
清潔で気持ち良い、だけではありません。資産の戦略としてもお使いいただけるクリーニング、ウォッシュテックの強みです。
日時:2022年3月30日 PM 05:08
浴室モルタル壁に繁茂する黒カビを除去
春うらら、桜はまだかいな。気温が高くなってまいりました。
そろそろ気になってくるのは、浴室のカビ対策かと思います。
こちらの在来浴室、壁面がモルタルです。
よく「コンクリート打ちっぱなし」と言われるデザインです。
おそらく新築引渡時は表面ツルツルとした塗料(シーラー)で覆われていたかと存じますが、年数を経て、ほぼ失われています。
モルタルの微細な凹凸に、浴室内の水分や汚れが引っ掛かって留まり、表面全体にカビが入り込んだ状態です。
黒カビは、カビキラーなど市販のカビ除去剤では改善しにくいです。
特に、このモルタルような表面がツルッと固くない材質は、解決しにくいかと思います。
黒カビにシュッシュとスプレーしたら一瞬で根っこからスーッと消えて薄くなるTVCMに、それがホントだったらどんなに世の中ラクだろう、という気持ちです。
「カビで人は死なない」と言われますが、それは健康で体力のある成人の立場であれば、ということで、たとえば乳幼児や病気療養中の方などには深刻な影響を与えるリスクがあります。
また、カビなど微生物が生成する有害な有機化合物(MVOC)を原因とするシックハウス症候群も、最近は広く知られるようになってきました。
カビ毒、というワードも数年前よりグッとポピュラーになってきています。
以前は、カビといえば見かけの問題で、陰惨で不潔なイメージを何とかして欲しいというご要望がほとんどでしたが、
カビの有害性が知られた現在、見栄え・美観と両輪の形で、「安全と健康な空間に回復できるかどうか」 が求められていると思います。
カビ除去後の浴室モルタル壁面。
ウォッシュテックは、クリーニングに併せカビの除去もワンストップで承ります。
表面に付着した汚れを適正に除去する。しかるのち、カビを(ブッ)殺す。
どちらも中途半端では、美観と安全の回復も中途半端になります。成果をさほど感じられず、維持できる期間も短くなるということです。
イレギュラーな材質が混在し、付着する汚れが多様で深刻、そのような在来浴室で、この作業を一連でハイレベルに請けられる業者は、他にありません。
デザイン性が高いバスルームの黒カビにお悩みの方は、ウォッシュテックにお気軽にお声掛けください。
日時:2022年3月21日 PM 05:23
石の浴室 黒い御影石に付いた白いくすみ汚れを除去 色・質感を回復
ウォッシュテックは、石の浴室についての施工事例が多いことが強みです。
石の浴室は、住宅クリーニングの最高峰。最も技術を要するメニューです。
天然石の性質を知ったうえで、浴室にできた汚れの組成を診断、解決に導かねばならないからです。
つまり、土足歩行の石材タイルの美観回復はできても、浴室の石はギブアップです。
多量の水・石けん・人間の体から落とされ流されてくるあれこれ に毎日触れている石については専門外であるからです。
また、全体的に樹脂で構成されているユニット浴室のクリーニングができても、石の浴室はギブアップです。
樹脂にはOKでも石に触れたら一瞬でトラブルが生じる洗剤があるなどハイリスクであるし、例えば研磨 (脆く荒れた表層を削り出し、新たな面を繰り出し、本来の光沢感まで戻し整える作業) など、樹脂では不要なテクニックが必須となるからです。
石の床ができるから石の浴室も簡単でしょう、浴室ができるのなら石の浴室もできるでしょう、と期待される方が多いと思います。
しかし、以前そのような経緯で依頼されたことがある方々から伺いますと、「期待した結果」 に至らず、きれいになったと思えないのであれば費用対効果に見合うものではなく、不発であった...と、仰います。
そのような業者選定の際のミスマッチを避けられますよう、どうぞ石と浴室の施工画像も併せてご覧になり、そのいづれもで技量充分な業者であるか、慎重にお調べください。
こちらの画像は、御影石の浴室、鏡と水栓がある前面、カウンターの立ち上がり部分です。
どなたも浴室では、鏡の方を向いてお湯を掛かられますよね。ですので、鏡側下あたりは、シャワーと足元からの飛び散り、カウンターと鏡から流れ落ちる水分、置かれたスポンジやボトルから漏れ出て垂れるボディーソープやシャンプー などなど、とても汚れやすい箇所です。
そのようなことで、御影石もボンヤリ曇って、膜が張ったように白く見えます。同様に、水栓のステンレスメッキも濁ってくすんでします。
石の浴室、クリーニング後の様子。
ツルッ!曇りなく、濁りなく、なめらかな御影石に回復。
グレーから黒色の色柄も鮮明になりました。画像で見えていた淡いグレーは、実は白い水垢の汚れであった!という衝撃!
画像左下、社長・中島の手のひらです。オペ用樹脂手袋を付けての作業なので、皮膚がふやけてます(笑)。で、そのピンクにふやけた手のひらが、そのまま石に映り込んでいます。これが本来そうであった鏡面の質感です。
同じ画像をくり抜いて解像度高めで。
カサカサしている質感や曇り方、お分かりになるでしょうか。
クリーニング後。
石って、清潔で健全なコンディションに整えると、比類ない高級さがあります。さすが石!こうでなくっちゃって思います。
ウォッシュテックは、大理石の床タイル・ユニット浴室 いづれも施工実績は群を抜く数です。
いづれも解決策を確立済み。ゆえの仕上がりが安定しています。
どちらも万全。ゆえの、石の浴室を自信ありありで掲載できるということです。
石の浴室に要するテクニックで自信がないハウスクリーニング業者は、ユニットバスのクリーニングの料金にプラス数千円から75%くらいまでの割増で請けてしまいます。
お客様が期待されている 「 見違える 」 「 浴室全体に雰囲気が変わる 」 仕上がりでお納めすることを目的とするならば、率直に申し上げて、そのコストでは 「有効な作業が満足にできない」 です。
自ら 「私はアプローチの手数やバリエーションが少ないです。また、この現場の材料と時間を正確に予測できません。」 と宣言しているようなものです。
安くしておきますので、どうぞそのへん、諸々ごかんべんください。という気持ちから安めの料金を提示する。ハウスクリーニング業界あるあるです。でも、頼む側からすれば、その下心、汲めませんよね。
やったか、やってないのか、よく分からないけど...まぁ、キレイになった気がする...なぁ という体験をされたことがある方が、石の浴室では特に多いように伺います。
石の浴室に関しては、ミスマッチな業者を引き当てやすく、ミスマッチな業者は、お客様を満足させられないのです。
ウォッシュテック依頼経験者は語る、のようなことで、業者選定に迷われる方がおられましたら、お心に留め置いていただければと存じます。
日時:2022年3月 7日 PM 01:47
御影石の浴室 床を覆う汚れ一掃 本来の色柄・質感に回復
御影石がふんだんに使われたバスルーム。
御影石の浴室で多く拝見しますのは、壁面はツルツル鏡面(本磨き)、床はザラザラ凹凸(バーナー仕上げ)、と表面加工の違いを見せるデザインです。
こちらの浴室も、壁ツルツル、床ザラザラです。
築7年、現状までノーメンテナンス。浴室隅の排水溝に向けて、シマシマに溜まったような白い水垢が見えます。
白いマダラのみでなく、全体に白濁した赤茶色や黒色の汚れが覆っており、どんな石だったかよく分からない状態です。
バーナー仕上げの凹凸も、埋まったみたいに潰れて見えて、石のキメ、こんなだっけ?という感じ。
御影石の特徴は、濡れると濃く見えること。そして、完全に乾くまでに時間が掛かること。濡れてる表面を拭き取っても、濡れ色は変わらないです。
お墓に水を掛けると、掛けたところだけ色が変わる...お墓参りの間はずっと染みてる...あの現象です。こちらの画像では、左側がちょっとそんな感じに写ってます。
お風呂に入ってシャワーを浴びると全体が黒っぽくなって汚れが気にならなくなって、そのまま浴室から出る。そして朝には忘れちゃう。そしてまた夜が来る。
石が完全に乾いた状態でまじまじご覧になる機会は少なく、突然 「わっ!きたね!掃除しよう!あれっ?なぜだ、全く落ちないぞ?!」 と、深刻な状態に気付かれる。
ウォッシュテックでは、そのような流れでご依頼くださる方が多いです。
浴室クリーニング後の御影石床タイル。
表面を覆っていた汚れが無くなり、御影石本来のツブツブ模様が目視できるようになりました。
バーナー仕上げの細かな凹凸も回復。
色柄・質感とも清潔。「何も付着していない」 ニュートラルな状態に。
御影石は、固く詰まった石です。
大理石のように柔らかではないので、荒れた表面を新たに繰り出す研磨というよりも、石表面に付いた水垢や汚れを丹念に除く作業です。
とはいえ、石(御影石)on石(水道水に溶け込んでいる鉱石)、その上にへばりつくように乗っかった部分 「だけ」 を除く、そんな「何じゃそりゃ」な作業です。
ウォッシュテック以外の業者では、これをこの仕上がりにとは絶対に無理。と言える内容です。
なお、クリーニング後の画像、中央下部あたりの、ちょっと濃く見える部分は、社長・中島の頭の影です。
同じ光源・位置からスマホを構えているわけですので、もちろんクリーニング前にも写っていた影です。
以前は汚すぎて見えなかった、今はそのわずかな差すら気付けるくらい全体が均一な色になった、ということかと思います。
首都圏の高級仕様のマンションでは、もれなく石のバスルームだった、ということが多いです。
我が家も、石の浴室だわ!と思い当たる方は、ぜひこの機会に 「完全にカラッカラに乾いた状態のバスルーム」 を、しげしげと眺められてみてください。
もし、カサカサと白い膜でくすんでいるのを発見し、ご自分でお掃除を頑張ってみてもキレイにならなかったら、ウォッシュテックにお声掛けください。
パサつき・にごり・白い汚れは、築3年ごろから見えてくると思います。
日時:2022年2月23日 AM 11:51
浴室の床タイル 掃除で落ちない黒ずみ汚れを清潔に回復
タイルのバスルーム。
床に、黒ずみ汚れが目立ちます。
洗剤をスプレーしてブラシで擦ってみても、全く変化なし。キレイになりません。
※ノンスリップタイルのため、表面に凸凹が施されています。スポンジは引っ掛かってうまく使えません。
石のような固い汚れが、膜のようにビッチリ固着しています。
画像右側、浴槽立ち上がり部分も同じタイルです。
ユニット浴室のエプロンカバーの汚れについて以前ブログで記しましたが、同様の状況になっています。
垂直にせり立っていることから、上から下へ水分と汚れが垂れ、黒いムラが縦方向に見えます。
浴室クリーニング後の床タイル。
床、浴槽立ち上がりとも、すっきり、清潔なタイルに回復しました。
ちょっと温かみを感じる淡いグレーが均一な面としてよみがえり、本来のデザインコンセプトも回復です。
目地の部分的に見える灰色は、化粧目地(見栄え用の上塗り目地)が既に脱落、下地の構造目地(モルタル)が露出した状態によるものです。
化粧目地は、その名の通り見た目を気にして施す薄い塗装なので、ご自身でお掃除をされる際、目地のカビが気になるなどでゴシゴシとブラシで集中攻撃しますと、あっけなく剥げ落ちてしまいます。
でも大丈夫、また塗ればいいんです。強度や耐水には関わらない 「お化粧」 なので、気にならないなら塗らないでもOKです。
もちろん表面に存在する 「不衛生かつ有害な化学物質を生成するカビ・バクテリア」 は、確実に殺しておりますので、ご安心くださいませ。
タイルのバスルームは、とてもオシャレです。
しかし、ひとたび汚れが目につくようになれば、なんというか監獄のような...ただただ冷たくて不潔な印象になってきます。
どのように日常管理すれば、不衛生で陰惨な印象を遠ざけられるのか。
もしそのようになってしまったら、どうしたらいいのか。
クリーンメンテナンスのコストとサイクルは、どのように見通せば良いのか。
その具体的な手立てが不明瞭なまま引き渡される方が多いように思います。
そして、実際に数年以上ご生活され、当初のイメージからかけ離れた状態になり、解決策を得られないままお悩みになっている方は少なくないように思います。
中には、汚れが原因で住まいへの愛着が失われ、どうにでもなれとラフな扱いになり、築年数に見合わない劣化や不具合が生じている方もいらっしゃるかと思います。
もったいないことです。一番お気に入りのデザインを考えて選んでお金を出して実現したバスルームですのに。
汚れてイヤになっちゃってきている...でも、どう掃除したらいいのか分からない...そのようなデザイン浴室にギブアップな方がおられましたら、ウォッシュテックにご用命ください。
健全なコンディションに整え、以前のようなイメージを回復いたします。
回復度は、長期に亘る汚れの密着により材質の劣化が進んでいる、あるいは他業者がミスマッチなチャレンジをしている場合、低くなります。
気になったらなるべくお早目に!そして、あっちゃこっちゃの業者を使われていない方が仕上がりが良いです。
宜しくご検討ください。
日時:2022年2月21日 AM 11:08
ホーロー浴室パネル 壁の水垢汚れへの対応
ウォッシュテックのユニット浴室クリーニングでは、タカラスタンダード社製ユニットバスのみ「対象外」と記しています。
理由は、他社製の全てが樹脂でできているユニット浴室と比べて 「きわめて特殊」 であるためです。
当ブログで何度もお伝えしております通り、ウォッシュテックの対応地域である首都圏は、水道水に溶け込んだミネラル(カルシウム・マグネシウム・シリカなどの鉱物)多めのエリアです。
どこの水道水と比べて?例えば、近畿圏です。
私は生まれも育ちも京都市で、横浜市で生活してしばらく、水の硬さ(石鹸の泡立たなさ、昆布と鰹の出汁の出なさ)にワナワナしたものです。特に冬季では、硬度の値にして2倍近くミネラル濃いめなのです。
話をユニットバスに戻しますと。
タカラスタンダード本社、商品企画・宣伝営業・カスタマーサポートの拠点は大阪市です。
大阪本社のメーカーは、当然ながら大阪近郊在住(親族も知人も、大半が関西圏内在住)の従業員が主です。
それゆえかなーと思うのですが、製品説明のオフィシャルなアナウンスが、きわめてローカル色強めです。
・水を掛けるだけで、汚れが落ちる。
・琺瑯はガラス質で丈夫だから、陶器と同じ扱いでOK。ブラシも使える。
・ホーロー壁は乾くのが早いから、拭く間もなく乾き、きれいを保てる。
これらは、首都圏など硬度が高いエリアではアウトな言説です。
水道水を掛けると、その場で残った皮脂や石鹸と化合し石けんカスが生成され、石けんに混ざらなかった分の水も、乾くと白くて取れない水垢になります。むしろ「水だけで汚れる」というのが硬度高めエリアの現実です。
このような。
琺瑯は、表面の一層目はガラス質です。ガラスが硬く衛生を保ちやすいのは真実です。しかし、ホーローをコーティングしている釉薬は、けっして何ミリもあるような分厚い層ではありません。とても薄い膜状です。
「擦れば元のツルツル、ツヤツヤのガラス質に戻るはず!」とゴシゴシやガンガンすれば、脱落や損傷は十分にあり得ます。
ガラスの膜の下は、塗膜と鋼板。露出すれば交換しかありません。表面が削られて光沢が無くなってパサパサでマットな質感に、更に下層の鋼板が薄黒く透けて見えるホーロー、私は何度も拝見しています。
「あらっ、ホーロー、いいことばっかりじゃない?ユニットバスとしては比較的安価だし」とパンフレットやサイトをご覧になって採用されることで、他のメーカーでは見られない事態を引き起こしています。
他社製の全面的にプラスチックでできているユニット浴室と比べ、圧倒的にクリーニングしにくいです。
・表面がガラス質、なのにガラスの主原料となるシリカが膜状に密着している(シリカスケール)。→同じ物質になっちゃって境目が無いんだけど、どうやって取るの?という事態に。一般的なハウスクリーニング業者は完全にギブアップです。
・ホーロー浴室の作業内容は、壁面4方向、全面ガラス張りの浴室と同じ。材料と作業時間が、通常一般的なユニット浴室の3~4倍となる。→見た目はユニット浴室なのに、料金は高級仕様のデザイナーズ浴室レベルという分かりづらさ。
・むしろ板ガラスの方がやりやすい。ホーロー浴室の場合、壁面がポヨンポヨンたわんで、汚れに対してまっすぐ当てたい機器が当たらない、あるいは力が逃げる。→シリカスケールのクリーニングを確立しているウォッシュテックであっても、100%の実力で遂行できない構造。
これはつまり、付着するであろう汚れを予測、その場合どうするか?を想定してない商品設計であるためかと思います。
加えて、メーカーがアナウンスする「自分で出来る簡単なお手入れだけで、清潔と美観を長期間キープできる」を信用されている方は、破綻に気付きにくいです。施策が遅くなり、回復度は低下します。
・水を掛けるだけケアを毎日され続けているので、水垢が他製品よりも超強力に育っている。
・擦るだけで落ちるというケアをされ続けているので、擦りまくられている。既に表面のダメージが強く、現状以上の損傷を避けるため、やんわりしか洗えない状態になっている。
水質と汚れのメカニズムを住宅建築関係者が把握しておらず、内陸部の硬度高めエリアであっても提案されること、少なくありません。
築浅段階で「聞いてた話とまるで違う。汚れる。きれいに管理できない。助けてください。」とウォッシュテックにご相談くださる方、月に1~2件ございます。
ウォッシュテックでは、まず設計施工業者からメーカーに上げる形で現状を伝えられるようご案内しています。「知らんかった」あるいは「知るか」の撲滅と、トラブルシューティングのためです。
そして、上記の「難しい旨」と「精度が若干落ちる旨」お伝えしまして、「でもやっぱりチャレンジしてみる!」とのご返答であれば、対応させていただいています。
クリーニング後のホーロー浴室、壁パネル。
ズームでご覧ください。
琺瑯壁、クリーニング前。
もちろん、中性洗剤+スポンジ+シャワーで流す掃除ではビクとも変わりません。
クリーニング後。
ホーロー本来の、表面のゆらぎ、ガラス質の質感が回復。
映り込んだ窓枠と青空が明るい!これだけハッキリ映り込むと、壁に新しく窓ができたかのように明るい!
窓枠のビート(コーキング、パッキン)の段差までクッキリクリアな形状で映り込んでいます。
社長・中島、疲労困憊。作業ズボンがハンドポリッシャーの飛び散りでビチョビチョに。だって、4面ともガラスのバスルーム(そんな浴室、見たことないけど!)と同じ労力ですから。
これが、首都圏のホーロー浴室の水垢事情。
ウォッシュテックの現場は、きれいごとはありません。いつでも現実との対峙です。
日時:2022年2月 7日 PM 12:55
ユニットバスの壁面 一面だけタイル 割増が必要な理由
ユニットバスとは、全てが樹脂製の浴室を指します。
しかし、壁の一面だけ「陶製タイル」が設えられているというユニット浴室が、たまーに見られます。
ポイント的に質感と色に変化を加えた、おしゃれなデザインであります。
しかし、おしゃれなデザインも、毎日お風呂に入るなら徐々に崩れてゆくものです。
え?そんな汚れてなくない?とお思いかもしれません。
同じ画像をズームで。
カビ、表面のムラ、着実に出来てます。
何となく 「そんなモンでしょ。古いし。」 と思う壁は、一つ一つの点、うっすら全体を覆う膜、のような汚れが重なって、全体を 「そういう印象」 にしているんだと思います。
浴室クリーニング後の壁面タイル。
強気に、ズーム画像を先行で。
なめらかな質感、モヤモヤと濁らない均一な黒色。
目地のカビも、すっきり。タイルとのコントラストがスタイリッシュです。
何より、照明の反射!
もちろん、照明はクリーニング前と同じです。窓もナシ。
このように濃い色のタイルが真っすぐ照明を跳ね返すようになりますと、浴室全体が明るくなるんです。
清潔、ゆえの明るさ。そして、あきらめ・うんざりモードから、現役感・アガるへと、印象が一変するということです。
本来のデザインコンセプト通り、黒色タイルの迫力、回復。
ウォッシュテックの浴室クリーニングは、ユニット浴室にタイルが設えられている場合は、割増料金を頂戴しております。
工程と材料費が「全てプラスチックの浴室」よりも増すことが理由です。
当ブログでは幾度もお伝えしております通り、カサカサとウロコのようにこびり付く白い水垢は、土の成分が溶け込んだミネラルです。
ミネラルの中でも、シリカは、ガラスの原料です。
シリカスケール(シリカが原因の水垢)・オン・タイル(表面がガラス質の釉薬)という状況は、雑に説明するとガラス質の上にガラス質の薄膜が密着しているってことです。
回復型ハウスクリーニングとは、ガラスの上に薄くできたシリカの膜 「だけ」 を取り除く作業を含みます。
「樹脂の上にガラス質のシリカスケール」だったら、異なる物質なのでまだ分かりやすいかと思いますが、ほぼ同じような物質がピタッとくっつきあっているわけなので、とってもインポッシブル。
繊細かつハイリスクな状態ながら 「ワタシ、失敗しないんです」 と完遂するのが社長・中島なわけですが、とはいえ時間とお金が掛かるので割増にさせて頂いています。
一般的なハウスクリーニング業者は、そもそもシリカスケールに対応することは無いので、樹脂でもタイルでも関係なし。料金に差は出ません。
ウォッシュテックは、汚れと材質を起点にコストを算出、料金設定をしています。
汚れを除去するという目的を達成できる裏付けがあるから、料金の組み立てができるわけです。
結果を見通せず、目的を果たすだけの解法を持たないのならば、材料費が幾らになるか見当がつかず、料金設定がフワっとしてきます。
サイズもデザインもおかまいなし、仕様に関わらず一律料金のフワッとした浴室クリーニングでは、フワッとした結果しか得られません。
やったのか、やってないのか、分からない。そんな浴室クリーニングだった。
ウォッシュテックにご依頼くださる、以前ハウスクリーニング業者を入れた経験がある方は、よくそう仰います。
...そんな仕上がりは求められていないんだと思うんですよね。このブログをご覧の方々は。
対策としては、どんな浴室でも同額というクリーニングを初動で候補から外すだけ。簡単です。
日時:2021年12月13日 PM 02:05
浴室のガラス扉に付いた白い水垢 強化ガラスの仕上がりを見れば技術の差が歴然
浴室のガラス扉。
浴室は、裸で入る場所。
そこで使うガラスは、丈夫で安全であるべき。
でもデザイン的には洗面室とシームレス(境界なし)に、空間を広く見せ、洗面台と統一感を持たせたいんだよね。
そのような理由で、ハイデザイン・高級仕様のマンションの浴室扉は1枚ものの 「強化ガラス」 であることが少なくありません。
しかし、浴室は毎日毎日、大量の水を使う場所でもあります。
当然ながら、汚れる!のであります。
白いウロコ状の水垢で曇り、カサカサとした縦縞が見えてきます。
存在感を限りなく無くしたくて設えたはずの透明ガラスが、ドーンと主張してくる感じに。
浴室クリーニング後のガラス扉。
鏡のように滑らかに回復したので、浴室天井の点検口や照明の電球の形まで鮮明に映り込むようになりました。
なお、照明付近にモヤモヤっと見えているのは、洗面室側からガラスに貼られたフィルムの表面の揺らぎです。
浴室側の(何も貼られていない)ガラスの表面は、傷も汚れも何も無い完全にすっぴん、平滑な状態です。
「 強化ガラス 」 と聞かれると、すごーく硬いと思われる方がほとんどかと思います。
しかし実はその逆で、とても柔らかく作られているガラスです。
カッチカチに硬いと、範疇を超える衝撃を受けた瞬間、「パリーン!」と割れちゃうのです。
突発的にいきなり「もうダメ!」ってなって、鋭い形で大きく割れて、とても危ない。硬いからって「強い」ガラスとは言えません。
対して、柔らかいガラスであれば、ぼいんぼいんして衝撃を揺れて逃がし、よもや割れても細かく丸めに砕けます。
そのようなことで、ガラスの強さ弱さは、表面の硬さではないのです。
強化ガラスは、なよ竹のように揺れて受けた衝撃を逃がし、耐えて戻す。その目的のためには、柔らかくなくてはいけないのです。
で、クリーニングする立場からしますと、強化ガラスって、「柔らかいので、ものすごく傷つきやすい」というガラスなのです。
ウォッシュテックのブログでは何度もお伝えしていますが、水垢というのはガラスのような物質です。
ガラスに水垢が固着した状態は、いわばガラスonガラス。
ガラスよりも固い道具や研磨剤(クレンザー)を使えば、水垢は削り落とせます。でも、同時にガラスも微細な傷をたくさん作ることになります。
同じガラス質でもタイルや鏡よりも、柔らかい 「強化ガラス」 は、傷がうんと入りやすいです。
よくある見た目としては、手や機械が動いた痕跡が僅かに残る、全体に薄くモヤっとして見える、といった仕上がりになります。
傷の凹凸は、肉眼ではほぼ見えないサイズですが、汚れからすれば、おあつらえ向きの足場。その場に引っ掛かって留まり、どんどん蓄積するきっかけになります。
数か月より先、明らかな差が出てきます。
「また汚れてきた...」、「なぜか最近、掃除が大変だ...」と、思われたなら、そういうことです。
同じ「ガラスや鏡の水垢を除去します」というアピールをしていているハウスクリーニング業者にも、品質はさまざま。
モヤっとしててても機械がグルグル当たった跡が見えても、「水垢の除去は、してますよね?ウチではコレが限界です」と言われてオシマイ!
