外構 外階段 エントランスの洗浄
マンション共用部 タイルの黒ずみ汚れ 現場調査について
横浜市の賃貸マンションオーナー様より、共用部の床タイルクリーニングを承りました。
こちらの共用部、床材は、磁器タイルです。週1回の日常清掃と年2回のポリッシャー洗浄を含む定期清掃で15年程度管理されていました。
「ここ数年、黒ずんですごく汚い。ポリッシャーで洗っても全くキレイになっていない。ウォッシュテックさんなら、キレイになりますか?」 と、お客様。
ウォッシュテックは、住宅であれば対象となる床の面積と状況が把握できる画像をお送り頂ければ、料金や仕上がりの見通しをほぼ正確に折り返せます。
しかし、マンション共用部の場合は、現場調査必須とさせて頂いています。
平米数が大きい&階段を含むことも大きな理由ですが、
排水口はあるか?即時バキュームか?電源は?歩行量は?防水の劣化具合は?などなど現場の状況と
排ガスか?カビか?水垢か?などなど、汚れの質や量が
建物ごと、ほんとうに千差万別であるからです。
必要な装備と材料、時間、体力...これらが正確に把握できなければ、正確な料金を提示することができません。
「正確な料金」とは、可能な限りリーズナブルに、しかし経営上持続可能な、という価格です。
現場調査は、これを探る重要なヒントです。
賃貸マンション管理業者さんの多くは、清掃業者に「図面で○○平米なんだけど、いくらで出来るか今すぐ教えて?」あるいは、「△万円で出来る?」という訊き方をします。
汚れを確実に仕留める技術ある清掃業者であれば、即答を避けます。ヒントが少なすぎます。そして、汚れを落とす本気は無いんだなと分かるからです。
かくして、この投げかけに違和感を持たずアイアイサーで請ける清掃業者がポリッシャーを回すことになります。
フォローできない汚れは確実に残り、数年にわたり蓄積します。
客付けの際、陰惨で不潔な印象を撒き散らすリスクが高まります。
その段階でオーナーさんが洗剤とデッキブラシで丁寧に執拗に擦り洗いをしてみても、汚れた印象はほぼほぼ改善しないはずです。
ここから巻き返して印象を一変するには、まずは現場調査、そこからシステム組み直しです。
ウォッシュテックの現場調査では、最も汚れているあたりを一部実際にクリーニングします。
画像左あたりのタイル4枚分、これが本来のタイルの色柄と質感です。
仕上がり見本としてオーナー様にご確認いただけることも、現場調査の利点です。
床タイルの汚さ、みすぼらしさを理由とするリフォームは、とても高額で日にちも要します。
エイヤでタイルを新しく張り替えたとて、同じ管理方法であれば、数年後には同じように汚れて、暗く不潔な印象になってゆくのです。
ウォッシュテックは、目の前の汚れに過不足ない料金、作業は1日~数日です。
定期的にクリーニングすれば、ネガティブな印象になる期間は生じません。
マンション共用部のタイルの汚れに気付かれた方、お早目にウォッシュテックにお声掛けください。
日時:2024年4月20日 PM 05:04
白色タイルに植木鉢の跡 赤錆のシミ除去
東京都の戸建住宅、タイル敷きの内庭をクリーニングさせて頂きました。
白いタイルに、植木鉢を置かれた跡?赤茶色の染みが出来ています。
赤茶っぽい錆色の箇所を接写してみます。
タイルに褐色のシミ。
土や砂がこぼれているのではない、とお分かりいただけますでしょうか。
焼けたように沁みついて、洗剤をスプレーしてデッキブラシで擦ってみても全くキレイになりません。
いざタイルクリーニング!
シミ除去剤と反応して、成分がとろけ始めました。
長期にわたり形成された、しかも何でこうなったかよく分からない染みは、「パッと洗剤ふりかけてチャチャッと拭いて、ハイ一丁あがり!」 というわけにはいきません。
「これで効くかな?...いや、イマイチか...
じゃ、これ?イイ感じなような気がする、もうひと押し?でもやっぱこれじゃないかも?
洗って拭いて乾かして...うん、もう2回くらい繰り返せばいいかな?
あー気温が下がってきて反応しにくくなってきてるよ...ちょっと温めてみっか (熱が出る機械でボワー)...
よしシミ取り剤を塗布して反応を待って洗って拭いて乾かして...うん、先が見えてきたぞー 」
のような、TikTokの動画とは程遠い、ネチコチした工程が続きます。
まれに、
「玄関タイルに染みがあるのです。どんな洗剤が良いか教えてください」 とお問い合わせくださる方がおられるのですが、
イジワルとか企業秘密とかではなく、お教えできかねます。
タイルのシミ取りは、上記のようなネチコチが必須となるため、製品名を知って入手されて塗って擦ってみたとしても、ピクリともこない可能性が高いのです。
しかもこのような洗剤は、とても高額です。歯磨きチューブくらいで1万円とかエッとのけぞるお値段です。
そしてタイルのシミ取りしか使えない汎用性の無さ。
得をされたくてのお訊ねでしょうに、ちっともお得じゃありません。
お伺いして直接させて頂くのが、最も早くて安い解決法といえます。
シミ取りクリーニング後のタイル。
植木鉢を戻してから「あ、写真」とハッとしたが、四つん這いでもはや腰が辛い社長・中島、そのまま撮影。
もういっちょ、上から覗く感じでパシャッ。
ドローッと斜めに流れ込んでいた赤茶色の汚れが無くなっていることがお分かりになりますでしょうか。
全体を覆っていた黒ずみも消え、本来の色合い、ほんのりピンクがかった淡いベージュのタイルに戻りました。
植栽の鮮やかなグリーンとの対比が美しい。
汚れを落とせば、オシャレな印象も回復です。
2000年以降、玄関・内庭・外階段に白色系のタイルをメインに使われている戸建住宅は多いと拝します。
今回のブログでは、タイルに置かれた植木鉢の跡の錆色の染みについて書かせていただきましたが、
自転車、傘立て、ハンギングバスケット、門柱・・・などの接地面から、白いタイルに赤茶色の汚れ跡が生じ、おどろおどろしく目立つという事例は少なくありません。
どかして浮かせてみたら 「あっ!シミ!」 ガーンってなって、
「わー、これ、何やってみてもキレイにならないよー どーしよどーしよ」 とお困りの方、けっこういらっしゃると思うのです。
ウォッシュテックの外構クリーニング、実績多数ございます。お役に立てると思います。
お写真添付のうえ、お声掛けください。
日時:2024年3月 1日 PM 06:23
中庭・坪庭 黒ずみカビ汚れを除去し白く清潔なタイルにクリーニング
東京都目黒区の戸建住宅にて、外構クリーニングを承りました。
中庭のある家は、やわらかな木洩れ日や季節の移ろいを感じられてオシャレ!
しかし、年々成長して影を大きくする植栽・・・高圧洗浄機を掛けてもキレイにならないタイル・・・
中庭を新築時のイメージのまま維持するって、けっこう難しいと思います。
タイルが黒ずみ、デッキブラシで擦っても高圧洗浄しても変化ありません。
洗剤を使えばキレイになるのかな?でも、木を枯らしちゃったらどうしよう?
中庭はリビングの掃き出し窓から見える位置に設計されてますので、
黒ずんで不潔で陰惨な、しかしこの状況、自力では解決できないのだ...と、一日に何回も思い返すことになります。
見るとストレスだからと薄いカーテンを引きっぱなしにされている方もおられます。
クリーニング後の中庭タイル。
すっきり!
固くて落ちない黒ずみ・カビ・苔が一掃され、白いタイルに戻りました。
ウォッシュテックは、布や水を使って洗浄剤を含む汚水の動きをコントロールし、湿式バキュームで即時回収します。
作業は、四つん這いで細かく区切って行います。間近で目視確認、すぐに手当てできるように、です。
それゆえ、入り組んだ中庭でも植栽へのダメージはありません。ご安心ください!
中庭は、リビングから常に眺めてこその設備だと思います。
カーテンで隠せば、リビングから中庭に一続きと感じる開放感や明るさが失われます。
しかし専門的なクリーニングで清潔感をキープされておけば、中庭のメリットを100%享受できます。
初めて内庭をご覧になったとき 「 お気に入りのチェアを置いてチルとか最高♪ 」 と、思われたでしょう。
クリーニングされておれば築何年でも可能ですが、汚れてしまえば本来あったはずの機能は失われます。
あってもなくても同じじゃない?むしろ無い方がいいんじゃない?というスペースに住宅ローンや税金を払い続けるって、それもまたストレスと思うのです。
家は、使いやすくて気持ちよいコンディションを保つことでフル活用、コスパ向上できます。
汚れているがどうしようもなくて真正面から見るのがツライ・・・使いづらいし使わない・・・そういう箇所が家にあるのはもったいないことです。
ウォッシュテックの専門性が高いクリーニングで一つ一つなくされてみてください。
中庭のタイルクリーニングは、中古住宅ご購入後、ご入居前の全体ハウスクリーニングに併せてのご依頼も可能です。
気持ちよく清潔に戻った中庭でチル、ぜひ!
日時:2023年12月22日 PM 12:57
年末大掃除 料金表に載っていない作業も対応しています
ウォッシュテック、初めて年末大掃除をご依頼くださるお客様は浴室クリーニングを含む水まわりのセット が圧倒的多数です。
家の中で、もっとも 「汚れているのは分かるけど、解決できない汚れ」 が大量に見られるのは水まわりです。
なのでまず初回は、浴室なら浴室だけ・換気扇なら換気扇だけ、のように範囲をピシッと区切って、徹底的にクリーニングして欲しい...とお考えになるのだと思います。
しかし実際、家には 「いかんともしがたい」 汚れがあちこちあると思います。
たとえば、玄関タイル。
よく見ると細かい穴ぼこだらけだし、滑らないよう凹凸加工が施されています。
靴を脱ぎ履きする上がり框手前とギュッと立ち止まる収納扉付近が、特に黒ずんでいます。
雑巾で拭いても、洗剤をスプレーしてブラシで擦っても、キレイになりません。
なにこれ?どうしたらいいの?
そんな汚れ、家のあちこちにありますでしょう。
いちど水まわりの汚れ必中必殺をご覧になると、 「あのぅ、これもやってもらいたいのですが...」 と気安くお声掛けくださるようになります。
大掃除後の玄関タイル。
ハイッ!きれい。
コレにはアレをナニすればいけるという見通しあればこそのフレキシブルさ。
ウォッシュテック社長・中島、「いかんともしがたいあらゆる家の汚れ」に対応します。
どうせまたすぐ汚れるし、どうしたらいいのかワカランし...
リピートのお客様は、そういった汚れを見逃されず早々にご相談くださり、定期的に都度手を入れてまいりますので、
どんどんよい感じのおうちになってくるように思います。あるいは、アンチエイジングなおうち。
モヤモヤ汚れを一つ一つクリアにされて、どうぞお健やかな新年をお迎えください。
日時:2023年12月 5日 PM 02:22
外階段 タイルのカビ黒ずみ汚れを一掃 清潔な印象に一変できます
東京都目黒区の戸建住宅にて、外階段タイルのクリーニングを承りました。
緑色の苔や黒ずみが全体に目立ちます。
「 この家は、おどろおどろしい。不安な感じ。
手入れできない事情があるのかな。うまくいってないのかな。 」
そのようなネガティブな印象を、見た一瞬一目で植え付けてしまう、
外観の見た目、ただそれだけで火曜サスペンス劇場的な妄想に相手を至らしめる、
それが住宅の外まわり 外構 の汚れの恐ろしさです。
「もちろんタイルの汚れが気になって、デッキブラシと洗剤で擦り洗いをしたんです。しかし全くキレイにならず...
思い切って高圧洗浄機を買って、洗ってみました。緑のヌルヌルは落ちたような...でも、黒くて固い汚れはほぼほぼ変わらず...
ウォッシュテックさんだったらキレイにできますか? 」 と、お客様。
クリーニング後の階段タイル。
タイルは白、モルタルはグレー、黒い目地がグリッドのように区切って...その無機質な組み合わせが美しい階段です。
汚れがデザイン性を大きく損なわせていたことが、クリーニングしてみると実感します。
今回、ご予算にフィットさせるために「印象を一変する」を目的としたクリーニングです。※ちょっとの黒ずみも気にされる場合には、そのように対応します。
クリーニングされたのちの階段ならば、火サス的なあらぬ詮索は回避できることでしょう。
外構クリーニングは、家の印象に直結しますので、中古物件の売却に向けてされるのも有効です。また、空室全体ハウスクリーニングに併せて承ることも可能です。
通販CMやデモンストレーションの動画では、「この洗剤を掛けて擦れば、すぐ落ちます!高圧洗浄機のジェット水流で吹き飛ばせば、あっという間にキレイ!」って言います。
商品をすぐにたくさん売りたいなら、短時間の訴求は当然です。
そういう宣伝を見過ぎて、「ふむ。いざ酷く汚れても、この商品を買って使えば、簡単にキレイに直せるし。」 と、ゆったり構えられている方、少なくないと思います。
しかし現実、外階段の汚れというのは、雨風・排ガス・カンカン照りの直射日光・植栽から垂れ落ちてくるカビや泥に晒される環境で何年も経ているわけなので、
いざやってみれば当然ながら一筋縄ではいかないややこしさ、「そうだった、世の中ってそんな甘くないんだった...」って思い知られる方も、少なくないと思います。
やればできるはずとチャレンジして、なのに思った成果が出ないというのは、心身ともに疲れてしまいます。
チャレンジに必要な道具や洗剤も、あんがい高くてかさばりますし。
画像と同じ症状がみられた場合は、いきなり最終手段、ウォッシュテックにご相談ください。
確実に結果にリーチされたいようでしたら、現実の汚れ百戦錬磨、剛の者ウォッシュテック・中島にお声掛けされるのが合理的と思います。
問い合わせフォームから、お困り箇所と全体像の画像を添えて、お気軽にどうぞ。
日時:2023年11月28日 PM 02:18
外構 タイルの錆と黒ずみを除去して好印象に変える
東京都品川区の戸建住宅にて、外構タイルのクリーニングを承りました。
※中古住宅ご購入後、ご入居前の全体ハウスクリーニングに併せ、オプションでご依頼いただいた作業です。
タイル全体に覆う黒ずみと黄ばみ、部分的な赤茶色の錆のシミがあります。
タイル1マスだけキレイになってますが、これは最も厳しい箇所で行った試し洗いによるものです。
外階段や外玄関は、このような経緯でウォッシュテックにご依頼くださるお客様が多いです。
1) ホースで水を撒いて、泥や葉っぱを流す。
→ 2) それではキレイにならないので、住宅用洗剤をスプレーしてデッキブラシで擦ってみる。
→ → 3) それでもキレイにならないので、高圧洗浄機を買って洗ってみる。
→ → → 4) それでもキレイにならないので、ネットで調べてウォッシュテックに辿り着き、問い合わせてみる。
屋外だし、だいたい粉っぽい汚れじゃない?
水をかけたら勢いで流されていくでしょ?
ちょっとくっついてたとしても、擦れば落ちるでしょ?