どのクリーニング業者を選んで家に入れるか、そこはお客様の目利きです。
強化ガラスの仕上がりを見れば 「格」 が一目瞭然です。
ウォッシュテックの強化ガラス製バスルームのドアの仕上がりは、こうです。
機械が回転したような跡も無く、手で擦ったような跡も無く、薬品垂れた跡も無く、薬品で溶けたことによる歪みも無く、
もちろん、水垢も無し。
これだけズームで照明を透かして撮っている強気な画像は、他には無いはずです。
同じアングル同じ解像度で撮れば、上記に列挙したような「何らかのアラ」が映ってしまうためです。
難しい強化ガラスでこの仕上がりならば、当然ながらタイルや鏡の仕上がりも間違いないですよ。という表明にもなるので、自信の無い清掃業者はまず載せません。
なお、ウォッシュテックの強化ガラス水垢ウロコ除去は、社長・中島にしか実現できない完全オリジナルの工法です。
似たような言葉、似たような画像でまねっこする清掃業者もおりますが、道具・洗剤・手順、全く違うことをしているので、当然ながら結果が全く違います。
お選びにならないことです。
日時:2021年11月24日 AM 10:15
石の浴室 正しいメンテナンスを継続した結果、10年超でも清潔で美しいままキープ
首都圏には、石の浴室が多いです。
高級住宅地や都心部に立地するマンションでは、天然石や強化ガラスを含むバスルームが標準仕様です。
私は、そのほとんど全てがシビアコンディションと見ています。
石の浴室の 「シビアコンディション」 とは、正しいメンテナンスが数年以上入らないまま汚れが蓄積、汚れが常時密着することで石の劣化・風化・腐食が進んだ深刻な状態、を指します。
もちろん、見た目としても、色や質感がぼやけたりくすんだり、ヌルヌルやベトベト、白い膜のような汚れ、カビ、臭い など 明らかに不衛生で不健康な印象になります。
石材が既に傷んだ状態からのメンテナンスでは、回復度は低くなります。
例えば、革靴に染みた泥水をそのままに履き続けたら、表面に細かなひび割れが。その段階からクリーニングしてワックスを磨き込んで手を尽くしても、マシにはなりますが元には戻りません。
そのように、もちょっと早く発注していただければなぁ...という状態です。
なお、ウォッシュテックのブログに掲載している石の浴室は、シビアコンディションです。
シビアコンディションからどのように回復するかを記事にし、「石の浴室には適切なメンテナンスが必要」と、ジャストナウお困りの方に届くきっかけになればと書いています。
とはいえ一方、シビアコンディションに至ったことがない 「メンテナンス勝ち組」バスルームも少なからずあるんです。
今回は、石の浴室を 「適切なメンテナンス」 で築10年超でも現役バリバリ、美しく清潔、健全なコンディションに保たれている例をご紹介します。
トラバーチンのバスルーム。ガラス扉越しに撮影。
繰り返しますが、10年超、ずうっとご生活されています。
トラバーチンは、大理石と表記されることもあるようですが、実は組成が異なる「堆積岩」です。
脆く柔らかい、密の反対の粗、という特徴があり、何というか粗めのスポンジのような感じで、汚れが穴ぼこに入り込みやすく取れにくい石です。
ゆえの、とっても汚れやすく、日常的なお掃除も大変。
床のタイルもトラバーチンです。滑り止め加工が施されています。
もちろん、ウォッシュテックとしても洗うの磨くの、とても大変。
でも、きっちり洗って汚れを除去してのち、艶やかになるよう磨き上げると、このように美しく。
表面に、汚れや化学物質が乗っかっていない堆積岩は、水を弾きます。これが、本来のトラバーチンの質感の特徴です。
汚れを十分に取り去ることができないことから、マニキュアやヒートレスガラスを塗ってツヤを出す、撥水させる、という方法を提案する業者も少なくありません。
しかし、上塗り式のコーティングでは石材を健全なコンディションで10年以上キープすることはできません。
いづれ必ずダサくボロく寿命が縮むので、避けるが得策。石は、すっぴん上等です。
同じ仕様のバスルームがマンション部屋数ぶんあるわけですが、他の世帯はさぞや大変なことになっていると思います。
※繰り返しますが、この浴室は、おそうじ超難度のデザインです。
たかだか掃除にお金をかけるなんて。私は自力で何とかできている。そりゃ完璧じゃないかもだけど、みんな大体こんなもんでしょ。そう信じられている方との差、10年分。
その差が、こちらの画像です。
新築時そのままのデザインをキープするには、もちろんコストが掛かります。
しかしそのコストは、物件価格に対して微々たるものです。
マンション、いづれ売却するとお考えの方も多いでしょう。
正しくメンテナンスされていない世帯は、不潔で行き届いていない印象を与え値引きとなるか、自費で汎用型のユニットバスに改修するか、不利な選択をせざるを得なくなります。
なるべくお尻を付きたくないようなヌルっと気持ち悪い床に、まだらに曇って向こうが見えないガラス、そんなバスタイムを耐えてきたのに報われないことです。
浴室の広さや仕様を変えることなく、他では破綻しているなか良い状態で売ることができれば、年1度のウォッシュテックの費用など、ほんとに小さいもんです。日割りにすれば、チャリンチャリーン程度です。
もちろん毎日、清潔で美しいお風呂を満喫できます。
正しいメンテンナンス、やったらやっただけの効果、長く続ける成果、必ずあります。
日時:2021年11月19日 AM 11:27
石のバスルーム 御影石の白い汚れを除去、石本来の光沢と清潔を回復
東京都区内、デザイナーズ・高級仕様マンションやタワーマンションにおいては、石のバスルームが「標準」の物件が少なくありません。
マンションを買ったら、自動的に「石の浴室」オーナーになっちゃう、ということです。
汚れが付きやすく、しかし取り方が分からない、見た目がすごく不潔でスタイリッシュの欠片も無い、と悩まれる方が多いです。
画像は、御影石の浴室カウンターです。
タオルで拭いても、スポンジと洗剤で洗ってみても、白くてモヤモヤしたくすみ汚れが変わりません。乾くと、より濁って見え、生活感が目立ちます。
傷なの?劣化なの?カビなの?ムラになった濁りで光沢がなくなって、汚らしい...とお困りになり、ウォッシュテックにご依頼くださいました。
クリーニング後の石の浴室カウンター。
ズームしてご覧ください。
置かれたボトルや石鹸の跡、残った水道水の跡であることがお分かりになるかと思います。
クリーニング後。
カウンターのみでなく、ステンレスメッキの水栓、鏡、床および壁面の石材も、それぞれの質感に回復。清潔感とともに、モノトーンの美しさが蘇りました。
石の浴室が標準仕様となっているマンションでは、「ほぼ間違いなく」共用部に石が使われています。
例えばエントランス、コンシェルジュカウンター、エレベーターホールなど。
人目に付きやすい位置に配置し、即座にステイタスを誇示することを目的に、大理石や御影石が取り入れられているかと思います。
共用部の石材は、マンションに住まわれている方が月々納められる管理費でメンテナンスがなされています。
毎日ペースで行われる拭き掃き掃除、数週間から数か月に一度の管理的なクリーニング、プラス、年単位の周期で行われる専門的な石材メンテナンスとト突発的なトラブルの際に入るスポット清掃が加わります。
日常・管理(定期)・特別(専門)といった3種類のクリーニングが、それぞれ担当する汚れを的確に潰し、順繰り進め続けることで建物の機能が長く保たれる。
その仕組みを、私どもは「メンテナンスサイクル」と呼びます。
つまり共用部に設えられた石は、メンテナンスサイクルが健全であれば、清潔で美しいコンディションを保ち続け、資産価値を維持できるということです。
しかし一方、専有部、つまり日々住まわれいる生活空間においては、何年も(場合によっては10年以上)何もなされていない例が、ここ日本ではとても多いように思います。
ウォッシュテックにお声掛けくださる石のバスルームは、一度もクリーニングをされたことが無い場合がほとんどです。
あるいは、お手伝いさんやメイドさんに頼んでも、マンション提携のハウスクリーニング業者に頼んでも、ちっともキレイにならなかった...と、お困りになって検索されてウォッシュテックに辿り着かれた方です。
家の中では、メンテナンスの歯車が、うまく回ってないのだと感じます。
メンテナンスサイクルの概念に触れて「ハッ!?そうかも!」と膝を打たれた方は、ぜひウォッシュテックにご用命いただきたいです。
理由は、「住宅(マンション専有部)の・石の・浴室」の特別(専門)クリーニングに特化した業者は、ほぼゼロだからです。
水まわりに使われた石材の汚れを除去することは、あらゆるクリーニングの中で最も診断が難しく、作業リスクが大きい部類になります。
ドライな環境である「床」のメンテナンスとは比べ物になりません。
毎日、汚れて濡れて乾くを繰り返していることでできる汚れですから、難易度は天井破りです。
しかも狭い中で、石だけではなく、ガラス・陶製タイル・樹脂など多様な材質が混在している。
さらに、莫大な管理費から予算を得られる大きな現場とはかけ離れた少額さ。
今ある業者で対応するには各方面で無理があるためか、コンシェルジュ経由でマンションの提携業者からたぐっても、確証が持てるようなボリュームで実績をもつ清掃業者には当たらないようなのです。
石の浴室の汚れのお悩みから検索、当ブログに辿り着かれた方は、そのまま直接ウォッシュテックにご依頼頂くのが最も安く早く、時間や体力にロスがありません。
近道です。そして、新しい道です。
日時:2021年9月13日 PM 12:04
陶製タイル デザインが進化すると、クリーニングは難易度アップ
前回の続き、陶器タイルのバスルームクリーニングです。
浴槽立ち上がり部分(湯船につかる時またぐところ)。タイルが汚れに覆われ、光沢が失われています。
高級なデザインのマンション・タワーマンションに多く採用されるタイルの浴室も、ウォッシュテックではサラリとお引き受けしているので、「どのクリーニング業者も、そんなもんかな。」と思われがちですが、実はそうではありません。
ですので、ハウスクリーニング業者のリストから「掃除なんてどこも同じ。誰でもいい。やること同じなんだから、安くて頼んですぐ来てくれる業者を探すべき。候補は腐るほどいる。」そのように業者を選ばれると、失敗される可能性は高まります。
それが「今」のタイル浴室事情。と、知っていただきたいです。
今回は、「タイル浴室ね!ウチでも洗えますよ!」と言われて依頼し、後々ギャーとなる方が少なくない、という内容のブログです。
まず「最もよくある」のは、キレイにならない事例です。
気になっていた汚れが、ほぼほぼ解決されていない。
その場合、さほどギャーではありません。費用対効果が低い程度に留まります。
次によく伺うのは、「タイルの光沢がムラムラに変になった」というケース。これこそがギャーです。
このギャーは、ある一定レベル以上「腕に覚えアリ」のクリーニング業者が請けた現場で見られます。
タイル表面の、全面あるいは一部分が粉をふいたようにマットになり、質感が均一でなくなり、濡れてると気づかないこともあるけれど乾くとまだらが浮いてくる、場合によっては液体が垂れたような形やスプレーを噴いた箇所が分かる形にそうなっている、という状況です。
このトラブルは、酸性洗剤を適正に行使しなかったことによる腐食で 「事故」 です。
中には「掃除した結果。しょうがない。」と処理されている方や「業者が何かしたらしい。」と気にされない方もおられます。しかし実は、作業者の過失による事故です。
タイル表面の質感がおかしくなるクレームは、「酸性洗剤を使うことに抵抗が無く(←ここが腕に覚えアリの感じです)、近年のタイルの進化を正確に捉えていない」清掃業者が陥りやすいです。
陶製タイルといえば、昔のお風呂場や台所のコンロまわりの壁をイメージされる方も多いかと思われます。
ガラス質のうわぐすり(釉薬)が表面を覆って、ツルツルで、ちょっとやそっと擦ってもビクともしない、割らない限り使い続けられるタフな。
色は、白や淡いピンクやブルー。あるいは茶色や濃緑色、黒ベースのツブツブ模様。
しかし、ナウなタイルは違います。
このように微細なグラデーションで、木なの石なの?のような繊細な模様が施されています。
繊細なデザインと引き換えのような形で、表面の釉薬はとても弱く薄くなっています。以前のタイルと比べ、焼成温度やら組成やら工夫された結果かと思います。
表面が繊細になったタイルの進化を認識しない場合、僅かな変化に気づかないまま挙動がおおざっぱになり、そのため予想した結果と違ってきて、気が焦り余計な手数が増え、事故につながりやすくなります。
業務用洗剤のラベルには「タイル用」としか書いていない。何製の?どこに使われているどんなタイルか?具体的な解説は一切なし。もちろん、タイルなら何でもOKとも書いてません。
専門性が高い業務用洗剤を使うとき、目の前にある汚れと材質を擦り合わせるのは、現場にいる作業者自身です。
体系的な科学知識と蓄積した過去の経験、推測される生活においての汚れの付き方や建材メーカーのデザイントレンドなど、あらゆる要素をモジャモジャモジャと考えて 「史上いちばんイイ感じ、一歩先」 の結果を出す。
常に目の前にある汚れと素材についてアップデートし続けていなければ、あっという間に事故に。特に「タイルを白くする」トラブルは、触れるやいなや一瞬で起こります。
タイルや石やガラスの浴室クリーニングは、そのようにあんがい深刻な仕事を求められるわけなので、「掃除ごとき作業は同じ。結果も同じ。ならば、すぐ来る安い業者を探そう。」とすれば、トラブルを引き当てる可能性はおのずと高くなります。
不用意に酸性洗剤で与えられたダメージは、クリーニングでは回復不能。ウォッシュテックもギブアップ、何事もなかったかのように戻る可能性はゼロです。であれば、リスクは避けられてください。
かくして、クリーニング後のタイルの浴槽立ち上がり部分。
社長・中島の掌と指がクッキリ。光沢感が回復。
ここでご注目いただきたいのは、画像手前、手のひらの色です。ビフォア画像と見比べてみてください。
前回ブログの通り、浴室全体がツヤツヤのキラキラに回復したため、同じ照明・同じ位置・同じオートマチックで撮影したにもかかわらず、浴室全体レフ板効果で光量が全く違ってきて、本来の肌の色に近く撮れたということです。
浴室という場所が「全く変わった」ということかと思います。
タイルの水垢は、どなたもお困りの汚れです。そして、取り除くことは難しい。
中には「業者に頼むと高くつくから、自分で!」とのお考えから、Amazonなどで業務用洗剤を入手してタイルにチャレンジされる方もいらっしゃるかもしれません。
自己責任だし、俺の資産だし、好きにやっていいじゃん、それはそうかと思いますが、いただくご相談の中で「一般の方が、やっちゃったトラブル」の方が、業者と比べエクストリームという事実もお伝えしておきます。
日時:2021年8月18日 PM 01:23
陶製タイルのバスルーム 壁の「くすみ」汚れを除去し光沢を回復
都内タワーマンションにて、タイルの浴室クリーニング。
壁面のタイルが、全体に膜が覆ったような質感にくすんでいます。
照明で反射するとカサカサと白く見え、陶製タイルの質感が失われ、本来どんな柄なのか分からなくなっています。
これが生活感、使用感、経年というものでしょうか。
高層タワーマンションでは、管理規約上、ベランダで洗濯ものを干せません。
したがって、洗濯機で乾燥させるか、バスルームの衣類乾燥機能を使うか...いづれかではないでしょうか。
洗濯乾燥機で乾かすとグッシャグシャのシワになる!衣類をハンガーにセットして、乾いたらそのままクロゼットにしまうのがスマート!とお考えの場合、浴室換気乾燥機の「衣類乾燥機能」をポチッとされるかと思います。
気密性に富んだハイテクマンションに設置された浴室換気乾燥機は、ずっしり濡れたバスタオルも翌朝にはフカッ。ものすごいパワフルです。
パワフルとは、熱量がスゴイということです。
高温の熱風がたちまちゴーっと大量に吹き出します。そのままの勢いで数時間ゴーっと。
壁面に付いた水滴が乾き、水道水に溶けこんでいるカルシウムやシリカなどのミネラル成分が残ります。
常温で自然に乾くのとは異なり、浴室換気乾燥機による熱風で乾く場合、 「焼き付く」 現象が起こります。
焼き付きが日常的に繰り返されるうちに、何というか、餅と焼いた餅くらい?サラダチキンとフライドチキンくらい?別のもんかという感じに違ってきます。
いわゆる「水垢」」と言うにはあまりにもアレな、いわばハイパー水垢。いつものアプローチではビクともしない、ものすごいガッチガチに硬い水垢になるということです。
まずは、タイル表面の状態を、社長・中島、作業開始前にインスペクション(事前に診断)。
汚れがどのように形成され、どのような重なり(レイヤー)になっているのか。そこから最小の工程、最短の時間で取り除く方策を判断。
実はこのインスペクション、とっても脳を酷使します。甜菜糖たっぷりのモカ(コーヒー。マイボトル入り。)を一気飲みしないと、とてもやり切れない。とのことです。
ご在宅でのクリーニングにおいては、お納めまでの時間をいかに早めるかも大切です。汚れを除去する技術と併せ、常に両輪として念頭に置くことが、安定してご満足いただける結果に直結します。
インスペクション後は、いわゆるゾーンの状態に入る感じでしょうか、ただただ集中。もくもくネチネチとオペレーションを遂行します。
かくして、陶製タイルの浴室、クリーニング後の壁面。
キラッ!!
白いパサパサに隠されていた、タイル本来の滑らかな光沢を回復しました。
タイルの色柄も鮮明に。焦げ茶から淡い茶色の繊細な模様であったことが目視できるようになり、高級なイメージも回復。
何より、浴室の照明・ステンレスのシャワー水栓・鏡など、バスルーム内にあるあらゆる輝くものたちが、タイルの釉薬(ガラス質のうわぐすり)に映り込み、明るい!
何とも言えないモヤモヤした生活感や不潔感がなくなり、清潔で素敵なバスルームに復帰。
浴室換気乾燥機で毎日のお洗濯物を乾かさねばならない場合には、入浴後、壁・床・鏡・浴槽の縁・扉の内側あたりの水滴を、ワイパーや使用後のバスタオルでザックリ払って排水口に追われてから、乾燥のスイッチをポチッとされると宜しいです。
ハイパー水垢の蓄積を避けられることはもちろん、衣類に含んだ水分以外の余分な水にカロリーを奪われなくなり「電気代」をお安く抑えられます。
もう、がっつり水垢が付いちゃってるよぉぉ!とお思いの方は、ウォッシュテックをお選びください。
他のハウスクリーニング業者では何日かけても決して到達し得ない清潔を、ご自宅のバスルームに実装いたします。
日時:2021年8月13日 AM 11:56
人工大理石の浴槽 縁の水垢 カサツキ くすみ除去
高級仕様の浴室、人工大理石浴槽のレストレーション。
浴槽で最も水垢のカサカサ・うろこ・白い跡が目立つのは 「フチあるいはヘリ」 かと思います。
浴槽のフチとは、湯船に入る際ヨイショとまたぐ、その立ち上がりの部分です。
特に洗い場から見て手前の部分が汚れやすいです。
もうちょっと引いて見るとこの箇所です。
水道水が降りかかりやすく、平らなことから水分が流れ落ちにくくその場で乾燥、含んでいたミネラルだけ残っちゃうのが理由です。
水道水の雫が乾く、ミネラルが残る、僅かな凹凸ができる、ホコリやカビが絡まりやすくなる、凹凸が大きくなる、更にミネラルが引っ掛かりやすくなる、水垢が加速度的に付きやすくなる、素材との密着が進む、肉眼で確認できるレベルになる、わーん、掃除してもキレイに取れない!と焦る。
そのような一連の流れが起こりやすい位置です。
今回のバスルームもそのような経過からご相談くださいました。
レストレーション後のバスタブ。
ツル!ニュートラルな質感に回復。
壁面の照明がドーム型であることが、映り込みから確認できるようになりました。
浴室全体が清潔な印象になるためには、浴槽をこのくらいのレベルで仕上げる必要があります。
接写で見たところ。
ツルっとしてるけど、添付シール、浴槽本体、メッキの水栓部分に細かな傷が見えます。
これは、ご生活の中でお掃除を頑張られた形跡です。
お風呂掃除用の洗剤をシュッシュ!ゴシゴシ...落ちないな!じゃあ、クエン酸をスプレーして...ゴシゴシ!落ちないな!
で、なんだこのやろーゴシゴシゴシゴシ!!!というように渾身の力でやっつけようとしてしまいますよね。
水垢を除去した後、このようなお掃除の痕跡が見えてくる例は少なくありません。
クリーニングでは、一旦つくられた傷をナシにすることは不可能です。
薄ーい擦り傷だとナシに出来る場合もあったりしますが、それは実際やってみなければ分からず、確約できるものではありません。
ゆえの、そもそも傷が無いに越したことはありません。
そのようなことから、私は、「ゴシゴシゴシゴシ!!!」に繋がらないよう知識を、なるべく早い段階で得ておくことが有効と考えています。
水垢は、薄くへばりついてますが、ガラスと同じような硬さがあります。なぜなら、水垢の一要素であるシリカはガラスの原材料です。
TVや雑誌で「クエン酸で水垢を落とす」テクニックをよく見かけます。家事芸人やカリスマ主婦にこすられまくっている方法なので、ご存知の方が多いと思います。
しかし実際やってみると現実問題、いまいちスッキリしてくれない。それは、シリカにクエン酸は反応しないからです。
酸っぱいジャムやマリネは、ホーロー鍋でこさえてガラス瓶で保存しますよね。そのように、影響しないということです。
シリカの水垢は、カルシウムの水垢と比べてとても薄くくっつくので、水で濡れた状態だと見えなくなります。しかし完全に乾くと白くモヤモヤと見えてきます。
それが、いまいちスッキリしないということです。
おそらくバラエティ番組で対処された水垢も、生活中で長期に亘り形成された「本物の水垢」であるならば、再び完全に乾いてから撮影すると「水垢は残っている」と思います。
クエン酸で水垢退治...落ちる場合もあるかもね、でも首都圏では水垢を残さず除去することは「絶対に」できない。
そのようなテクニックであることを頭に置いておかれると、「私だけ落ちないなんて、そんなはずない!ゴシゴシゴシゴシ!!!」が避けられると思います。
このブログをお読みになった方は、ゴシゴシゴシゴシ!!!を何としてでも避けて頂きたいんです。疲れるだけで成果なし、こんな切ないことはありませんもの。
一旦できた水垢をクリアに除去することは、実際問題そのようにとても難しい。
そのように厄介な水垢、固着を防ぐためには、水道水をその場に留めない、この一点です。
身体を拭いたタオルでザックリ拭いておくか、ワイパーで水気を切って排水口に誘導。
これでウォッシュテックに頼まずとも大丈夫です。
もう付いちゃってる、気持ち凹むわぁぁ と思われる方がもしおられましたら、お気軽にお声掛けください。水垢、取りに伺います。
日時:2021年6月18日 AM 11:19
浴室のガラス扉 白い斑点模様の汚れを除去する
石の浴室には、強化ガラスの扉がコーディネートされていることが多いです。
ユニット浴室で見られる 「細かな凹凸が施された樹脂製の窓で、樹脂か金属に塗装された枠」 ではなく、
枠が無い一枚のガラス板で、ステンレスっぽい取っ手やタオル掛けが埋め込まれているみたいに付いている、そんなドアです。
浴室と脱衣室(洗面室)の境界をガラスにすることで、照明を共有する一続きの空間のように感じさせたい。
石の浴室の色や質感をより一層際立たせるとすれば、色や材質が入り混じったユニット浴室だとガチャガチャして邪魔に見える。1つの要素だけに留めたい。
というデザイン意図かと思います。
だがしかし!ご生活されて数年を経たガラスの扉、こんなふうです。
こちらは、半透明に加工されたガラスです。
しかし、表面の質感はなめらかではなく、ざらざら・つぶつぶした白い斑点で覆われています。
もちろん、洗面脱衣室の様子は、水垢のブツブツしたノイズに隠れてよく見えません。
デザインの先生が 「うむ。完璧に美しい」 と設計されたバスルームも、毎日お風呂に入って数年経てば、質感・色のコントラストは汚れでぼやけて生活感に覆われ、本来の意図を軽々と超えてしまうのだな。
と、諸行無常、しみじみしてしまいます。
浴室レストレーション後の扉。
水垢の斑点模様がなくなり、なめらかな質感を回復。
半透明の均一な質感も、損なっておりません。削り取ったような傷や強い薬品が垂れたような跡は無いという意味です。
洗面室の床は浴室床と同じ黒色系の御影石タイルのため、鏡のように社長・中島の下半身が映り込んでいます。
作業ズボンを膝より上にまくり上げて作業するのが中島流なのであります。ビチョビチョに濡れるからね!
石の浴室は、率直に申し上げるとユニット浴室のような 「機能」 が備わっていません。
例えば保温やノンスリップのような、設備メーカーの営業さんが推してくるキャッチーな機能が無いということです。
とすれば、石の浴室における最大の機能は 「色・質感の組み合わせの妙」や「材質そのものがまとう高級感」 、つまり 「美しさ」 かと思います。
そして機能の目的は、その美しさから得られる高揚感や満足感、となるかと思います。
そのことから、石の浴室はノーメンテナンスではパフォーマンスが悪くなり、本来の素敵さをフルに活かせなくて、もったいないな、と思うのです。
画面、真ん中あたりの白いツブツブは、汚れではありません。御影石のツブツブ模様がそのまま映っているのです。
私は今まで、「それも、味ですよ。って、業者に言われて取り合ってもらえませんでした。」 と途方に暮れる方から、たっくさんご相談いただいています。
※業者とは、清掃・建築・設計・デザイン・デベロッパ・管理など、さまざまです。
味じゃねえ。それは汚れだ。と、知っていただきたいです。
そして、汚れを適切に取る方策が無い人こそ、味とか言うてみるものだ。と、知っていただきたいです。
汚れたバスルーム、不衛生だし、諸行無常や栄枯盛衰を感じて気分悪いと思います。
美しいものこそ、長くエンジョイ&コスパを上げるには、定期的なメンテナンスが必須です。
レストレーションという方法が、ウォッシュテックには、ありますよー。
日時:2021年6月 8日 PM 01:27
タイル壁のバスルーム タイル本来の清潔な光沢に
高級仕様のバスルームをクリーニングします。
こちらは、タイルの壁面です。高級仕様の壁面です。
パッと見、あんまし汚くない感じ、しますか?
高級仕様のバスルームとは、いわゆる在来工法の浴室です。
全面的に樹脂で構成されているユニットバス 「ではない」 浴室を指します。
自分のお風呂場はどちらに該当するのか?高級なのか汎用なのか...?