と、思いきや、カチカチに石みたいに固くて、膜みたいにこびり付いて、サクっとキレイにならないのが外構の汚れなのです。
浴室の水垢と同じく、水道水を流せば流すほど汚れが固くなる傾向は強く、近くに植栽・植え込み・街路樹・幹線道路がある場合、黒ずみは増します。
外構クリーニング後のタイル。
試し洗い部分との境目が無くなり、砂粒状の濃いグレーが混ざる薄グレーのタイルに戻りました。
黒ずみや黄ばみ、焦げ茶色の滲んだようなシミがツルっと剥がされたように消えますと、印象グンと若返ります。
目地がまだ濡れて仕上がりを判別しにくいですが、画像右上あたりは乾燥してますので、そちらをご参照ください。
「通りからふと眺めた我が家。おどろおどろしく黒ずんで、落ちないシミとかもあって、不潔で古い印象で凹むわー。
これからまだまだ住宅ローンを払うからと残業して帰って来て、冷や水を浴びるような気持ちだぜ。
いったん気付きながらも、なすすべもなく汚いままって...モチベーション保てないぜ。」
そんな方は、いっぺんウォッシュテックで洗ってみられるとよろしいでしょう。
中古住宅をご購入の方は、ご入居前にクリーニングされておかれるのがよろしいでしょう。
外階段や外玄関、エントランスにアプローチ...玄関ドアをガチャっとされるまでのルートをクリーニングされますと、
こびりついた 空家感・中古感・廃墟感 が一転します。
日時:2023年11月10日 PM 02:21
御影石タイルに生ゴミ 汚れ除去・染み抜きで元通り
東京都の戸建住宅にて、石の染み抜きクリーニングを承りました。
外構、玄関エントランスの御影石タイルです。
社長・中島の影がかぶってシミが見えにくいので、画像を切り抜いてみます。
御影石は、水分や油分を吸収します。
お墓参りでお水をかけると、石の色が黒っぽくなりますよね。そのように、液体が染み込みやすいです。
ウォッシュテック、マンションのエントランスや浴室など、石の染み汚れでご相談いただくこと、少なくありません。
石のシミで、まずお訊ねすることは、
・いつできたシミですか?
・何が染み込んだシミですか?
その2点です。探偵のように伺います。
御影石は固くて丈夫なので、外構・駐車場・玄関・外階段などに使われていることが多いのですが、
例えば浴室やキッチン天板など屋内と比較して、「汚れ」を特定することが難しいんです。
機械油?植物性油?果汁?カビ?錆び?
それぞれに使うシミ除去剤が違い、効かせ方が違います。守備範囲がメチャ狭く、使用条件が細かいのです。
また、外まわりの石は、直射日光や寒暖差の度合いも激しいです。
吸収したターゲットが、時間の経過に伴って変質したり固くなったりする、それによりどんな濃さで?何回?といった手数が変わってきます。
工程と材料はどのくらい必要?ウォッシュテックでは、そこから過不足ない料金を算出し、仕上がりの見通しをお伝えします。
そういうことで、なるべくたくさんの手掛かりをいただきたいのです。
「いつ何が染みたか分からない。でも、とにかく落として欲しい。」 といったオーダーの場合、
こうかなぁ...もうちょっと粘ってみるか...いや、やっぱり違うようだな...じゃ、こうか?と探り探り試し試しになるので、
的を得るまでの時間と材料がロス。当然ながら料金は高くなり、そのものズバリを当てにくくなって仕上がり到達点も低くなります。
深く思い出して正直にお教えくださいますことで、リーズナブルにベストの結果に繋がります。
今回の御影石は、「先々週・生ゴミを回収したビニール袋から垂れた汁」と目鼻を付けて頂き、トライです。
石材クリーニング後のタイル。
え?生ゴミの汁?こぼした?知りませんねぇ、そんなことありましたっけ? という風情に戻った御影石。
夏の終わりは、なぜか石のシミ汚れレスキューが増える時期です。盛夏はタイルをじっくり見る余裕など無いからでしょうか...。
もし、外構や外玄関の御影石タイルにシミがある!と気付かれたなら、まずは中性洗剤でマッサージし、水洗い、布で水分を拭き取って、乾いた状態で確認されてみてください。
洗剤や水で瞬時にダメージが生じる大理石とは違って、御影石は洗えるタフな石です。
それでもキレイになってないようであれば、染みになった由来と現状の画像を添えて、ウォッシュテックにご相談ください。
宜しくお願い致します。
日時:2023年9月19日 PM 01:25
大理石のホール・エントランス 傷と汚れを除き光沢を回復
住宅の大理石の歩行傷や汚れを除去し、素材本来の光沢・色柄を取り戻すことに特化しているウォッシュテックですが、
今回のブログのような、ロビー・ホール・エントランスなどの共用施設、土足歩行の大きなフロアも承ります。
こちらの画像は、横浜市の商業施設。白黒大理石のデザイン張りがユニークなエントランスロビーです。
光沢が失われています。茶色い膜に覆われたように濁り、汚れてくすんでいる印象です。
なぜ、曇って見えるのか?画像を切り取ってみます。
カシャカシャと細かな傷に、ビーッと長く引きずった傷。歩行でできた傷が無数に重なって凹凸となり、照明の光があちこち散らばっていることが原因と分かります。
こちらの大理石ホールは、2014年以来の再メンテナンスです。
9年前と比べ、大理石の研磨システムとスマホのカメラ、ともに飛躍的進化を遂げ、前回ブログよりグンと解像度アップです。
工期はエレベーターホールと廊下を含めて3日間。大理石クリーニング後の画像です。
ビフォア画像に戻りつつ比較ください。ピカピカ、つるつる、滑らかで清潔な印象にチェンジ!
カウンター背後のキラキラオブジェ、絵画や掲示物、壁面に立体的に施されたロゴ、そして天井の照明がビシーッと真っすぐ歪み無く映り込むようになりました。
くすみが取れて鏡面になったので、床にも照明ができたかのよう。電力同じで倍の明るさです。
施工前と同様に、画像を切り抜いてみます。
さまざまな向きに無数に生じた傷が除かれ、平滑になったことで光沢が戻ったとお分かりになるかと思います。
わずかな光もぼやけて消えず正確に跳ね返すので、しっかり明るいというわけです。
なおもちろん、樹脂やシリコンといった塗膜系のコーティングを施して光沢を出す演出は一切しておりません。
人工的な光沢は、本物が分かる人からすればとても違和感。瞬時にバレてしまいます。
バレれば、ものすごくダサくて貧乏くさいと思われちゃうから、空間に石を使う目的が 「品格・高級・説得力」 をまとわせることであれば、化学物質を上塗りさせてはいけません。
ダイヤモンドと水だけの研磨で、ほんのちょっとの傷でもメチャ目立つで難しい 「黒い石」 も、ここまで光沢が戻る!これはウォッシュテックにしかできない強みです。
さらにもちろん、ベチョッと水で濡らしての撮影でもありません。全面完全ドライで撮ってます。
舐めるような姿勢で、斜めに透かして撮りすぎたので、今度は立位でも撮影してみます。
立ち止まって、ちょっと見下ろす姿勢で。お客様が実際に床をご覧になる角度に近いと思われます。
白と黒のコントラストがビシッと鮮やか。白い石はクール色とウォール色で出来ているこだわりデザインも、一目で感じ取れます。
派手だけど下品じゃない、パッと目を引くステイタスとゴージャス。これぞ横浜の雰囲気です。
贅沢に大理石を使ったロビーやエントランスだけれども、いまいち 「石というステイタス」 をフルに活用できていない気がする。
そんなご担当者の方おられましたら、お気軽にお声掛けください。
石の床は、運営組織のステイタスをほんの一瞬で物語り、印象付けます。
ウォッシュテック独自の新たなメンテナンスで、更にハイパフォーマンスに運用されてみてください。
日時:2023年6月 1日 PM 05:24
中古戸建 玄関の床タイル 掃除では落ちない黒ずみ汚れを除去
中古物件、戸建の全体クリーニングを承りました。
外装床用 陶製タイルの玄関です。
黒ずみ汚れで、ドゥーンと暗い印象です。
戸建住宅の玄関は、ドアの向こうから外階段と同じタイルが一続きの形で使われていることが多いです。
外構床用タイルは、雨天の滑り事故を防ぐ目的から、凹凸ザラザラ質感のノンスリップタイルが主流です。
この陶製ノンスリップタイル。みなさま、どのようにお掃除されてらっしゃいますか。
洗剤をスプレーして、デッキブラシで擦り洗い?...うーん、ちょっとはキレイになったかも?でも、気分スッキリとは言い難い。
タオルやマイクロファイバークロスで拭き掃除?繊維が引っ掛かって毛玉のように...しかも汚れはさほど落ちてない。
激落ちくん(メラミンスポンジ)で擦る?...どんどんマイクロプラスチックに擦り下ろされてゆく...しかもあんまり変わらない。
結果、管理の方法が分からない。
けど私も忙しいし、しじゅう掃除のことばかり考えてるわけじゃないしね。とりあえず、ホコリを掃除機(もしくは箒)で除いとこ。
のような方、多いんじゃないでしょうか。
日本の住宅には、このノンスリップタイルように、
「痒い所に手が届くコンセプトをハイテクで実現しているが、取説を熟読しても問い合わせをしても、具体的に生活中でどのようにすべきかよく分からない」
そんなものがたくさんあります。
途方にくれたら、ウォッシュテックの出番です。
クリーニング後の玄関タイル。
淡いグレーのタイルが蘇りました。
※なお、洗浄直後の撮影で目地が湿った状態のため、若干色が濃く見えてます。
汚れで黒く、不潔で暗い印象の玄関から、一気にスタイリッシュでモノトーンなイメージに整いました。
戸建の玄関は、マンションのような巨大エントランスマットや共用廊下などの干渉ゾーンがありません。
戸外の雨水や泥、靴の裏にくっついたアスファルトの油分や排ガスに含まれる金属など、ダイレクトに持ち込まれやすい状況にあります。
しかも、玄関の床は、靴を履くとき鍵を閉める時、小さな面積の中で足裏をねじり込むような動作が生じますので、居室よりもずっと汚れやすいです。
一番汚れやすいところなのに、一番他人が入るところ。
玄関のパッと見で 「あ、この家の様子は、こんな感じね」 という判断材料になる、いわば家の顔。
第一印象がコレではマズイと思って!とお客様。
それはもう、中古物件ご購入を機会に、一旦ちゃんとされておくが宜しいでしょう。とお答えしました。
掃除の範疇を超えて来るものには、専門的な技術が必要です。
空室でも、お住まいの状態でも、お気軽にウォッシュテックまでご用命ください。
日時:2023年3月22日 AM 11:47
中古戸建 玄関タイルの黒ずみ汚れを洗浄する
戸建、内玄関のタイルに固着した黒ずみ汚れ。
内覧時より 見た目の汚さ・ベトベトとした不潔感・玄関全体が薄暗く感じる と、気になられていたとのことで、中古物件ご購入後の空室全体クリーニングに併せ、ご依頼頂きました。
なお、標準作業内では、中性洗剤とマイクロファイバーによる拭き掃除をしてお納めします。
その作業で、大半の場合、ご入居されるに十分・それ以上のアプローチは不要であるから、というのが理由です。
今回は、お客様からお送り頂いた画像を拝見しまして、標準作業内の拭き掃除では汚れが除去できないと判断、オプションとしてタイルのクリーニングをご提案、ご依頼ご決定となりました。
玄関タイル、クリーニング完了。
ドアを開けると、すぐに目に入る ドヨンと暗く不潔な床...
築年数が経過した戸建は、玄関に重厚な色合いの木製品が設えられていることが多いので、床タイルが汚れて黒ずんでいると、重厚さが一転ネガティブな印象、つまり陰惨で重苦しいと感じやすくなります。
洗浄後は、すっきり!一面ムラの無い淡いグレーに回復することで、靴箱・玄関ドアの枠・上がり框のダークブラウンとの対比が蘇り、「古い家、でも清潔」 というイメージに。
タイルクリーニング以前は、表面にシミ 赤茶色の錆 がポチポチありました。
傘、ラックなど、鉄製のものを置いておくと、湿気や持ち込まれた雨水で、いつのまにやら金属が腐食、赤茶色の色素がタイルに移り、汚してしまうことがあります。
この赤茶色の錆跡も、標準的な拭き掃除では落ちない汚れです。
オプションのクリーニングを付加されることで解決でき、現状、染みの跡は見当たりません。
玄関タイルに付着した汚れは、中古物件の売主さんも打つ手が無く長年放置されていることがほとんどです。
空室全体ハウスクリーニングに併せてされることをお勧めします。
どのお住まいも、第一印象は玄関です。
どうぞご清潔に!
日時:2023年1月27日 PM 04:02
マンション共用部 外階段 長尺シート 落ちない黒ずみ・固い白い汚れを除去
マンション共用階段、床に貼られた長尺シート。
黒ずみ汚れ、その下にカサカサと粉っぽい白い汚れ、ヌルっとした苔・カビ・バクテリア。
不衛生・管理が行き届いておらず付け入る隙がある・健全な運用がなされていない・不安な そのようなネガティブな印象が一目で一瞬で伝わる。
資産としての建物にとっては致命的。共用部の汚れの恐ろしいところです。
画像の足形は濡れた靴底の跡です。つまり、床が濡れた雨天では、全体、さらに一段黒ずんで見えるということです。
もはや、もともと何色の床で、どんな質感かも不明。
建築・住宅業界に携わる方の多くが、このような汚れを 「苔・カビ・泥」 と仰います。
洗剤を撒いて、水で流してやれば、キレイさっぱり落ちる汚れだろう?と、判断されることが多いです。
しかし実際には、デッキブラシに洗剤を付けて擦り洗いをしてみても、高圧洗浄機のジェット水流で洗っても、ビクともしません。
理由は、苔・カビ・泥のように、柔らかくて表面からヌルっとすぐに落ちるような汚れではないからです。
このような汚れの主体は、長期に亘り固着した無機物、ミネラルであるからです。
ウォッシュテックがお伺いする横浜を中心とする首都圏は、交通量が多いです。
排気ガスには、わずかに無機物が含まれるので、落ちてくっついてその場で蓄積すると、ガラスのように硬い膜となります。
道路網が整備された都市部では、黒く垂れた、しかしカチカチにへばり付いて落ちない汚れが生じやすいといえます。
また、マンションでは、ポリッシャー洗浄ののち、水道水を撒いて濯ぎ洗いし、ザっとかっぱき(水気をワイパー的な道具で切る)、全体が濡れてビチョっとさせたまま自然乾燥させる管理的清掃が主流です。
水道水に溶け込んだミネラルが干上がって、特に水が溜まりやすい箇所に白い水垢のモヤモヤができます。これも、とても固い膜状の汚れです。
そのように汚れができてゆくことを知って頂ければ、そりゃブラシで擦るくらいでは、ジェット水流を当てるくらいでは、歯が立たない...無理だろう...とお分かり頂けることかと存じます。
※このブログをお読みになった時点で、建築・住宅業界に携わる人の知識を超えたということです。おめでとうございます!
キレイにならないのか...じゃあ、長尺シートの貼替か!と、そんな簡単にはいきませんよね。
現状の床材をガシガシ刃物で砕いて全て取り除き、再び平らに整え下地を作り、新しいシートを張る。...汚れるごと数年おきになど、とんでもない。工期も長く高額の工事です。
レストレーションは、「そしたら、じゃあ、どうすんの?」 と行き詰った現状の打開策、新たな具体的解決法だと、私は考えています。
クリーニング後の共用外階段の汚れ。
いかがでしょう、クリーニング以前の画像と比べての印象。
適切に汚れを除去する技術があれば、以前の暗く不潔なおどろおどろしい印象を、一度でポジティブな印象に変えることができます。
ポリッシャー洗浄やオーナーさんご自身での掃除では、この仕上がりに達することはありません。何日かけても、何回やっても、印象はさほど変わりません。
さほど変わらないかもしれない...しかし、もしかしたらうまくいくかもしれないじゃん!いえいえ、「汚れ」ってヤツは、そんな非科学的な根性論では対応できません。
既に、目の前に、ブラシと洗剤・高圧洗浄機ではギブアップな汚れがあるのであれば、「誰でもキレイにできるはずの汚れ だからタダもしくはタダ同然でやってくれるよね?」という考え方もギブアップです。
確実に成果を出せる人に任せることが、最もスムーズに目的にリーチできる、たった一つの道かと思います。
誰でもできるわけではない作業内容では、複数の業者から相見積もりを取り適正な料金を見定める、というライフハックは不適です。仕上がり程度が一定ではないし、候補も少ないはずです。
ウォッシュテックの積算は、とてもシンプルです。
現状の汚れを除去する方法 → 必要となる 洗剤は?道具は?人数は?作業時間は? → 過不足ない額の見積
汚れを改善できる その見通しと裏付けがあるから、シンプルに提示できるのです。
汚れを除去できる確証が無ければ、スタート地点からシッチャカメッチャカのグラグラなわけで、根拠のない積算になります。そして、当然ながら、汚れは除去できなかったという結果になります。
法人間取引の建物メンテナンスでは、「業者に発注した履歴が欲しい。汚れが除去できるかどうかは重要でない。予算は先に決まっているので、この範疇でやってくれる下請けを探している。」というオーダーが圧倒的に多いです。
その考え方だと、ゴール地点(予算)から遡って作業内容を調整するので、理想のスタート地点(汚れを除去する方策)に辿り着ける可能性はゼロに等しい。適切なメンテナンスをされない長尺シートが汚れてゆくのは当然のことです。
しかし、中には、「汚れ除去の精度を最優先にしたい。現状を打開したい。的外れなメンテナンスにコストを掛けられない。」 と、お考えの方もおられるでしょう。
そのような方のために、ウォッシュテックがおります。
お気軽にお声掛けください。
日時:2022年11月16日 AM 10:56
玄関 落ちない汚れで不潔な印象 陶製タイルを本来の色・質感に
玄関の三和土(たたき)に貼られたタイル。
もともとのタイルの色、何色でしょうか?!
ハイッ!
灰色のタイルに、淡いグレーの目地です!
玄関の隅っこは、歩行量が少ないから汚れておらず、だからちょっと白っぽく見えるんだと思います!
ブブー 不正解です。
正解は、こちらの画像っ!
温かみのある茶色よりの淡いグレーのタイル、タイルの色合いよりちょっと濃いグレーの目地 でした!
写真が変に撮れちゃっているんでは?あるいは画像を加工されているんでは?とお疑いになるかもしれませんので、タイルクリーニング作業の途中段階で撮影しています。
画像上部、まだ汚れを拭き取っていません。とろけた黒ずみが少量残っている状態です。
もちろんスマホのドノーマルで撮影です。ドア枠横の木部の色柄が鮮やかになっているのは、タイル(と、目地)の汚れが除去され、面として均一に白っぽくなったことからのレフ板効果かと思われます。
シェー!あの黒っぽい灰色、ぜんぶぜーんぶ汚れだったということです。そして、目地の白っぽいのも、汚れだったということです。
本当は、こんなタイルだったのか...と、衝撃ですね!
玄関は、靴を脱ぎ履きするときに見ていたとしても、「うん。我が家って、ずっとこんなもんよ。」 と、サラッと済ませがちです。あわただしい外出前に、床についてじっくり考えたりしませんもんね。
食卓は毎食後に布巾で拭く。フローリングはときどき水拭きする。しかし、玄関タイルを拭く機会というのは、さほど多くないんじゃないかと思います。
掃除の頻度に対し、家族全員で足の裏をよじって汚れをねじり込む動作をしますので、毎日の汚れは蓄積されてゆきます。
ひとたび何かの拍子で違和感に気付いて初めて、不潔感や生活感のレベルを突き抜けて、何色か・どんな素材かも分からなくなっている!拭いても擦っても、変わらん!と、なるわけです。
あれっ...うちの玄関、もともとこうだっけ...?
いや、違う。こんなんじゃない。...これって、これって、もしかしてーーー?
と、覚醒された方、ウォッシュテックにお声掛けください。
玄関タイルを見るのは、家族・家主のみではありません。玄関は外界との接点です。
違和感を自覚するキッカケが「お客様」、中でも「ちょっとエエカッコせなアカン相手」であったときには、精神的ダメージは増し増しです。
今このブログをお読みになった機会に何卒ご自身で玄関タイルと向き合ってみて頂きたいです。
玄関タイルのクリーニングは、空室全体ハウスクリーニングに併せてのご依頼もお勧めです。内覧の時、一歩目で気付かれたその違和感、だいたい正解です。
日時:2022年10月19日 AM 11:53
玄関 床タイルの落ちない黒ずみ汚れを除去
今年もお盆がやってまいりました。
久々にご家族皆様でお集まりの方も多いのではないでしょうか。
お客様を迎えるにあたり、汚れている現状に気付かれて、しかし掃除では改善できず、お悩みになりやすいのが 「玄関たたき(三和土)」 です。
三和土とは、玄関の靴を脱ぐところ。
なので、汚れの原因のほとんどは 「靴の裏に付いている汚れ」 。例えばアスファルトや排気ガスの油汚れ・泥・カビなどです。
ハウスダストなど屋内にある汚れと混ざり合いながら、毎日数回出入りするたび少しずつ積もり積もって、気付いたときには 「ズズ黒く汚れている」 という状態になりやすいです。
長期に亘り少しずつできたため、ややこしめの汚れです。お掃除を頑張られてみても、スッキリサッパリといかないかと思います。
玄関の床は土足歩行です。しかし屋内ですので、構造上、完全防水ではありません。
したがって、階段や外構のようにダイナミックに洗えません。多量の水で濯ぐことができないんです。
四つん這いで、均一な力で手が届く範囲で区切りながら、洗剤を馴染ませる。水分と汚れを回収(バキューム)。そして濯ぎ拭く。濯ぎ拭く。と、細かく仕上げながら、チマチマ戦術で進みます。
クリーニング後の玄関タイル。
黒いムラ汚れと赤茶色の錆のような斑点が無くなり、清潔な様子に。
築年数を経た戸建住宅のタイルですので、目地やタイル表面に相応劣化はございます。
新しくはない。でも、きれい。ちゃんとしている。清潔で、心地よい印象。そこが大事な目標かと思います。
玄関タイルのクリーニングは、中古物件の空室全体ハウスクリーニングでもご要望が多いです。
古い家はイヤだな、感じが悪いな、と考え始めるのは 「汚れが目に入る」 が出発点かと思います。
汚れを除き、清潔な状態に整えることができれば、古くても居心地よく安心と感じることができます。
玄関は、家に入って最初に目に入るところ。
ここにメンテナンスの手を入れておけば、非常に効率よくポジティブな印象にできるということです。
汚れている現状に気付かれた方は、この機会にお声掛けください。
ブログではできますよ、とサラリと書いておりますが、一般的なハウスクリーニング業者では対処困難な汚れです。
ウォッシュテックならば、仕上がり確実で回り道や無駄足がございません。
日時:2022年8月12日 PM 12:50
マンション内庭 タイルの黒カビを除去
マンション、共用部タイルのカビ。
中古物件ご購入されてのちの空室全体清掃に併せ、カビ除去のご依頼です。
内庭の角(隅)、ほんの僅かに壁に向かって傾斜していることもあり常時水はけが悪く、黒色のカビ、緑色のバクテリアが目立ちます。
外構タイルは原則マンション共有部ですが、専有の内庭・テラスという扱いでもあり、管理会社による定期清掃の対象外とのこと。
数年以上ノータッチ、蓄積された汚れがガチガチに固くこびり付いています。洗剤をスプレーしてデッキブラシで擦ってみても、ほぼ印象は変わらない状態です。
カビ除去後のタイル。
黒カビ・緑カビはもちろん、タイル表面をフィルム状に覆っていた黒ずみ・水垢汚れも一掃。
淡いベージュとピンク、本来のタイルの色柄に回復しました。
お話伺いまして、数年後の大型改修時にタイル洗浄も行われるであろうことから、今このときに完璧を追求して全面的にキレイにするというよりも、困った箇所だけポイント的に清潔な状態に整えよう...なるべくリーズナブルに...でも、すぐにカビが復活しないような方法で...と設定でさせていただきました。
マンションだけど、自分だけの内庭!
ガーデニング?バーべキュー?子供プール?大きな洗濯物も、ゆったり外干し!そんな新生活を描かれている中、黒くカビたタイルは、気が滅入るものです。
不衛生だから...と、どうにも及び腰になるかと思います。
もったいないことです。
ウォッシュテックは、ハウスクリーニングのみではなく、外構・石・タイルのクリーニング実績も多数ございます。
カビの除去も得意科目です。
室内清掃のみでなく、外回りに関しましても併せてご依頼可能です。
お気軽にお声掛けください。
日時:2022年1月17日 PM 02:31
玄関の汚れ 陶製タイルの黒ずみを除去
戸建住宅の玄関たたき、タイル床の汚れです。
表面に僅かに凹凸があり、ガラスのようにツルっともしてないし、素焼きのように土っぽくもない...玄関の土間のタイルって、どうやって掃除したらいいのだろう?
と、お悩みの方、少なくないと思います。
玄関ドアから出た外側、玄関ステップ部分(外構)にも同じタイルが使われている戸建が多いですが、屋外であれば、ザンザン大量の水を流してダイナミックに洗えます。
しかし、ドアの内側は「屋内」なので、構造的に防水されていません。つまり、水量をセーブして洗う必要があります。
住まいの洗剤をスプレーしてブラシで擦って、雑巾で拭いてみるけど、ちーっとも汚れが落ちない!
靴底の汚れがそのまま摺り下ろされてるのかしら、黒い汚れが窪み一つ一つにめり込んでいるみたいに頑固で、全く取れない!
「来客の予定があるのに玄関がこれで、恥ずかしくて。自分でもお掃除頑張ってみたけど、無理で。きれいになりますか?」と、お客様。
クリーニング後の玄関タイル。
まだら状に赤みをさしたベージュ色のタイルであったと分かるようになりました。
陶製タイルの掃除は、固い毛のブラシでゴリゴリ擦る方が多いのですが、社長・中島はギュッと押したら即ひしゃげそうな柔らかで細いブラシを当ててゆきます。
柔らかく細い繊維なので、力を加えたら圧で折れ曲がり、毛先がタイルの凹凸に垂直に当たらなくなります。
汚れを洗剤でじゅうぶんに乳化させ、とろけた状態まで混ぜ合わせ(アジテーション)たら、毛先を細かな孔にそっとヒットさせ、ポイっと毛先で汚れを掻き出すイメージで洗います。
出た汚れと洗剤の成分を、表面に密着させるように機械で吸い取り、すぐさま極限まで回収。
更に、それでも残る汚れはマイクロファイバークロスで執拗に拭き取り、繊維に移し取ります。
無駄のない動きで、サクサク見違えるようになってゆくタイルの様子に、
「私の掃除と、道具も手順も、一から十まで違うでないですか。そりゃ、私じゃキレイにならないわけですね...」と、お客様。
「そうですね。一揃え買わないと、こうはならないですし、玄関タイルだけに買うって、コスパ悪いですね。しかも、買って投資したところで、同じ結果になる確証が無いですね。ギャンブルのようですね。」
「勇気を出してサクっと頼むのが、早くて楽じゃないでしょうかね」 ニコッ 社長・中島の正論スマイル。
どうしていいか誰も分からん汚れを取ることができる「選ばれし者」だけに許されるスマイルであります。(ちょっとこわい)
日時:2021年8月 1日 PM 03:43
外構の床タイル 磁器タイルの黄ばみ汚れ・落ちない黒ずみを除去
気温が20度程度で安定し、晴天が続く首都圏の今日この頃。
実は、外階段・玄関アプローチの床タイル、クリーニング好適期です。
タイルに座ったらお尻がびっくりするような寒い時期は、タイルも汚れもギュッと縮こまっています。同じ方策を施しても、効きは劣ります。
逆に、暑さ真っ盛りの時期だと、塗布した洗浄剤が一瞬で干上がり、正しく作用しません。やはり効きは劣ります。
そういうわけで、同じお金を払うんなら、気候が良い今が一番お得ですよということです。
こちらは、外構の玄関ドア前の段差、磁器タイルの床です。
表面に、にじんだように茶ばみ汚れが覆っています。
特に、植木鉢が置かれていたあたりのタイルが濃い黒ずみになっていますが、床全体がセピア色というか、古びた印象です。
住居用洗剤を振りかけて、デッキブラシでゴシゴシ擦って、ホースの水で流してみても、変化ありません。そのような硬い汚れです。
レストレーション後の磁器タイル床。
ハイ!青みがかった淡いグレーのタイルに回復できました!
モヤモヤと膜のように覆っていた黒ずみ、黄ばみ、茶ばみ?汚れのマダラがペロンと一掃され、若々しい印象です。
汚れが厳しい写真左側のクリーニングを先行し、右側はこれから作業。
でも、「レストレーション前後で、こんだけ色合いが違う」ってことが分かりやすい画像になりました。
古いからじゃない。汚れていたのだ。という証明写真です。
外構の床タイルは、足元ということもあり注目されやすいです。また、けっこう面積が大きいので、汚れているとものすごく訴えかけてくるものがあります。
たいていは玄関ドアまでのルートなので、玄関を開けたその先にある家の中の有様を予想しながら歩きます。
つまり、外構の床タイルは、家屋全体の管理状態や住んでいる人の美意識...その判断材料にされやすい箇所だと思います。
実際にチャレンジされた方はお分かりになるかと思いますが、この種類の汚れは 「自力で頑張っても、全く成果が出ない、ただただ疲れるだけ」 という汚れの代表格です。
自分で洗ったらキレイになった!汚れに勝った!バンザイ!と思われる方もおられるかもしれません。
確かに表面にふんわり乗った汚れはお掃除できれいにできます。水に濡れたら、ちょっとイイ感じに見えることもあるかと思います。
しかし、タイルに固着した硬い水垢は、完全に乾燥すればまたパサパサと茶色くくすんで見えてくるのです。
なぜ、この汚れが形成されるのか?その理由を知っていなければ予防は難しく、予防法が分かったとしても、既にこびり付いた汚れを除く方法は別にあって、新たに道具や洗剤を揃えて的確に使わないと落ちない...正攻法では遠い道のりです。
もし、このような汚れに悩まれているとしたら、早々ギブアップでウォッシュテックにお任せいただくことをお勧めいたします。
日時:2021年4月26日 PM 12:45
天然石タイルの外構 元の色が分からない重度の汚れ 黒カビを除去
戸建住宅の内庭、天然石タイルの床です。
新築引渡から数年はリビングから植栽を眺めたり、バーベキューをしたり...内庭の美観をエンジョイされていました。
しかし現状この通り。
黒くカビて、元々どんな色だったか分かりません。
雨の日に踏むとヌルヌル滑っちゃう。
おどろおどろしい雰囲気で見るのもイヤということで、今は内窓を隠す形で家具を配置されています。
今は、誰にも言えない見られたくない秘密のお庭です。
このようなノーメンテナンスの大理石タイルも、クリーニングで回復できます。
この外構の主な汚れの原因は、カビ、バクテリアです。
大理石タイルの雛壇をグルリ取り囲む形で足元に植栽、樹木の枝が伸び内庭の上を見上げると半分以上葉で隠れた状態。
うっそうとして日差しと空気の循環が少ない環境に、腐敗した落ち葉や土の養分が重なり、柔らかく孔だらけの大理石に黒カビが長期に亘り繁殖したものと思われます。
人海戦術、タイル2~3枚ずつカビ除去を進めてゆきます。
大理石の表面に、カビ除去剤を馴染ませて...、
カビが死滅し溶解したところをマイクロファイバーで吸着、回収し、数回水で濯ぎ...、
ワイパー状のウエットバキューム(湿式吸引機)で汚水と洗浄剤を極限まで回収。
で、次のタイルに...と進みます。
四つん這いで膝付いて、ねちねちねちねち。とっても地道な作業です。
でもほら!怖いくらいにキレイになってゆくでしょう。
汚れがビフォア写真よりも黒く映ってますが、現場での目視では、こちらの画像の方が近いと思います。
分厚い汚れで、素材が何かも分からない。ご自身でのお掃除では何も変わらない。数々の業者がギブアップしたのも当然です。
ねちねちねちねち繰り返し。ようやくタイル全てクリーニング完了!