ご判断迷われないようにされるには、作り方(出来方?)の手順をイメージされることです。
ユニット浴室は、プラスティックのパネルをパタンパタンと組み立てて、FRP製のバスタブをオン!管を繋ぐ!ポリカーボネート製のドアを取り付け!スイッチパネル、カウンター、バーを定位置に嵌める!というようなシステマチックな感じ。
対して、高級仕様の浴室は、その場に専門性が高い職人が複数入ってそれぞれ仕事をしている感じです。
例えば、モルタルを左官する、タイルを貼る、目地を打つ、その場で切ってサイズを合わして埋め込む、みたいな作業がリレーされて出来上がってるっぽい。
タワーマンションやハイデザインのマンションでは、システマチックに作業を進める × ラグジュアリーなイメージ を目指すので、設備メーカーが高級な材質をチョイスしユニット化していることが多いです。ゆえの厳密に言えば在来工法ではありません。
とはいえ、メンテンナンスの料金を算段するうえでは 「職人技っぽい感じがある = 高級仕様」 というご判断で宜しいです。
さて!浴室クリーニング後の壁面タイルです。
ハイ!つるつる!素材本来、タイルの光沢感が回復しました。
汚れている状態に戻っていただくとお分かりいただけるかと思います。
質感がカサカサして、白っぽい水垢がモヤモヤして、くすんでいたこと。
レストレーション後は、なめらかで清潔です。陶製タイルの釉薬にプルプルと張りを感じて、若々しい印象です。
照明の映り込みが形クッキリそのまま、鮮明です。
照明側の壁面も同じようタイル本来の光沢ある質感になっていますので、そっち側の壁に映り込んだ像まで映り込んで、浴室全体が明るく見えます。
照明と照明の間に見えている、これは何でしょう?答えは、天井にある浴室換気乾燥機です!クリーニング以前は、全く見えなかったです。
ウォッシュテックの浴室クリーニングは、ユニットも高級仕様も、他社で類を見ない施工掲載数になっています。
お風呂ですから、だいたい同じ行動をされて同じ種類の汚れが付きます。
しかし、一つ一つのお風呂場を見てみると、多種多様な仕様、多種多様な材質であるわけです。
この洗剤、この材質にはノーリスクだけど、こっちにはハイリスク。この道具、これには効果があるけど、こっちにはナシ。というように、それぞれの仕様に合わせて選択しフィットさせねばなりません。
※その振り幅が高級仕様の浴室はとても大きいです。ゆえの、ユニット浴室と比較して時間と作業工程が増し増しになり、料金帯が異なるというわけです。
もし、その判断が誤っていたら、あるいはアプローチが足らなければ、満足な結果は出ず、どなたにもお見せ出来ないということです。
そして「たまたまラッキー」で良い仕上がりになったとして、次、またその次の現場で同じ着地点とできなければクレームのタネにしかならず、これまたどなたにもお見せ出来ないということです。
本物の実績・結果があるから、仕上がりにブレが出ない確信があるからこそ、この掲載数になっており、ゆえの 「あ!これ、うちと同じだ!」 が見つかる・仕上がりの見通しが立つ、というものです。
もしご自宅の浴室が、ちょっと他とは違うようだと思われるのであれば、ウォッシュテックに頼まれるのが断然スムーズ!とお伝えできるのは、そのような理由があるからです。
日時:2021年6月 2日 PM 01:24
黒い御影石の白い水垢 固くて落ちない汚れを除去
他業者と比べて施工実績数の差が圧倒的、ウォッシュテックのレストレーションで最も特化しているのが、石の浴室クリーニングです。
今回は、黒い御影石の浴室です。
画像は、浴槽のフチと、浴槽の立ち上がり部分。
鍾乳洞のように白い汚れが蓄積。厚みがあり、触ると僅かに凹凸、カサカサします。爪でカリカリ擦ってみても、ピターっと膜のように張り付いて剥がれません。
お客様によりますと、ハウスクリーニング業者に何度かクリーニングしてもらったが、印象が全く変わらなかったとのことでした。
石材について・水垢についてのメカニズムを体系的に知って対処でき、常に結果を出せるハウスクリーニング業者は全体数のほぼほぼ0%です。
「分かんないけどやってみたら、けっこう上手くいった!」も無くはないと思いますが、そんな話は数に含めてはいけないです。
自分が良い結果を引き当てる根拠が無いからです。また、前回キレイになったからと再び頼んでも、理論が確立されていない以上、同レベルの結果に到達する根拠がありません。「たまたま偶然」に賭けるのは、最初からおやめになるのがよろしいでしょう。
従いまして、「数社ハウスクリーニングを頼んだけれど、汚れた印象は変わらなかった」は、当然といえます。
黒色系の御影石、それもツルッツル!に滑らかな鏡面加工となれば、白いマダラ模様はとても目立ちます。
同じ「石のバスルーム」でも、大理石は表面の汚れたり凹凸に荒れた層を研磨し、新たに繰り出す方法もありますが、御影石は大理石よりもずっと硬いので家庭用電源を使用する現場研磨は不可。方策が違ってきます。
具体的には、水垢をヤワこくして除去、取れた水垢を完全に除いて表面を整え、またヤワこくして除去、の無限ループです。(コツコツコツコツ)
洗剤をペロッと塗って、ヌルっと取れる...ほーらキレイ☆的な裏技は、一切ない。しかし動きに無駄は一切ない。というのが、レストレーションのスゴいところです。
コツコツコツコツの末。黒御影石タイルの浴室、レストレーション後の浴槽縁と立ち上がり。
社長・中島の黒い作業着ズボンもクッキリ!手相もクッキリ!映り込むようになりました。
クリーニング前に手のひらを入れて撮影しているのは、「この汚れが取れて、こういう比較画像にできるわー」と目測があってのことです。強気で繰り出すパーです。
最も水垢が厳しいのは、浴槽のフチです。水道水が長時間に亘り残り、その場で干上がり、ミネラルのみ残る。こぼれる水の量が多いので含むミネラル分も多くなり、平らなので、その一連の動きが少ないのです。
対して、立ち上がり部分は垂直なので、付き方が違ってきます。こぼれた水道水が水滴になって、下に落ちる、その途中で乾いて消える、その過程で出来る水垢なので、点々ツブツブと下に降りるごとに小さくなるのです。丸い形が規則的に重なったように見えるので、このような水垢をウロコ汚れという方もおられます。これは、見事なウロコです。
クリーニング後。
タイルの端は水垢がさらに分厚くなってます。
水道水が、こんな感じで、引っ掛かって引っ掛かって、固まる...と水垢の出来方がイメージできますでしょうか。
水垢が水道水が乾いてできることをお客様にお伝えすると、どなたも「なるほど!今後はなるべく水分を切って、換気します!ここまでにしたらキレイにするのは、こんなに大変なのだから...キレイをキープさせたい!」と心機一転なさいます。
実際に、白く汚れてガチガチではない、もともとのイメージ通りの浴室の姿が目の前に表れたからこその「心機一転」かと思います。もし汚れが残っていたら、いくらウンチク垂れたってイマイチ説得力がありません。
高級感あふれる石をふんだんに使い、オシャレなモノトーンのバスルームが、まだらにこびり付いた白い汚れでデザイン崩壊してしまうのは、本当にヤなものですよね。
解決策がない...どうしようも無い...本当はイケてるはずなのに...と思うと、ショボン。今いる浴室の中の様子みたいに、気分がモヤモヤカサカサしちゃいます。
毎晩?毎朝?見るたびそんな気持ちになるとすれば、ハイデザインの浴室としてコスパが悪いのではないでしょうか。
同じような石の浴室で水垢汚れにお困りの方がおられましたら、ウォッシュテックにご相談いただくのが最もスムーズかと思います。
日時:2021年5月18日 PM 12:21
バスルームのガラス扉 ウロコ汚れで白く曇る 水垢を回復する
高級仕様のマンション浴室、1枚物のガラス扉です。
白い輪っか状のツブツブ汚れが重なって、白く曇っています。
...湯気じゃない?あるいは、水滴じゃない?
湯気でもしずくでもありましぇん!
完全に乾いた状態でこそ目立つ、カサカサの水垢であります!
ウォッシュテックのブログをご覧になっている方はもうすっかりご存知かと思いますが、この白い斑点は水道水に溶け込んだミネラル(カルシウム、マグネシウム、シリカなど)が、その場で乾燥、H2Oだけが干上がり、含まれていたミネラル分が置き去りにされて結晶化した状態です。
水滴の跡が長期間に亘って積み重なって白くなり、照明の光をこれほどまでにボヤかしてしまっているのです。
こちらの浴室扉に固着した水垢の一つ一つ、大きめです。そしてちょっとやそっとではビクともしない固さです。
それはつまり、シャワーを使ってたっぷり濡れた状態から、一気に高温で乾燥させたためかと思います。
ご入居数年でビチーっと白いウロコが焼き付いたガラス扉になってしまってお困りの方から、「マンションを買った時 『シャワーで汚れを流してから乾燥機を付けると、カビを防げますよ。』 と、言われたので、ずっとやってました。」と、仰る方がひじょうに多いんです。
残念ながら、その方法は、カビを防ぐ方法としてベストとはいえず、しかも掃除では対応できない汚れを作る原因となります。ありとあらゆる水垢を見て解決し続けてきたからこそ、そこはキッパリです。
レストレーション後のバスルームのガラス製ドア。
クリアに洗面室が見えるようになりました。明るく清潔な印象に。
ガラスドアは、バスルームと脱衣室の間を隔てることなく空間を広く感じられることが利点です。ガラスが曇って区切られていると、狭く思えてしまいますよね。本来のデザインが損なわれるのは、もったいないことです。
バスルームのカビは、ドアを閉めて換気タイマー5時間くらいで防げます。
ただし、空気の入り口(扉のスリットなど給気口)がホコリや汚れで目詰まりしておらず、出口(換気扇など排気口)が健全に動作することが条件です。
熱は不要、窓の開け閉めも不要。空気を床から天井に舐めるように移動させるだけ。きわめて省エネです。
ハウスクリーニング業者でもギブアップ続出の固ぁぁい水垢が無尽蔵に増えて曇るリスクを低減できます。今日から取り入れてみてください。
日時:2020年12月10日 PM 03:51
木の浴室 カビ除去
石のバスルームに並び、お掃除での管理が難しいのは木のお風呂かと思います。
高級ホテルや高級旅館のような設えは、めくるめく素敵なんですけどもね!かつてのように丁稚さんや女中さんがおればこそで、自力で清潔と美観をキープするのは大変ハードではないでしょうか。
石や木の浴室は、全てが樹脂製、工業製品であるユニット浴室とは一味違う汚れが付いてまいります。
今回は、木がふんだんに使われたバスルームです。
浴室で特に悩まれているのは、黒カビです。
カビで死ぬわけじゃなし。と、仰る方は少なくありません。
確かに、健康な大人であればカビの影響はほぼ無いと言えます。健康な身体は、カビと闘い殺してくれるシステムが強力に自動運転しています。
しかし、乳幼児は?お年寄りは?病を抱えた人は?
あるいは、ストレス・疲労・冷え・病後などで防御システムが弱っていたとしたら?
カビ毒とは、いつもはニコニコしてウンウン頷いてるはずなのに、こちらが弱ったとこを見たら突如ぶんなぐってくるような性分があります。常に弱きをくじくタイミングを狙っているような毒です。
肺炎・アレルギーアトピー・ぜんそく・感染症など、カビの影響はいろいろあると現在は学術的にも知られていますが、弱い人にしか深刻に表出しないので、健康な人は取沙汰しない・頓着しないということかと思います。
私、以前、マスメディア関係の方から「カビが体に悪いなんて知りませんでした。世の中でも知っている人は少ないですよ。」とキッパリ言われたことがあります。マスな情報って、健康な成人が発信してるんだなーとしみじみ思った出来事でした。
でも、健康で丈夫な人だって、いつ「そちら側」になるか分かりませんよね。今日は良くても、明日どうなるか分からない。誰にも分からないです。
そうであるからゆえ、カビは正しく怖がっていただきたいです。
レストレーション後の黒カビ。
黒カビがなくなり、清潔な状態に。
赤い錆の色素は、すみません、今回、薄く残りました。
いったんこの状態までカビてしまうと、カビキラーや洗剤のお掃除ではギブアップかと思います。無茶して素材が変になる未来予想図も目に浮かぶでしょうし、あんまりゴリゴリにできませんよね。
毎日お風呂に入るたび目に入る位置なので、そのたび「カビ、やだなー...不潔なお風呂、やだなー...」となるのは、それこそ体に悪いと思います。
お悩みの方は、どうぞお声掛けください。その際お写真添付いただけると、より具体的にご返信できます。
日時:2020年11月 5日 AM 11:44
タイルの浴室 床の白い固い汚れを取り除く
マンションのバスルーム床のタイルの汚れ。
高級仕様のマンションで、石と並んで多くみられるタイルの浴室。
壁はツルツルしても、床は「絶対に」ザラザラな加工になってます。
なぜなら、入浴中の濡れた状態で滑って転ぶと事故になるからです。
ザラザラは滑り止めということです。
しかしこの凹凸が曲者で、こちらの画像のように白いモヤモヤ汚れが固くこびり付きやすいんです。
お風呂掃除用の洗剤を掛けてスポンジで擦る...全く変化なし!カビキラーをスプレーしてブラシで擦る...全く変化なし!
掃除の後は、白いまだら模様が何となく薄くなったように思う。しかし、完全に乾いた状態で再びみてみると...全く変化なし!
ねっ!ほんと曲者。
タイルの浴室にお住まいの方は、どなたも困ってらっしゃいます。
この白くて固い汚れは「水垢」と言います。
水道水に含まれるミネラル(日本の水道水は全てミネラルウォーター。必ず鉱物が溶け込んでます)が、その場で干上がって重なって積もったもの。
なぜ「垢」なのか...ハッキリした説は無いんですが、おそらくカルシウムやシリカの隙間に油性ベタベタの石けんカスや皮脂、カビなどの有機的な汚れが混ざって一体化していることが多いためかなーと思います。
水垢は顕微鏡レベルで見るとガサガサと岩みたいなものなので、表面に引っ掛かり(フック)があります。引っ掛かりの上に更に引っ掛かります。長期に亘り繰り返されているうちに、肉眼で見えるレベルに育つということです。
この画像だと、左下あたりが 「いかにも水が干上がった跡だ!」 と分かりやすいでしょうか。切り抜いてみます。
ご自身でお掃除を頑張った末のギブアップ、ご依頼となることが常の浴室タイル床。今回もそういったご相談でした。
レストレーション後の浴室床タイル。
ハイっ!均一な色合いに回復できました。
画像右側、白くモヤモヤと覆っていた膜が取れて清潔に。
画像左側、ウロコ状にまだらになっていた白い輪っかが取れて、美しいです。
上で切り取った箇所を同じくズームで。
タイルの表面が溶け、質感が以前とは異なってしまう。あるいは、傷だらけになる。
私どものクリーニングは、そのようなリスクはありません。
タイルのこびり付いた水垢だけを除去することは、実はとても難しいです。
理由は、タイルと同じような物質が表面に一体化した状況だからです。
水垢だけに着目して強い薬剤を使えば、一瞬にしてタイルごと焼けたり溶けたりしてしまいます。そうなれば、質感や色は崩れます。
じゃあ、ものすごいパワーで削っちゃえば?もちろん、タイルごと削れてしまいます。やはり、タイル本来の様子ではなくなります。
水垢の汚れ 「だけ」 を取り除く、ここが他には無いウォッシュテックだけのテクニックであり強みです。
なぜそれが可能なのか?社長・中島の動きを見ていると、局所的な動作や時間差攻撃がものすごく多様です。つまり、1つのお風呂場の中でも判断箇所が異様に多い。そして判断した後の攻撃はミスらずバリエーション豊富。そこが他の人には不可能なレベルに到達できる根拠です。←自慢なので聞き流してくださって結構です。
都内の高級仕様のマンションでは、選ぶ余地なく「タイルのバスルーム」だったと仰る方が多いです。
実は皆さま、お掃除や汚れでお困りです。
ウチだけ?不精だから?掃除が苦手だから?...そうではないと思います。ウォッシュテックに同様のお問い合わせが続くということは、特殊な状況ではないってことです。
色んなワードを打ち込んで検索されてウォッシュテックの記事に辿り着かれたということは、けっこう切羽詰まった状態なのかなーと思わせて頂いております。
タイルのバスルームの汚れでお悩みでしたら、どうぞお気軽にお声掛けください。
日時:2020年8月25日 AM 09:47
人工大理石の浴槽 ヘリのガチガチ水垢を除去
戸建住宅の在来浴室をレストレーション。
今回は浴槽だけなんですが、壁面は陶製タイル、カウンターは石材のデザイン性が高い仕様のバスルームです。
新築からしばらくは「すごい!高級旅館みたい!」と感激かと思います。
しかし、住宅で生活するうえで「使うたび、きっちり付いた汚れを掃除。水分は床・壁・カウンター・浴槽、全て拭き取った状態に戻す」のは、体力的にとても厳しいものです。
浴室の表面積は、とても大きいですもの。体の動きがハンパない。大変です。
昔だったら丁稚さんやお手伝いさんがやってくれたことです。しかし住み込みのお手伝いさんがいる家って、今の日本では珍しい方かと思います。
そんなことで、生活するうちに次第にホテルや旅館のバスルームの美観と差が出てくるのは、致し方ないと思います。
また、この素材は何でどうやって掃除したらいいんだろう...あぁ、もうイヤんなっちゃたなー...という理由からノーメンテナンスな状態に陥りやすいです。
日本の浴室の圧倒的主流は、ユニットバスです。
その他の素材、たとえばタイル・木・石・ガラスなどエトセトラエトセトラは、掃除方法やメンテナンスについて誰も手当てしてくれないのが実情です。
ウォッシュテックでは、試行錯誤が長期に亘った結果、「業者に依頼してみたが断られた あるいは 全く成果が出なかった」...と、ご相談いただくことが多いように思います。
それではハイ!そういう経過を経た浴槽の縁です。
この浴槽は人工大理石製です。
人工大理石には大きく2種類ありまして、羊羹タイプとウエハースタイプです。(←正式名称ではないのですが、構造を説明しやすいので!)
スパッと切って断面を見た時に「同じ材質」だと羊羹、「いくつか別の材質が重なってる」のがウエハースです。
こちらは羊羹。乳白の樹脂の色合いに奥行を感じる、重くてしっかりした浴槽です。
そして、レストレーション後の浴槽の縁。
コベコベにこびり付いた白い水垢がツルっと一皮むけたよう。
なめらかに回復し、社長・中島のピースサインとスマホの形がクッキリ映り込むようになりました。
更にズームで。
白い水垢が積み重なっています。指で触るとカサカサです。
レストレーション後。同じ個所をズームで。
なめらか!浴槽の一番の特長、深みがある乳白色が存分に楽しめるようになりました。
前と同じものとは思えない!と、お客様。良かったです!
ポップアップ水栓のフチの茶色は、経年により表面の樹脂と金属部分の僅かな剥がれから汚水が侵入、腐食した痕跡です。ここはレストレーションの範疇ではありません。
生活すれば、物は必ずボロくなります。その状態からのベストを目指すのがレストレーションです。
ですから、徹底的に新品みたくして!してしまった過ちをカンペキに無かったことにして!というご要望は初動でお断りしています。ご希望通りにはなりませんから。
とはいえ全体とすれば必ず見違えるようにはなりますので、その旨ご了承いただけるようであれば、お気軽にお問い合わせください。
日時:2020年8月22日 PM 02:49
浴室 ガラス扉の曇り汚れ くすみを除去しクリアに回復
マンションのバスルームのドア。
浴室の窓から洗面室に、一直線に差し込む陽光。
扉で空間を遮断するのではなく、洗面室と浴室を一続きに見せるために強化ガラスの扉にしましょう。
という設計デザインだったのだと思います。
しかし、数年を経て一枚物のガラス扉は汚れで曇ってしまいました。
画像をズームにしますと、こうです。
白いツブツブ汚れが何層も重なって、モヤモヤに。
外界に向かって透かして見える位置ですので、より白い水垢が目立ってしまいます。
レストレーション完了後の強化ガラス製浴室扉。
クリアに!
まるで、ドアの取っ手が浮いているみたい。洗面脱衣室と浴室がツーツーの空間感、素敵です。
高級仕様のマンションでは、採光や動線を活かしてラグジュアリーな空間を演出する工夫が多彩です。
パッケージとして完成しているファミリー向けマンションとは一味違う個性的なデザイン性にうっとりすることも多いです。
しかし、汚れは、ところかまわず場を読まず。
毎日生活するだけで、容赦なくデザインコンセプトを損なうのであります。
マンションは新築時、引き渡しの瞬間に美しさの頂点が来る仕掛けになっています。そこに向けて練りに練って考えられていると思います。
考えられているからこそ、リフォームや交換が困難です。付帯工事の量が多いとか、サイズダウンを余儀なくされるとか、いろいろ大変。お金もかかるし、仕様を変えねばならないこともあるでしょう。
ゆえに何らか妥協が働いて、考え抜かれた仕掛けが崩れてしまう例も少なくありません。
浴室のガラス扉で多いのは、摺りガラス調のフィルムを上から貼るという方法です。もういっそドア全面を水垢模様にしちゃいましょうということです。
フィルムで半透明に変えられたガラスのドアは、存在感がドンと増します。毎日目につくところです。なんだか 負け って感じがしませんか。
提携のフィルム業者を斡旋するマンションもありますが、 仕掛けにハマっちゃった って感じがしませんか。
私だったら、デザインコンセプトが崩れる方策は避けたいです。
レストレーションは、汚れによるデザインの破綻を修正できる「唯一の方法」です。
清潔と快適はもちろんのこと、設計段階のコンセプトを回復できることも大きな利点です。
日時:2020年8月 3日 PM 02:33
大理石カウンター 鉢植えを置いてできた白い跡を目立たないよう修正回復
マンション共用部、エントランスに設えられた大理石カウンターに白くて丸い跡が!
この位置には長期に亘り鉢植えが置かれていて、グリーン入れ替えの際に「あれっ?白い!パサパサになってる」と気づかれたそうです。
大理石は、顕微鏡レベルで見るとスポンジのように無数の孔が開いています。従いまして水分を含みます。時間が経過するとより深くまで染み込みます。
鉢植えの土を通過してくる水は、植物によって違いますが中性ではなく酸性もしくはアルカリ性に傾いていることが多く、土壌に含まれる菌も含んでいます。
大理石はそれら要素にも弱い石です。ナチュラルな石でありますが、土や植物とフレンドリーというわけではありません。光沢を崩して白くボヤけさせたり、深いところまでダメージを与えてしまうリスクが高いです。
「拭き掃除してみたけれど、全く変化がありませんでした。」と仰るのはもっともです。
表面に何か汚れが付着しているわけではないので、洗剤を付けて擦ってみても取り除けないということです。
大理石の表面が凹凸に崩れている様子が、肉眼で見ると白く汚れて見えている。なので、お掃除では戻らないのですね。
レストレーション開始。接写で撮影。
当ミッションにおける重要ポイントは、光沢を周囲の現状と合わせることです。
こちらの大理石カウンターは、マンションエントランスのロビー両脇にながーく設置されています。歩くところではないので、全体を研磨する必要性は低いです。
ダメージがある一部分のみを回復し、違和感なく仕上げます。
全域にダメージがある区切りない一面を均一な光沢度で仕上げる玄関タイル床の施工例が多いウォッシュテックですが、全体のイメージに合わせてスポット的に補修することもさせて頂いてます。
周りと光沢度や質感を合わせる作業は、それとは少し違う能力を使う作業です。でも、やります。イッツ・レストレーションであります。
修復回復後の大理石カウンター。
違和感ゼロ!清潔!本来の大理石の質感に回復できました。
「定期的に清掃業者を入れているのに、なんで業者は何もしてくれなかったんでしょうね?」と、お客様。
「うーん、そうなのですね。しかし清掃業者は 石は触るな と教えられますからね。何かして何かあって取り返しがつかないことになったら...って怖がって当然です。」と、社長・中島。
そんな中、なぜウォッシュテックは大理石の変質ダメージ回復に強いでしょうか。
それは、首都圏随一の施工数で大理石の浴室のレストレーションを承っているからです。
バスルームは大理石のダメージ最大級ゾーンです。過酷な経験と実績、ゆえの結果にコミットです。
大理石が使われているマンションのエントランスや共用部ロビーは少なくありません。
そして大理石の上にグリーンが置かれていることも少なくありません。
共用部のみでなく居室においても窓際のカウンターなど、同じ状況が見られるかと思います。
高圧電流を使える工場研磨ではなく現場施工ですので、実際のところ限界はあります。せいぜい官製はがき1/3程度の厚みまでしか削れません。それより凹凸が深く腐食が進んでおれば、回復不可です。
マンション管理人さん、マンションオーナーさん、そして居室の大理石カウンターに植物を置かれている方。
コンセントから電気を取る研磨ではムリ!と判断、お断りせざるを得ない状況になる前に、一度チェックされてみてください。
日時:2020年7月28日 PM 12:00
浴室 一枚もののガラス扉 白いウロコを滑らかなクリアに回復
ウォッシュテックのユニット浴室クリーニング料金表のオプション(割増)一覧に、「一枚物のガラス扉」と書かれています。
一枚物って何さ?と思われる方がいらっしゃるかと思い、ブログにしてみます。
ユニット浴室クリーニングは、横浜と東京の住宅において、最も多い仕様で料金設定しています。
圧倒的多数が、水栓除く材質すべてが樹脂製のユニット浴室です。
一般的なユニット浴室の扉は、下部にスリット(細い通気口)があって、ガラスっぽい凹凸の板はポリカーボネートなど樹脂製です。折戸タイプ、折れないタイプ
割増ございません。
では割増対象となるドアは?ここに少数派の「ガラス扉」が登場です。
浴室のガラス扉、その1タイプは、枠が無くて取っ手がガラスにくっついて見えるデザイン。
例→ 枠が無い一枚物のガラス扉 取っ手が縦バージョンのガラス扉 ちょっと脇に写ってるだけですがフロストガラス風の扉
その2タイプは、枠があるタイプです。 例→ 取っ手が枠に付いているデザイン 1枚もののガラス扉
画像をご覧になるとお分かりになるかと思いますが、一枚物のガラス扉があるバスルームは、磁器タイル・大理石・御影石などを含む高級仕様、ハイデザインな浴室となります。
ウォッシュテックでは、タイル・石を含む浴室はユニット浴室とは別の価格帯にさせて頂いております。
床・カウンター・壁面など全域において、ユニット浴室の数倍の材料費と作業時間が必要となることが理由です。
しかし、マンションのオリジナルデザインで、たまーに一般的なユニットバスだけど「扉だけガラス」という例がございます。
その場合は、ユニット浴室の料金に相応プラスということになります。
こちらも枠がある一枚物のガラス扉です。
雨だれのように、上から下に白くスジが見えます。
洗面室を見ると、くすんで見えます。
クリーニング後のガラス扉。
うん、すっきり。向こうがクリアに見えるようになりました。
浴室内も、洗面室の照明が真っすぐ入り込んで、少し明るくなってます。
浴室クリーニングでいちいちサイズや仕様を訊ねてくる業者は、稀かと思います。
しかし私からすると、サイズの大小・材質・デザインに関わらず、一律に料金が設定されているのって不思議だなと思うんです。
クリーニングの現場では、現状に即した機材・消耗品・作業時間を予測し、必要なお金を過不足なく提示せねばなりません。他はどうか分りかねますが、ともかく私はそう考えています。
「今回は濡れ手に粟だったな~」も「今回は全く採算が合わず妥協しまくりだよ...」も、お客様にとって不利益ですから、あってはならないことです。常に適性を目指すため、なるべく詳しくお話を伺います。
もし、面積が大きくても小さくても、ユニットでも在来でも一律料金だとすれば、その差はどこで吸収しているのでしょう。
洗剤や道具に充てるコストを極限まで低く抑え、あとは人件費とするならば、何とかやっていける。と、だいたいの相場で決めてしまうのがハウスクリーニング業者の通例です。
ハウスクリーニング業者は、誰でもが明日にでもなれる職業です。
しかし17年やってみて分かるんですが、ハウスクリーニングの積算って、実はとても難しいです。
「この汚れは、仕留められる」という前提が無ければ、何も組み立てられないんです。
多くのハウスクリーニング業者が束縛されている「相場」も、元請である不動産業者や工務店が決めて出す額がベースなので、汚れに対しての整合性は全くありません。それじゃ何もできないだろう、落ちなくて当たり前だ...というとこまで相場は落ちてます。
つまり、「汚れを仕留められない前提」の相場ですから、「今ワタシの家の汚れをどうにかしたい」と検討するにあたっての基準には ならない ということです。
今ある汚れを解決しようとすれば、施工例の画像を執拗に見て判断されてくださいと何度か当ブログでもお伝えしていますが、料金表もまた「汚れへの対峙度」を計る指標になります。
手段を問わず値切りたい、「浴室キレイにして」に「イエッサー」しか言わない業者が好ましい。そのようなお客様は、料金表のアップデートに伴い、ウォッシュテックでは段階的に少なくなりました。
現在は、「結果を出すために必要不可欠な料金」をお求めになる方のみです。クリーンだと思います。
自分ではどうにもできない汚れを何とかしたい、それが第一目的であるなれば、料金設定の構造チェックはマストです。
日時:2020年7月20日 AM 11:04
天然石のバスルーム トラバーチンの壁面タイルを研磨 くすみを除去
ウォッシュテックのサイトで施工画像が最も多いのは浴室クリーニングです。そのバスルームの中でも、石の浴室は、首都圏随一の施工例かと思います。
なぜ他のサイトにはほぼ無いのでしょう。理由は、施工実績がほぼ無いからかと思います。
施工実績とは、どなたがご覧になっても「これが、こうなったんだな」と分かる内容で、かつ下請け業者としてではなく自社で直に請けている必要があります。その2点を満たす事例がとても少ない状況ということです。
通常一般的な清掃業者は、天然石の浴室に対応できるもの(材料・道具はもとより状況把握や対処する方法)がありません。請けてもリスクが高すぎます。したがって、最初から「できますよ」と手を挙げないのが正しいです。
しかし東京や横浜には、石の浴室は少なくありません。デフォルトの仕様として石材が採用されているマンションは、都心中心にたくさんあります。
新築の時は石の質感と色がおしゃれで、清潔で、高級感があって、どこをどう見ても美しかった...なのに今は!そうお悩みの方は、けっこういらっしゃると思います。
そして、既にあるコネクションから依頼してみたが断られた、あるいは全くきれいにならなかった、という経験をされた方も、けっこういらっしゃると思います。
どこにも宛てがないというのは、とてもご不安かと思います。そして、旧いんだから仕方ない、どうせどこもこんなもんだ...と思われようとするのは辛いことと存じます。
「この石はうちと同じ」「この状況はうちと似ている」など具体的な例を示し、お困りの方にとってのよすがとなりますよう、ちょいちょいブログに挙げていくようにしています。お役に立てれば幸いです。
今回は、トラバーチンの壁面タイル浴室です。
全体に薄く膜のようなくすみが覆っています。
窓から壁タイルに映り込む陽光は、暗めにぼやけています。
クリーニング後の壁面。
何も上に乗っていない石本来のニュートラルな温かみ。プルっとした滑らかな光沢を回復しました。
窓の映り込みも形くっきり、さらには映り込みからの映り込みも発生し、浴室全体が明るい印象に。
トラバーチンは、大理石の組成とは異なる堆積岩の一種です。
大理石と比べて柔らかく、粗密でいうならば粗といえます。それゆえ研磨しても光沢が上がりにくいことが特徴です。
ウォッシュテックの社長・中島は、トラバーチンの壁タイルを3~4工程で研磨します。
たったの3~4工程でこのように磨ける人は、他にはいません。
私が持ったら数分で腕が痺れて持てないハンドポリッシャーを、壁に垂直に接して常に角度を保ちながら、ゆっくり円を描きながら進めてゆくなど、まったく人を超えたゴリラの技です。
そのように時間や材料にロスが無い3~4工程であれば、お客様の日常生活へのご負担が少なく、リーズナブルな料金設定ができるということです。他には無い強みです。
とはいえ、石の浴室クリーニングは1日がかり、消費されるダイヤモンドディスクはとても高いので「安っ!」とはいきませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
日時:2020年7月 3日 AM 11:23
浴槽の水垢除去 バスタブのレストレーション例
ウォッシュテックの本分は、建物レストレーション、特に浴室・キッチン・トイレ・洗面台など水まわりのレストレーションです。
レストレーションとは、回復・修復・復帰という意味です。本来の状態に回復する、と言い直すと分かりやすいかもしれません。
つまり私どもは、「表面に付着した汚れを除去することで、工場出荷段階の質感に可能な限り近づける。とりわけ、水まわり」の技術に特化しているということです。
例えば、浴室の浴槽(バスタブ)のレストレーション。
白いウロコのような水垢が固くこびり付いています。
濃い青色なので、特に目立ちます。
浴槽の縁、湯舟をまたぐ立ち上がり部分は特に水垢が強く固着しています。底面も膜が覆ったように濁っています。
特に厳しいバスタブのフチを接写で。白い石のようなウロコ汚れが重なり、指で触ると僅かに凹凸を感じます。
カビ取り剤、浴室用洗剤でのお掃除では、状態全く変わらずギブアップ。そこからご自身でネット検索され、ウォッシュテックにご相談いただきました。
レストレーション後の浴槽。
・・・ツルッ!