安全で清潔な状態になったので社長・中島、長靴を脱いで靴下で最終確認中。
掃き出し窓に白い大理石タイルが映り込み、うん、これこそが設計デザインで求めていた本来の内庭なのでした。
目地だけ汚れが目立つなーと思われたでしょうか。環境からの湿気等で現状目地には脱落・カケが目立ちます。後日目地打ち替えされるとのことで今回目地は深追いしないこととし、コストダウン。
最後に、同じ画像をズームで比較します。
ウォッシュテックは住宅専門のレストレーション業者。石の研磨も、石の浴室クリーニングも、首都圏内で群を抜いて実績数が多いです。
実地経験が豊富であるがゆえ「よーし、請けよう」の決断を出せます。
しかしふつう業者は相談をされると困ります。結果が見通せないので、初動で見積を出すことができません。
一方エイヤでお安く出来ますよ!と答える業者もいると思います。おそらく立った姿勢のまま全体にポリッシャーを掛けて、全体にホースで水を流して完了となると思います。
天然石に繁茂したカビ、ここまで真っ黒となりますと、長尺シートやセラミックタイルなどのノウハウとは全く別になるので、そのような方法では絶対に目的に達しません。
カビは死滅せず残り、美観もさほど変わらず、でもOK!機械を回してくれることに意義がある!という方でないなら 「うわーん損した!」 となるかと思うんです。安いといってもチャリーンってな安さではないのですから!
皆様におかれましては、家の石の汚れへ3アプローチ 「磨く・汚れを除く・カビを殺す」 が全て揃った頼み先があるとご安心かと思います。
日時:2021年3月 8日 PM 12:01
磁器タイルの黒いシミ ブラシで擦っても落ちない汚れを回復
戸建住宅のデッキ、磁器タイルをレストレーション。
マンションや店舗のエントランスにも多く用いられる磁器タイル。
集合住宅やテナントであれば、洗剤・ポリッシャーブラシによる定期清掃が入っているはずなので、汚れが深刻化していることは少ないです。
しかし、戸建は自己管理です。葉っぱや泥を箒で掃いて、たまに水を撒いて、ごくたまにデッキブラシで擦ってお掃除されるという方が大半かと思います。
こちらの戸建もそのようにされて、20年が経過。
いくら頑張っても自分ではお手上げ、各方面の業者に当たってみたけど断られ、ウォッシュテックにご相談いただきました。
頂戴したお写真から、社長・中島、「ゴシゴシとゴツいブラシで擦るって、しんどいのに果を上げにくい。面積が大きいと丁寧にもできないし。残念ながらこのタイルは、ノーメンテナンス、シビアコンディションの部類。でも、請ける。汚れは落とせる。」と判断。
レストレーション後の磁器タイル。
黄色がかった黒ずみが無くなり、クールな淡いグレーのタイルに回復。清潔感!
タイルのズームをご覧ください。
タイル周囲から滲むように黒ずみ汚れが出ているのがお分かりになるかと思います。
この黒ずみは、水垢です。つまり、水が干上がって残ったミネラルが固着したもの。水垢になる途中に排気ガスやカビなどが混ぜ合わさって、長期に亘り蓄積。そのため、浴室やキッチンのシンクにある水垢と比べ、黒っぽい色に見えてます。
タイル表面を覆った水分は、ジワーっと中央から乾いてゆきます。最後に水分が残るのが、汚れる部分です。つまり、フチ、角が最後まで湿っているということです。
目地が欠けている、右から2列目の角部分。目地から入った水分が、特に長い時間かけてダラーっと水分を垂らしてくるので、より水垢が固着しています。
水垢は、石のような金属のようなものなので、当然ながらブラシで擦っても取り除けません。洗剤でブクブクさせてもビクともしません。それが、ご自身のお掃除で頑張ってもキレイにならない理由です。
反対から申し上げますと、水を撒いても良いけれど、濡らしたタイルは水分を即時回収すべきということです。
マイクロファイバーで拭き上げる、あるいはワイパーで完全に他のエリアに移動(適当にやると戻ってきたり拡がったり、けっきょく水垢になります)、あるいはバキューム(湿式掃除機で吸い取る)。徹すれば、取れない落ちない黒い水垢は発生しないということになります。
業者にお金を払うのイヤ!現状タイルは汚れておらず今からでも間に合う!そんな方は、ぜひトライ!
同じ箇所、レストレーション後のズーム画像。
築20年、メンテンナンス一切なしのタイルですので相応劣化や打撃痕もありますが、おどろおどろしい風情が一気に消えて、清々しいこざっぱりな印象に。
戸建住宅の外構、外階段、デッキのタイルは、汚くなっても頼める先が見つかりにくいことと思います。
ハウスクリーニング業者でタイルの汚れを請けられる人は、実はとても少ないでのです。若い頃の体力任せの下積み経験があればこそ、ウォッシュテックは、請けられる。そしてレストレーションを学び実践し、結果を出せる。これは他には無い強みだと思います。
タイルの床をクリーニングすると印象が一変するので、中古物件の内覧対策にも有効です。また、購入後ご入居前のクリーニングに併せてのご依頼もおすすめです。
家の外まわり・外構は、気温15度以下に安定する寒い季節、ガクッと精度が下がります。芯から冷えたタイルは縮こまって、洗剤が効いてきません。同じ作業をしても仕上がりが劣る、でも料金は同じ。であれば、もったいないですね!ご事情無い限り、お待ちいただくのが正解と思います。
従いまして、2020年の外構は、この現場でおしまい。また来年、あったかくなってから承ります。
日時:2020年11月11日 PM 01:41
磁器タイル 黒ずみ汚れ・カビを除去
2020年は春から夏にかけ、雨が多かったですね。いつもジトジト、スカッと晴れる日はホント少なくて。
その期間、私の外出は最小限でした。散歩もしてませんでした。
暑くなってきてから外界に出たとき、「わ!建物という建物、外構の塀や階段が、すごくカビている!」と驚きました。4~5か月間タイムスリップ状態です。
モルタルも石もタイルも、冬に見た時よりもズーンと黒ずんで、上からダラーっと汚れが垂れてきている様子があちこちに見られました。
そのタイミングと同じくして、立て続けに外構のご相談をいただきました。
「こんな様子になってしまいました...ここまで汚さに悩んだのは初めてです...」と、どなたもそのように画像添付でお教えくださるのです。
こちらのご依頼も。
戸建の外構、玄関に続くアプローチのタイルです。
画像の下半分がレストレーション前となるのですが、社長・中島、ちょっと洗剤を付けて擦ってしまってます。
「あっ、そうだ。写真を忘れていた」という瞬間の画像です。
上がレストレーション後のタイル。
デッキブラシで擦ってもビクともしない固い黒ずみ汚れが除去され、タイル本来の淡い茶オレンジ色が回復。
外構タイルはノンスリップ(滑り止め)機能が必ず付加されていますから、凹凸に入り込んだカビや排気ガスを含んだ黒い汚れが固着すると目立ちやすいですよね。
タイルが黒ずみくすんでいると、その建物を「パッと見ただけで」年老いた、あるいは不潔な印象にしてしまいます。
言い換えれば、レストレーション後は抜きんでて若々しく清潔なイメージに一新されるということかと思います。
今年はカビや汚れが町内全てを覆うような気候であったこともあり更に実感なのですが、特に同じ区画・仕様・築年数で数件以上まとまって販売された戸建の場合、その「抜きんで」感はとても大きいと思わせていただきました。
売却に際しての内覧であれば近隣との差、画像掲載においては競合物件との差、いづれも「映え」効果を狙われて外構をクリーニングされる方も多いです。納得です。
なお、外構タイルにつきましては「陶製」と「磁器製」、大きく2種類が主流かと思います。(その他、石やテラコッタなど色々ありますけども)
お茶碗にもありますよね。陶器と磁器。陶器は焼き物らしいいびつさがあって、割った時もモロモロっと土を感じますね。磁器は全部同じ形でツルッツルで割った時にはスパーっとガラスみたいに鋭いです。
陶製タイルは、磁器製タイルと比べて脆く表面加工が弱いため、最終的に残る黒ずみ汚れに対応する洗浄剤を使うことができません。使えば必ず傷みます。
そのため、磁器タイルはスカッとクリーニング可能ですが、陶製タイルは回復度が低めです。画像から要検討とさせていただいております。
よろしくお願い致します。
日時:2020年10月 7日 PM 12:45
御影石の油シミ除去 マンションエントランスのタイル
マンション共用部分、エントランスの御影石タイルに目立つシミ。これを取り除きます。
この御影石タイルの表面は、バーナー仕上げという加工が施されています。
縁の黒っぽい御影石と、ポイント使いの小さな四角部分は表面ツルツル、これは鏡面仕上げ。対して灰色部分の御影石は表面ざらざら。これがバーナー仕上げ。
凹凸で滑り止め(ノンスリップ)機能を持たせるという目的から、外構・玄関・エントランスに多く用いられる加工です。
今回は、こちら、バーナー仕上げの御影石タイルについた「謎の黒いシミ」を除去するご依頼にお応えさせていただきました。
マンションの出入り口なので往来が多く、汚れも多い。ゆえの、歩行量が少なく行動が限られる住宅や専有部とは異なる「謎の」トラブルも多くなります。
社長・中島のインスペクション(調査・診断)から「動植物性の有機的な油分。そして吐しゃ物」と判断。
・・・謎、あっさり解ける。
御影石に付着する成分にアタックする薬剤を行使、シミ部分を除去。
ハイ!それと分からない状態に回復しました~。
この画像をご覧になってお気づきの方も多いかと思います。「ここだけキレイすぎる」問題。
シミだけに目が行って「これさえ無ければなぁ」と思われがちですが、実は全面的にズズ茶色に汚れていたのであります。
ここは集合住宅のエントランス。土足歩行量が多く、屋外からの汚れも持ち込まれやすいのです。
何となく全体が汚れに覆われて暗く不衛生な印象。管理されず放置されている印象。それは、誰しもが感じとることです。人間は目がいい。無意識に一瞬で判断します。
ゆえの、「ここ、何か汚しちゃったけど、ま、いっか。もともと汚いし、私だけのせいじゃない」な行動が生じやすい環境にあったということかと思います。
ウォッシュテックでは今回のようなご相談の場合、ポイント的なシミ除去の後、全体をクリーニングしてお納めすることを前提にお打合せします。
ほぼほぼの場合、既に全面汚れた状態にあり、「やったとことやってないとこ」の差が目立ちすぎると予測できるからです。
もちろん、こちらの現場もこの画像の撮影後、全体にクリーニングしてお引渡しいたしました。
突発的な汚れが生じた際、即時に対応されず、誰にも取れない深刻なシミになった。その原因は御影石の管理計画の不十分です。過去からの立て直しが(今回、ちょっと高くなるにしても)なされるといいなと思います。
ウォッシュテックの石材のシミの判断は的確です。
クリーニングで対応できるシミかどうか(できない状況に至っている場合も少なくありません!)、もし対応するならお金と時間はどのくらい必要か...とても真面目に考えます。18年間ずっと結果を出してきたからこそ具体的に考えることができるのだと思います。
逆に言えば、こういう案件に「シミだけが問題。小さい面積だから、ここだけちょちょっと安くやって!」と発注すると、シミは「明らかにそれと分かるレベル」で残り、その一回り大きくゴシゴシこすったようないびつな形跡が残る可能性大ということです。町で石材の床を見てると、そういう痕跡、けっこうな数、見つかるかと思います。それが発注通りの仕上がりということです。
日時:2020年9月23日 AM 09:56
ビアンコカララ大理石の洗面台 くもり汚れを研磨で回復
大理石の洗面台天板を研磨しました。
大理石といえば「白い地に濃淡ある灰色がマーブル状に入っているアレ」と思われる方が多いかと思います。
ピザを伸ばす台だったり、銅像の台座だったり、式場の床だったり、馴染み深いんですよね。その大理石の名前は、ビアンコカララです。
もちろん住宅にも多く見られる大理石です。玄関やリビングなど床はもちろんのこと、キッチンの調理天板、バスルームや洗面台などの水まわりのご相談も多いです。
大理石に対しては多くの方が「これ、どうやって手入れすべき?とりあえず水拭きして乾拭き?」とハテナで何年もお過ごしかなと思います。
こちらもそのようなビアンコカララの洗面台です。
洗面台は、整髪料・化粧品・歯磨きやデンタルウォッシュ・ハンドソープが置かれ、使われる場所です。
アルコールや酸・アルカリが触れると、大理石の表面は(顕微鏡レベルで)フガフガに溶けてしまいます。
フガフガの凹凸が光を乱反射させ、そこだけ曇って見えるようになります。汚れが表面に付着しているというわけではなく、一部分だけ崩れているということです。
水の飛び散りも多いです。水分の浸透もまた、大理石を変にしてしまいます。
大理石にとっては、ハードな環境だといえます。
しかし、首都圏の高級仕様のマンションであれば、デフォルトで水まわり全てが石材であることも少なくありません。
住宅では、ラグジュアリーなホテルのバスルームのように、常駐するものが無い状態をキープ、チェックアウトごとにクリーニングが入る世帯は希少です。
あるにはあるようですけど、ほぼ無いと言っていいでしょう!