パサパサ、カサカサした白いウロコの膜が一枚めくれたみたいになりました。
指で撫でると、わずかに引っ掛かるプルっとしたニュートラルな質感です。
ザラザラして何にも映り込まなかった表面に、クッキリと壁面タイルの目地や浴室照明の反射が鮮明に見えます。
レストレーション前はドンヨリ曇っていたバスタブの底は、天井の照明と壁からの陽光を真っすぐ跳ね返しています。
浴槽の立ち上がり部分(エプロンカバー)も、上から下に垂れたような跡が無くなり、床タイルの目地模様がクッキリ。
とろっと滑らかな質感、とても綺麗な紺色ですね!
ここで「タイルのアイボリーと組み合わさって、とってもオシャレなバスルームだわ!」と気づくのであります。
レストレーション前は、汚れにまず目が行ってオシャレも何も目に入らないのです。汚れは明らかなノイズなのだと実感です。
同じくズームで。
操作パネルと、社長・中島の顔と手のひらが映り込んでいます。角に接しているデザインなので手は三つ!
もちろん、マニキュア状のコーティング剤などは一切使用していません。塗装したら、どんなに注意を払っても僅かに空気中のホコリを含んでポチポチ凹凸が出たり、塗る手の動きによって塗装膜の厚みが微妙に異なり、ゆがみが見えてきます。それが一切ないことがニュートラルである証拠といえます。
「もうダメかと思ってたけど、すごい!戻った」と、お客様。
「ダメ」というのは、交換(リフォーム)工事ということです。
この浴室の仕様から、浴槽を交換するのは容易ではありません。壁は?床は?運び入れる開口(ドア)は?壁の裏側にある洗面室は?と、改修プラン(金額)が膨れ上がる可能性が高いです。
常々私は、「レストレーションは、汚れを原因とする改修工事を遠ざける」とお伝えしてまいりました。
自分ではどうしようもない、解決できない汚れが付いている。ハウスクリーニング業者もギブアップした。その汚れがあることで、ものすごく不潔さや生活感が出てしまい、当初のデザインや清潔なイメージからは状態としてかけ離れている。であれば、交換するしかない。
それが、汚れを原因とする改修工事です。けっこう多いんじゃないでしょうか。
レストレーションの料金は、改修工事と比較して1/10~1/100の料金と言われています。銃乱射事件後の血や体液で汚れた建物の回復、水災で浸水しカビで汚れた建物の復旧などもありますから、規模によりますが。
ともかく従来のスクラップアンドビルド(新築→解体を繰り返す建物の在り方)と比較して、きわめてサスディナブル。資源ロスの削減にもなりますし、工期も短くお金も安くつきます。この今の時代に、言うことなしの産業です。
ただし、その技術を体得し、常に確実な結果を出し続けることはきわめて難しい。ゆえにレストレーションを頼める先は、きわめて希少。水まわりで言えば、首都圏においてほぼ無し。マスではない業種なので、マスコミにも出てこない。ネットで悩みワードを細かく打ち込まねばレストレーションには辿り着けない。そこはネックです。
今回のバスタブの例は、ご自身で業務用の強い酸性洗剤を試されたり、力いっぱい道具で擦られたり、頻回にカビキラーをお使いになったり、深追いする性質のハウスクリーニング業者をお使いにならなかったので、大成功です。
クリーニングでは、いったん受けたダメージ(劣化)は戻りません。
汚れが長期に亘り固着した(接している)状態は、確実に樹脂や金属を脆く変質させます。また、例えば上記のような誤ったメンテナンスやお掃除を繰り返されるのも劣化変質の原因となります。もちろん、使用年数や使用方法も影響します。
もし何らかの原因で致命的なダメージがあるならば、回復の度合いは相応に低くなります。
あるいは、表面を覆っていた汚れが取り除かれたことで、素材そのものの劣化状態がより目に見えやすくなるということもあるかと思います。(ここは方策があればフォローします。でもフォロー出来ないレベルもあります。)
レストレーションの作業は、汚れと材質を紐解く謎解きのようなものです。作業中、今までどのように扱われてきたか「だいたい視える」。女性であれば「肌、髪、爪と同じ」とイメージされるとピンときやすいでしょうか。
もしかすると「レストレーションって新品に戻るって思ってたのに、戻ってないじゃないか!」と言いたい方もいらっしゃるかと思います。しかし、いかなる技術をもってしても無理なことはあります。科学的根拠がある「無理」なこと。
そこに至るまでのコンディションから導き出したベスト、それがレストレーションです。
ゆえに、レストレーションを生業とする人は、絶対に「新品みたいに、新品同様に、何事もなかったかのようになりますよ」とは言わないのです。そして、先方も「それでオッケー!」とご依頼くださいます。他にできるであろう人がいないからだと思います。
このように、面白いですよ。レストレーションって。もしおうちの中で何か思い当たる箇所があれば、体験してみてください。
日時:2020年6月10日 PM 12:28
浴室ガラス扉 白くて固いウロコ水垢の汚れを除去
バスルームのガラス扉。
通常一般的なユニット浴室ではポリカーボネートなど「透けているけど樹脂」というドアが多いのですが、こちらは「一枚物の強化ガラス」です。
横浜・東京の「石の浴室」「タイルの浴室」が備わるデザイン性が高いマンションでは、ガラス扉がデフォルトの仕様であることがとても多いです。
石材使用のバスルーム回復型ハウスクリーニングに特化しているウォッシュテック。ゆえに併せてガラス扉も首都圏で断トツの実績数かと思います。
強化ガラス製の浴室扉は、汚れにお悩みの方がとても多いです。
●白い雫の跡で、まだら。
●スポンジと浴室用洗剤でお掃除しても、ビクともしない。変化なし。
●塩素系漂白剤を試しても、同じく変化なし。むしろ余計に酷くなった。
●ガラスの透明感が失われている。
●もはや、バスルーム内の様子も曇って見えない。
もう、上からフィルムを張るか?白かスリガラス状の、水垢の跡が消える感じの。
いやしかし、それだとそもそもの「浴室と洗面室の境界をクリア(透明)にすることで広々としたイメージに」というデザインコンセプトが崩れてしまうよね?てか、フィルムはカッコ悪くてヤダ!
どーするどーする。そしてネット検索されて「回復型クリーニングという方法が、あるっていうじゃないか」とウォッシュテックを見つけて下さり、ご相談いただく方が多いようです。
回復型ハウスクリーニング後の浴室ガラス扉。
モジャモジャと張り付いていた水垢の白いまだらが消えました。スッコーンとクリアで、清潔です。
※なお、今回ご依頼はガラス扉だけではございません。浴室全体をさせて頂いております。タイルもステンレスも本来の質感を取り戻し、全体的なイメージを回復しているということかと思います。
画面中央やや下部、にゅーっとした足が!なんか怖い!いえ、これ、社長・中島です。撮影者が鏡のようにクッキリ映り込んでます。
高級仕様のバスルームは比較的ムーディーで抑えた調光になっております。少ない光量ながら金属・ガラスの光沢が照明をまっすぐ跳ね返し、きらきらと輝いて美しく清潔に映るデザインということかと思います。
したがいまして、汚れが付着して光を跳ね返さないようになるとイメージ一変しやすいと思います。バスルーム(脱衣室含む)全体が薄暗く沈んだような、かつ不潔な印象に陥りやすいといえます。
水垢をしっかり除去できれば、フィルムを上張りする「負け・一歩後退・妥協」な対応ではなく、いつまでも若い「強気」なバスルームになるかと思います。
浴室ですから、ガラス扉でも樹脂扉でも同じ汚れが付着しています。しかし、ガラスと樹脂は組成(どんな物質でできているか)が全く違います。強度も耐薬性も違ってきます。
同然ながら、アプローチ方法が全く変わってきます。使用する洗剤や道具は通常一般的なユニットバスと異なってまいります。そしてその道具と洗剤は高いです。ガラスは繊細ゆえ工程も増えます。時間が掛かります。
そんなことで、このデザインの浴室ドアは必ず割増対応でお承りしております。
回復型ハウスクリーニングは、くっついている汚れそのものと、汚れがくっついているベースのバランスを完全把握、的確にコントロールする技術です。
一般的なハウスクリーニング業者は、汚れと材質についての把握が難しいためアプローチに不足やミスが起こりやすいです。不足するとターゲットとなる汚れが取れません。見誤ると材質が傷ついたり溶けたりします。
そのようなハウスクリーニングは、いわば賭けです。料金(安いとこでも安くはない)に加えて、手配・作業当日に投じた時間と、期待にガッカリのモヤモヤ感...賭けるにしては損が大きいと思います。
安定した結果を求められるならば、他のどこでもなくウォッシュテックにお任せいただくのが最もスムーズかと思われます。
日時:2020年3月10日 AM 08:55
外階段 外構タイルの洗浄 黒ずみ汚れのクリーニング
今回は、ハウスクリーニング業者ではあまりやっていない外階段クリーニングについて。
浴室クリーニングに特化したウォッシュテック。ユニットバスのみならず、高級仕様のマンションでデフォルトで採用されているハイデザインな石のバスルームにも対応しています。
玄関や外階段など住まいの外構に付く汚れは、浴室と共通点があります。スケール呼ばれる「水垢」です。
ヌルヌル汚れやベトベト汚れはお掃除で何とかできた。しかし白くモヤモヤとした模様のように残ってしまう、それが水垢。石のように固い、しかしフィルム状に覆っているものなので、デッキブラシで擦っても洗剤でアワアワにして洗っても、ほとんど変わらない。存在に気付くと急に目立って見えてくる、やっかいなアイツ。
水垢の原因は、水道水に溶け込んでいるカルシウム・マグネシウム・シリカなどのミネラルです。ミネラル成分が干上がり、固まって積もって、目に見える形に育ったものが水垢です。水を(汚れを流す目的で)掛けて乾かして、掛けて乾かして、を繰り返すうちにできてきます。
あらゆる材質に固着した水垢をコントロールできるクリーニングテクニックを身に付けているならば、浴室も外回り(外構・外階段・玄関)タイルも対応できるということ。社長・中島、これデキる。とても珍しいヒト。身内びいきみたいで照れくさいのでカタコトでゴマカス。
こちらは、戸建物件。玄関までのアプローチとなる外階段。陶製タイルとモルタル目地です。
・植栽の陰になっている上段塀側、カビやコケの黒ずみが特に強いです。
・目地が全体に黒い。
・タイル表面は、ノンスリップのために施された凹凸に汚れが入り込んでいます。小雨で撮影したので見えませんが、完全に乾くと全体に白っぽくパサパサと粉のような膜のような何かが貼り付いたような質感です。
・経年によりヒビができています。そのヒビに入り込んで黒くにじんだ汚れが、更に「使用感」「築年数が経過している感」を強調しています。
クリーニング後の外階段タイル。
すっきり、明るくなりました。
クリーニング前は、目地の周りが緑がかった黒で全体は赤茶色っぽかった...しかし本来は、グレーの目地でベージュに灰色のツブツブ模様が入った陶製タイルだったんだな...と分かります。
ズームで。汚れが特に厳しい上段、割れた箇所の接写です。
小雨降りやまず、気温も低めで完全乾燥での撮影ができず残念。薄い色になっているところが乾いた状態です。
タイルの亀裂部分に固着して垂れているような黒ずみの滲みも、この通り。タイルは割れている。しかし、おどろおどろしくは、ない!
目地の「モルタル」のザラザラの質感がニュートラルに目視出来ます。クリーニング以前は「カビなのか泥なのか...何かわからないけど、黒いよ?触りたくないな~」という目地だったのですが、これなら触っても良いわ~。
外構(外階段、玄関まわり)は、面積が大きいです。大きいからこそ、ざっくり印象が変わります。門扉から玄関ドアまでを繋ぐアプローチをクリーニングすることで、表情一変...それも過言ではありません。
初めて訪問する知人友人宅、どんな方かよくわからないけど突撃せねばならないご近所さん宅...その前に立つ自分をイメージしてください。中古物件の内覧に赴かれたことがある方は、その時の記憶を思い起こしてみてください。
玄関に入る以前の外観で、居室の中身やオーナーの考え方を想像してしまうこと、ありますよね。無意識に相手を値踏みしてしまうのが、玄関までのアプローチ。見た目が若々しく清潔ならば印象アップ、気分がアガる。しかし、おどろおどろしいイメージが漂う外玄関や外階段は、かなりの破壊力です。
外回りのクリーニングの料金は、面積(サイズ)・材質(陶製?石材?テラコッタ?などの材質)・状態(どんな汚れが、どれくらいの分量、付着しているか)から判断して算出します。
過不足ない料金をご提示するため、必ずお写真の添付をお願いしています。面積が分かるなるべく全体像と、お悩みの箇所の接写、併せてお送りください。
反対から申し上げますと、画像を頂けない場合は、だいたい・おおまかであっても料金はご案内できません。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
日時:2019年11月 6日 AM 10:21
カビ除去 漂白剤では落とせなかったカビもキレイにできるようになりました
石の浴室のカビ除去。
バスルーム床のタイルは、ライムストーンです。
仕様書では大理石と記載されていることも多いのですが、ライムストーンは堆積岩。厳密に言えば種類が異なります。大理石は結晶質石灰岩なので磨けば光りますが、ライムストーンはいくらどう磨いても光りません。
つまり、ライムストーンは、大理石と比べてデコボコでスカスカした組成といえます。ゆえに、カビや汚れが入り込みやすく、取れにくい。
ライムストーンは、マットな質感が素朴かつ温かみがあることから、デザイナーズマンションや高級仕様のマンションで少なからず採用されています。でも、カビやすいんです。汚れに困ってらっしゃる方、多いかと思います。
今回は「石の浴室の床タイルの黒いムラがどうしても取れない...」とのことで、ウォッシュテックにお問い合わせいただきました。
ウォッシュテックでは、今夏よりカビ除去の新システムを導入しています。
優れている(他のカビ除去システムには無い)ポイントは、下記のとおりです。
●漂白剤では対応できないカビも除去できます。
●工期が短い。今までは1日~数か月を要していたカビ除去が、数時間で可能に。閉鎖する時間が短く、ご生活中にカビ除去をされたい場合も、ご負担とても少ないです。
●今までのカビ取り剤と比べて、きわめて安全性が高い薬剤です。
●今までのカビ取り剤と比べて、部材や建材、内装材へのダメージがきわめて少ないです。
●空間内に浮遊するカビ胞子も死滅させることができる。住空間全体に施工すれば、MVOC(微生物由来の揮発性有機化合物)によるシックハウス症候群を低減できます。
他社のカビ除去システムと比較されてみると「...ぇえっ!?本気か」と二度見される内容かと思いますが、ウソん気ナシの本気です。
美観を損なうことを気にされる方も多いのですが、カビの一番の問題は「不衛生であること」です。健康体ならカビがあってもへいちゃらかもしれません。しかし、お年寄りやお子様、病気を持たれている方にとっては確実に深刻な健康被害に繋がります。心配です。
カビ除去後の石のバスルーム。
スッキリ!黒カビのまだら模様が無くなりました。
カビに隠されていたライムストーン独特のゆらぐような模様が目視できるようになりました。清潔かつ美しい印象が蘇ります。
実はウォッシュテック、今まで、タイルの目地の黒カビの色素は薄く残る旨をご了承いただいてカビ除去をさせていただいていました。しかし、このカビ除去方法を採用したことにより、目地のカビも一緒にきれいにできるようになりました。
こちらの画像では、壁面の目地の変化が、特に分かりやすいかと思います。
住宅(レジデンシャル)専業のハウスクリーニング業者としてはウォッシュテックが日本初となります。
ご自宅に、世界最新のハイテクノロジーをお届けできれば幸いです。
なのですが...まことに恐れながら、只今お知らせ制作中です。料金等の詳細はお問い合わせください。
日時:2019年11月 1日 PM 04:42
大理石 バスルームの壁 光沢が消えてパサパサになる理由
石の浴室のレストレーション。
大理石の壁面です。
窓から差し込む光に透けると、パサパサと粉っぽく濁っている様子がよく分かります。
ちょっと飛び散りが付いちゃってから撮影したので結露しているように見えますが、飛び散りの他の箇所は全体的にドライ。触るとカサカサしています。
▼回復型クリーニング後の大理石の壁。
ダイヤモンドディスクで研磨し、新たな面を繰り出して滑らかに整えたところです。触るとキュッ...でも、スベッ。ニュートラルな大理石の感触。ヒヤーっとこないところが、陶磁器タイルとは違うのです。まさに高級。
壁の大理石タイルに、窓の形がくっきり映り込むようになりました。研磨によって光沢が取り戻せたので、陽の光をまっすぐに跳ね返します。
レストレーション後にいつも思うことなのですが、浴室は本来の質感を取り戻すと、とても明るく見えます。照明も太陽光も、まっすぐに映り込むためかと思います。
逆に言えば、汚れに覆われたバスルームは、暗いです。雰囲気や感覚ではありません。光がぼやけて小さく映るので、物理的に暗くなりがちです。
浴室の壁は、樹脂製パネルのユニット浴室でもくすみます。
こんな壁も、あんな壁も。分け隔てなく。水道水に含まれるミネラル(カルシウム、マグネシウム、シリカなど)が固着しているので平等であります。
しかし、大理石の壁のくすみ方は、ユニット浴室のくすみ方よりも更に複雑です。
浴室用の洗剤を使うことによってできた「くすみ」です。
市販の浴室用洗剤には、金属封鎖剤という添加物が含まれています。水道水の中に溶け込んでいるミネラル(金属)と洗浄成分が打ち消しあわないために必要なものです。
金属を封鎖するというのはですね...。洗剤が撒かれました!その瞬間、水道水の中のミネラルをガブリとくわえ込む!封鎖完了!ミネラル(主にカルシウム)、コロしました!そして効き始める洗浄成分。...いわば先鋒。ものすごい反応が早いんです。
金属封鎖剤は、ものの数秒でカルシウムと反応してしまいます。
樹脂製であれば、問題ありません。でも、大理石はカルシウムで出来ています。
水道水に溶けているカルシウムよりも先に、大理石のカルシウムに反応してしまうのです。水道水よりも大理石のカルシウムの方が圧倒的質量ですから、金属封鎖剤とすれば「オリャー!(腕まくり)」と掛かるのも当然かも...。
光沢がある大理石は、触れると一瞬で表面が壊れてしまいます。もちろん、1回や数回では気づかないレベルです。洗剤をシュッシュシュッシュ撒くのを数か月、数年と続けていると、肉眼でもパサッと見えてきます。パサッとした質感に見えるということは、すりガラスと同じで、凹凸なんです。見た目だけでなく、触っても変質の変化が分かるかと思います。
これが、大理石のお風呂の「あれ?ツルツル光沢が無くなった...汚れ?高級感、どこ行った?」現象のメカニズムです。
もはや表面が凹凸に崩れている状態なので、汚れが引っ掛かりやすく取れにくくなり、更に洗剤を撒いて掃除をすることになり、加速度的に変質が進む例も多いです。
変質レベルがものすごく進むと、ダメージが研磨では対応できない深さになりますので、回復度合いが低くなります。
もし、石の浴室、お掃除してもしてもパサパサだ...とお悩みで検索されている方がおられましたら、お声掛け下さい。
ハウスクリーニング業者でも、このメカニズムを知ったうえで結果を出せる人はきわめて少ないです。
金属封鎖剤が入っていない洗剤がそもそもとても珍しいのですから仕方ないことなんです。でも、知っているのと知らないのでは、着地点が全然違ってくると思います。なので、書いてみました!
日時:2019年9月 2日 AM 11:23
石の浴室 大理石の壁を研磨
大理石のお風呂。お掃除するほどに、くすんで薄汚れた印象になる理由は?
日本国内で市販されている洗剤のほぼすべてに「金属封鎖剤(金属イオン封鎖剤/キレート)」が含まれているからです。
金属封鎖剤は、水道水に含まれるミネラル(金属)を封鎖(封じ込める)はたらきがあります。
日本の水道水には必ずカルシウムやマグネシウムが含まれている。それらミネラルが、洗浄成分と混ざり合うと効果が弱まってしまいます。先手でミネラルをキャッチしてしまえば、洗浄効果が発揮できる。
そういうわけで、洗剤への金属封鎖剤添加は必須と考えられています。
洗浄成分が効く前に先手必勝する役割ですから、それはもう反応が早い。
ここで思い出してください!大理石は、カルシウムでできてます。金属封鎖剤のターゲットと同じものです。
一瞬で大理石表面のカルシウムにくっついてしまいます。1回やそこらでは見た目としてそれほどですが、日常的に継続すれば徐々に凹凸が大きくなり、「くすみ」「光沢感がなくなる」状況に至ります。
社長・中島が記事の中で「回復が難しい」と申し上げているのは、そのような事情からです。
なお、おかみのおそうじセットは大理石でも洗っていただける金属封鎖剤フリーの洗剤をチョイスしています。
日時:2019年3月18日 AM 08:27
石の浴室 ガラス扉を透明&なめらかに回復クリーニング
ウォッシュテックのサイトは、日本で一番石の浴室クリーニングについてたくさん語っています。
石材研磨の難しさとユニット浴室の難しさを掛け合わせたのが高級仕様の石の浴室であり、汚れやお手入れ方法でお悩みが深い方が多いです。しかし一方、対応できる業者はきわめて少なく、みな語りたがらない。ゆえに具体例がほぼ見当たらない。
首都圏のタワーマンションや高級仕様のマンションでは、デフォルトでバスルームに石やガラスが入っていることが多いです。その汚れ方にはパターンがあるため、お困りの方にドンピシャ届いたらいいなーと思って、たまにブログにしています。
業者に断られまくった...業者にクリーニングしてもらったけど全然きれいにならなかった...でも調べたら頼むところがあった!そう知るだけでも、かなりホッとするかもしれませんもんね。
一枚物のガラス扉です。浴室側、下から舐めるように見上げると、パサパサとくすんで白いです。もちろん、ご自身で念入りにお風呂掃除をしてみても、きれいに変わりません。
クリーニング後。
バチーンと扉の向こうがクリアに見えるようになりました。タワーマンションの室内なので、光源は一定です。なのに、こんなに明るく撮れてしまうとは。照明が曇りに吸収されず、まっすぐ全量反射するようになったんですね。透明。そして、なめらか。ガラスは、こうでなくっちゃ。こびりついていた汚れの膜が剥がれたみたいに透けて、バスルームと洗面室の空間を区切りません。
水垢汚れで曇っちゃったガラス扉は、どうしたら良いのですか。この質問に対し、マンションの管理業者さんやデベロッパーさんから「すりガラス調のフィルムを貼ると良いですよ」と答えられた、と仰るお客様が少なからずいらっしゃいます。そこで「え!だってさ、もともとのデザインコンセプトは、浴室と洗面室の空間を透明なドアで仕切り、まるでひと続きのような広々とした空間を演出する...のはずでしょう?フィルムしか策が無いってホントかい?」と調べられるのがウォッシュテックのお客様です。ガラスは透明かつプルンとなめらかな方が、ぜったいかっこいいし清潔。私も断然そっち側の人間です。
高級仕様のバスルームの汚れは、悩まれる方も多いですが解決できる人が少ない。上でそう書きましたが、たまに現場を取りたい気持ちで「ウォッシュテックそっくりさんなアングル」で載せている業者がいます。同じアングルの画像で安心しないでください。照明の光の周りがぼやけている(水垢が残っている)、シャシャシャッと細かな線で照明のキワがぼやけている(固くて粗い道具で擦って細かな傷だらけになった)端っこに汚れが残っている(ぶきっちょな道具を使っている)、照明との角度を工夫して「クリーニング前の汚れが目立つ&取れてない汚れは目立たない」ようにしている...など、いろいろあります。本人に自信があろうとなかろうと、画像が全てを語ります。似たようなアングルの画像こそ、よくご覧になってご検討下さい。ハウスクリーニングは結果が全て。本当は肉眼で確認するのが一番ですが、あまたある画像から選ばれる際は油断禁物です。
日時:2018年11月29日 PM 01:16
高級仕様の浴室 一枚物のガラス扉 落ちない白いウロコを回復
東京都品川区のマンション。高級仕様の浴室、ガラス扉です。
白く囲ったような水滴の跡が無数に重なり、不潔感が出ています。
一枚物のガラス扉は、高級仕様の浴室においてはデフォルトというか、とても多いです。新築のときは美しさとオシャレさに息をのむ。しかし、数年ふつうにお使いになれば、くすみや曇りなどの薄汚れた印象が邪魔をして、デザイン性を失った例、少なくありません。
洗剤をシュッシュ、スポンジでクルクル、シャワーでシャーできれいになれば良いのになぁと思うのですが、この汚れは、カビキラーでもメラミンスポンジでも重曹・セスキでもクエン酸でもクリアになりません。ならば...こんにゃろ!ゴシゴシ!グリグリ!とやると、擦った跡そのままに細かな傷が付きます。
ガラス扉に、白くカサカサした水垢が固着。この水垢は、水道水中に含まれるミネラル(金属イオン)です。ミネラルウォーターの「ミネラル」と同じ。人工的に添加された石灰やカルキとは違います。もちろんカルシウムも含んでますけれど、シリカやナトリウム、マグネシウムなども含む固い物質です。
特にシリカは、ガラスの原材料。シリカ汚れを力で擦り落とそうとすれば?そうです、ガラスと同じ硬さだから、シリカが取れたらガラスも削れちゃう。きわめて難度の高い汚れであると知っておくのが得策です。
ウォッシュテックでは、この水垢汚れを他の業者では真似できないマイルドな方法で対応します。石鹸カスがカビなどをきっちり取り除き、酸でやわこくして、ミネラル吸着パックを馴染ませて、やわらかいパッドで馴染ませる。
ガラスを溶かす劇薬も、表面を削り落とすダイヤモンドも使いません。表面はなめらかです。だから、水垢がすぐにまたこびり付いちゃうこともない。
はい!ガラス扉、仕上がりました!