コマーシャル(商業)の施設では常識であるメンテナンス計画やコストの割り振り。
しかし住宅(レジデンシャル)の世界では、何も知らされないまま「石」を引き渡される方が大半です。
ならば破綻は必至です。もちろん頼む先も用意されていません。あれれ?と自発的に調べられるかどうかが分岐点だと思います。
レストレーション後のビアンコカララの洗面台。
明かり取りの窓の形がクッキリ!照明と、鏡に映り込んだ照明がダブルで映り込み、明るい印象です。
これが表面を均一に整えた大理石です。
表面が凹凸に荒れていないから、まっすぐに光を跳ね返します。ゆえにツヤっと見えるわけです。
なお、これはダイヤモンドディスクでの研磨のみの状態です。何かを上塗りしたり隠蔽したり、一切ございません。
石ってハテナ?どうお手入れしたらいいのかな?でもお金を遣って業者を頼むなんて大掛かりだしなー...と、数年から10年...と経過して、既に研磨では回復できないコンディションに至っている例も拝見します。
大理石は美観が命。他に突出した機能性があるわけではありません。
汚れを理由に張替を考えられる方も少なくありません。しかし、石材の水まわりの改修工事は、とっても大変です!費用も納期も、ユニットバスやシステムキッチンのようにはいきません。砕いて外して棄てるわけですから、住宅にとっては大手術です。
高品質な大理石は枯渇しつつあります。スクラップアンドビルドで汚れをナシにする方法は、いつまでも続くはずはありません。サスティナブルな方法が定着して欲しいなと思ってます。
そんな思いから、コマーシャル(商業ベースの法人間取引)では安定してとても高額な大理石研磨ですが、ウォッシュテックでは安価な設定にしています。工夫と努力です。
いくらキレイになるったって、それが正しい方法ったって、手が出ない額だったら手は出せません!誰かが肩代わりしてくれる経費ではなくて、自分の財布から出すお金ですから。
格安・格下の方法も他ではいろいろありますが、本式の石材研磨をハウスクリーニングと地続きになるような安い料金にしているのは、ウォッシュテックだけです。
もうしばらくはこの方式で頑張ります。
日時:2020年8月11日 AM 11:22
外構タイル ブラシで擦っても落ちない黒ずみを洗う
中古物件ご購入後、ご入居前の空室全体ハウスクリーニング、ただいま数珠つなぎ状態です。
こちらは築20年の戸建。玄関まで続く長めのアプローチです。
陶製タイルの凹凸に黒い汚れが埋まっています。
表面は泥やコケが覆っていますが、その下にある黒ずみ汚れが難問です。
お客様によると「気になるところをブラシで擦ってみたけど、ほぼ変化なし。方法が分からないうえに手作業でするには広すぎ。ギブアップです。」とのこと。
その方同様チャレンジされた方はお分かりになるかと思います。黒ずみが固くて、デッキブラシとホースと市販の洗剤ではスッキリしないと思います。
ホースを取りまわして泡を流してブラシで擦りまくる動作は、かなりシンドイです。成果が見られないと分かれば、もう二度とやらないですよね!そして積もりゆく黒ずみ。
回復型ハウスクリーニング後の陶製外構タイル。
外構タイルのクリーニングは、面積が広いです。
そのため、クリーニングされてみると、印象のジャンプ加減がものすごいです。
仕上がった状態をご覧になって「おぉ!」となられない方は、私は一度も拝見したことがございません。
そして、あんまり「家の外周りに着手しよう!」とお考えになる方がいらっしゃらないです。
ですから、されてみると近隣の築年数を同じくして建った戸建と比べて「ものすごく違って」見えてきます。
高見え...若見え...映え というものでしょうか。一気に「ちゃんとして」見えます。
浴室、キッチン、トイレ、床 のような「家の中身」「自分が清潔に気持ちよく生活したい」ハウスクリーニングとは方向が違ってきます。
パジャマとブラウス、フリースとスーツのような?くつろぎ用とオフィシャル用の服は目的が違いますよね。でも私は、どっちも必要だと思います。
対外的な印象をアップすることで「私も気持ちいい」という、そういうタイプのクリーニングもウォッシュテックは得意です。
「やってみよかな」と思われた方へのワンポイントアドバイス。
外構クリーニングは、厳寒の今すぐではなく、気温が20度くらいに安定している日和の良いシーズンがお勧めです。その理由は、下記2点。
・芯から冷えているタイルは、ギュっと目が詰まって縮こまっています。ほわっとゆるんでいる方が、同じ洗剤・機器・動作であっても圧倒的に仕上がりが良くなります。
・外構クリーニングは、小雨決行、大雨中止です。大雨が降らない時期を避けた方が宜しいです。
外構クリーニングは、ユニットバスなどと比べ、自由度が高いというか入り組んでいるというか...。パッとお値段をご提示することは難しいです。
初めてのお問い合わせで、対象となる箇所のお写真(階段は段数が分かる、アプローチは長さや広さが分かる)をお送り頂ければ、おおまか(それでもズバリは難しいのです)なご予算をご提示できます。
よろしくお願いいたします。
日時:2020年2月 1日 AM 11:14
外階段 外構タイルの洗浄 黒ずみ汚れのクリーニング
今回は、ハウスクリーニング業者ではあまりやっていない外階段クリーニングについて。
浴室クリーニングに特化したウォッシュテック。ユニットバスのみならず、高級仕様のマンションでデフォルトで採用されているハイデザインな石のバスルームにも対応しています。
玄関や外階段など住まいの外構に付く汚れは、浴室と共通点があります。スケール呼ばれる「水垢」です。
ヌルヌル汚れやベトベト汚れはお掃除で何とかできた。しかし白くモヤモヤとした模様のように残ってしまう、それが水垢。石のように固い、しかしフィルム状に覆っているものなので、デッキブラシで擦っても洗剤でアワアワにして洗っても、ほとんど変わらない。存在に気付くと急に目立って見えてくる、やっかいなアイツ。
水垢の原因は、水道水に溶け込んでいるカルシウム・マグネシウム・シリカなどのミネラルです。ミネラル成分が干上がり、固まって積もって、目に見える形に育ったものが水垢です。水を(汚れを流す目的で)掛けて乾かして、掛けて乾かして、を繰り返すうちにできてきます。
あらゆる材質に固着した水垢をコントロールできるクリーニングテクニックを身に付けているならば、浴室も外回り(外構・外階段・玄関)タイルも対応できるということ。社長・中島、これデキる。とても珍しいヒト。身内びいきみたいで照れくさいのでカタコトでゴマカス。
こちらは、戸建物件。玄関までのアプローチとなる外階段。陶製タイルとモルタル目地です。
・植栽の陰になっている上段塀側、カビやコケの黒ずみが特に強いです。
・目地が全体に黒い。
・タイル表面は、ノンスリップのために施された凹凸に汚れが入り込んでいます。小雨で撮影したので見えませんが、完全に乾くと全体に白っぽくパサパサと粉のような膜のような何かが貼り付いたような質感です。
・経年によりヒビができています。そのヒビに入り込んで黒くにじんだ汚れが、更に「使用感」「築年数が経過している感」を強調しています。
クリーニング後の外階段タイル。
すっきり、明るくなりました。
クリーニング前は、目地の周りが緑がかった黒で全体は赤茶色っぽかった...しかし本来は、グレーの目地でベージュに灰色のツブツブ模様が入った陶製タイルだったんだな...と分かります。
ズームで。汚れが特に厳しい上段、割れた箇所の接写です。
小雨降りやまず、気温も低めで完全乾燥での撮影ができず残念。薄い色になっているところが乾いた状態です。
タイルの亀裂部分に固着して垂れているような黒ずみの滲みも、この通り。タイルは割れている。しかし、おどろおどろしくは、ない!
目地の「モルタル」のザラザラの質感がニュートラルに目視出来ます。クリーニング以前は「カビなのか泥なのか...何かわからないけど、黒いよ?触りたくないな~」という目地だったのですが、これなら触っても良いわ~。
外構(外階段、玄関まわり)は、面積が大きいです。大きいからこそ、ざっくり印象が変わります。門扉から玄関ドアまでを繋ぐアプローチをクリーニングすることで、表情一変...それも過言ではありません。
初めて訪問する知人友人宅、どんな方かよくわからないけど突撃せねばならないご近所さん宅...その前に立つ自分をイメージしてください。中古物件の内覧に赴かれたことがある方は、その時の記憶を思い起こしてみてください。
玄関に入る以前の外観で、居室の中身やオーナーの考え方を想像してしまうこと、ありますよね。無意識に相手を値踏みしてしまうのが、玄関までのアプローチ。見た目が若々しく清潔ならば印象アップ、気分がアガる。しかし、おどろおどろしいイメージが漂う外玄関や外階段は、かなりの破壊力です。
外回りのクリーニングの料金は、面積(サイズ)・材質(陶製?石材?テラコッタ?などの材質)・状態(どんな汚れが、どれくらいの分量、付着しているか)から判断して算出します。
過不足ない料金をご提示するため、必ずお写真の添付をお願いしています。面積が分かるなるべく全体像と、お悩みの箇所の接写、併せてお送りください。
反対から申し上げますと、画像を頂けない場合は、だいたい・おおまかであっても料金はご案内できません。お手数をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
日時:2019年11月 6日 AM 10:21
機械油の染み タイルの黒ずみ汚れをクリーニング
東京都大田区で、タイルに付着した機械油のシミをクリーニング。
工場機械をタイルに置いていたのを動かしたら、機械油が雨水といっしょに垂れていて、黒いシミになっていた。気付いてすぐに、ご自身で洗剤とブラシを使って洗われたが、染みはほぼ変わらない。汚れが落ちない。そこで、ウォッシュテックにご相談くださいました。
完全に乾燥した状態で撮影。写真左下あたり、タイルの一部が濡れたように黒ずんでいます。機械油の跡です。
まずは、テスト洗い。一番染みが目立つ一部分をピックアップ、タイル用の洗剤でクリーニング、その後、機械油の染み専用の洗剤でアプローチ。黄色いボトルから左下が、洗ったあとの状態です。
お客様お立会いのうえ、仕上がりサンプルを目視確認いただき、これでOKとご了承を頂いてから、全体の作業にかかります。全体をクリーニングした写真は、撮り忘れ。すんません...
油でボヤボヤ黒く染まったタイルが、本来のベージュ色に回復。ご満足いただいてお引渡しできました。
日時:2016年8月13日 PM 12:52
御影石タイルに染みた機械油を洗う
東京都町田市。マンション共有部のタイルをクリーニング。
御影石と陶器のタイルのエントランス階段に、自動車が誤って転落。エンジンオイルなど機械油が床に流出する事故がありました。
現場検証後すぐ、タイルは洗剤で水拭きされ、見た目あまり変わらなくなったのですが、染み込んでしまって歩くとツルツル滑ります。
事故に立ち会われた消防化学特殊班の方に尋ねても具体的な対処法は得られず、「このままでは歩行者が危ない」と困られて、特殊洗浄を得意とするウォッシュテックに急ぎご依頼くださいました。
マシンオイルやガソリンなど鉱物油は、天ぷら油やラードなど動植物性オイルとは組成が異なり、同じ「油汚れ」でも換気扇クリーニングなどに使用する洗剤では完全に落とすことができません。機械油の油染み専用の洗浄剤を使用します。
塗布し、しばし放置。その後ブラッシングすると、浸透していたオイルが黒く浮き出しました!
御影石タイル、磁器タイルともに、表面と目地にカビ・排ガス・水垢が覆って、濁って黒ずんでいたので、続けて全体に「外構におけるスタンダードな洗浄」を行います。
どろり。実は、こんなに汚れが付着していたのですね。
クリーニング終了。
歩行しても全く滑りません。タイルの色も鮮やかに戻り、目地がスッキリしています。黒ずんで埋まった「なんとなく陰惨で古くさい」感じがなくなりました。
事故後クリーニング以前は気が付かなかった車着地点付近タイルの微細なヒビや石の欠けが、洗浄し汚れを取り去ることで明確に見えるようになりました。これにより、事故の補償も的確になったとのこと。良かったです。
日時:2016年5月28日 PM 01:29
マンション共有部 狭い廊下の長尺シートの黒ずみ汚れをクリーニング
横浜市港北区の賃貸マンションで、共有廊下の長尺シートをクリーニング。
長尺シートは、エンボスシートや塩ビシートとも呼ばれます。滑り止めの凹凸模様が施された樹脂製の床材。主に、マンションなのベランダ、廊下、階段などに使われています。
この床材の管理は、1〜3ヶ月に一度ペースでポリッシャーを回し、洗剤でブラッシングした後、ホースあるいは高圧洗浄機で水を撒いて濯いで流す、という方法がスタンダードです。
マンション共有部の定期清掃で、ほとんどの業者が使用するポリッシャーは、だいたい15インチとか17インチ。大きいので動きは安定しているのですが、コードやホースをまたいで機械を取り回すには、相応のスペースが必要です。
高圧洗浄機を使う場合にも、周囲への飛散を考慮して、相応の開けたスペースを確保する必要があります。
それ以前に。
広い面積の長尺床であれば汚れが取れたかどうか「あんまりわからない」ので「ポリッシャーをかけた」という行為自体で納得をしてもらいやすいのですが、このような小さな狭い面積で成果を出そうとすれば、より高いテクニックを問われることになります。
※実は、長尺シートの汚れを的確にクリーニングできる業者は少ないです。キレイになったかどうかの結果というよりも、機械を掛けて水で流すことに対してお金を得ている業者が大部分ではないでしょうか。
そのため、今回のような「狭い共有部」のマンションは、ビルメンテナンス業者およびハウスクリーニング業者にとっては「やりたくない」現場となります。
「清掃業者がやりたがらない現場」は、現場を仲介することが多い不動産業者も建設業者もふわふわっとして提案をしない傾向があります。また、ネットで検索してみても方法や例、画像は出てこないと思います。
そのため、「ウチの物件の共有部の床、きったないなー。でも、どうにもならないのか」と悩まれている賃貸マンションオーナーさん、けっこういらっしゃるように思います。
ウォッシュテックでは、狭い共有廊下や階段も、確かな仕上がりでお納め可能です。
写真真ん中あたりのブラシは、ハンドポリッシャー用のオーダーメイドブラシです。一般的な業者が使用するデッキブラシの丸いヤツみたいな太くてコシがないナイロンブラシは使いません。髪の毛くらいの超極細ステンレス毛を植えたブラシ(押し当てるとイッパツでプンプンに折れてしまう!)で、ビミョーな深さのエンボスの凹凸に入り込んだ汚れを弾き飛ばしながら洗います。
ブラシの横は、ターゲットへの噴霧範囲をノズルできっちり調整できるスプレーヤー。きちんと効く洗剤を、汚れに的確に適量アプローチできます。無駄に当てて無駄に流すなんて、そんなもったいないこと!
ウォッシュテックでは、フレキシブルで高機能の機器を、共有部の長尺シートにもどんどん使ってゆきます。
ドバドバと周りに水や洗剤が飛び散りません。狭い共有部でも、歩行制限ナシです。
這いつくばってクリーニングの作業を行うので、より汚れを目視確認&対応できますから、当然仕上がりが良いのです。
同じ画像をズームで。
汚れて初めて分かるエンボスの柄。どんな柄か立位で目視確認できるようであれば、既に汚れている段階かと思います。
お困りのマンションのオーナーさんのお役にたてれば幸いです。
もし間に合うようであれば、新築時からお早目にコミット頂きたいなぁと思います。
何にもしないまま2〜3年経って真っ黒になった長尺シートは、汚れの復旧率が下がります。
キレイな空気の地方であれば大丈夫かもしれませんが、排ガスなど化学物質が多く付着する首都圏のマンション共有部は、それにより樹脂の劣化が早目です。
フガフガに劣化した樹脂に入り込んだ黒い汚れを何ごとも無かったかのようなレベルまで取り去ることは、いかな2016年現在最新のテクノロジー&テクニックを駆使しても、不可能であるためです。
今回の現場、オーナー様から、後日、「共有部のクリーニングから数日後、内見をされた方からすぐに契約の申し出をいただきました」とご報告をいただきました。
ドンヨリ黒く汚れた共有廊下や共有階段は、安全性や管理体制にネガティブな評価を与えがちです。不潔で暗い印象のマンションに「ほかの物件を差し置いても入居したい」とは、なかなか思わないんじゃないでしょうか。
日時:2016年5月15日 PM 03:22
セラミックタイル 自転車の油・錆の染みをクリーニング
自転車を広めの玄関に置かれているおうちのセラミックタイルをクリーニング。
自転車のスタンドの金属から出来た赤さび。
パーツの付け根あたりが錆びているので、その錆を含んだ水がスタンドの棒を伝ったのでしょうか。中性洗剤とスポンジで擦ってみるのですが、一体化したような感じで変化はありません。
前輪を動かしてみると、機械油の染みが見られます。
スポークやハブが油の黒ずみが、やはり伝ってタイルに付着した様子。機械油が表面にベトッと乗っているというよりも、平らに染みになっています。やはり、これも日常的な拭き掃除では変化が見られません。
まず、タイル全体を覆っている汚れ(ベタベタした排気ガス汚れや、土足歩行による泥汚れなど)をセラミックタイル用の洗剤でしっかりと洗ってゆきます。
なんで全体をまず洗わねばならないかというと、汚れがコーティングみたいになっちゃって、上からいかなるアプローチをしてもフタになって届かないんです。加えて、あわよくば汚れとくるまって錆や油シミも一緒に取れてきてくれほしいなーという期待もあるんです。(事実、全体を洗うと薄くなることが多いです)
全体の汚れを取り去ったのち、残った錆と油をスポットで対応。タイル用洗剤では効かない分を、それぞれ専門的な洗剤で化学変化させて、ほどきます。
錆は、チオグリコール酸という成分を含む薬剤を使います。チオグリコール酸は、パーマ液に含まれる成分。美容院でよく嗅ぐ、あのツンとした臭いがあります。
美容師さんに聞いたのですが、パーマ液は日々進化しており、最近はチオグリコール酸の濃度が低くても効果が感じられるようになって、臭いも少なくなったんだそうです。
ということは、錆に効くケミカルも同様なんでしょうね!10年前に嗅いだのとは大違い。当時は、しゃがんで錆びの上にのばすとウっときたもんです。効きもよくなってます。
かくして、錆の染み!
続いて、油の染み!
場所をずらして撮ったんじゃないのぉ?と思われるかもしれませんが、床タイルの地道なマーブル模様を照らして頂くと、大体の場所が一致していることがお分かりになるかと思います。
日時:2015年12月10日 PM 12:30
外階段 タイルの黒ずみ、苔、カビをクリーニング
横浜市青葉区の戸建にて、外構および外階段のクリーニング。
外構の現場は、小雨決行。(コーティングまでご依頼の場合は、硬化を促す必要があるため、雨天順延)
雨が多い梅雨〜台風〜秋の長雨シーズンは段取りがスムーズではなく、晴れたら晴れたであっという間に洗剤が干上がって効きません。一方、冬季となる11月中旬以降3月中旬ごろまでは、外構は芯から冷え切るため、塗付した洗剤の効きが良くありません。
したがいまして、外回りのハウスクリーニングは、5月や10月のあたり、日和の良い時期がおすすめです。同じ作業同じ材料を使うでも仕上がりが断然よく、ゆえに費用対効果が高くてお得になると考えてます。
今秋初頭は雨が多くて。今回は、ちょっとポツッときてるけど、日中は降らないとの予報。クリーニング決行です。
横浜は坂の町。ウォッシュテックがある横浜市青葉区も、坂に面した住宅が多いエリアです。
坂の下に位置する外階段。西側、植栽の裏。日当たりが良くないため、苔やカビが多く見られます。苔やカビなど、やわらかい汚れの下には、デッキブラシで擦ってもビクともしない黒ずみ。
大きな機械でザーッと洗うとイメージされている方も多いかと思うのですが、這いつくばって手作業で洗うのがウォッシュテックの常です。
店舗やホールのように大きな面積でなく入り組んで狭いことも理由ですが、汚れを的確に判断、対策してゆくには、「ひざまづいて目視」が、むしろ最も効率的であるためです。
この階段には、近い位置に天然石がデザイン貼りされており、立ち上がり部分は白い塗装。しかも塗装は、経年劣化により手で触れただけで白い粉が付いてくる状況。
黒ずみと白くモヤモヤした水垢にアプローチする洗剤が石材に触れると、一瞬で変質する可能性があります。水や洗剤が劣化した塗装にかかると、粉状の白い顔料がダラーッと垂れてくる可能性があります。
したがって、ホースから絶えず水を流して「ぜったいにアッチに洗剤や水がいかない結界」をキープしながら進めます。それもあって、ちょっとずつ小分けに区切っての作業。
まずは土砂汚れを洗い流し、苔やカビを取って、黒ずみ、水垢…と何べんも段階を追っていきます。早回しで見ると、畑の土をかきまぜて、畝を作って、タネまいて…のような動きなんじゃないでしょうか。
業者に外構クリーニングしてもらったあと、落ちてない箇所や取りきれていない汚れがあったり、他のところに色褪せがあったりで「?」という方も多いと伺います。その理由は、大きな面積でいっぺんに作業を進め、その作業はワンステップもしくはツーステップ、他の素材との関係性やリスクを予測できていなかったりする、ということかと思います。であれば当然、もんのすごく作業が早く、したがって安価なわけです。安くて早いのは、いいことです。しかし、その仕上がりに「?」と感じられるならば、選定した業者にミスマッチが生じているんだと思います。
業者を選ばれるのは誰でもなくお客様ご自身ですから、業者のキャラを見極めることは、きわめて重要だと思います。
それ以前に、自らがどのようなキャラか具体的に語っていない業者は、お客様の不安に寄り添う気持ちがないということで、技術面でもノーアイデア傾向ですから、初期段階で選択肢から外すこと。いかなビックネームであろうとも、勇気をもって。ミスマッチ・リスクを避けるキモだと思います。
かくして、クリーニング後の外階段。
すっきり。すこし温かみのあるグレー色のタイルに戻りました。何も付いていないタイルって、家のたたずまいがパッと健やかになって、ほんとうに気持ちいいものです。
なお、画面左下のタオルは「階段の下にある汚れを階段に上げちゃダメ。往来したら、いちいちコレで足の裏を拭きな」用です。
終始じっとり曇っていたので、完全に乾燥した写真が撮れず。ごめんなさい。
日時:2015年10月21日 PM 03:57
玄関 磁器タイルの黒ずみ汚れ
横浜市青葉区の戸建にて、玄関タイルのクリーニング。
ドアを開けて太陽光で目視。うん、あんまり汚れていない。ちょっと凸凹に黒ずみがあるけど。の、ように見えます。
が!
半分だけ洗ってみますと、
汚れの差が、くっきり。この手の汚れは、濡れると余計に目立つということもありますけども。
玄関は、隅っこのワタボコリを箒で掃いたり、雨や雪の日などで泥水がグチャグチャしたのを雑巾で拭いたり、といったお掃除をされていることが多いかと思います。
でも、ここは首都圏。閑静な住宅街のど真ん中でも、高速道路や幹線道路に近い都市部ですから、靴の裏の汚れやらアスファルトの油分やら排気ガスやらネチネチした黒っぽい油性の汚れも付きやすいもので、これが、やっかい。
「最初は石鹸、次にマジックリンで洗ってみたんですけど、凸凹に入り込んだみたいな黒い汚れが、ブラシで擦っても残っちゃって…どうしたらいいか分かんなくて。玄関の電球のワット数を下げちゃおうかと思ったりして(笑)。」と、お客様。
玄関の照明を暗くすれば、確かに汚れは目立たなくなる。でも暗い玄関、ちょっと怖いなぁ(笑)。
玄関は、外階段や外構とは異なり、室内であるため防水が施されていません。じゃんじゃか水を流せないのですね。
アルカリ性を帯びている石鹸を使った場合は、その全てを流しきらなければ残留し、タイルの表面を傷めます。
住宅用洗剤、マジックリンやマイペットを使った場合は、ものすごく泡立ってしまうので、これまた多量の水がなければ泡を切ることは難しいと思います。濡れぞうきんで拭いたくらいでは、洗剤は残留。これも、タイルの釉薬にとっては腐食や劣化の原因となります。
ならば!タイルにダメージを与えないけど黒い汚れをほどけるような洗剤を使い、汚れと水分を迅速かつ着実に回収する。と、頭で理解したところで、実際に何をどうやれば???見当もつかないですよね。
…よいしょっと…乾いたマイクロファイバーで水気をしっかり拭き取って、できあがり。
今回は、ブラシで撫で洗いし、拭き取って残った汚れを目視確認、更に洗剤を利かせ、拭いてから、スプレーヤーで水を噴霧、濯ぎ洗いと濯ぎ拭きを繰り返しています。
写真下のポンプみたいなのが、スプレーヤーです。空気を圧縮させ、連続で液体を噴射できます。アメリカ製で、ものすごく蓋が硬い!ということは圧縮度合いがパワフル。ノズルの種類も多数。私から顔をゆがめても蓋が外れないわノズルを回したり外したりだわ色々と使いづらいものですが、こういう道具でなければ、思う液体を思う量、思う強さで噴きかけることは出来ません。
このような玄関タイルの黒ずみ汚れをクリーニングすることは、べつだん難しい作業でもありませんし、もちろん毒性が高く危険ということもありません。だから多分、誰でも修練すれば出来るのでしょう。
けども、一般的な家庭では、まず、装備が持てないと思うんです。洗剤も道具も高価だし、もし買い揃えられたとしても実際に使いこなすためには、知識と体力と、それを支える根性が必要です。
この2平米くらいの玄関に?そこまで多大な労力を注ぎ込むなんて、ちょっと馬鹿らしいではないですか(笑)。
自分で頑張るのも悪くない。でも、結果を出すなら、専門の人を召喚するのが「早道」です。
もう師走も10日。
忘年会・クリスマス・年越し・お正月の来客ラッシュがやってきます。
さわやかで清潔な玄関で、「わぁぁ、ステキなおうちね、キレイにしてるわね〜」と、お客様が一目置かれますように。
もちろん、これなら歳神様もお気持ち良くお迎えいただけると思います。良いお年を。
日時:2014年12月10日 AM 11:45
玄関 陶製タイルの黒ずみ、べたつき汚れ
東京都町田市の戸建住宅にて、玄関タイルのハウスクリーニング。
築20年以上経過した戸建を中古で購入されたお客様。水まわりや室内の床は、売却前のハウスクリーニングやご自身でのお掃除で整えられましたが、この玄関だけはどうにもならない…とのことで、ご依頼頂くことになりました。
お問い合わせ時、お客様からお送り頂いた玄関タイルのお写真。
目地とタイル表面の黒ずみ汚れ、ベタベタとした感触と、ムラムラとした光沢が見られます。物件ご購入以前のお手入れ方法は不明とのことでした。
お写真拝見しまして、陶製タイルにフローリング用の樹脂ワックスが塗布されている可能性が考えられました。タイルや目地材に染み込んだ樹脂が、長期に亘って靴裏の泥水や紫外線などに触れて劣化、黒ずんでネトネトと汚れを巻き込みながら変質、そのような症状かな、と思わせて頂きました。
ここで強調!陶製タイルに樹脂ワックスや油脂ワックスを塗布してはいけません。
タイルに限らずですが、染み込む素材に対し、数年後にはベトベトもろもろしてしまう液体を含ませる行為はタブーです。塗布した直後は「うわー、ツヤッツヤ!見違えたぞ。ナイスアイデアだぜ俺」と、思われたかもしれません。しかし数年後には、こうなるんです。この写真、よっく覚えておいてください。
樹脂ワックスがあまりにも深くまで染み込んでいる場合、隠蔽する形になりますので、いかなる洗剤や道具をもってしても取り去ることはできません。全ての技術をもって一所懸命がんばりますし、現状からは必ず改善しますが、新品同様、何事も無かったかのようにはならない旨ご了承頂き、いざ!クリーニング。
表面の黒ずみ、ガチガチべとべとに固まっていた汚れの膜を、ほどいてゆきます。
洗剤を打ってブラッシングして、丹念に濯ぎ拭きをして、様子を見て、また違う洗剤を打って…という段階的な作業ですから、ご家庭ではできないことかと思います。汚水用のバケツに、ドロリと粘りのあるドス黒い汚れが溜まってゆきます。おそらく前オーナーさん、十年以上の期間、「汚れているよなぁ、年を経るごと、どんどん汚れてくる。でも、どうにもできない」と思われていたはず。
焦げ茶色にテラテラしていたタイル、このように、実は淡い茶色だったんですね。手触りも、サラサラとニュートラルになりました。
清潔で明るい玄関タイル。
築年数が経過した戸建も、清潔感を取り戻すことができます。
ただし目地は、より深刻に樹脂ワックスが浸透していたため一部残りました。汚れだけに着目して目地をガリガリ削ったり劇薬などで溶かしたりして傷付けることは、長期的に見て決して良い結果にはならない旨ご説明を差し上げて、そのままお納めさせて頂きました。
玄関は家の顔。好印象なタイルで、お客様をお迎えください。
日時:2014年7月22日 PM 04:43
マンション共有部、ベランダ 長尺シートの黒ずみ汚れ
マンション共有部の「外階段」「ベランダ」「廊下」の床に貼られている樹脂製のシート。業界の通り名は、「長尺シート」。床に貼られる前は、ロール状に巻かれた長〜いシートであるためです。
数年後には、たいていこのように黒ずみます。排気ガスなど油性のベタベタした黒い汚れです。交通量がハンパでない首都圏においては、閑静な住宅地のマンションやアパートであっても、避けることができない汚れです。
雨に濡れると、滑り止めのエンボス模様がよりクッキリ。黒で模様をなぞったみたいに汚れが目立ちます。
※写真右端、ちょっと汚れのないところがありますが、詳細は後ほど…。
マンションにお住まいの方ならば、トライされたことがあるかもしれません。ベランダの汚れをナンとかしたくて、濡らしてマジックリンやマイペットなどの洗剤を撒いて、デッキブラシで擦ってみる。泥汚れやカビっぽい分厚い汚れは取れたけど、やっぱしスッキリしない…。
だいたいの清掃業者も、同様です。業務用清掃用品店で廉価に売っているブラシを取り付けてポリッシャーを回しても、だいたいの汚れはコレでやっつけているというアルカリ性の洗剤を撒いても、スッキリしない。
それが、長尺シートの汚れ!
賃貸マンションのオーナーさんなど、「なんで定期的にクリーニングの業者を入れているのに汚いのかしら。客点けのとき、イメージが悪いわぁ…」と悩まれていることが多いようです。
マンションに住まう方は、お洗濯などで窓からベランダに出られるたびに、「き…汚い。暗い。不衛生だよぉぉ。大型改修って何年後?それまでガマンせねばならないの?」と、どんよりな気分に。
そんな罪深いシート。クリーニング後は、このように。
スカッとさわやか!