クリア!ニュートラル!すけすけ!触るとスルスル、指に力を入れるとキュッと鳴る。これぞ「ガラス」!
理論理屈も大切ですが(←さんざん語っておきながら!?)、われわれにとって最も重要なのは「結果」であります。
設計デザインにおいて、素材が持つ「質感」ってとても重視されていますよね。でも、質感を維持することについては、今の日本はとても無策だと思います。テクノロジーが全く上陸しておらず、世界照準で30年ほど遅れていると言われているのです。
おかしいなぁ、こんなに「きれいなものを、きれいだと思う」センスがあるジャパンなのに。「汚れで損なわれたデザイン」が多いのは、もったないことです。
ぼやけた質感をビシッと回復できれば、資産性が高まる。価値が強くなる。その事実を証明するために、ウォッシュテックは結果を出し続けています!今日もまた!
日時:2017年9月22日 PM 01:54
晴海タワーマンションの浴室 水垢 白い汚れが取れない!
東京都中央区晴海のタワーマンション。タイル壁面のバスルームを回復。
こちらのタワーマンションは、浴室のタイルの汚れでお困りの方が多いのかもしれません。ぽつっ、ぽつっ、とお写真を添えてお問い合わせくださる方がいらっしゃって、ご予約確定のために詳細なご住所を頂くと「あれ、見覚えあるバスルームだと思ったら、やっぱりあそこのマンションだ」と気付くのです。
今回も、やはりタイルの水垢(白っぽい、掃除では落ちない硬いくすみ)でお困りでした。
ウォッシュテックでは、ふだんからお掃除を頑張ってされている方が、「この汚れは攻略できない。なんでなんで?」と探され、辿り着かれ、ご依頼くださることが多いです。
なので、カビやベトベトの石鹸カス(お掃除を頑張ったら成果が出る汚れ)というよりも、このような「固い、いかんともしがたい水垢、曇り汚れ」に期待されてるように思います。
「以前に住んでいたマンションと比べて、ものすごくお風呂掃除が大変なんです」と、お客様。
なるほど。実は、タワーマンションの浴室は、通常一般的なマンション・戸建の汚れ方と異なるんです。なぜなら、他とは条件が違うからです。
●タワーマンションのような高層マンションは、ほぼほぼベランダでの外干しを禁止されており、浴室乾燥機を頻繁に稼働、浴室内で洗濯物を乾燥させることになる。
→浴室を使った後、水滴が残った状態で高温に熱された温風が壁を直撃。その場で水道水中のミネラルが残って焼きつく。水垢となる。
●高級仕様=デザイン性が高いタイル=タイルに施された釉薬(ガラス質のコーティング・うわぐすり)を焼き固める温度が低くないと、繊細で美しい色柄が表現できない=タイル表面のガラス質が、ちょっと柔らかい&薄い。
→水垢を除去しようとした結果、表面が溶けて濁るリスクがある。タイルの釉薬を気遣うと、まったく変わらず、汚れは落ちない。したがって、家事代行・ハウスクリーニングでは「対応できない」とジャッジされる汚れになる。ががーん、どうしよう。
ウォッシュテックは、水垢を洗剤で的確にほどき、かつ表面を滑らかに研磨するという「合わせ技」で回復します。だから、誰もできなかったタイルの水垢が、ツルリッ。
タイルの質感、色・柄も、元通り。清潔感&高級感、回復!
「なるほど!このマンションのバスルーム、標準で全戸、このタイルなんですよね。みんな困ってると思います。ブログに書いちゃっていいです」と、お客様。(ありがとうございます、書かせていただきました☆)
特に、今回のお客様のように、
・水が軟らかいエリアにお住まいだった。
・今までベランダで外干しされていた。
・ふつうのユニットバスだった。
というような方からすれば、「えーっ、こんな汚れるってオカシくない?!」って慌てられるかと思うのですが、上記の理由を踏まえまして、浴室を使った後、乾燥機を掛ける前には水を切る(ワイパーがおすすめ!体を拭いた後のタオルという手もありますよ)という習慣を付けられると、断然きれいを維持できます。
もはや、ついてるんですけどぉーとお悩みの方は、お問い合わせください。
上記の理由もあって、ご自身での深追いは禁物です。あと、マンション提携の清掃業者・フランチャイズのハウスクリーニング業者では絶対これはできません(断言します)ので、そこも通らないよう気をつけてください。
お金を払って「変わらない」もしくは「タイルがマットでムラムラな感じに変質した(私どもでも戻せません)」。そのような、より悩ましい結果に至られませんよう。
日時:2017年2月27日 PM 01:33
浴室 陶製タイルのくすみ汚れを取り除く
在来浴室のクリーニング。壁面が、目地のある陶製タイルです。
いっけんキレイです。ベトベト汚れもほぼ無し、カビもほぼ無し。
なぜなら、「ハウスクリーニング済み」の中古物件だからです。
「この物件は、きれいにお使いです」と仲介業者が言うレベルです。
中古物件の契約時における瑕疵担保責任は、住宅として著しく機能を損なうもののみが対象です。防水とか給湯設備がイカれておれば問題ですが、たとえば蛇口を締めても水がポタポタ、生活感がある、そういうことにフォローはしなくていい。
ですから、この浴室は十分「きれい」と言える。でも、実際にワタシの家として住まうとすれば、どうなんでしょう。
同じ写真をズームで。長く生活する中で、垂れた水や洗剤や汚れがタイルを覆って、ボンヤリ白くくすんでいる。
白っぽく曇っているだけで、確かに「不潔ではない」。リフォームするほどの築年数ではなく、浴室として問題なく使える。そもそもリフォームするための資金は今すぐポンと出せない。
しかし、なんだか気分が上がらない。
何千万もする家を買ったのに、どうにも気分が上がらない。その理由は、そこかしこが薄汚れて古びた印象だから。
どうにかできるだろうか。できる限り、なんとかしたい。そんな思いから検索されて、ウォッシュテックに全体ハウスクリーニングをご依頼くださいました。
回復型ハウスクリーニングでの浴室タイルの仕上がり。
ツルッとタイルの釉薬(うわぐすり)がクリア&ニュートラルになりました。
「わぁ~質感が戻った!印象が全然ちがう!気持ちいいです!」と、お客様。ふぅーよかったよかった。
東京オリンピックに向けてでしょうか、東京や横浜では中古マンション・中古戸建がここ数年よりもガヤガヤしているように思います。
ハウスクリーニング済み物件であっても、「きれいにお使い」の物件であっても、「くすみ」「にごり」「水垢」のような汚れは絶対に残ります。一般的なハウスクリーニング業者には、絶対に対応できない汚れであるからです。
中古だから仕方ない。使用感はあるけれど、まぁそんなもんでしょう。と、そのまま新生活を始められる方も多いかと思います。
しかし、気持ち悪いなぁ...なんかイヤだなぁ...古臭くて、なんか落ち込む...と思われる方は、ウォッシュテックの回復型ハウスクリーニングが良いと思います。
料金、カビと薄い石鹸カスだけに対応する一般的なハウスクリーニング業者とほぼほぼ変わりません。出費に値する、いやそれ以上の仕上がりだと仰るお客様がほどんどです。ただ、日程がキモです。バイト含めて数名でザザッと半日~1日で納める一般的なハウスクリーニング業者と違って、社長・中島がネチネチ頑張りますので、他より作業にお時間いただきます。ご入居まで日がない場合は、他のご予約で埋まっていてお引き受けできないこともございます。ご契約の意向が固まったら、引っ越し業者の選定よりも優先で、なるべくお早めにお声掛けください。
日時:2017年1月16日 AM 11:00
白く曇って向こうが見えないガラスの浴室扉をクリアに回復
大理石の壁面、タイルの床、扉は一枚物のガラスの高級仕様浴室のクリーニングです。
デザイナーズ戸建のバスルーム。洗面室とシームレスなガラス扉で、広々としたイメージ。のはずが!
白くボンヤリくすんで、うろこ状。ガラスが曇って向こうが見えません。
なお、写真ガラスの向こう側は養生のシートです。ドアを開けた扉の隙間から電源コードを通しています。左脇の黒いカタマリは、社長・中島の腰袋(道具入れ)。
ここでスリガラス状や乳白色、あるいは薄い模様入りのフィルムを貼るリフォームも有りかと思います。扉を交換して材質を変更するよりは、費用がだんぜん安いです。
でも、それだと当初のデザインコンセプトが崩れてしまいますよね。設計デザインの立場からすると、浴室と洗面室の間に「パーテーション」的な存在があっては、その美意識が揺るがされるわけです。
だったらそれはもう、既存のガラスをクリアに回復するしかありませんよね...。
でも、どうやって?
通常の業者では、(1)ガラスをクリアに磨き上げる方法が分からない。(2)作業に際してのリスクと、それに対応する方法が分からない。という理由で見積書を提示することもできないかと思います。
このデザインですと、壁面タイルと洗面室の床が大理石なので、強い酸性洗剤を使うことはできません。ガラスから壁に飛び散ったら一発で大理石の主成分であるカルシウムが溶けてしまいます。さらに、浴室床のタイルと洗面室床のタイルの間がフラットでシームレス。仕切りが一切設置されていません。ということは、ガラス扉と浴室床タイルを洗うときに、絶対に洗面室に水が広がらないようにしなければなりません。
通常、片方には効かせたいけど、もう片方には絶対触れてほしくないんだよーという局面では、材質の異なる境界線付近に、一定量の水を流し、濃度の高い洗剤が領域を超えないようにキープして作業します。「水養生」と呼ばれるリスクを避けるためのワザです。
しかし、この場合は難問。浴室と洗面室の間に仕切りが一切なく、洗面室方向に若干の勾配があるため、どんどん水が逃げてゆく。水養生不可。なので、タオルを細くして仕切り、ちょっと濡れたら交換する方法で対応しました。
結果が全てですから、このようにセコセコ働いている様子など、誰も知らないけれど、大変!とはいえ、確かな結果は幾重にも積まれているセコセコからしか成立しないのであります。立ったりしゃがんだりセコセコするよ!
ハンドポリッシャーで磨いて乾拭きまでしてガラスの状況をいろんな姿勢から目視確認、足らないところをハンドポリッシャーで磨き、...を、見てると退屈なほどに繰り返します。
できたー!!
おしゃれ感&デザインコンセプト、復活!清潔でクリアなガラスに回復できました。
良かった良かった...。(←腰をトントンのポーズで)
日時:2016年11月10日 PM 02:10
在来浴室 FRP製エプロンパネル
築28年の在来浴室をハウスクリーニング。
「リフォームか?クリーニングで、もう少し使える感じになるだろうか?」
初めてのお問い合わせは、そんな内容でした。
ご依頼主さまは、この物件を所有されているオーナーさん。現在、賃貸に出されて運用されています。ほどなく、借主さんが退去されるとのことでした。
もしリフォームしか打つ手が無ければ、今このタイミングで数百万かかってしまう。もし、ハウスクリーニングで、あと数年使えるようになるならば、新たな客付けもできる。その間に資金の確保や他の個所の修繕も併せて検討できるはずだ。
そうお考えになられて、あちこちのハウスクリーニング業者に当たられたそうです。しかし、現場の写真を見せると、どの業者も即断かフェイドアウトになってしまう。
都内ではついに業者が見つからず、横浜まで範囲を広げて探された結果、ウォッシュックにアクセスくださいました。
お問い合わせ時にお送りいただいたお写真はコチラ。
浴槽をまたぐ、床に対して垂直な立ち上がり部分。エプロンカバーとかエプロンパネルと呼ばれる箇所です。
この水垢の量。そしてシリカが多い水質エリア。みんな断るのも無理はないなぁと思いました。
オーナーさんご自身も詳細な材質を把握されておりませんでしたが、このエプロンパネルの素材はFRPです。昭和時代の在来浴室では、重厚かつ堅牢なFRP製も少なくありませんでした。
※現在では、エプロンパネル、もっと軽くて薄いのがデフォルトです。
30年近く使用されてきた浴室ですので、樹脂の経年劣化も見られます。新品同様、何事もなかったかのようにはならない旨、しかしながら強い水垢をほどくための材料代がものすごーく掛かることから、お安くできずスミマセンの旨をご快諾いただき、いざ、現場。
浴室クリーニング後のエプロンパネル。同じ感じになるよう撮影してみました。
社長・中島の手と腕が映り込むレベルに回復。
書きなぐったような傷が見えます。これは、入居者さんが研磨剤入りのスポンジタワシで擦って水垢を深追いされた結果、できた傷です。
それも無理はありません。市販および業務用の洗剤では、この水垢は「絶対に」落とせません。この水垢の成分が何か、何故できたか分からないならば、ピクリともほどくことはできません。「自力では絶対に落とせないアンタッチャブルな状況」と分からなければ、力いっぱいゴシゴシしたら、なんとか解決できると思いますもん。
こんなに汚してしまっては、退去時に貸主さんから多額の請求をされるかもしれない。そんな不安に焦る気持ちもあるかと思います。
しかし、力いっぱいゴシゴシの傷は、いかなクリーニング&研磨技術をもってしても深く鋭いため、これを復帰することは不可能です。このブログを読まれた方は、ゴシゴシチャレンジはされないでくださいね。
先に書いた通り、今回の浴室クリーニングの料金は、お安いものではありませんでした。ドキドキしながら、お引渡しとお支払いの局面に。
「他の業者だと「ほとんど変わりません」と言われて、莫大な額のリフォームしかないと思った。それが、この値段で引き受けてくれて、とりあえず再び客付けできるレベルになって、数年間延命できるんだから、ぜんぜん安いですよ!ほんと良かったです。」
と、お客様。ホッ...よかったです...。
いろんなポーズで何度も何度もケミカルを打ち、もんで流して拭いて目視で確認、を繰り返したので、社長・中島の体はヨレヨレになりました。けど、ホッ...よかったです...。
日時:2016年7月14日 AM 10:28
在来浴室のFRP製エプロンパネル 水垢を取り除く
東京都世田谷区の戸建にて、在来浴室のクリーニング。
いろいろなハウスクリーニング業者にお問い合わせをかけるも、状況の画像を送ると断られ...を繰り返した末にウォッシュテックにご依頼くださることに。
浴室鏡。ぼんやり、白いです。
ズームで撮影してみます。
水道水のしずくがその場で乾いて、残ったミネラルが積み重なって白い縞模様に。指で触るとサラサラしてわずかに凹凸が感じ取れます。きわめて厳しい水垢です。
回復後の浴室鏡。
壁面、浴室扉もスカッとした後の写真なのでフーンって感じかと思いますが、もちろん扉や壁にも白くツブツブ濁った水垢がビッチリだったのです。
同じくズームで。
見どころは、写真左に接している収納棚とのキワと、写真下・手前カウンターとのキワの部分の鏡です。
ダイヤモンドパッドをつけたオービタルサンダーで削り取る旧式の「鏡のうろこ取り」では、これほど強い水垢の場合、水垢の上をスリップして思うような仕上がりになりません。特に、残留した水道水が多いことで水垢が厳しくなりやすいスミッコは、その傾向が強いです。
均一にクリアに回復するためには、専門的な洗剤を駆使して綿密な下準備をする必要があります。できなければ、到達は不可能です。
なお、ダイヤモンドパッドで鏡を研磨しますと、研磨のキメが粗いので、肉眼では見ることができませんが凹凸でザラザラ傷が作られることになり、うろこ取りをしてもそれほど間をおかず水垢が再付着することになるので、ウォッシュテックではこの方法は13年前に完全撤廃しております。
日時:2016年7月 5日 PM 04:17
黒色の御影石の浴室カウンター 白い汚れが目立つ
東京都港区のマンションにて、石の浴室クリーニング。御影石のカウンター、水栓の付け根です。
黒や濃い色の御影石は、白っぽい(実際は薄いグレーや灰色)の水垢がとても目立ちやすいもの。
特に、カウンター付近は常に濡れた状態で、カウンター天板から垂れてくる水に水栓やシャワーから飛び散る水、とてもとても汚れやすい箇所といえます。
ちょっと同じ画像をズームにしてみます。
ねっ、このように上から垂れてきてるのと、飛び散りがそのままくっついてるのが、重なり合ってる感じでしょう。御影石の表面全体がパサパサと薄くて硬い膜に覆われているような感触です。
そしてね、天板と側面のタイルの継ぎ目に水や汚れが留まりやすいんです。ちょっと指で触るとゴワゴワっとして、薄く石が固着しているような感じです。
浴室クリーニング後。
ステンレスの質感を取り戻しギラギラヌメヌメと輝く水栓に目が惑わされそうなんですが、カウンターにご注目。
あ〜、何の模様も無い漆黒色の御影石だったんだぁ〜と分かるようになりました。
同じくズームしてみます。
水栓とカウンターの接合部分のステンレス管が、鏡のように黒い御影石に映り込みます。
手のひらで撫でてみると、うん、冷たくて固いスベスベの御影石だ!ニュートラルな石の感触って気持ちいい。
黒い塗装の車もそうなんですが、黒は、周りを映り込ましてこそ黒なんですよね。鏡みたいだからこその迫力。お手入れが行き届いているからこそのゴージャス。それが黒の粋ってもんだなぁと私は考えてます。
御影石は比較的堅牢な石材ではありますが、やはり天然石。市販およびホームセンターや通販で入手できる業務用の洗剤でおそうじを続けられ、数年でミクロな孔が拡がってしまい、フガフガ・パサパサと変質、そこに更に汚れが入り込み、難儀されている例が多く見られます。
いったん劣化、腐食した御影石が水垢で汚れますと、いかな石の浴室が得意のウォッシュテックでも、通常よりも回復に時間と材料が掛かります。
黒い御影石の浴室は、ご自身だけでずっと管理されるのは、ほんとうにほんとうに難しいというか、おそらく不可能なんじゃないかと思っています。日常のおそうじ方法のアドバイスと定期的なメンテナンスが必須ですが、それができるハウスクリーニング業者は、首都圏においてもほぼ皆無で、お困りの方も多いと思います。
なるべく長く、ゴージャスで若々しい「漆黒の大理石」浴室をお楽しみいただけますよう。
日時:2016年5月19日 PM 12:32
港区マンション 大理石タイルの浴室 カサカサ壁の汚れを本来の光沢に
東京都港区のマンションで、大理石の浴室クリーニング。
壁面の大理石、カサカサと膜に覆われたように光沢が失せ、ブツブツ模様があります。
浴室クリーニング後。
窓から大理石に映り込む、都内のビル群。
ビフォアアフターの写真が全てを物語っているのですが、それではあんまりかなと思いますので、ひとこと。
石材研磨に使用するダイヤモンドディスクは、床に垂直方向に体重を掛けて押し当てることで、スペックを最大限発揮します。
身体の動きが制限される日本のマンションのバスルームの壁面で、危なげなく数キロのハンドポリッシャーを水平に保った形で操作し、この仕上がりに持っていくためには、
ゴリラ並の背筋と腕の筋肉が必要です。
従いまして、この壁面の仕上がりは、いかな石材研磨熟達者の中でも、ウォッシュテックの中島しか不可能といえます。
中島。ゴリラの中でも、シルバーバック級。ダイヤモンドによる研磨を究めるうち、こんな体躯になってしまった。石材研磨サイボーグか。それとも石材研磨モンスターか。
どんどんボイン(胸板が分厚く)になってゆく夫を、妻はそっと見守る他ありません。
日時:2016年5月 3日 PM 02:25
浴室の壁面タイル パサパサどんより老け顔を対策する
TBSラジオのヘビーリスナーである私が敬愛してやまないジェーン・スーさん。以前、「老け(ふけ)」と「老い(おい)」の違いについて半径5メートル内でのアンケートをされたときの話題で、
生物としての「老い」は致し方ない。しかし、「老け」は努力であらがうべきもの。という内容を紹介され、それが結論に近い形だったように思うんですが、
老けって確かになんというか、気が滅入りますよね。しょうがないよねと「今」を諦めたような切なさとかしょっぱさがあります。
住宅にも同じことを感じます。
築年数は仕方ない。しかし「老け込み」は仕方なくない。
ウォッシュテックは、家事代行のおそうじでは解決しない、さらに一歩進んで一般的なハウスクリーニングでも解決しない、なんでだろう…やってるはずなのになー…そんなモヤッとした感じの住居の「老け感」に特化した業者です。
生活してゆけば、マンションも戸建ても必ず年を取る。経年とか築年数とかいうやつです。
それとは別に、何となくくすんだ感じだ…最近おそうじしても達成感が無い…こんなもんか…もう年だし。と納得するも納得いかん。いうのが「住宅の老け込み」じゃないでしょうか。
簡単なケアはご自身(や、一般的な清掃業者)でもできますが、難しい汚れは崩せませんので、置いておくとどんどん蓄積します。それが全体にうっすら覆って表れた結果が「老け」の印象かなと思います。
その老けに対して、他にはないハイスペックな機材とケミカルを投入し、集中ケアするためのトリートメントをさせて頂くことが、ウォッシュテックの特殊性と考えています。
アンチエイジングな美容法で例えるならば、医療用レーザーを照射するようなイメージと捉えています。レーザーの機械はすごく高い。自分では買えないからテクニックと機材を「ワタシのお顔ぶんだけ」借りる。それが施術料金です。
手術(リフォーム/交換)ではないので、新品同様、何事も無かったかのようには絶対にできませんし、実際に老いている(劣化や損傷)はどうにもなりません。
でも、「老け込んだ気持ち」が、ときめいてアガる。それ以前よりイケてる自分に、ちょっと惚れ直す。そう感じて頂けるようにとウォッシュテックは取り組んでいます。
例えば、タイル壁の浴室クリーニング。
見上げて撮影すると、
何となくシマシマというか水玉のような、ぼやぼやした模様が出来ている。そこにしがみつく形で水やカビがくっついている。
カサカサと白くにごり、新築当初のプルッとした光沢感は全く失せています。色も…どんなんだっけか…。
この浴室タイルをウォッシュテックでクリーニングしますと、こうなりました。
この浴室は築4年。「だいぶん経つし、こんなもんだよ。しょうがない」に抗った仕上がりになっておりますでしょうか。
深刻なダメージ(経年劣化)に至るまでの期間中、的確に「老け顔」に手を打ってゆければ、マンションも戸建も、けっこう長くときめけると思います。
日時:2016年4月20日 PM 04:58
石の浴室 壁面の大理石タイルの水垢を清潔な光沢に復元
東京都港区のマンションにて、石の浴室クリーニング。このバスルームは、大理石タイルの壁面です。
大理石の壁面タイルの表面が水垢で白く濁り、光沢が失われています。
全身を洗って流して清めて、ほわほわと温かな浴槽につかって体を休める。時には、洗濯物を干して乾かす。生活して使えば、「生活して使った感じ」が相応に出てくるのは、当然のこと。
当然とはいえ。「しょうがない。こんなもんだ」と毎日を過ごすのは、なんだかやるせない。老け込んだ気がする。そう思われる方が多いのかもしれません。
管理業者の紹介などから大手をはじめとするハウスクリーニング業者や石材業者にお問い合わせされて、「できません」と断られた後、あらためてご自身で検索され、ウォッシュテックにご依頼いただく方が増えているように思います。
石材業者は石材の専門家ではありますが、首都圏の複雑な住宅事情をふまえて個人との遣り取りをするのは多大なコストを要するので、これに積極的とはいえません。そして、石材業者は基本的に工場で高圧電流を使っての研磨を専門としており、生活するその場で作業して対処する「現場施工」は専門外であることが多いです。
石材の研磨に実績があるハウスクリーニング業者は、首都圏でも片手に足りるほど少ないです。その中で、水まわり、特に浴室を引き受けられるハウスクリーニング業者は、ほぼありません。
ほぼ、ない?!