スマホで撮るとピントがボケる!そのくらいにエンボス模様が見えなくなりました。
細かなエンボスの凹凸にフィットさせられるような繊細なブラシで洗い(ですからもちろんシートを傷つけたり削り落とすこともありません)、塩ビを傷めないようマイルドな洗剤を使い、歩行や排水に支障をきたすと問題になるので泡ブクブクの洗剤やパワフルな高圧洗浄機の使用は一切なし。他の清掃業者と同じ方法では取れない。ならば、作業の全てを見直し変えれば取れる。
この汚れは酸性であるため、長期に亘り付着すると、樹脂をパサパサのモロモロに劣化させてしまいます。
ラフに使って貼り直せばいいじゃん。と思いきや、長尺シートの張り替え工事は、ものすごーく大変です。力づくでシートを剥がし、それでも取れないところは強力な薬剤で溶かしたりして取り去って、下地を均して、新しいシートを接着しなければなりません。適当に工事すれば、フガフガに浮かんできたり、端っこが剥がれてきたり。屋外の足元ですから、これは危険。しかも隙間に水が入り込むと鉄筋コンクリートの寿命も縮まります。
きっちりと施工し、適正なメンテナンスで長く使う。マンションの資産管理として非常に有効です。
何より。おどろおどろしく黒ずんだ床のマンションは、「守られていない」「高く見えない」「品格が低そう」というネガティブな印象を強くしてしまいます。マンションを資産として捉えるならば、甘く見てはいけないところだと思います。
この物件では大きな機械を取り回すことができないので、一段一段、手作業で洗っていきます。下から順に、しゃがみこみながら段の一番上まで洗って、「あ、これ、写真を撮っておこう」と思いつき、そこでパチリ。なので、こんなふうにクッキリとビフォアアフターな写真になりました。
日時:2014年5月13日 PM 12:45
陶製タイル 自転車用油の黒ずみを洗浄
横浜市都筑区の戸建住宅。
駐車場から玄関までのエントランスに、お子様の自転車を置かれています。
あるとき自転車をどかしてみたら、タイルが黒ずんでシミになっていたそうです。ベタベタと靴底がねっぱるような感触もあり。試しに住居用の洗剤をスプレーし、デッキブラシでゴシゴシと洗われたのですが、変化なし。汚れはビクとも落ちず。ネットで調べられ、ウォッシュテックにハウスクリーニングのご相談をくださいました。
なるほど、なるほど。チェーンやギアなどに差された自転車用油がタイルに落ち、長期に亘って日に晒されて酸化、黒いシミになっています。自転車のネジなど金属部分から垂れた赤いサビも、タイルの染みとして目立ち始めています。
泥やカビなどの有機的なシミと、ミネラルオイル(鉱物油)のシミでは、汚れの性質や組成が異なるので、落とし方や使用する洗剤が異なります。
まずは、タイル床の表面全体を覆っている有機的な汚れをクリーニング。その後、落とし切れず残った機械油のシミや赤さびのシミにピンポイントで対策します。
クリーニング後の陶製タイル。
黒ずみや染みが洗浄されて見えなくなりました。タイル目地が一部乾いておらず、黒く写っております。すみません。
玄関から階段、アプローチ。全て同じタイルが張られたゾーンです。しかし、それぞれの箇所を区切るように汚れが付着しています。
植栽の下は、苔のような緑っぽいシミに、黒いカビ。自転車置き場には、油の黒ずみとサビ。階段には、白く硬く固着した垂れ跡と、タイルの周りから黒く滲んだような汚れ。
各所それぞれの汚れに対応しながら全体にハウスクリーニングした後は、タイルが均一に感じられるためか、少し広く見えるものです。どことなく古めかしく陰惨な雰囲気も、清潔に。カラッと晴れやかで明るく。
気候の良い今時期に外構・玄関・アプローチ・外階段のハウスクリーニングをされておくと、これから迎える高温多湿期にも汚れの繁茂が見られず、お得かと思います。
日時:2013年5月 9日 PM 12:24
陶製タイルのサビをクリーニングする
横浜市青葉区、中古戸建にて、ご入居前の空室全体クリーニング。
ウォッシュテックの空室全体清掃の標準的な内容は、大まかに分類すると「窓・水回り(キッチン、トイレ、洗面台、浴室)・床(フローリングのクリーニングおよびワックス塗布)・建具および収納類の拭き掃除」。これからの新生活に、必要であろうと思われる箇所を重点的に設定、ワンセットにしています。
玄関まわりも、簡易なお掃除が含まれています。具体的には、タイルや石材など、材質にダメージを与えず環境的にもやさしい洗浄剤を使ったブラッシングおよび清拭という作業です。
もちろん、それだけでも、感じよく仕上がります。
しかし、洗剤で洗うだけでは対処できない手ごわい汚れへの対策や広い面積での外構クリーニングを望まれる場合には、すみません、作業時間と材料費から算出しての別料金です。
例えば、玄関まわりの陶製タイルに、赤茶色っぽくこびりついたサビの跡。
陶製タイルの上に、金物の傘立てを置かれていたので、錆が出てしまったんですね。
錆の部分にだけ、特殊な薬剤を馴染ませて、しばらく置いて拭き取り、んー...まだ薄く残っているな...と、更に馴染ませ、また様子を見て...。
よし、サビ取り完了!
タイルのサビ取りの作業は、化学実験のようです。溶けだした錆を見て、あーこれ、酸化鉄なんだなぁと実感でき、面白いものです。
タイルの目地に薄く埋まっていた汚れもスッキリ。濃い灰色の目地と、青白いタイルのコントラストが美しいです。
中古物件を購入された後、ご入居前にハウスクリーニングされるとなると、
これは、汚れなのかな、落ちるのかな?それとも、経年劣化だから、表面に汚れが付着しているわけではなくて、どうしようもないのかな?そもそも、この汚れは何なんだ?
という箇所が、いくつか出てくるかと思います。
そんなときは、内覧時、あるいは契約時、ご新居のお写真を撮ってください。
なるべく全景と、お悩みの箇所の接写をお送りのうえ、ご相談をいただければ、状況を判断し、ご案内を差し上げることができます。
ウォッシュテックには、通常一般的なハウスクリーニング業者では応えることができないことがらにも、対応させていただけるテクニックがあります。実績も多数あります。
詳細にご相談いただければいただくほどに、詳細にお答えできますし、望まれる仕上がりに近づけられるかと思います。
空室全体ハウスクリーニングと併せてご依頼頂ければ、お住まいになられてから「ここだけ、気になるんだけど...」と頼まれる場合よりも、ずいぶん割安にできます。
安くで、望む仕上がりを手に入れられるには、やはり、お早目のご相談と、お早目のご依頼ご確定がキモです。
ご転居のドタバタ時に、お問い合わせを頂くわけですから、無駄な動きはいかんです。なので、ウォッシュテックの料金のご案内は、もう、これ以上値引きしたら会社としてやっていけないから、お引き受けしない方が良い、という底値の料金でご案内することにしています。初回から。それで「高っ」、と思われたなら、早々に他の清掃業者に当たられる方が良いと思うのです。
さや当てとか、駆け引きとか、そういうのは、私は好かんです。何を求められているのか分からんようになるからです。お客様のお考えを、ちゃんと受け止めて、ちゃんと応えたいので、よろしくです。
日時:2013年2月24日 PM 03:19
テラコッタタイルの汚れと黒ずみ
横浜市都筑区の戸建にて、テラコッタタイルの玄関たたきをクリーニング。
全体が黒ずんで、表面がベタついています。ところどころ、油や泥が染みた跡も。
雑巾で拭き掃除をすると、雑巾は真っ黒に。でも、当のテラコッタタイルは、ほとんど変化なし。年末大掃除で頑張ってみても全くピンとこなかったとのことで、ウォッシュテックにご依頼くださいました。
クリーニング作業中・・・よいしょ、よいしょ。
脂っこい黒い汚れが、トロトロ、めろり。半分きれいになりました。
洗剤を染み込ませてブラシで馴染ませ、湿式掃除機で汚れと水分を吸い取って、清潔な乾いた布で拭き上げる。そして、また、別の洗剤を染み込ませてブラッシング、汚水を回収、清拭。この繰り返しで、汚れを拾い上げていきます。
床のクリーニングは、しゃがんだままの地道な作業。しかも、色んな道具や洗剤が必要です。ご自身で頑張られるよりも、専門のオジサンを道具や洗剤ごとチャーターして任せる方が、断然お安く効果的な箇所といえます。
玄関タイル、クリーニング完了!
テラコッタタイル本来の、ピンク色から赤さび色のマーブル模様を取り戻しました。奇妙な光沢と黒ずみベタつきがあった表面も、すっきりサラサラ、均一でマットな質感に。
「わ、きれい。今日からは、段ボールとか汚い靴とか、玄関にそのまま置かずに片付けよう!」と、お客様。
すっきり気持ち良い玄関って、暮らしぶりを変えるきっかけになるのかも、と思わせて頂きました。風水にも、たしか、玄関には物を置くなとかなんとか。この玄関から、お福さんが入って来られると良いですね。
日時:2013年1月16日 PM 02:45
外階段のタイル。落ちない黒ずみ
横浜市青葉区の戸建にて、玄関から続く外階段のハウスクリーニング。
タイルの四方に強い黒ずみ。表面全体を覆うようにこげ茶色がかった汚れが目立ちます。なにやらトーストのように、酷く焼けたみたいな色合いです。タイルの本来の質感が濁って、目地には卵の殻のような白い石のような汚れがビッチリ詰まっています。
玄関ドアに至るまでの外階段は、ご家族全員が毎日見るところ。もちろん、訪問客も。そして、家の前を往来するご近所の方も。あんがい、見てます見てます。
気になってしまうと、気になる。そういったことから、満を持してご依頼くださいました。
外階段タイルのクリーニング後の様子。
薄肌色のタイルの色が、戻りました。表面の細かな凹凸も、なめらかさも、本来の姿になっています。目地を分厚く埋めていた汚れもスッキリと取り除かれ、タイルと目地の段差がハッキリ、鮮明に。
築年数が経過しているため、相応のヒビや欠けはあります。しかし、清潔で、若々しい印象だと思います。
なお、外構タイルのコーティングにつきましては、春以降の承りとなります。コーティングは、気温20度程度に安定した環境で、出来うる限り汚れを取り除いた直後に塗布することで、最大限の効果を発揮します。気温15度以下に冷えてしまう時期ですと、うまく頑丈に固まらないんですね。これは、コーティング剤だけではなく、外壁や屋外に使用されるペンキおよび塗料にも言えます。そういう事情から、なにとぞご了承くださいませ。
・・・私がサンタさんだったら、キレイに洗ってあるタイルの階段を上りたい。私が、歳神様だったら…以下同文(笑)。
「わぁ〜、最近ぜんぜん正月飾りを玄関に飾っていなかったけど、今年は、この階段の脇に何か飾りを置きたいわ!あ、クリスマスのイルミネーションも、良いかも!あ〜早くやっておけば良かった」
と、お客様。お正月飾りに引き寄せられ、きれいな階段から玄関を上がって、お福さんが来られると良いですね。
きゃっきゃっと嬉しそうにされているお客様のお顔を拝見していたら、「私がお福さんだったら、きっとこの方のおそばに寄り添うだろうなぁ」と、思えてくるのでした。
日時:2012年12月22日 AM 08:26
割り肌 玄関アプローチの汚れを洗う
割り肌とは、砂岩や粘板岩が板状に割れる性質を利用して、ランダムな形状に仕立てた石の加工のことです。デザイン的に面白く、比較的安価であるため、玄関アプローチや、玄関のたたきなど、外構で多く採用されています。
戸建の玄関アプローチ。植栽との境界から溢れ出てくる養分たっぷりの土が、石材部分に垂れてしまい、カビや黒ずみが目立ちます。
「泥だから、ブラシで擦れば取れるよね」と軽い気持ちでお掃除されたものの、すっきりしない。表面の土砂は落ちたものの、灰色っぽい汚れが、こびり付いている。「じゃあ、住まいの洗剤を使ってみよう」と、再度トライされても、ほぼ変わらず。とのことで、ご依頼くださいました。
割肌の石は表面が凹凸なので、いったん黒く入り込んで汚れてしまうと、石材のイメージが変わって見えます。なんだか「和」っていうか「ひなびた」っていうか…。
外構クリーニング後の様子。
オレンジ、ベージュ、ウォームグレーといった石本来の色彩に戻りました。外構の色調は、屋根や外壁など、住宅のデザインに合うように色合いを決められています。しかし、どうしても屋外の床ということで、汚れやすい。せっかくトータルコーディネートされているのに、汚れて黒ずんでいては、惜しい!
玄関までの足元なので、ご家族みなさま毎日見られますし、来客の方の目にも付きやすい箇所です。色鮮やかに、清潔に保っておかれると、どなたも気分よくお迎えできますよ。
寒い間は、外構に使われる石もタイルもモルタルも、シーンと冷え切っています。汚れが縮こまっているので、温水を使っても、濃いめに洗剤を調合しても、なかなか効きが鈍いです。それゆえ、冬季のご依頼は、あまりおすすめではありません。
でも、もう4月。温かくなってきました。そろそろ外構クリーニングの季節です。
梅雨〜盛夏〜台風時期に向け、カビやコケや黒ずみを一掃されておくと、高温多湿の時期にドバっと繁殖することもなく、さわやかにお過ごしいただけるかと思います。
日時:2012年3月29日 PM 04:20
玄関タイルの黒ずみ汚れを洗浄/2
東京都品川区の玄関タイルの黒ずみ、カビ、苔のクリーニング。下洗いを終えた後、洗浄作業実況中継の続きです。
高圧洗浄機を使って、ポリッシャーが当たりにくい隅っこや階段の蹴込みを洗浄。いきなり最初から高圧洗浄してしまうと、表面に積もっている汚れを深くまで押し込むことになってしまうので、次回以降のクリーニングがしにくくなることもあります。数年後、後々のことを考えて、ウォッシュテックでは、カビや土砂などを下洗いして落とした後に、ポイント的に使用しています。
タイルの目地に、錆のような汚れがあります。これは、カビや土砂、苔などの汚れに対しての洗剤では効かないので、サビ汚れ専用の薬剤を使います。
「よしよし、反応してきてる。」赤茶色のサビが、紫色になって緩んできました。わ〜お、ケミストリー!
仕上げの洗浄。重ねて何度も洗い、水気を切り、その都度、目と手で汚れの状況をチェック。こういうネチネチと根気強い作業が、タイルに付着した、さまざまな種類の汚れを、順番に一つ一つはずしていく、たった一つの手立てなんだと思います。
タイルの表面ごと溶かすような、肌に付着すると突き抜けていって神経まで冒すような薬剤を使って、一気に!バーッと流して、おしまい!という方法が、日本では、まだまだ多く見られます。しかし、「ちょっとくらい時間掛かっても、ちょっとくらいコストが掛かっても、傷んだり危ないのは嫌だから」と、ご理解いただきウォッシュテックに頼んでくださるお客様のため、ガンバリマス!
午後、日が差してきました。タイル表面の黒ずみや、まだらに浮いた白いモヤモヤもキレイになって、白黒モザイク模様のタイルが、鮮やかにオシャレに、輝きます!