そうなんです。日本の人口の1/4を占めると言われる首都圏におりながら、ほぼありません。
以前、その旨を申し上げても信じられないからと他の業者に当たられて当たられて、数週間後に「結局ウォッシュテックに依頼します」と戻られた方が数名いらっしゃいました。その方の貴重な時間と労力を考えますと、もったいなかったなぁと思ったのですが、結果としてご納得の上でご依頼いただけることとなったので、それもまたありがたいことかなぁと思いました。
浴室クリーニングに実績がある。石材研磨に実績がある。
この2つの特徴を重ね持っているハウスクリーニング業者だけが、石の浴室を請ける。
その他の業者は、何らかの方法で断ってくる。もしくはフェイドアウトする。いくら時間と体力を使っても求める結果には至らない。ということなので、判断材料となる「浴室」「石」(+石の浴室)のページが充実している業者にのみ問い合わせを掛けるのが合理的です。大手だから、有名だから、何となくやってくれそうなイメージ。しかし具体的な実績を掲げていないとすれば、その組織に石の浴室をなんとかできる人は、たった一人もいないと考えるのが、徒労を避けるコツです。
かくして、大理石の浴室、タイル壁面。
窓からさす自然光が、くっきり四角に。モヤモヤ、カサカサした質感が、つるりと滑らかに。大理石本来のマーブル模様が上品です。併せて、白く曇ったワイドミラーもクリアに。
くすんだ生活感が清潔に復元できました。
石の浴室は、一般仕様のユニットバスとは異なり、水垢やカビなどに対して強くアプローチできる洗剤を使うことができません。
なぜなら、一瞬にして変質、取り返しがつかないダメージに至ることがあるからです。
専門的な洗剤を使っては濯いで目視、まだだと思ったら同じ洗剤を重ねて、あるいは別の洗剤を使ってみて…と何度も作業を繰り返すことになります。それでも効きがマイルドですから、いくら時間を掛けても手を尽くしても、スカッと解決できることは稀です。
従いまして、厳しい状況になればなるほど、クリーニングでの復帰率は低くなります。
厳しい状況になる前、「うーん、なんかウチのお風呂、老け込んだ?」と気付かれたらすぐに専門的なメンテナンスに動かれてください。
お客様からお話を伺いますと、「汚れたと気付いたとき、いろいろ業者を探したんだけど、途中でめんどくさくなってそのままになっちゃって、しばらくしてからもうこれはダメだと思って再び探してウォッシュテックさんを見つけました。」と仰る方が多いです。
業者に当たる当たる当たる、断られる、のらりくらりされる、待たされてのちフェイドアウトされる。その結果、保留、ペンディング、忘れたまま日が過ぎる。
「まぁいっか」から「もう駄目だ」と再び優先順位が上がった頃には、汚れは更に厳しくなっており、復帰できる度合いが下がっている。
しかし!資産のアンチエイジングは、気が付いたらすぐ動くことが重要だと思います。
今回の現場は、石材の劣化や深刻なダメージが見られない状況でご依頼くださったのでマイナス5歳肌くらいかなぁ。しかし、マイナス10歳肌20歳肌を求められるとすれば、いかなテクノロジーを駆使しても不可能なのです。
もったいない!もっと早くに手を打っておければ。と思う現場は、少なくありません。
気になった時点でスムーズに的確な業者に巡り合えたら、資産は着実にアンチエイジングできる。そのタイミングを逸することは、運用的に損失である。
私はそう思います。なので、今回は「石の浴室クリーニング、業者さがしの無駄足(無駄時間)撲滅」をテーマに書いてみました。
日時:2016年4月 5日 PM 05:12
浴室扉 白く曇って洗面室が見えないガラスをクリアに復元
東京都内の高級仕様マンションにて、石・ガラスを含む浴室のクリーニング。
浴室に入って、洗面室を見てみます。
白いツブツブ汚れで全体に曇って、向こうがモヤモヤ…よく見えません。特に、床から40センチくらい、膝から下あたり。曇りが濃くなっています。
水がよく飛んでよく掛かる、その水がその場で乾く。白く汚れる。イッツ水垢です。
東京都内では、雪解け水が流れ込まない冬季、水道水の硬度が60〜80くらい(水源・地域により差があります)になります。水道水で体や髪を洗って濯いで流し、お風呂そうじする。ごくふつうの生活をしているだけでも、水垢や石鹸カス(金属せっけん)で汚れやすい状況にあると思います。
対策としましては、水道水がよく掛かるところを拭いておくことです。だいぶん水垢ができにくくなります。
夏場はカビが繁殖しやすいことは広く知られておりますが、加えて、冬場は水垢が付きやすいとも覚えておくと、おそうじへの意識がちょっとラクになるかもしれません。
さて、浴室クリーニング後のガラス扉。
スカッと見えるようになりました。
ガラス扉と同じく、ステンレスメッキの金属枠と、大理石の壁面タイル、御影石の床タイルもモヤモヤっとした印象だったのですが、パキッとピントが合う感じに、模様も色もクリアになっています。
総合的に「何が何で出来ているか」が明確になってくれれば、バスルームのデザインのオシャレは際立ちます。
なお、洗面脱衣所に待機している四角いバケツは、ウォッシュテックの浴室クリーニングユニット。
バケツの中には小さなボトルがギッチリ。同じ洗剤を何リットルも持参したって何の解決にもならないので、多種多様な洗剤類を必要量のみ小分けしてセットしています。なお、写真からフレームアウトしたところにはハンドポリッシャーなど機器類のバッグと、ブラシなどの道具類のユニットが置いてあります。
そんなことで、クリーニング後のバケツは、ちょっと雑多になっています(笑)。
ガラス扉の水垢は、これをやってからこれをやって…と工程が何度にも亘り、かなり細かく区切って分けてクリーニングしてゆきます。
ベトーっと一面に同じ洗剤を塗って、ザーッと擦って流す。全く変化なし。けっこう高級路線の業務用洗剤をホームセンターやハンズや通販で買って使う。実感なし。ならばと研磨材が入っているような水垢落としやメラミンスポンジで擦る。表面に施されたフィルムがズッタズタになる。
高級浴室のガラス製ドアには、そのようなおそうじ失敗の流れが多いと思います。
しかし、ウォッシュテックは方法がぜんぜん違います。だから、仕上がりが違うのは当然のことなのだ、と私は思ってます。
冬の間にビッチリ付いた水垢の白い汚れ。この春、すっきりクリアにされてみませんか。旧いひと皮がツルリンと、とても気持ちよいと思います。
日時:2016年3月22日 PM 03:04
バスルームのガラス扉 白いカリカリ汚れをツルッとクリアに復元
東京都のマンションにて、高級仕様の浴室クリーニング。
高級仕様の浴室とは、大理石・御影石などの石材が床・壁面・浴槽立ち上がり部分やカウンターなどに使われている、ドアが一枚の板ガラス…のような、いわゆる全体的に樹脂で構成されている一般的なユニットバスとは一線を画すバスルームを指します。
東京および横浜、そのなかでも都心の分譲マンションでは、オプションなしのデフォルトで、このような仕様になっている例も多く、さらには1616サイズ(浴室全体の奥行×横幅が160センチ×160センチ。一坪サイズとも呼ばれます)以上の大きさであることも少なくありません。
しかしながら、高級仕様の浴室を清潔かつ気持ち良い状態に正しくメンテナンスすることは難しく、これを請けられるハウスクリーニング業者にアクセスできるルートは、現状、デベロッパーおよび管理業者からは用意されていないようです。
立地などの条件がすごく気に入って選んだマンションで、浴室の仕様は別にこんなにラグジュアリーでなくても良かったんだけど…住んでみてすぐに、こんなにおそうじが大変だったんだ…きれいに保つのが難しいんだ…と、分かって。
自分で調べて調べて、ウォッシュテックを見つけたんですよ。
と、仰る方がほとんどです。さぞや提携の大手ハウスクリーニング業者もたくさんある環境かと思ったら、ぴょーんとネットから飛び込まれてきていらっしゃるんですね。
こんなダサな手作りホームページの業者に?!ほんとうに、それくらい、困られているんだと思います。
こちらは、ガラスの浴室扉。
見上げますと、ガラスが白いダマダマです。滴の跡を繋いだようにスジに白くカリカリとへばりついています。厚みをもってカルシウムやマグネシウムをはじめとするミネラルが固着。こうなると、市販の洗剤ではビクとも反応せず、おそうじに励んでも全く成果が出ないかと思います。
浴室クリーニング後。
向こうの洗面脱衣スペースがすっきりクリアに見えます。さらに、浴室内の照明もポカッとまん丸に、こっちにも点いてるみたいに明るく映っています。
この角度、つまり下から見上げるように汚れが克明に写る距離から接写し、明るい方を透かして撮影している、しかも完全乾燥した状態で撮影している。そのようなハウスクリーニング業者は他では見当たらないかと思います。
その理由は、この角度で撮ると、必ず端っこや厳しい箇所に水垢が残っている様子が写ってしまうから。そして、傷を付ける方法でクリーニングした場合には、照明の周りにクシャクシャっと引っ掻き傷のような線が見えてしまったりするから。
(もしこれに似たアングルで掲載しているホームページがあったら、そのあたりをしっかりご覧いただくと技術力を事前に目視確認できますので失敗が少なくなると思います。)
そもそもガラス扉の水垢には自信が無い。高級仕様のバスルームの現場なんかしたくない。毎回サイズや仕様からカウンセリングして打ち合わせることも面倒だから「浴室」ざっくりひとくくり料金でいきたい。なので、基本的に載せない派のハウスクリーニング業者が圧倒的多数になります。
広告を一切出してない。ダサなホームページ。
なので、「探して探して」してくださらないと行き当たらないのが本当に申し訳ございませんが、証明写真は、どこよりも多いです。実績が全てです。
毎回オーダーメイドのハウスクリーニングです。なので、高級仕様の浴室クリーニングは、料金表がボンヤリです。
(サイズや仕様、状況をなるべく詳しく伺わないと、なるべくその現場でのギリギリ低価格に抑えることができませんから、お忙しいところ申し訳ございませんが2回くらいメールでのお打ち合わせをお願いします。)
そんなへんなウォッシュテックですけど、これからもがんばってまいりますですよ。
日時:2016年3月 3日 AM 11:20
在来浴室の壁面 パサパサ白くて光沢が全くない!タイルを復元
横浜市港北区の戸建にて、浴室クリーニング。
戸建の浴室では、ユニットバスをスポッと入れ込むのではなく「一から組み合わせてオーダーメイド」なバスルームも多いです。「在来工法の浴室」、「在来浴室」と呼ばれるタイプです。
在来浴室で壁面に採用されることが多いのは、やっぱし「陶製タイル」。
トロリとした光沢の釉薬(うわぐすり。ガラス質の液体を表面に塗布し、保護膜を焼成します)。何とも清潔感があって、窓からの僅かな陽光を反射させて明るい。
やっぱし、きれい。ピシッとしていて、気持ち良いですよね。タイル!
冬の風景と…ん?ピースサインの男性の姿。
実はこの写真、浴室クリーニング後なのでした。元の状態は、こう。
おーい、さっきの人ー!すごくボヤけて、遠くにいるみたいに見えないよー!
全体に、水玉がつながった縦じま模様みたいになっている。白くカサカサした水垢で覆われて、ツルッとした質感を一切感じ取ることができません。
同じ画像をズームして切り取ってみます。
ねっ。(←雑な語り方)
指で触ると、卵の殻みたいに何となくカサカサのサラサラです。ムッチリとハリを感じるガラス質のタイル、いったいどこいったー!
カビ予防を目的に、お風呂の後、上がった温度を急激に下げるためにシャワーで冷水を壁面いちめんに掛けられることがあるかと思うんです。
あと、ヒートショック予防を目的に、温水を掛けられることもあるかと思います。
ウォッシュテックがお伺いするエリアにおいて、水道水の中に含まれるミネラルは、カルシウム・マグネシウム・そしてシリカが多く見られます。
以前にシリカスケールの記事を書きました。
シリカの水垢(汚れ)について言及している人がいないので、また書いてみます。
このシリカってのは砂の主成分となる石英で、珪砂から作られるのがガラスで、タイルの表面の釉薬もガラスと同じ。
ってことは…
同じ元素の関係だから、「一体化して当然」って感じで、オラオラと超強気でくっついてくるわけです。
つまり、水道水をそのままにしておくだけで、ガッツリ固着してしまうのです。
そして、いったん表面を覆うように薄く付いたら、またそこを目掛けて重ねて固着する。厚く厚く育つ。
ものすごくザックリで説明しますと、それが「なぜタイルは白く濁るのか」のメカニズムとなります。
なので、水道水を掛けられたらですね、スクイージというワイパーみたいな道具でサッと水を払い落とすか、タオルでザックリ拭き取ると、タイルを断然美しく保つことができます。
うん!考えただけでも面倒臭い。しかし、あとあと困ったり焦ったりしないよう、メカニズムとセットで対処法として覚えておいて欲しいんです。
タイルのモヤモヤは、あんまりほっておくと、いかなウォッシュテックの手練手管でも変化しない状況になってしまいます。どんなケミカルでもピクリとも来ない。打つ手なし。使い倒してリフォームに一直線するしかない。と診断される浴室も、事実、あります。
今回の写真は、ハウスクリーニングで復元できるギリギリのラインだと思います。あくまでも「見た目」ですが、水垢の組成や付き方によっては問題なく取れることもあるでしょう、しかし薄く残ることもあるでしょう、という判断難しいところ。
なので、ぼんやりと白い膜が薄く見えたら、復元する。もしそのペースで管理して頂けたら、ローン完済や売却の頃合いまで、気持ち良く長く使い続けられると思います。
日時:2016年2月 1日 PM 03:24
コーティングを塗布して大理石が「窒息死」した例
前回の記事で、コーティングを塗布した石材は研磨のみでは復元不可能とチョロっと書きました。
今回は、大理石にコーティング剤を塗布した結果、「実際に死んでしまった」例をお写真でご紹介します。
何度もこのブログにも書いてまいりましたが、大理石は、見た感じツルツルと硬そうですが、顕微鏡レベルで見るとスポンジのようにスカスカとたくさんの孔があいた柔らかな石です。
この孔を私どもは「ポーラス」と呼びます。
石は、白木と同じで「生き物」と捉えてください。空気を吸ったり吐いたり、息をしなくては生きてゆけない。そういう性質があってこそ、誰しもが「天然」「自然」の風格や温かさを感じることができるのだと思います。
ポーラスは、そうですね、人だったら毛穴のようなものでしょうか。あるいは、肌そのもの?
そこをベッチョリとマニキュアのようなガラス状の塗料で埋めて完全に塞ぐ!ピターっと密着、そして密閉!それが「石材シリコンコーティング」「石材ワックス」です。
この写真の大理石浴室の場合は、築3年で初回のコーティング、その後、2〜3年に一度ペースで数回コーティングを塗布されてきたそうです。
シリコンコーティングとは、透明の塗料で薄いガラス状の膜を作る行為のことです。
「業者さんから言われるままにしてもらっていたのですが、気が付けば、ほんとうに酷い状況になっていて。このままではいけないのかなと思ってネットで調べて。ウォッシュテックに依頼することにしました。」
と、お客様。
確かに、コッテリとコーティングが重ね塗りをされてきており、ヌラヌラとしたところありモヤモヤとしているところあり、もはや石材の質感は全くありません。
新築同然、何事も無かったかのように復元することは困難であるが、全力で最善の方法を採る旨をお伝えし、作業開始。
表面に付着した汚れを取り除いたのち、ダイヤモンドで大理石を研磨してゆきます。既存の劣化したコーティング剤ごと研磨。
しかし、既に深くまで変質してしまっているので、パサパサ、フガフガになっていて、磨けども光沢がいっこうに上がってきません。
上塗りされたら、その時を境に「石材ではない化学的な別の何か」として生きていくことになるのです。
研磨しても戻らない「別の物質」になってしまった大理石は、こうです。
「もしかしたら光ってくれるかもしれん。息を吹き返してくれたら良いな」と信じて作業をしているので、通常よりも執拗に研磨しています。
なのにこんなにカッサカサー。触るとパッサパサー。ポーラスを完全に塞いで密閉したために起こった「大理石の窒息死」の現場(この場合、ゲンジョウと読むのが正しいかしら…)です。
数万年レベルで形成された化石である大理石ですから、何も化学変化させないでいたら、それこそ数百年くらい屁のカッパで変わらずいられると思うんですよ。
でも、人間が「これを塗ったら、大理石は人間にとって都合の良い石に変化させられるぜ」とかって手を加えると、そこで終わりになっちゃう。
自然って、人間のやることには抵抗できないもんね。大理石って「自然そのもの」だもんね。などとしじみしてしまうのでした。
シリコン系のコーティング剤は、安定した物質ではないので、もちろん経年劣化します。脆くなって脱落する、ヒビ(クラック)が入る、変色する、などの症状が起こります。
浴室では、水分・湿度もあり、温度差も大きいため、コーティング剤の経年劣化は特に早いといえます。
だから、「きっちり研磨できる」技術はマストです。表面を覆っている劣化したコーティングを完全に取り去る技術がなければ、上塗り上塗りで済ませてしまうので、大理石の粉化はより深刻に進行することになります。
そして、シリコン系コーティングを再塗付。
薄く塗布したいところですが、パサパサになっているので、グビグビ吸い込まれていきます。その様子に、「あぁ…本当に傷んでしまっているんだなぁ…」といたたまれない気持ち。
次回は、また劣化したシリコンコーティングを取り去って、新たなコーティングを塗布することになります。
マニキュア状のコーティング剤で管理されていた大理石は、それを続けていくしか方策がありません。
いったん窒息死した大理石は、再び息を吹き返すことは無い。だってもう「死んでる」んだもん。
確かに、コーティングを塗布すれば、根を詰めて磨かなくとも、たやすく光沢を得られる。技術もいらず、材料代も安く済むから、当然ながら料金が安い。撥水するからお手入れ簡単、強度も増す、とコーティングの利点を付加させれば、セールストークも上手くいく。飛びつく人も多かろう。
でもさ!今このときが安くて手軽でも、将来が無くなるっていうか、けっきょく高くつくんじゃないかなぁ。
大理石を石材研磨で復元(回復)するためには、今までのメンテナンス方法を把握しておかれることが重要であると思います。
今までの管理の方針によっては、復元できない可能性もあるということ。
その場合、今までのメンテナンス方法と向き合って「まずった」事実を受け入れて頂ける方にしか、最善策を採ることができません。
なお、ウォッシュテックの標準的な石材コーティングは、ポーラスと同じ大きさの分子がピターっと並んで、表面の凹凸の「凹」だけに張り付き、「ポーラスを密閉するかたちで隠蔽しない」仕組みになっています。大理石の窒息事故が無くなるよう開発されたハイテク仕様。
そこいらのコーティングとは一線を画す。健全な大理石を、健全にメンテナンスし、健全に保護する目的です。
日時:2016年1月21日 AM 11:24
御影石の浴室カウンター 汚れのくすみがツルツルに
東京都大田区にて、石の浴室クリーニング。御影石カウンターの汚れによるくすみを復元しました。
シャンプーボトルやソープディッシュ、シェーバーなど、小物が常駐しやすく、いつもなんとなく「ごちゃごちゃ」。
シャワーのチョロチョロ流れ、洗髪などの際に飛び散りも多い箇所なので、いつもなんとなく「じっとり」。
そのようなことで、浴室のカウンターの多くは、ヌルヌル・カサカサ・くすみ汚れが目立ちます。新築時のなめらかな光沢感が失われ、不潔で古びた印象になってしまっています。
御影石のカウンターと鏡に天井の照明が反射して、ダークトーンながら明るいバスルームになるよう設計されていたと思うのですが、築4年、デザインの狙いが崩れてしまっています。
クリーニング後。くっきりと照明が映り込むようになりました。
スマホでオートマティックに撮ると、作業前はピントが合わず暗く写ってしまう…ぼやけてドンヨリ撮れすぎるのであります…そして、写真左下すみっこは、ごめんなさい、社長の靴下(足)です。
触ると、スベッとニュートラル。御影石の何となく柔らかで、ほんのりヒンヤリなめらかな感触が気持ち良く、清潔に思います。
ウォッシュテックでは、汚れを取り除いたのち、薄く研磨して新たな面を繰り出すことで石材の復元を行います。
石材が健全な状況であれば、コーティングは一切不要。石そのもの、自然そのままの美しさを取り戻すことができます。
マニキュアのようなシリコンやヒートレスガラス、あるいはワックスなど、汚れも傷も取らぬままの「上塗り」では、本物の石の輝きも感触も失われてしまいます。せっかくの天然ものが、業者のチョイスミスで人工的なフェイクに。いったんやっちまったら元どおり戻ることは不可能。残酷なくらいです。
この汚れは何なのか。汚れが付着しているものはどういうものか。そこを正しく押さえている業者を選ばなければ、高級仕様のこだわりの材質を長く使うことは極めて困難だと思います。
日時:2016年1月18日 PM 04:12
ブルーパール(青い御影石)浴室の汚れ
東京都内マンション。御影石を含む浴室のクリーニング。
今回は、ブルーパールが使われています。ブルーパールは、種類とすれば「御影石」。鱗のようなキラキラの化石がモザイク調に光る、ブルー系の御影石です。
写真に撮ると上手く光って見えないのですが、海の底からイワシの大群を見上げるような、美しい石なんですよ。
このブルーパール、メンテナンスがとても難しいんです。一般的なモノトーンの、灰色から黒のような御影石と比べ、御影石と言い切るにはちょっとどうなのかという繊細さがあるのです。
御影石だからといつもの手順でクリーニングすると、キラキラの箇所だけが光沢が失せてしまうなどの変質トラブルに見舞われるリスクがあるので、じゅうぶんに注意したうえで作業をしなければなりません。
「マンションを買う時、営業さんから『御影石は、お手入れがラクですよ。夏は涼しいですし』って良いことをたくさん挙げられて勧められたんです。その言葉を信じて、実際に生活してみたら、ものすごく冷たいし、ものすごくお掃除が大変…というか、どう掃除すれば良いのか、よく分からなくて。以前、管理業者経由でハウスクリーニングを頼んだのですが、全く汚れが変わらず。デベロッパー宛に営業さんからはこういう風に聞いてますけどって怒ってみたんですが、のらりくらり。毎日入るお風呂ですから、毎日モヤモヤした気分で。そしてネットでウォッシュテックさんを見つけて。」
と、お客様。経緯をお伺いするうちに、せつない気持ちに。
きれいな石を使えばデザインの知恵を絞らず簡単に高級感が出せる。そして、石種の特性を把握せず、トラブルを回避しつつメンテナンスを行うすべを得ず、嵌め込んで売った。その行き着いた姿が、いま、目の前にある。しかし、石の現場でこういうお話を伺うのは全く珍しいことではありません。その現実を知っているからよけいに、お客様と一緒にワナワナしてしまいました。
浴室クリーニング後。ブルーパールのカウンター。
カサカサと硬く石のように覆っていた水垢が、すっきり。マットなヒビワレ模様のようだった表面が、ツルリと滑らかに輝いています。天井の照明もクリアに映し込んで、青い光も鮮やかに。
「わぁっ、きれいになってるぅ」と、お客様。
よかったです。実は、前述の「ここに至った経緯」のお話は、クリーニング後にしてくださいました。もしヘボい結果であれば、何のお話もお伺いできなかったということです。打ち明けて頂けなければ「こういう状況で悩まれている方、困られている方が多くいらっしゃるのだから、もっと勉強して、もっと現場を充実させねば」と思うこともなかったでしょう。こうして、また頑張れる。ありがたいことです。
こちらのマンションはデフォルトでブルーパールの浴室であるとのこと。他の世帯の方はどのようにされているのだろう。
もしお悩みであれば、お早目にお声掛け頂けるとお力になれるかと思います。あんまり汚れを置いておかれると、私どもにも手の施しようがなくなってしまいます。
日時:2014年5月23日 PM 04:33
御影石の浴室 クリーニング
港区の分譲マンション。御影石のバスルームを浴室クリーニング。
私は京都出身ですから、御影石といえば淡いグレーに黒いツブツブ模様を思い浮かべるのですが、首都圏では圧倒的に黒御影がメジャーです。黒御影の漆黒は、深くてかっこいいものです。
そういうことも関わりがあるのでしょうか、都心の高級分譲マンションには、黒色を中心とした御影石の浴室が多く見られます。重厚なモノトーンのバスルームです。
漆黒の御影石タイルで設えられたカウンターと、同じく御影石のタイルの床。床はバーナー仕上げといって、表面がザラザラに焼きこまれた加工です。滑らないようにしてあるんですね。同じ色の御影石でも、表面が凹凸であると、色が少し淡く見えます。
しかしながら、築3年を過ぎて、現在。カウンターの表面には白い膜のような汚れが覆い、ところどころ筋のように垂れたように見えます。床タイルには、分厚く白い汚れが。褐色の汚れも混じって見えます。
写真、床の一部が濡れています。水に濡れると、一時的に色が濃く戻って見えますが、表面はヌルヌルと何かが付着していることが足ざわりで分かります。
「毎晩、バスルームが汚れているのが気になって、そこに立つのも気持ち悪くて。でも、どうやって掃除したらいいのか分からないし、石って間違うと大変なんでしょう?実は、こないだ泊まりに来た姪っ子に、お墓みたいなお風呂場、って言われてショックで…」と、お客様。
うーん、浴室よりもお墓の方が汚れが付きにくい環境にあるかと思いますが、御影石は汚れると「和」テイストになって、おどろおどろしい、っていうことかなぁ。それは厳しいお言葉ですね!
御影石は、大理石よりも密で固い石です。ですから、扱いは比較的やさしいといえます。しかしながら、石のようにこびり付いた汚れの膜を緩ませたりほどいたりはとても難しいですから、ご自身で落としきることはできないかと思います。
浴室クリーニング、完了。
御影石のタイルって、ツルツルとザラザラ、洗う順序や道具が全く違うんですよ。そして、カウンターと床では付着している汚れも違いますし、ややこしや〜。今回も悪戦苦闘の末、こんな感じに。
床のタイルが乾ききっていないうちに撮影したため、少しムラです。すみません。
あっ!カウンター立ち上がり部分の黒いタイルに、シャワーホース、社長の白い靴下、左側には浴室扉の枠が写ってますね。
床から上20センチくらいのタイルは、床からの跳ね返りの汚れがモロに積み重なっていましたから、白くくもって何も映らなかったのですが、うん、これぞ黒御影。
「わーっ、つるつるです。床も、もうネットリしません。私、浴室にイスを置くのが嫌いなんですが、汚れに体に近づく感じが嫌で、イスを使っていたんです。これなら、床に膝をついても大丈夫ですね。」と、お客様。
これで少しは「お墓」を思い起こさせる横溝正史的な浴室じゃなくなったかなぁ?私は、とても都会的でハイデザインなバスルームだと思います。
お客様と社長、バスルームにちょこんと正座してのお引渡し。うふふ、なんかかわいい(笑)。
日時:2013年11月21日 PM 02:23
大理石の浴室壁面 タイルの汚れ
横浜市中区のマンション。大理石の浴室クリーニング。
壁面の大理石タイル。全体に表面が濁り、曇ってモヤモヤとして見えます。
何度もこのブログに書いてきましたが、大理石はとても繊細な石材です。
お酢やレモン汁程度の酸でもシュワっと表面が溶けて凹凸になり、光沢がすっとんでしまいます。アルカリ性に触れると、これまた一瞬で黒ずむなどの変質が起こります。そして石とはいえ脆く柔らかいので、硬いブラシやスポンジで擦りあげると、崩れてしまいます。
ですから、水分で濡れる、熱気で蒸す、身体や髪に付着した汚れを流す、それにより多種多様な汚れが繁殖しやすい「バスルーム」という環境下においては、とても維持管理が難しいと思います。
メイドさんやお手伝いさんが常駐していて毎日欠かさずケアしてくれるなら何とかなるかもしれませんが、大理石の浴室があるからといって、そこまでやらなアカンとは。新築時や内覧時には思わないですよね。今はピカピカ高級感たっぷりだけど数年後こうなるよって知ってか知らずか誰も教えないし。かくして、「困った状況になっている大理石浴室」は、けっこうな数あります。
お伺いしますと、たいてい、大理石浴室のお掃除をされる方ご自身が「どうして掃除してよいか分からぬまま、こうなってしまった」「洗剤やカビ取り剤を使い続けているうち、どんどん汚れが酷くなってしまった」という行き詰まりを感じられています。
大理石のお風呂をお掃除される方へ。日常のお掃除で、ぜひ注意して頂きたいことの一つをここでご紹介。
「酸性もアルカリ性もダメなんでしょう?じゃあ、中性って書いてある洗剤なら大丈夫よね?」とドラッグストアや通販で中性お風呂用洗剤をチョイスされる方が多いのですが、これはいけません。
日本の洗剤ほぼ全てにおいては「金属封鎖剤」という添加物が入っています。水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル(金属)を封じ込めて(封鎖)、洗剤の働きをより効率的にさせる目的で添加されています。これ、大理石にとって、変質の大きな原因となります。まめに掃除すればするほど、大理石のタイルがモヤモヤに黒ずむ。そんなの、あまりにも悲しいではないですか。
※なお、ウォッシュテックおそうじセットは、大理石にもダメージを与えないお掃除ができます。お困りの方はどうぞ。
実はこのこと、ハウスクリーニングでメシを喰っている業者ですら知らないことが多いです。大理石もユニットバスも同じ料金、同じ方法で清掃する業者に頼んだら、汚れは全く取れずヘンな仕上がりになったことがあって...。と、以前の失敗談を語られるお客様がたまにいらっしゃいます。お気を付けください。
浴室クリーニング後。かくして、大理石の浴室タイルは、このように。
大理石独特の、とろりと優しい質感です。灰色がかっていたモヤモヤが見えなくなり、照明がつるりと映り込んでいます。
「わぁっ...きもちいい」と、タイルを触りながら、お客様。
石材クリーニングを謳う清掃業者の中には、磨いたり汚れを取り除く作業をそこそこに終えたり、磨く技術の低さを隠すため表面にマニキュアのようにシリコンをコーティングして隠蔽、数年後、劣化して変色したシリコンがボロボロ剥がれてきて酷いことに...ということも多いです。ウォッシュテックでは、大理石は基本的に「すっぴん」「ニュートラル」な状態が最も健全で長持ちすると考えますので、磨きの技術を非常に重視しております。磨きを一所懸命に頑張るので、浴室クリーニングの仕上げ、乾いた布で拭き上げた後のお納め時、すぐにお触りのうえ、ご感想を頂けるというわけです。
今までに受けてきたダメージの深さによって、どの程度まで大理石本来の滑らかさを取り戻せるかは、正直、磨いてみなければ分かりません。そのため「新築同様、今まで何もなかったかのような仕上がりはお約束できかねます」と必ずお伝えし、ご了承頂いた場合のみお引き受けさせて頂いております。信頼してご依頼いただけたなら、あとは、全力で頑張るのみです。
儲け心で「そこそこテキトーに済ます」ってなイイカゲンな気持ちで始めたら、大理石は決して輝きを取り戻さない。ユニットバスと比べて工程が多く、機器も多種使い、それぞれ重くて疲れますから、事故の危険も高まります。常に緊張、常に全身全霊でやって、丁度「ふーやれやれ、何とか今日も無事にお納めできた、でも、大理石って深いなぁ...」というあんばいです。
壁に重い機械を持ち上げ、均一にゆっくりと押し当て、何度も工程を重ねて磨き上げてゆく作業は、おそらく、腕や胸の筋骨隆々、身長183センチの社長にしかできないと思います。知識と経験、そして体躯。それは、誰にでも備わっているものではありません。
大理石はほんとうに大変で難しい。でも、困って困って、悩んで悩んで、調べて見つけて、エイヤっと信じて頼んでくださるお客様のためなら、えーんやこーら!です。
日時:2013年11月 5日 PM 12:02
浴室 御影石カウンターの曇り汚れ
横浜市西区みなとみらい地区のタワーマンションにて、御影石とガラス扉のバスルームをハウスクリーニング。
浴室奥正面の壁面に設置されたカウンター。重厚感ある御影石製。
しかし、新築分譲時から3年を経て、御影石の表面は白っぽく膜が張ったかのように濁り、くすんでいます。
浴室のカウンターは、水栓とシャワー付近にシャンプーボトルやシェーバーなどの小物を置かれるため、水分が常にある状態になりやすく、汚れやすい箇所です。
石材が使われるバスルームは、高級感があり、モノトーンで都会的で、水平と垂直がビシッとソリッド。モニャンモニャーンとまだら模様に浮いたような汚れがあると、とてもワル目立ちするものです。
御影石は、大理石とは全く組成が異なり、とても頑丈で硬い石です。酸性の洗剤で溶けてしまう、アルカリ性の洗剤で黒ずんでしまう、といった一瞬のあやまちでエライことに…というオソロシさはありませんが、表面に付着している汚れが何であるかをしっかりと見極め、それぞれの石がもつ個性を尊重しつつ、細やかに対処してゆかねばなりません。御影石と一くちに言っても、さまざまな種類があって、人工的に染色されているものや表面に樹脂を埋め込むなど加工されているものも多いのです。
ツルッキラッと輝かせるためには、やはり、一粒一粒汚れを拾って薄い刃物を沿わして弾き飛ばす、というようなネチネチとした作業が必要です。
浴室クリーニング後の御影石カウンター。
いかがでしょう。バスルーム天井の照明が、くっきり丸く映り込むようになりました。指の腹で撫でると、なめらかで、つるつる。水垢で覆われていたときには、サラサラと粉っぽく、特に汚れた箇所は凹凸を感じられましたが、均一に戻りました。
御影石のカウンターの他、写真左側のタイル床にもご注目。分厚く積もった白くてネバネバ、濡れるとヌルヌルの石鹸カスも、すっきりと。淡いグレーのタイルが、御影石の光沢感を引き立てています。
御影石、大理石、ガラス扉が入っているバスルームのハウスクリーニングは、一般的な樹脂製のユニットバスと比較すると、作業時間を多く要します。作業に使う洗剤や機材もユニットバスとは異なるものとなります。いろいろ使わねばなりませんし、その一つ一つが少しずつ高い。そのため、浴室クリーニングの料金は、ユニットバスと比べて高額になってしまいます。すみません。
浴室の大きさ(浴槽を含む浴室全体の奥行と横幅)、石の種類、石材およびガラスの大きさ(面積)、汚れの状況によって料金は変動しますが、おおむね目安としては30000〜45000円(消費税・駐車場代実費別途)です。
浴室の大きさと、なるべく全体とお悩みの箇所の接写のお写真をご用意頂けますと、折り返しドンピシャ価格をご案内差し上げます。
詳しくお教え頂けるほどに、正確に材料費を算段できますので、「これが採算ギリギリだよ〜」という料金でご提示できます。よろしくです。
日時:2013年5月27日 PM 01:02
浴室のガラス扉の曇り 白い落ちない汚れ
横浜市中区、山手の戸建住宅。ガラス扉の浴室をクリーニング。
ガラス製のドアを、照明を透かすように見上げると、ボンヤリ白く濁っています。つぶつぶとウロコのように汚れがこびりついていて、モヤモヤとして見えます。
ガラスが浴室に使われる、いちばんの理由は、開放感。一枚ものの大きなサイズのガラスをしつらえると、洗面室やトイレの空間を一体に思わせ、広々と感じさせてくれるんですね。
しかし、透明なガラスが白く汚れて、生活感たっぷりの風情で、「あ、俺、ガラス。俺さ、ここに、いるよ。見えるよね、ホラホラ」ってな感じで主張してくるようになってくると…。
「我が家への恋が醒めそうで」とは、今日のお客様の弁。なるほど…。
こちらは、浴室クリーニング後のガラス扉。
すべっと、なめらかで透明感のあるガラスに戻りました。
写真の上の方、四角く灰色に写っているのは、浴室換気乾燥機。下の方に丸く灰色に写っているのは、撮影者の頭と、腕。クリーニング前には、全く見えていなかった映り込みが、清掃によりクリアに投影されるようになりました。
浴室内は、洗面室の照明がそのまま陰らず差し込むようになり、明るくなりました。もちろん、浴室内の照明も、ガラス扉に、まあるく、そのままの形で写って照らしていますから、それも明るさの理由です。「汚れが無くなって、印象として明るくなった」というよりも、照明の効率が上がって、実質的に明るくなるのが、ガラス扉のバスルームの特長と言えます。
築3年。リフォームには、まだまだ早く、お掃除では追いつかなる頃合いです。家への愛を再燃させるためのハウスクリーニングに、とても良いタイミングかと思います。
「我が家への恋」は、いったん醒めてしまうと、扱いがラフになり、修復不可能なダメージリスクが上がって、リフォーム周期が早まるという傾向が見られます。リフォームって、住宅ローンを支払いながらだと、とても大きな重荷になります。また、工事業者選定・打合せ・工事・支払い、いづれも日常生活をしながらこなすのは、とても大変です。
ハイクオリティなハウスクリーニングで、どうか、恋、末永く。
日時:2013年3月10日 PM 02:33
大理石のお掃除に使う洗剤(2)
「大理石のお風呂掃除の話」続きです。
前回は、大理石が思いのほか繊細で傷みやすく、しかも手間暇かかる石であること、また、日本における大理石をとりまく状況、お手入れ方法やお掃除方法の情報が足らない実状、その結果、さんたんたるありさまになっている残念無念についてお話ししました。
今回は、具体的な大理石のお風呂掃除の方法について。
今、お風呂に入っている大理石は、いかにお手入れすべきか。
在来の石のお風呂は、リフォームも高額で大変です。かといって、いきなり高級ホテル並みのメンテナンスを目指すことはできませんよね。しかしながら、長く使うためには、ソフトランディングさせたいですね。なるべく家事の手間を増やすことなく、なるべくお金も使わず、誤ったお手入れで傷めたり、お手入れ不足で取れない汚れにまで育てることもない。そんなお掃除方法を知り、今日から、たった今から、初めてみて頂きたいのです。
以下、大理石のお掃除のキモ!箇条書きで!
●洗剤のラベルの成分表示を見て、「金属封鎖剤、水軟化剤、キレート」のいづれかが書いてあるならば、使うのを止める。
金属封鎖剤、水軟化剤、キレート。これらは、水道水に含まれているカルシウムなどのミネラル(金属)を、いちはやくパクッと食べて、固めてポイしてくれる添加物です。
この添加物が入っていることで、よけいな化学反応を事前に防ぎ、水道水を使っても、安定的で効率的な洗浄効果を発揮することができます。
そのため、日本国内のドラッグストアやホームセンターで市販されている洗剤には、ほぼ100%、金属封鎖剤が含まれています。
さてここで。大理石はカルシウムですよ、というお話を前回書きました。金属封鎖剤は、カルシウムといち早く結びつく性質があります。
となると。金属封鎖剤入りの洗剤を日常的に使い続けると、カルシウムと洗剤の成分がくっついていくのです。表面から、徐々に。結果、表面がまだらまだらに、光沢に失われ、凹凸ができてゆきます。
こまめにフツーにお掃除しているつもりなのに、大理石が傷んで、ヘンに。
市販のカビ取り剤、お風呂用洗剤を使わず、金属封鎖剤無添加(キレートフリー)の製品に変えることで、このトラブルは防げます。
●同じく、ラベルをチェック。「中性」と書いてあるものだけを使う。
水垢を取りたいなー、と思って、酸性洗剤を使いました。たった1〜2分振り掛けて置いただけで、光沢が無くなりました。
これ、とてもよくあるトラブルです。ウォッシュテックにも、しなしばご相談頂く状況です。
本物の大理石は、レモンの輪切りを一瞬置いただけでも、レモンの形に溶けてしまう。それくらい、大理石って、酸に弱い。
そして、大理石は、アルカリ性に触れても曇ります。カビキラーなどのカビ取り剤はアルカリ性。さらに、上記にもありますように、キレートが入ってます。ダブルパンチ。カビ取り剤をシュッシュせっせとスプレーしている大理石は、白くパサパサに、光沢も失われてデコボコになってしまいます。
えっ、カビ取りも、できないの?ならば、カビが生えないように工夫です。
●朝までは、とりあえず「換気」。
浴室を使った後の濡れた状態で、いきなり衣類乾燥や乾燥ボタンを押さないことです。湯気がモワモワ、そこにドライヤー並みの熱風。そうすると、どうなりますか。ムレムレになって、カビやすい環境、一丁上がり!その湿気がはけた後。壁や床に水滴が付いたまま乾くので、ウロコのようなツブツブの水垢も、一丁上がり!白くこびりついてしまいます。
そうなると、水垢が取りたいわーという気持ちが湧きますでしょう。粗いスポンジたわしで擦ってみたり、強い洗剤を振り掛けたくなるでしょう。でも、大理石は、そんなラフな掃除に耐えられるものではないのです。
カビも水垢も、付けないためには、換気が非常に有効です。
24時間換気ではなく、「換気」を。24時間換気だと、ちょっと緩やか過ぎるのです。夜、家族全員がお風呂を済ませたら、そのまま朝までタイマー。「換気」ボタンをポチッ。
なお、換気中は、窓がある場合はピチッと閉めてください。扉は、浴室内へ空気を通すスリットが埃などで覆われていないか、ツーツーの状態であるかを確認、必ず締め切ってください。でなければ、換気効率が下がり、換気扇を回せども回せども、湿った温かな空気が出てゆかず、カビ対策としてはイマイチです。
このことを、大理石の浴室クリーニングをご依頼くださった際にお客様にお話ししますと、「えっ、お掃除するための洗剤、お店で売ってないの?...え、じゃあ、じゃあ、何を使えば...」と、ガーンとこられることが多いです。
ウォッシュテックのお掃除セットに入っている洗剤は、金属封鎖剤(キレート)を含みません。もちろん、中性です。
手に優しいだけじゃありません。環境に良いだけではありません。あらゆる素材にトラブルを与えないよう、成分もキッチリ吟味さしていただきやしたんですぜ。もちろん、大理石のお風呂にも、安心してお使いいただけるよう設定しております。ご希望の方は、ぜひお声掛けください。
大理石の正しいお風呂掃除の方法を実践するタイミングは、早ければ早いほど効果的。遅ければ遅いほど、取り返しがつかなくなります。大理石って、自然のもんですからね、守り抜くには手ぇ掛かるし、いったん失ったら、人の力じゃ戻せないことも多いんです。
ウォッシュテックのおかみ、ウソつかなーい。ソンさせなーい。さまざまな大変な大理石のお風呂を、見てきたからさ!本当に困っている方々を見て、頑張ってきたから、さ!
日時:2013年2月 4日 AM 07:17
バスルームのガラス扉 お掃除で落ちない白い汚れ
横浜市中区。山手の戸建て住宅にて、浴室クリーニング。
浴室のガラス製ドアと、洗面室との間に設置された同じくガラス製のパーテーションが、白くモヤモヤと曇っています。
お風呂掃除用洗剤をスプレーで吹き付けて、スポンジで磨いてみます。表面の石鹸カスは、若干すっきり。でも、白く固く残った水垢は、変化なし。
せっかく頑張ってお掃除しても、甲斐がありません。それが水垢の手ごわいところ。
「ならば!道具や洗剤が悪いのだ」と、ホームセンターや通販で、プロ御用達などと書かれた洗剤や研磨剤を買い込んでチャレンジ。さらに労力と時間とお金を投資。結果、「やっぱし変化なし」あるいは「キズキズになった」と、後悔。そういった状況に陥りやすい。それが、水垢の恐ろしいところ。
私どもは、「プロ仕様」と書かれている粗っぽい研磨剤など、もちろん使いません。機械の動作音はすれども、シャーカシャーカと削る音もしません。
「えっ、こんなクリームみたいなので取れるんですか」「えっ、こんなプラスティックみたいなスベスベしたのとか、柔らかくてフワフワのスポンジで、磨けるんですか」と、実際にご覧になったお客様から驚かれます。
それで、なんで、傷付けず、水垢だけを除去し、クリアに滑らかにガラスを洗うことができるのでしょう。
道具と錬度が他の方とは全く違うからだと思います。腕がいいからとか才能があるから、とかいうことでなく、とびきり優れた製品を使って、必死に練習しまくっているのです。
効果の高い製品を探してあれやこれや試し、透かしたり撫でたり、あえて水垢を付けたガラスやタイルや石材を、夜な夜な磨いたり、ここに至るまでには幾らの時間や心血を注いできたことか。
もちろん、機械も洗剤も研磨材も、イチから買ったら高いです。
そういったことから、「そんなくらいのこと、私にだって出来るはず」と頑張らず、早いうちからサクッと任せて頂く方が、間違いなく、望みに適う結果になるかと思うのです。もちろん、着実に成果を出すうえでは、だんぜん安上がりです。
かくして、浴室クリーニング後の、ガラス。
ガラスはこの通り、透けて、なめらか。清潔感あふれる、おしゃれなバスルームに戻りました。
今日も、無事、一件落着。ふぅ、なんとか、やれやれ。
日時:2013年2月 2日 AM 11:19
大理石のお掃除に使う洗剤(1)
今回は、大理石のお風呂そうじ用洗剤の話。
大理石は、ものすごく雑に説明するならば、グラウンドに白線を描くときに使う石灰のようなもの。穴ぼこだらけで、水も汚れもすぐに吸い込んじゃう。レモン汁に触れるだけでシュワシュワと溶けてしまう。…のような性質とイメージすると、分かりやすいでしょうか。
大理石って、ツルツルで固い石ではない。スポンジみたいな、カルシウム。と、思って聞いてみてくださいね。
このところ、都内および横浜では、タワーマンションや高級仕様のマンションを中心に、大理石が使われたバスルームが多く見られます。
高級ホテルのようなマンション、ゆえにホテルと見まごうデザインの浴室。というイメージなのかもしれません。しかし、海外、特に大理石を多く有するアメリカの高級ホテルにおいて、バスルームもお手入れは、下記のようなもの。
・毎日の日常清掃
・週に一回の定期清掃
・半年に一度のリストレーション
リストレーションは、リストアや研磨とも呼ばれます。大理石専用の機材および研磨材を使用し、表面を磨き上げる作業のことです。
この3本柱の清掃を、えんえん淡々と続けているのです。そのようにコストを掛けて、的確なメンテナンスを継続することで、変わらない高級感を維持できます。
つまり、やわくて傷みやすい大理石を、常に清潔で滑らかに光らせるなら、それくらいして当然、。えっ、アナタ、してないんですか!?ということです。
このお世話を、入居者が行うこと、できるだろうか。否!その労力、家事の範疇を超えます。
メイドサービスを入れたとしても、できるだろうか。否!日本には、大理石のお世話を熟知したメイドサービス、大理石用の洗剤や道具を支給している家事代行システムは、現段階、ありません。あったとしても、毎日毎週入れられることは、費用面から、まずありえないでしょう。だって、そこまで大理石に手間やお金がかかるという意識が日本人には無いのですから。市場は熟しておりません。
そういうわけで、日本の大理石は、ほぼ100%、メンテナンス不足であり、傷み過ぎた状態にあります。
ちょっと話が横道に逸れますが。ウォッシュテックは、大理石の洗浄や研磨の記事のたびに「可能な限り頑張りますが、新品同様には絶対戻ることはありません」と書いています。これは、戻らないレベルまで既に傷んでいる状態から、可能な限り復旧させる、という作業を行うことが常であるからです。行き届いた状態ならば、機材を正しく扱うことでへーでもなく輝きを取り戻せる大理石の研磨。しかし、傷んで汚れた状態からのスタートでは、とても追いつかず難しく、時間も材料費もかさみます。
つまり、ウォッシュテックは、日本の大理石のお手入れの過ち、お手入れ不足を、日々実感しとるわけです。
日本に、大理石との正しいお付き合い方法を教えなば。
さもなくば、ホテルみたいなラグジュアリーなバスルームのはずが、数年待たずにズタズタになる!リッチでスタイリッシュなはずが、とてもダサく貧乏たらしく汚らしい浴室に変貌する!
光沢が無くなった壁に、白い汚れがこびりついたカウンター、ヌルヌルとカビた床。そんな浴室で、ゆったり寛げるのだろうか。バリバリと働く鋭気を養えるのだろうか。せっかくのリッチな大理石のお風呂なのに。残念だ。もったいない。
大理石の浴室クリーニングをさせて頂く時など、本当にそう思うのです。
ずいぶん前置きが長くなってしまいました。次回「大理石のお掃除に使う洗剤(2)」に続きます。
日時:2013年1月26日 AM 06:19
ガラスの浴室 ガラスが真っ白!
東京都世田谷区のデザイナーズマンション。ガラス貼りのバスルームです。
浴室と、トイレを区切る大きなガラスが開放的。壁面のタイルのグリッドと直線的に立ったエッジが、ガラスから透けていて、無機質、だけどもほのかに温かなイメージが、何とも都会的。
しかし、こちらのバスルーム。バスルーム清掃7時間前までは、こうだったのです。
ガラス一面に、びっしりと鱗のようにこびりついた、白い水垢。垂れたように見えたり、ポツポツと滴型だったり。浴室の中が曇ってよく見えません。石のように硬いので、スポンジやお風呂掃除用スポンジでいくらお掃除しても、ビクともしません。大きなガラスで押さえつけるとフワンフワンと不安定。何を使って、どのようにすればキレイになるのか、皆目見当がつかない。さぁ!困った!
写真の一部をズームして見ますと、こうです。
触ると僅かに凹凸を感じるほど、ガラス表面に白い水垢が積もり、こびりついています。これを遠目にすると、まだらでムラのある白く汚れたガラスに見えるんですね。
そこで、ウォッシュテックが参上つかまつることにあいなりました。
実は、こちらのデザイナーズマンションは、海外の方が多く借りられる超高級賃貸マンション。
海外の富裕層の方は、ガラスや石の保守管理状態から、マンションの物件管理状況や財務状況をチェックされる傾向があります。
そのことは、「石とガラスをとても気にしたいのに、良い業者が見つからなくて困っていたのです」と仰る海外のお客様から教えて頂きました。創業からあまり年数が経っていない頃のことです。以来、ウォッシュテックでは、石とガラスを頑張って精進してまいりました。
しかし、やっぱり、まだまだそのお声は日本の各業界には届いていないといえます。認識不足、技量不足。高級物件なのに汚いガラス、その残念な情景が、日本にはごまんとあります。
日本が世界中のエグゼクティブから「ちゃんとしてる国」と見られるためには、ガラスと石は、しっかり磨かなイカンと思うです。
日時:2012年12月26日 AM 08:32
浴室 磁器タイルの白い取れない汚れをツルツルに
横浜市青葉区、戸建ての浴室クリーニング。
壁面が陶磁器のタイル。表面に、濁った白い汚れが粒つぶ点々、場所によってはダラダラと垂れたように見えます。触ると、かすかに指にデコボコと感じます。粉をふいたように覆われたマットな感じと、元々のツルッとなめらかな磁器の釉薬の質感が、まだらになっています。
「この汚れ、お風呂用洗剤を使って洗っても全然スッキリしないから、カビキラー(カビ取り剤)を使っても、やっぱり落ちなくて…。」と、お客様。
表面に薄く付着している石鹸カスなど、ネッチリ、ベタベタした脂っこい汚れは、浴室用洗剤を使うと溶けて洗い流すことができますが、その後も白く残ることから、より強力な洗剤としてカビキラーを使われる方が多いかと思います。
しかし実は、この白い硬い落ちない汚れは、「カビ」ではありません。水道水の原料となる「河川」「湖」「地下水源」にもとより含まれている、カルシウム、マグネシウム、シリカなどのミネラル分です。水道水に溶けて見えることはありませんが、これらはいわば金属質なので、頑丈です。カビなどの有機的な汚れよりも、いったん付いたらガッチリ!です。もちろん、レモンや酢など程度の酸では、溶けることはありません。(もしすんなり溶けるだとしたら、とても軽症かと思います)
壁面の陶製タイルに、専用のパット付けたポリッシャーを当てて、段階的に、慎重に磨いてゆきます。
浴室のハウスクリーニング後のタイル。
陶器のタイルの表面に焼き付けられた上薬(釉薬)は、ガラス質。滑らかで、曇りがないことが特徴です。パッとやってサッと仕上げても、見えないミクロな凹凸や傷、何か強い洗剤で溶かして荒れてしまえば、衛生的で美しい陶器の持ち味を崩してしまいます。せっかく陶器なんだから、そこは譲れません!他の清掃業者よりも、時間と材料費をいくぶん要してしまいますが、他には無い作業内容です。他には無い仕上がりのため!そこも譲れません!
水気が残ったタイルを、乾いた布でしっかりと拭き取り、ドライな状況でお引渡し。なぜなら、表面が濡れていると、この白い硬い汚れは、見えにくくなるのです。見えにくくして引き渡して、後から「やっぱし落ちてないじゃない。頼んでガッカリ」させてしまうってのは、人としてなんだかいけないことですもんね。
ハウスクリーニングの作業後。滑らかなタイルに戻りました。照明の映り込みがクリアになり、今までは反射していなかった隣り合う壁面の目地まで映し合い、浴室内が一段明るく感じます。
何も付着していないという「清潔感」「安心感」が素敵です。
「わーっ、ツルツル!こんな色のタイルだったんだ…古いお風呂だから諦めていたけど、いいじゃん、いいじゃん…」指でタイルを撫でながら、お客様、喜んでくださってるご様子。
うれしいな、がんばって、よかったよかった!
日時:2012年2月17日 PM 06:46
黒い御影石に固着した白い跡
東京都港区。タワーマンションの浴室、カウンター。黒御影石でカウンターがしつらえてあり、高級感があるデザイン。
分譲後ご生活されてから1年半。新築当初は、なめらかに光っていた黒御影石に、白い跡のような汚れがこびり付いて、お掃除しても取れない!と、お悩みの状況。
ひび割れのような、シマシマのような…確かに白く、濁ったような汚れが、黒御影石の表面を、殻のように覆っています。触ってみると、わずかに凸凹しており、爪で擦ってみても、固くこびりついて取れません。
「この白いのって、何なんでしょう?」と、お客様。
これは、水道水に溶け込んでいるミネラル…例えばカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、シリカのような金属です。カウンターは、シャンプーボトルやソープディッシュなど、小物が常に置かれている状態が多く、シャワーや掛かり湯がザブザブ上から掛かって、水分がその場に滞りやすい箇所です。御影石の表面に乗った水道水から、水だけが干上がって、ミネラルだけが残ったのが、この白く固くこびりついた「水垢」です。
「私の家のお墓は、こんな風になっていないのに…。なぜ家の中にある御影石の方が汚れてしまうのでしょう?」と、ご質問。
なるほど、関東以北では、黒御影石のお墓が多いです。木の陰になってコケやカビで汚れている様子は思い浮かびますが、こういうシマシマした感じの、こびり付いた白い汚れは、あまり目に付きません。
屋外では、主に雨水が降り掛かります。雨水や雪解け水は、ミネラルがほぼ含まれていない水です。対して、私たちが生活中にたくさん使っている水道水の水源は、河川・湖・地下水であることが主で、ようは、いったん地中を潜って、土中の成分を含みながら出てきたミネラルウォーターなんです。だから、雨水がジャバジャバ掛かる墓石よりも、水道水がジャバジャバ掛かるお風呂場の御影石の方が、こんな風になりやすいんです。
そんなお話をしながら、御影石の浴室クリーニング、お引き渡し。
黒い御影石にくっついて覆っていた白いヒビ割れのような模様が、クリアになりました。艶々と、指で触ると滑らかな質感です。浴室の温かな色のダウンライトが、くっきりとまあるく反射して、高級感あふれるイメージに戻りました。
せっかくモノトーン・イメージのデザインで、ラグジュアリー&アーバンなハスルームなのですから、表面を覆ったくすみや水垢が付着に気づかれたら、このようにケアをされると素敵ですね!