前回の、玄関タイルクリーニング作業前の様子と比べてみてください。
日時:2011年2月16日 PM 05:46
玄関タイルの黒ずみ汚れを洗浄/1
東京都品川区、戸建の外階段から玄関アプローチにかけてのタイルをクリーニング。
こちらの玄関、2年半ほど前にクリーニングをさせて頂いたタイルです。外構クリーニングのページにも、ハウスクリーニング施工例として掲載させて頂いております。
アプローチ脇の植栽が更に大きく育ち、多量の腐食した落ち葉が表面を長期にわたり覆い、しかも枝が茂って日が当たらず乾燥しにくい状況から、再びかなり汚れてしまいました。思い切って植栽を剪定された機会に、再度ご依頼くださることに。
タイル表面は黒ずんで、濡れた状態ではヌルヌルと滑りやすい状況です。タイルに鼻を近づけると、カビのような土臭い臭いがします。
こういった手ごわい汚れを、どのように洗浄してゆくのか…?今回も、クリーニングの作業手順を詳細にご紹介いたします!
まずは、最も汚れが厳しい箇所でテスト。状態をチェックし、使用する洗剤や作業の方針を決めます。「ん〜、全体を○○倍希釈で洗って、ポイント的にアレとアレを…、で、アレだな」と、社長、ぶつぶつ言ってます。
下洗い。柔らかなブラシで洗浄剤を塗布して(写真下側)、ポリッシャーで洗浄(写真上側)します。
下洗いで、これだけの汚れを落とせました。ドロドロ〜、真っ黒な汚れが流れ落ちていきます。もちろん、ウォッシュテックで使用している洗剤は、環境基準をクリアし安全性が高いもののみ。手袋やカッパを着ているのは、洗剤が危険だからというよりも、水が冷たくて寒いからです。
濡れた状態では、汚れの残りや、水垢のような白いまだらな汚れを、しっかりと目で見て確認することができません。汚水はウェットバキューム(水を吸い取れる業務用掃除機)で回収し、モップを掛けて、速やかにドライな状態にします。
…これで、おしまい?玄関タイルの汚れ、チョロいもんだな〜、と思いきや。写真をご覧になると、お分かりになりにくいかと思いますが、タイルの表面には、まだまだ汚れや、くすみが見られます。下洗いに続いて、取り残した汚れに対処してゆきます。
長くなりそうなので、次回に続きます。→タイルの下洗いから作業完了まで
日時:2011年2月15日 PM 05:11
横浜市青葉区の外構タイルの汚れ、カビ苔クリーニングとコーティング2
横浜市青葉区の戸建、玄関、外階段、中庭に敷かれたタイルに付着した黒カビや緑色の苔を洗浄します。クリーニングとコーティング施工前後の写真は、前回記事をご参照ください。
今回は、まず、環境的負荷が非常に少ない洗剤を全体に塗布。数年掛けて積もって固まった汚れを表面からほどいて、柔らかくするイメージです。
続いて、ポリッシャー(電動の回転ブラシ)を回して洗います。今回の現場は、細かく植栽や木部が入り組んだ設計であったので、幾つかのサイズから、小さめポリッシャーを選び、使用しています。
苔カビが強い箇所には、業務用高圧洗浄機を使い、汚れを圧力を掛けて飛ばします。
高圧洗浄機は、写真をご覧になってお分かりになるかと思いますが、とてもパワフルです。しかし、このような凹凸が大きなノンスリップタイルでは、汚れを取りきることができません。洗剤や手作業でのブラッシングなど、下準備と後作業をしておくことが、汚れを残さない工夫です。
洗浄後、水気を乾燥させてから、コーティング。今回は、フッ素シリコン。浸透させるタイプのコーティング剤なので、マニキュアのように皮膜を作るわけではありませんので、タイルの質感に変化は見られません。コーティングは、しっかりとクリーニングした清浄な状態でなければコーティング剤本来のスペックを活かしきることができず、汚れの固着を最大限に防ぐという目的を全うすることができません。クリーニングに特化したウォッシュテックだからこそ、コーティングも高品質、なのです!
屋外のカビや苔は、冬の寒い時期は、ぐっと締まって、なかなか取れにくいものです。また、クリーニング作業中は、外の水栓を使わせていただきますから、水温も低く、どうしてもアプローチが弱くなりやすいです。
15度以下の環境では、水分の乾燥やコーティングの硬化が遅くなりますから、真冬にはお勧めできません。お庭、駐車場、外階段、玄関タイルのカビ・苔の対策として、特にコーティングをご希望の場合は、温かい時期に、ご用命ください。
日時:2010年10月23日 PM 09:38
横浜市青葉区の外構ノンスリップタイルのカビ苔クリーニング1
横浜市青葉区の戸建、玄関階段から中庭にかけて貼られたタイルに、黒いカビや緑色の苔が付着しています。
このタイルは、真っ白で表面に線状の凹凸が付けられています。水分が長期間に亘って溜まりやすく、汚れが付着しやすいのですが、ベージュ色や灰色に比べると、付いた汚れが目立ちやすいようです。
タイルの色柄の特徴とは別に、中庭にしつらえられた植栽から有機物や菌類を含んだ雨水が滴り、植栽の茂みで日差しが遮られてタイルが乾きにくい環境ですから、汚れの再付着が早そうです。いっぺんクリーニングしてコーティングすれば、ずーっとキレイに保てます、とは決して申し上げられません。しかしながら、しばらくは清潔で鮮やかなタイルをブラッシングなど、どなたにでもできるお掃除で保つことができるかと思います。
「新築に戻ったみたいです。こんなタイルだったんですね。そんなにもたないかもしれませんが、今は大満足です」と仰ってくださったので、嬉しいです。
次回は、タイルの苔やカビのクリーニング、実際の作業の様子をレポートします。
日時:2010年10月21日 PM 09:34
玄関タイルに付いた生ゴミのシミをクリーニング
川崎市宮前区の分譲マンション、玄関タイルの洗浄。
暑い夏、生ゴミを一晩、玄関先に出しておいたら、ビニール袋の底が破けて漏っていたらしく、玄関のタイルにシミが出来てしまったそうです。
ご自身で、市販の洗剤とブラシを使って真剣にお掃除をされたのですが、シミ跡はビクとも取れず。分譲賃貸とのことで、汚れをオーナーから指摘され、困られて、ご相談くださいました。 シミに気づかれて、すぐにご連絡いただけて良かったです。シミは、付いてすぐ、なるべく早急に対処すれば、除去できる確率が高くなります。逆に申し上げると、時間が経過すればするほど、取れにくくなるのです。
調味料や、くず野菜から染み出たドリップ、食用油によるシミのようです。水性と油性のシミが混ざってタイルに染み込んでいます。タイル表面の釉薬が、経年のためか失われており、光沢がありません。焼き物のように汚れを吸っちゃって、色が変わりやすい状況です。
※釉薬とは
うわぐすり。陶器を覆っているガラス質の保護層。たとえば、お茶碗がツヤッとしているのは、焼成前に、釉薬をくぐらせてコーティングし、焼き付ける作業を施しているのです。丈夫ではありますが、やはり粗いもので擦り取ると剥げ落ち、過激な薬品で洗浄すると溶けて失われます。
まず、タイル全体をクリーニング。表面を被っている排気ガスや泥、カビなどを取り除きます。
洗浄後、シミ抜き。ポイント的に処置してゆきます。シミを浮かしたり、吸い出したり…いろんなものを使います。洗って水気を拭いて目視して、また洗ってみて…かなりネチこくシツこい作業。
もちろん、毒性が強い化学薬品を使わない作業です。社長は、半袖。手には薄いゴム手袋しか嵌めていません。「直接触ってもいい製品ばかりだけど、俺、むかし、布で拭いてる時、角にふやけた肌を引っ掛けて、勢いでスパッと切ったことあるんだよねー」とのこと。なるほど。土足歩行の床で怪我するって、いろいろと怖いもんね。
クリーニングとシミ取り、終了。
汚れとシミが無くなったら、タイルの色が鮮やか、スッキリ。どのお部屋の玄関よりも、キレイなタイルになりました。オーナーさんとのトラブル、これで無事納まるといいなぁ。
日時:2010年10月 5日 PM 10:46
コンクリートの苔そうじレクチャー
コンクリートの駐車スペースを覆った緑色の苔とカビをクリーニングし、浸透性コーティングをさせて頂いて数年後。(→カビ苔クリーニングとコーティングの様子)
ブロック塀に這うツタは更に繁茂し、駐車場敷地内の夏みかんは、幹が太くなって葉が沢山繁って何百もの果実を付ける木になりました。
植栽の葉やツタ類が大きく育つと、日差しが十分に届かず湿りがちになります。そして、樹木の養分をたっぷり含んで落ちた水は、苔やカビの大好物です。緑を優先させると、苔やカビが繁殖しやすい環境となり、コンクリートやモルタル、テラコッタタイル、陶タイルを美しく保つことは、どうしても難しくなってしまいます。
こちらのコンクリートのお庭(駐車場)もクリーニングから数年経って、すっかりコーティングが汚れに負けた状態になってしまいました。
コンクリートの立場から申し上げるとするならば、「1〜2年おきにきっちり専門的なハウスクリーニングをして頂きたい」が理想ですが、わざわざ呼んでいただいてコストとお時間を裂くのも申し訳なく、ケルヒャー社の家庭用高圧洗浄機からリーズナブルで使いやすくコンパクトなタイプをセレクト、お勧め。ご自身でたまにお掃除されるようご提案いたしました。
浴室・床フローリングのハウスクリーニングをご依頼頂いた際、「ご自分でのお掃除方法」を社長が実演。ホースと水栓の繋ぎ方、高圧洗浄機のしまい方、ホースの取り回し、どのように作業を進めれば効率が良く、都心部の住居であってもご近所様のご迷惑になりにくいか…、実際に付いて具体的に詳しくご説明いたしました。
もちろん、ハウスクリーニングで使用した業務用高圧洗浄機と比べれば、汚れの残りも見え、時間が掛かります。でも、1〜2ヵ月に1度お掃除をしていただけたなら、「苔やカビが目立たないコンクリート」のイメージを維持できるかと思います。
家庭用スチームクリーナーや高圧洗浄機など、ちょっと専門的な道具でも、ネット通販の発達により、ずいぶん簡単に買えるようになりました。でも、買って実際に自分で使ってみると、ちょっとしたことで躓くことがありますよね。ホースと水栓の接続方法がイマイチだけど何のパーツを足せばいいのか分からないとか、機械が不調なのか自分の使い方がマズイのか分からないとか。うーん面倒だ、もうイヤだ…って、急激に冷めちゃって、買ったことを無しにして物入れにしまいこんでしまうこと、ありませんか。業務用に比べればパワフルさやパーフェクト感は少ないですが、家庭用のマシンも、これがなかなか。マメにされるのなら、かなりの優れもんです。
マシンを使うお掃除の躓きポイントをキッチリ埋めていけば、敷居が高いと思われがちな高圧洗浄機も、とっても便利で楽できる道具として扱えるようになります。ただでさえ面倒で嫌な掃除なわけですから、無駄遣いも、宝も持ち腐れも、やめにしてしまいましょう!
ウォッシュテックは、汚れに関してオールラウンドな会社です。頼んだ箇所のお掃除だけしてオシマイ!このハウスクリーニングしかできませんから!ではありません。続けてご依頼いただくと、そこから関連して色々とお役に立てることがあるかと思います。
日時:2010年8月 2日 PM 10:05
横浜市青葉区にて、新築ノンスリップタイルにコーティング
横浜市青葉区の新築戸建、玄関たたきから玄関アプローチにかけて使用されている白色のノンスリップタイルに、汚れの固着を防ぎ、深刻な汚れから素材を守り劣化に繋げないことが目的の、コーティングを施工。
ノンスリップタイルは、セラミック製のタイルで、表面にザラザラ・ブツブツ・凹凸加工が施されています。ここ数年、歩行時に滑りにくく割かし安価であることウリに、住宅・店舗・マンション共有部の土足歩行ゾーンに多く用いられているようです。色は、テラコッタ、茶色、黒、グレー、ホワイトなど様々です。
特長であるノンスリップの凹凸に水や汚れが引っ掛りやすく、布での拭き掃除や、ワイパーで撫でて水分を除けるような掃除が難しいので、新築のような状況を保つことは、なかなかに難しいと思われるタイルです。弊社にも、よく「数ヶ月(〜数年)で、汚れてしまったのですが…」と、お掃除のお問い合わせを頂きます。苔、カビ、よく歩く箇所のヒールマークにお悩みの方が多いようですが、特に真っ白いタイルは、目立ちやすいようです。
前日にお引渡しを完了された青葉区のお客様のご新居へ。晴れて良かった…コーティング日和だ!と、到着。あれ〜〜〜昨夜の豪雨で、新築の真っ白のタイルに泥が〜〜〜。
まずは、泥や足跡など表面に付着した汚れを、丹念にクリーニング。高温多湿の梅雨時などに屋外で現場施工するコーティングの場合、全体にビチャビチャと水洗いをしてしまうと、目地などが湿って乾かずタイムロスが痛いので、小さな面積で拭き掃除を繰り返し、常に水分を回収しながら進めます。地べたをはいつくばって泥を拭き拭き、ノンスリップタイルの汚れが取り去りにくいことを痛感します。釉薬(陶器に焼き付けられているツヤッとしたガラス状のコーティング)が、あまり分厚くタフではないので、一晩泥水をかぶった部分が染みちゃって、洗浄して水分と汚れを回収して…の数回繰り返し。これ、普通の方だったら大変すぎじゃない?と、ちょっとブルーな気持ちに。
完全に乾かして、コーティング剤を塗布。今回お客様から、なるべく低コストにというオーダーがございましたので、浸透系フッ素シリコンのコーティング剤をセレクト。…遠目の写真では分からないですが、確かに塗布してます(汗)。塗布後48時間程度コーティング剤を乾燥、硬化させます。そのまま撤収したので「撥水してます」写真は撮れませんでしたが、また雨が降ったら道路からチェックしに伺おうと思います。青葉区to青葉区、アフターチェックが楽で助かります。
少しでも長く真っ白に、新築のスタイリッシュなデザインを保っていただければ嬉しいです。
日時:2010年7月 9日 PM 08:37
外装タイルの黒ずみクリーニング(テスト)
横浜市青葉区。戸建住宅の外構、外壁タイルの汚れ。
マンションや店舗ならば期間を決めて予算が積み立てられていますが
戸建住居の外壁、外溝、花壇、玄関アプローチのクリーニングは
どのくらいの周期で、どのくらいの費用が必要なのか分かりづらいと思います。
そして、洗浄をしたら、どのくらいキレイになるのか…ご不安かと思います。
外まわりのハウスクリーニングは素材や汚れの状態
築年数、今までのメンテナンス方法、足場が必要かどうか、面積、など
条件により洗浄方法や材料コストが大きく異なってくるため、
サイトで一律に料金を提示しづらく、ご案内が難しいもの。
そのことも、「外壁クリーニング、気になるけど
どうしたらいいか分かんない」と思われる原因なのかな、と思います。
百聞は一見にしかず!お客様とのお打ち合わせのため、
実際のタイルで試験的にクリーニングして参りました。
目立たないところを、ちょこっとだけ。
タイルの目地が汚れで埋まり、黒くにじみ、膨れています。
表面が暗い色合いになっており、触るとカサカサしているような
でも少しネトネトとしているような…何かが覆っているような感じです。
写真右側、下段のタイルが、クリーニング後。
目地がモルタルのグレーに戻り、白と薄グレーの模様が明るくなりました。
元々の「タイルらしい、陶器らしい」感触です。
日時:2010年6月18日 AM 12:12