水垢を、浴室クリーニングで、すっきりリセット。併せて「この汚れは何なのか」「なぜ付いたのか」「なぜ取れないのか」を、しっかりと知っていただくことで、黒御影石の美しさは、かなり長く保つことができると思います。
日時:2012年1月 9日 PM 04:33
白い大理石を、ツヤツヤに戻す
東京都目黒区の戸建て、大理石を含むバスルームのクリーニング。
大理石といえば、ビアンコカラーラ!澄んだ白色に、黒く細く混ざったマーブル模様。パイやピザを作るときに使う石…ホテルのテーブルやバーのカウンターでよく見かける石…。日本人にとって、ひじょうに馴染み深い石種なので、住宅に採用されていることも多いです。
実際の大理石は、実は顕微鏡で見ると白木のようにスカスカと孔だらけで、柔らか。酸に溶けやすく、アルカリでくすみやすく、衝撃に弱い、そんな繊細な石。なので、実用的に見れば、あまり水回りには向いていません。
↓↓↓ こちらは、浴室の窓枠に、カウンター風に設えられた大理石。表面の光沢が無くなって、なんとなく薄ら汚れたように見えます。
↓↓↓ 大理石のクリーニング後。大理石は柔らかい石ですから、パサパサに傷んだり劣化が進んでいない状態ならば、適切に磨くことで、艶やかな輝きを取り戻せます。
ビアンコカラーラのマーブル模様が、すっきり。窓辺の光も、くっきりと映えてます。窓辺に、こんな風にオシャレな英字ラベルのボトルを置いてみたりなんかして。とっても絵になりますね!清潔感もあるし、上品です。
大理石、ことにビアンコカラーラは、高級感を演出しやすい石です。しかし、イメージ重視ではなく、大理石の特徴をしっかりと認識し、定期的なメンテナンスの必要性を知っていただいてから採用していただきたいもんだなぁと思います。
「あれれ…困ったな。どうしよう」と、とても切羽詰まられてから、住まわれている方ご自身で石のメンテナンスについて調べられて、たまたま施工実績が豊富なウォッシュテックを見つけられ、ご依頼頂くことが多いのが実情。深く色素が染み込んでいたり、化学変化で溶けたり変質したり、傷だらけで凹みまくっていたり。既に深刻な劣化がある、あるいは誤ったメンテナンスによるダメージがある、などの理由で「いくぶんかだいぶんは改善はできるけれど、もう二度と新品のようには戻らない」という状態になってからですと、もったいないです。
大理石は、比較的安価な石ですが、脆くてボロボロにもなりやすい。タイル一枚ならお安いものですが、いざ窓枠なんか工事して取り替えるとなったら、メンテナンスの料金とは比較にならないくらい高く付いてしまいます。工事の事前申請、工事の立ち会いに要する時間も、かなりのご負担になりますから…。
もし、大理石がお住まいに使われているようでしたら、なるべく新しいうちに、石材研磨の専門知識があり、メンテナンス経験が豊富な業者をゲットしておくと便利ですよ。
日時:2011年12月28日 PM 05:42
お風呂のタイル、つるつる
昨日のお客様の浴室クリーニング、お風呂の壁のタイル、清掃後。
作業終了後、タイルを手のひらや指で触られてのご感想。「わー!トゥルットゥル!」
「トゥルットゥル」って、本来、なめらか〜で、とろける〜な、水餃子や葛餅などの触感を表すホメ言葉。清掃後のタイルに使っていただけるとは、とても光栄であります。
続いて、「前回は、ここまで光沢が戻っていなかったのに!レベル上がって、お値段すえおきなんて、安い。安すぎですよ」と、仰ってくださいました。
そうなのです。前にお伺いした際にも、その当時、最先端と言われていた、電動工具、洗剤、ブラシなどの道具を使っていました。でも、ダウンライトの明かりに透かして舐めるように見ると、薄く薄く、水垢が残っていたんです。
たいていのハウスクリーニング業者は、水気ビチャビチャか、濡れ雑巾で軽く水分をぬぐうだけで、そのまま引き渡します。しかし、ウォッシュテックでは、クリーニング後は必ず、乾いた柔らかな布で、きっちりと水分を拭き取ります。表面に付着した汚れや水垢は、水分に覆われていると、見えにくくなります。アラが見えにくいと、残っている汚れや水垢に気付くことができません。見て触って気付けなければ、当然ながら手を施せないので、「よし!完了!これでOKでしょ」と、甘々な採点で作業を終了することになります。
創業以来変わらず、「水気をキッチリ拭き取る」取り組みをしているので、前回も今回も、すっかり乾いた状態で、お客様も水垢の残り具合をチェックされていたということです。清掃業者としては、それってとってもキビシーのですが、水垢除去技術の進化に気付いて頂けて良かった!
お掃除は、やっぱし家事のイメージが強いので、「誰にでもできる」「昔から同じことをしている」と考えられがちです。業者当人も、そのように考えることが多いです。しかし追求してゆくならば、その実際は、とってもケミカル、かなりシステマチック、めちゃんこ人類の文明というかテクノロジーが見られる分野だと思います。
今、最も進んだテクノロジーに常にしっかりとフィットして、一人一人の生活に反映させる。大きなビルやテナントでしか採用できないような大規模でハイレベルな技術も、工夫して、一つ一つの「家庭」に落とし込み、行きわたらせる。
私どもの目指すハウスクリーニングは、けっこう壮大。「たかだか掃除でしょ、アタシら、この程度でいいのさ」なんて、いっぺんも言ったことありません。
日時:2011年8月13日 PM 06:15
お風呂のタイルの曇り、濁り、くすみ
陶器のタイルに目地の浴室。壁面と、浴槽のまわり、浴槽の立ち上げ部分が陶タイルです。浴槽と壁の間に貼られたタイル。
浴槽から溢れたお湯が、縁回りに常にあるため、タイルに光沢が無いまだら模様が見えます。黄色からベージュ色で、指で触ると凹凸。お風呂掃除用洗剤を付けたスポンジで洗ってみても、ビクともしません。石のように硬い汚れです。上から見ても、斜めから透かして見ても、どこにもツヤが無い!
浴室クリーニング後の、同箇所のタイル。つるーん!なめらかです。汚れが付着していたため、どことなく黄ばんだ印象のタイルでしたが、本来の、やさしいピンク色に戻りました。照明が映り込んで、浴室が一段、明るくなりました。写真下部中央、カメラを構えた社長の姿が鏡のように映っています。
ウォッシュテックのタイル洗浄は、タイルの釉薬(ガラス質のうわぐすり)を劇薬で侵すことなく、表面に凹凸の傷をつけない削り取らない方法を採用しています。新築時から継続的にウォッシュテックにご依頼頂ければ、表面を傷めないので日常のお掃除が大変になっていくこともなく、長く美しさを保つことができます。
日時:2011年7月10日 PM 01:39
強化ガラスにこびりついた白いガビガビ曇り汚れ
ガラスや石材を使用したスペシャル仕様のバスルームをクリーニング。
強化ガラス製の浴室扉。バスルーム内から、洗面室を眺めてみます。白く、飛び散った跡のような、水垢がガラスに透けて見えます。洗面台の照明が花火のようにボヤけて、「あーガラスが透明じゃないんだなー」と、よく分かります。触ると、わずかに凹凸があり、ぱさぱさとした質感。ガラスの表面に、何か粉っぽい膜が張ったよう。
白い曇り汚れの原因は、カビや石鹸分なども多少含まれますが、主には、水道水に含まれているカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、シリカなどのミネラルです。「水垢」とか「水サビ」と呼ばれています。
水道水だって、元は天然水。地元産のミネラルウォーターを調整して水道水にしてあります。それゆえ、地域によって、含まれるミネラルの成分や量が異なってきます。ウォッシュテック営業エリア内では、多摩地区や神奈川県座間市など、とても硬い水垢で悩ましいです。
浴室クリーニング後の、ガラス扉。
白く濁ったガビガビ汚れが取れて、クリアなガラスに戻りました。照明の透け方も、なめらかです。表面のモヤモヤが無くなったので、写真下部には、カメラを構える社長の姿が映り込んでいます。洗面所の照明が、浴室内にも明るく差し込んできます。
強化ガラスの透明感に併せて、扉の枠の白い塗装面にもご注目。クリーニング前には、なんとなくドンヨリ黒ずんで光沢が失われていました白い枠が、なめらかに明かりを映し取っています。パサパサと質感が変わったり、塗装がムラムラになったりすることがない安全なクリーニング方法だからこそ実現できる、このツヤ感!透き通るガラスを彩ります。
こちらは、作業前の道具の様子。写真上部は、社長が浴室内で履くサンダルです。
強化ガラスに付着した水垢は、滑らかに除去することが非常に難しいことから、かつては、毒性が高い薬品を塗布してガラス表面ごと水垢を溶かし取る方法や、人造ダイヤモンドのパットを当てて削り取る方法が主流でした。しかし、それら旧式の方法では、クリーニング直後の「その時」はカンペキ!に見えたとしても、実は表面が腐食して凹凸になってしまったり、ギザギザに荒れたりしています。付けられた傷みに水垢が引っ掛かるようなイメージで、しばらくすると更に強烈な汚れとなるので、おすすめとは言えません。過激な除去方法を繰り返してガラスが傷み、汚れやすくなり…困ります。もちろん、激しい洗浄方法を行えば、ガラスのみではなく、浴室内で混在する素材、たとえば、ステンレスや鏡、塗装部分にも影響を与えます。
ウォッシュテックでは、表面を荒らさず、なめらかにガラスを保ちつつ、水垢を除去する方法を追及しています。せっかく頼まれるのですから、長くキレイな方が良いですもんね。次回に頼まれる時にも、またすっきりとキレイに戻せた方が良いですもんね。せっかく大事なおうちなんですから、長い目で考えなければ。
そんなことで、このように、多種多様な道具類や機器類を駆使して作業します。一般的な水垢除去方法のように、パッとやって、サッと終わり!安くついた、儲かった!とはいきませんが、今日もネチネチ頑張ってます。
日時:2011年6月24日 PM 05:30
東京都世田谷区マンション、バスルーム強化ガラスの水垢クリーニング
東京都世田谷区のマンションにて、強化ガラスの浴室、水垢を中心としたクリーニング。特に、浴室と脱衣スペースを仕切る強化ガラス製の扉に、水滴跡が白く残り、ウロコ状に重なって、硬くこびり付いた水垢が目立ちます。
触ると指にわずかに凹凸が感じられ、その凹凸に引っかかるようにして、カビや石けんかす等の汚れも重なっています。ガラス全体が白く曇って、ボンヤリ。
お客様のお話によりますと、数年前の新築マンション引渡し時、既にガラスに白く跡が付いていたとのこと。
水道水は、春から夏に掛けて山頂付近の雪解け水が川や湖に流れ込む時期は比較的軟らかですが、再び雪が積もり始める秋から早春に掛けての冬季は、硬度が高くなる傾向があります。
マンションは年度末の3月に引き渡されることが多いので、内装作業は冬季もっとも寒い時期に当たります。室内で最も早く設置されるバスルームから内装工事に必要な水を確保しておれば、新築お引渡しまでに既に水垢が付着している、ということもあるかもしれません。
「なるほど!そういうことですか、納得です。納得はできますが、でも、水垢で曇ったガラスって、スッキリしなくてやっぱり嫌です」と、お客様。…確かに!透明なものが曇るって、ちょっと気持ちが塞ぎますよね。それでは、さっそく頑張って戻しましょう!
ガラス扉の向こうに置かれたお道具類も、全てクリアに透けて見えるようになりました。社長の頭の上にボヤッとあるシルエットは、写真を撮っている私の頭部です。今まで、濁って、なーんにも映さなかったガラスでしたが、光をシャープに捕らえています。
もう何度も書いてまいりましたが、水垢は、カルシウム・マグネシウムなど「金属」を溶かし込んだ水道水が、壁や床など、その場に留まって水分が干上がり、金属だけが残って固着したものです。
金属と言われると、「硬そう」なイメージ、しませんか。硬いイメージをリアルに持っていただきたく、そのように書いてみました。その通り、浴室に使われるFRPや人工大理石、ホーロー、強化ガラス、鏡、その他あらゆる樹脂類の表層よりも、硬いんです。ですから、水垢を落としたい一心で、粗い研磨剤やヤスリを持ち出して、エイヤ!ゴシゴシ!とされると、傷が付いて凹凸になって、余計に強力に水垢が付着しやすくなります。しかも、力んで擦ってみても、滑らかに均一には仕上がらないかと思います。交換するには高価な水道設備を傷つけてしまうだけでなく、力が要るわ成果が出ないわでは、疲れてしまいます。
ウォッシュテックでは、水垢を除去するための機器や水垢専用のリムーバー・薬剤などを、たくさん揃え、万全の装備で施工に当たります。
一般のご家庭では、それらを揃えるだけで驚くような金額になるかと思います。もし揃えられたとしても、順序だてて使いこなすことは難しいかと思います。怪我や破損の可能性も低くありません。
バスルームの水垢を取り去って、滑らかに、清潔に、クリアに戻されたい目的を確かに達成されたいならば、ウォッシュテックで、ツールとオペレーターを丸ごとチャーターされる方が、お安くお早く済むかと思います。
今回のお客様も、入居後すぐからウォッシュテックのサイトに辿り着かれるまでの数年間、ずっと水垢に悩まれて、でも何とかご自身で解決したい…と、様々な通販サイトから「水垢を溶かす」酸性洗剤や、「水垢を落とす」研磨剤を購入されていたとのこと。購入された水垢関連グッズをズラリと見せてくださったのですが、いづれも満足がいく結果ではなく、とても高く付いたそうです。
「プロ用洗剤と書いてあるので、使われるなら差し上げます」と、お客様。すばやく裏のラベルの表記を見て、臭いを嗅いで、「うーん、これだと首都圏の水垢では難しいと思います。…わっ…こんな高くで売ってるのか…すみません、結構です」と、お手にお返しする社長。お客様と私たち、もっと早く巡り合えておれば、と言い合って、お納め。ちょっと切ない遣り取りです。
日時:2010年11月 3日 PM 04:06
東京都世田谷区デザイナーズマンション大理石バスルームの洗浄・研磨/2
東京都世田谷区のデザイナーズマンション。白地に灰色のマーブル模様が入った「ビアンコカラーラ」という大理石が壁にしつらえられたバスルームのクリーニングおよび再生研磨の続きです。
浴室全体の洗浄を行った後、磨き上げの作業に入ります。大理石の壁に石材研磨用の機器を均一に当てていきます。
この機械、安定して壁に密着させられるのは良いのですが、ゴツくて重い!作動させながら、ゆっくり密着させて滑らせ、暴れないようしっかりと支えていると、大変です。こんなの、私にはできません。社長の脇で見るのみです。たまたま社長は長身で腕がムキムキなので、こんな天井きわの壁まで、効率よく安全に研磨を進められます。ハウスクリーニングにおいては、体躯が一番の道具なのだと痛感する作業です。
大理石を研磨しクリーニング終了。なんだか丸い照明が増えたみたい。艶やかで、鮮明です。キラキラ!質感がみずみずしく、べっぴんさんになりました。
→大理石が、水垢・カビ・石鹸カスに覆われていた状態の写真
人造大理石の浴槽も、大理石タイルと同様に洗浄と研磨を施しています。ご依頼前は、バスタブ全体が、うっすら粉っぽく、ところどころベージュ色の硬い水垢が付着、浴槽の縁には洗面器やシャワーヘッドが当たったような小さな傷が見えていましたが、クリーニング後は、均一で滑らかなオフホワイトに。指で撫でるとキュキュッと鳴ります。曲線的で美しいフォルムが魅力の浴槽ですから、縁や水栓の根元にベージュや灰色カリカリが付いてたり、ぶつけた傷がたくさん付いていると、ちょっとションボリな感じですもんね。
前回の記事と同じ位置で撮影してみました。比較すると、ツヤッとまあるく、照明ライトが写りこんでいます。鏡もクリアに映るようになりました。水垢やカビ汚れの付着がなくなったことがお分かりいただけるでしょうか。
日時:2010年10月 4日 PM 12:08
東京都世田谷区デザイナーズマンション大理石バスルームの洗浄・研磨/1
東京都世田谷区のデザイナーズマンション。白地に灰色のマーブル模様が入った「ビアンコカラーラ」という大理石が壁一面に貼り込まれた、美しいデザインの浴室です。
新築時にはツヤツヤでプリプリの質感だった大理石タイルですが、ご生活されて数年経った現在、白くくすんだような、曇りのような、表面に何か汚れが覆っているような風情になってきています。【→洗浄後の写真】
照明の照り返しを透かして見ると、カビや水垢が、大理石の上に薄く乗っかっていることが良く分かります。ズームで撮影してみます。
画面下部は、鏡(バスミラー)です。こちらにも大理石と同様に、白いくすみが表面に乗っており、映り込みが濁っています。【→洗浄後の写真】
「ビアンコカラーラに付着する汚れ、水垢」は、肉眼で見たり実際に指先で触れると「あー、あるある、気になるなぁ」と思うものですが、映像・写真では、コントラストがビミョーすぎるためか、ほとんど写りません。テレビの豪邸訪問番組やグラビア撮影用には適しているかもしれません。しかし、汚れは確かにあるわけで、撮影は大変でした。しかも、写真をサイトに掲載するにあたって、データを軽く画像を粗くすると、すぐにぼやけて消えてしまう…しかし、(以下同文)。
データが重くなったので、いったん記事を分け、次回に続かせていただきます!
日時:2010年10月 2日 AM 11:40
東京都世田谷区デザイナーズマンションのバスルーム、ガラスの水垢を取り去る
東京都世田谷区のデザイナーズマンション、バスルームのハウスクリーニング。浴室と洗面スペースが、強化ガラスで仕切られています。
水道水に含まれるミネラル(カルシウムやマグネシウムなど)が、ガラスにこびり付いています。
新築の時はクリアだったガラスですが、びっしり鱗状の白い水垢で覆われ、向こう側が透けて見えません。ガラス特有の、ツルッと指先に滑らかでキュッと肌が引っかかって止まるような感触は既になく、パサパサと粉っぽく、ザラザラと表面に凹凸を感じます。
一部分だけ切り抜いてズームしてみます。
水滴の一粒一粒が壁面に取り付いて、その場で乾いた跡。それが何重にも積もって、白っぽい色に見えています。
クリーニング後。水垢が除去され、クリアなガラスに戻りました。バスルームから洗面台が透けて見えます。窓からの写りこみもシャープになりました。もちろん、指で撫でてみると、とても滑らかです。
上のズーム写真と同じ箇所を切り抜いてみました。
ボンヤリと「影?暗い?」と思えた場所に、浴室内のガス操作パネルが、うっすら!鏡のように映りこんでいます。
水垢除去後のガラスに、シャワーで水を掛けてみると、このように水滴ができず、水を弾かず、水分が、ひとりでにぺたんこになって、スルーッと滑らかに落ちていきます。
意外なようですが、表面に何も乗っかっていないガラスは、撥水せず、親水なのです。カビ、石鹸かす、湯垢、水垢、油分など、何らかの異物や汚れが付着していると、そこにつっかかるように水がポロポロ弾いて、その場で留まっていたりします。
あなたのおうちの浴室のガラスや鏡は、いかがですか?ニュートラルな状態でしょうか。何かが表面を覆って、くすんで曇っているガラスでしょうか。
日時:2010年9月19日 PM 06:55
東京都目黒区マンション、大理石とブラジリアンスレート石の浴室クリーニング後、コーティング
前回の続き。デザイナーズマンションの石のバスルーム、ハウスクリーニング後のコーティング。
床はブラジリアンスレート・グリーンですが、腰より上の壁は大理石です。白に灰色のマーブルが優雅な、ビアンコ・カラーラ!
大理石は、吸水性が高く、脆く、酸にもアルカリにも弱いので、バスルームに使用されている場合、毎日のお掃除が難しいとされる石です。
いち早く水分を下に落とし、排水と乾燥が速くし、汚れの固着を防ぐことを目的に、フッ素系のコーティングをオプションで施工いたしました。
クリーニングが一通り終わったところ。粘板岩は、水を含みやすい石ですから、ベチャーッと濡れています。大理石も、同じくベトーッと濡れて、水を弾いていません。
しっかり乾燥をして、コーティングを塗布。規定のベンチタイムを取って、硬化後。霧吹きで噴いたお水が、ポロポロに弾いてる!
染み込ませるタイプのコーティングなので、以前のようにマニキュアみたいな樹脂膜がまだらに剥がれて目立つことがありません。もちろん、安全性が高く耐久性が高い最先端な製品です!
有機溶剤など有害な物質を含まないのはイイとこなんですが、石を十分に乾かしてからでなければ塗布できず、乾燥・硬化に時間が掛かります。そこ、ちょっと難しいポイント。在宅でのハウスクリーニングには不向きかもしれません。ご入居前のハウスクリーニングの機会に出来て、良かったです。
石のおしゃれなバスルームで、どうぞ優雅なバスタイムを!
日時:2010年9月 8日 PM 09:22
東京都目黒区マンション、ブラジリアンスレート石のバスルームクリーニング
東京都目黒区のデザイナーズマンションにしつらえてある、おしゃれな石の浴室のハウスクリーニング。
粘板岩の一種、ブラジリアンスレート・グリーンのバスルーム。中古物件ご購入後、お引越し前の全体ハウスクリークリーニングの一環として、ハウスクリーニングを承りました。
吸水性が高く、とても脆く割れやすい石種のため、日常のお掃除ならびにハウスクリーニングでの取り扱いは難しいため、水周りに採用されることはひじょうに稀です。
洗浄前。全体に白く水垢でくすみ、黒いカビがところどころ目立ちます。新築引渡し時にオプションで施された樹脂系のコーティングがまだらに脱落し、ところどころ光沢が残っています。手触りは何となくパサッとして、嗅ぐと少し湿ったようなカビ臭い感じです。
全体に大きく写すと、汚れていないように見えますでしょう。同じ写真を寄りで。
石材クリーニング専用にカスタマイズした工具を使って、均一に磨き上げ、汚れを取り除いていきます。
こちらで使用しているパウダーは、日本未発売!メーカーさんのご協力をいただき、日本国内では一番乗りに使わせていただきました。感謝!写真には写ってませんが、背後でメーカー担当者さんが凝視中です(笑)。
ハウスクリーニング後。石本来の、滑らかな質感が戻りました。手に吸い付くような感触です。表面を覆っていた白い水垢、染みのように広がっていた黒いカビが目立ちません。
同じ写真をズームにトリミング。
お客様、「きゃーぜんぜん変わった!」と、喜んでくださいました。ご満足いただけて、ホッと胸をなでおろす気持ち。
石のバスルームは、なんとなーく陰惨な雰囲気になりやすい気がします。薄紙を剥がすように汚れを取れたら、すっかりイメージがゴージャスに変わります。シンデレラみたいですね!
次回は、日常のお掃除のご苦労を軽減するために施す石のコーティングについて書きます。
日時:2010年9月 7日 PM 09:10
東京都渋谷区にて、強化ガラスの水垢、くすみ取り
東京都渋谷区マンションの浴室、ガラス扉の水垢除去。
ウォッシュテックは、大理石、御影石の浴室、そして、石のバスルームに併設されていることが多い、一枚ものの強化ガラス扉のハウスクリーニングの実績が多数ございます。
強化ガラスは、いっけん「硬い」イメージがありますが、実は、とても柔らかいです。衝撃に対してしなって割れにくい、熱に対して伸び縮みして割れにくい、それゆえ強化ガラスは「強い」ガラスとされています。
柔らかい性質ゆえに、表面に凹凸や傷ができやすく、汚れがこびりつきやすい…強化ガラスは、通常のお掃除では、透明に保つことが難しいといえます。
こちらのガラスも、ダウンライトに透かしてみると、モヤモヤッと曇り、くすんでいます。
これって、手垢じゃない?と、ハーッと息を吹きかけて拭いてみても取れません。この「曇り」は、シャワーから出てきた水道水が降りかかった跡。水が蒸発してカルシウムなどのミネラル成分だけが残って積もった「水垢」で出来ています。「水垢」は、鍾乳洞のような、石のようなイメージです。強化ガラスよりも硬いです。ですから、ハーッと息を掛けて拭いてみても、取れません。もっと言えば、水垢だけを取り除くことは、一般的なお掃除ではできません。「そんなことないもん!取れるもん!」とゴシゴシやると、ガラスにも傷が入ってしまいます。深追いは禁物です。
ハウスクリーニングでは、用心深く状態をチェックしながら、強化ガラス専用の水垢リムーバーと機器を使い、一定の圧を掛けつつ磨いていきます。
ツルン、プルンとした質感の、クリアなガラス扉に戻りました。ダウンライトがモヤッとせず丸ぅく映りこんで、オシャレですね!
日時:2010年8月23日 PM 11:34
東京都世田谷区にて御影石タイル浴室の水垢除去ハウスクリーニング(2)
ウォッシュテックでは、大理石・御影石などの天然石、強化ガラス扉があるバスルームの
ハウスクリーニングを多く承っております。
前回に続き、世田谷区のバスルーム、黒御影石製タイルの水垢除去。
細かな箇所まで手作業で、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが
石のように白く固着した「水垢」を取り除いたら、全体のカビや汚れをクリーニング。
湯船の立ち上がり部分や床も、手を入れていきます。
日時:2010年6月27日 PM 08:22
東京都世田谷区にて御影石タイル浴室の水垢除去ハウスクリーニング(1)
ウォッシュテックでは、大理石・御影石などの天然石、強化ガラス扉があるバスルームの
ハウスクリーニングを多く承っております。
今回は、世田谷区の在来浴室に貼られた黒御影石製のタイル。
鍾乳洞や石のように硬い水垢は、いったん付着してしまうと
通常通りのお掃除では取り除けず、気になりますね!
カウンターのような窓際のタイルは斜度がなく特に水垢が固着しやすいようです。
白いウロコ状の模様に覆われ、本来の黒御影石の艶やかで滑らかな質感が失われています。
触ると毛羽立ったようなザラザラ感、ちょっと手を切りそうな硬い凹凸です。
日時:2010年6月26日 PM 10:37
浴室の御影石の水垢カビ。浴槽の縁の汚れ
東京都世田谷区。
御影石と陶器タイルの浴室ハウスクリーニング。浴槽の縁に、黒御影石が施されています。
洗面器でお湯をかい出したり、湯船に入ろうとまたがると必ず浴槽のフチに水が乗っかります。浴槽のフタを支えるため、大抵の浴槽の縁は傾斜が少なく平らぎみで、ある程度の幅を持っています。そんなことで、なかなか水が切れず、そこで乾いて、また水が乗って、また乾いて…気づけばガビガビに固く白っぽく濁っているものです。
こちらは、人工大理石の浴槽に贅沢に漆黒で艶やかな黒御影石がデザインされています。やはり白くまだらなウロコのような水垢が固く表面を覆うように付着し、新築お引き渡し時のイメージを損ねています。
下の写真、お分かりになりますでしょうか。照明を透かしてみると、人工大理石、御影石、ともにザラザラと白く汚れたように見えます。
日時:2010年6月 4日 PM 07:36
バスルーム強化ガラス扉の曇り、濁り
東京都目黒区。
タワーマンション、高級分譲マンションに多くみられる、一枚もの強化ガラスのバスルーム扉。
浴室のドアに対し、シャワーとカランが近いため、体を洗う際に飛び散った石鹸や汚れが掛かって長期にわたり付着。白くマットな質感で曇っています。濡れるとニュルニュル、乾くとパサパサな質感で、本来のガラスの質感は失われ、不潔な印象です。
日時:2010年5月 6日 PM 11:00